傾きかけた父の工場を立て直すため、社交界で金持ちの男を捕まえろと言われているシャーロット。心から愛せる人と巡りあい、結婚したいと夢見ているが、父には逆らえない。そんなある日、幼い弟や妹と訪れた公園で、毎日見かける青年に声をかけられる。彼――謎めいた貴族の青年・グリフィンに心惹かれ、シャーロットは身を委ねてしまう。しかし、グリフィンは姿を消してしまい…? ドラマティック・ラブ♪ 「初回限定特典ペーパー」のミニ小説を電子版では完全収録!
小国ヴァレティナの王女フィオーナは、隣国の王子へ嫁ぐことになった。大国ラーンセンへ対抗するための政略結婚だ。輿入れの道中、謎めいた男が現れ、予定の変更を告げてくる。そうして連れて行かれたのはラーンセンの王城で、男はなんと世継ぎのグイード王子だった。同盟を阻止する目的での略奪かと思いきや、グイードは甘く優しくフィオーナをかき口説いてくる。その情熱に身も心も蕩かされて…?
両親を亡くし、叔父夫婦の家で厄介者扱いされ、名前まで“ミルキー”に変えさせられたローズ。いとことの結婚を断ったため、森の奥深くに住む侯爵のもとへメイドとして追いやられることに。城へ向かう途中、彼女は村からつけてきた男たちに襲われてしまう。あわやというところを助けてくれた美貌の紳士は、侯爵のリチャードだった。冷たいかと思えば甘いキスをくれるリチャードに惹かれていくけれど…?
伯爵令嬢のイザベルは父親が抱える莫大な借金を返済して家を立て直すべく、資産家の相手を見つけて結婚しようと今回の社交シーズンに賭けていた。そんな中、没落したジェントリーだった幼なじみ・クレイヴと数年ぶりに再会する。アメリカで貿易業を営み、今や大富豪となった彼によって強引に純潔を奪われてしまうイザベルだが……? いじわる大富豪とツンデレ伯爵令嬢のすれ違い♪再会ロマンス。
蜂蜜の香りのする王女ミュリエルは双子の姉と入れ替わって「狼公爵」へ嫁ぐことに。口づけで迎えられたミュリエルは、身代わりなのが申し訳なくて結婚を拒否してしまう。怒る公爵だが、ミュリエルの蜂蜜の香りを気に入り、その身体を舐めたり噛んだり――お菓子みたいに扱ってくる。さらに、呪いのせいで狼に変身してしまう公爵は、夜な夜なミュリエルの蜜を求めてきて!? 召しませ、恋のドルチェ♪ 電子版でしか読めない書き下ろしショートストーリーも収録!
時は平安。左大臣の一人娘・葵は、光源氏との結婚を決められる。光源氏といえば、その名を知らぬ者はいない人気者である。美貌と才覚、そして帝の寵愛をもあわせ持つ奇跡の皇子――。だが、初夜当日、傲慢な光の態度に我慢できなかった葵は、その場で離婚を言い渡す。四年後、遠方の別邸で暮らす葵の前に、見違えるほど逞しく成長した光が現れた。そして、戸惑う葵に「夫婦の契り」を強く求めてきて…!?
山に囲まれ、桜を神聖なものとして信仰する桜ノ國。神代から続く華ノ木家の一人娘・咲姫は國を統べる若き桜守り・流我のもとへ嫁ぐことに。人目を忍んで会いに来る流我と話すうち、咲姫は彼が流泉と光我という双子だと気づいてしまう。双子は忌み嫌われるため、真実が隠されていたのだ。だが、妻を得て、本当の桜守りになれるのは一人だけ。自分を選んでほしいと迫る二人に夜ごと愛される咲姫は…?
銀麗は晟国の公主だ。母亡きあと、唯一自分に優しくしてくれた異母姉の病を治すため、後宮のすみで熱心に勉学に励む毎日。だがある日、張豺牙が率いる軍に攻めこまれ、国は滅び、異母姉も命を落とす。銀麗は激しく豺牙を憎むが、実は、豺牙にも、銀麗を憎むある理由があるのだ…。官婢(どれい)の身分に落とされた銀麗は夜伽を命じられる。強い媚薬を飲まされ犯されるが、苦痛だけではない感覚を覚えはじめて…?
大商人の令嬢であるエディスには、幼い頃に父親が決めた婚約者がいる。まだ見ぬ彼――ウォーレンを自分だけの王子様と思い、彼だけのお姫様になる日をずっと夢見てきたエディス。しかし、彼が遊び人だという噂を聞いてしまう。不誠実な相手との結婚は嫌だと家出を決行したエディスは、宿で酔っ払いに絡まれたところを、銀灰色の瞳を持つ青年に助けられ…? 花嫁を愛と快楽に溺れさせる調教ロマンス♪
マグミット王国の宮廷魔女・キャロルは、姉妹のように仲良くしている三人の王女から、タルミッド王国の王子・アレクサンドルを見てきてほしいと頼まれる。彼は王女の誰かと結婚することが決まっているのだ。王子が乗っている船へこっそり偵察に行ったキャロルだが、魔法を失敗して王子に見つかってしまう。その上、なんと王子がキャロルに一目惚れ! 以来、熱く甘く口説かれるキャロルだけれど…? 創刊1周年記念ペーパーの番外編も収録♪
【いきなり電子! 特典SS付き!!】「君を抱く役目を、他の誰にも渡さない」 亡き姉・レミの婚約者・イズライールと結婚するサラ。だが、彼を兄のようにしか思えず、彼にとってはレミの身代わり。また、町には『初夜権』が存在し、結婚の許可を得るため、領主に処女を捧げなければならなかった。『初夜権』のため、都にある領主の邸へ赴くと、なぜか数日待たされる羽目に。そんな中、サラは初恋のアルブレヒトに再会するが、彼は急死した伯父に代わって領主となっていた。初恋の相手に抱かれなければならないサラは…?
【いきなり電子! 特典SS付き!!】「食べていい? 千歳」はっきりした目元、つんと高い鼻。それから小さな顎。昨年入内した姉とは違い、不美人な姫は名ももたず、忌み嫌われていた。ある日、白狐に導かれ、姫は不思議な光へ足を踏み入れる。そして、気づけば未知のものだらけの世界にいた。戸惑う姫を美しい青年が助けてくれる。どうやら姫は未来へ「たいむすりっぷ」したらしい。優しい彼――朝陽は姫の世話を焼き、「千歳」という名前をくれる。さらには「君は綺麗だよ」と甘くくちづけられ…?