【いきなり電子! 特典SS付き!!】社交界デビューの日、リリアナは完璧な紳士と評判の侯爵令息ヴィクトルに出会う。挨拶で手の甲へくちづけられる際、本来はふりだけなのに、緊張したリリアナが震えたせいで唇が触れ、優しくほほえむ彼が毒舌を吐くのを聞いてしまう。でも、それが聞こえたのは自分だけ。リリアナには、唇が肌に触れると相手の心を読む能力があったのだ。「本性を知られたからには生涯そばに置いておく」と強引に婚約させられ、戯れで身体中にキスされてしまい…?
【いきなり電子! 特典SS付き!!】「食べていい? 千歳」はっきりした目元、つんと高い鼻。それから小さな顎。昨年入内した姉とは違い、不美人な姫は名ももたず、忌み嫌われていた。ある日、白狐に導かれ、姫は不思議な光へ足を踏み入れる。そして、気づけば未知のものだらけの世界にいた。戸惑う姫を美しい青年が助けてくれる。どうやら姫は未来へ「たいむすりっぷ」したらしい。優しい彼――朝陽は姫の世話を焼き、「千歳」という名前をくれる。さらには「君は綺麗だよ」と甘くくちづけられ…?