大切な幼馴染・シキを祭りの贄にされ喪った少年・ヤマト。告げられなかった恋心は強迫にも似た激情に変貌し、青年になったヤマトに男子禁制の宮中入りを果たさせる。「…本当にシキが、卑弥呼なんだな」国を統べる王にするため人ならざる力を受け継ぎ、シキは生かされていたのだった。今度こそ、そばでお前を守りぬく。そうしてヤマトは想いを殺し、従者として添い遂げることを誓うが――…? 前代未聞のヒストリカル・ボーイズラブ…!! ◆収録内容◆「秘め婿」1~6話/設定資料6P/単行本収録描き下ろし1P/特典(おまけ漫画1P)※紙コミックスの応援書店にて配布されている特典と同様のものが収録されています。
圧倒的な筆力をたずさえた、新鋭・ユノイチカのデビューコミックス! 「ずっと貴方のそばにいます」「…残酷なガキだ」黒い海からくる化け物と闘うたび、命が蝕まれてゆく戦巫子のエルヴァ。それを知った少年アルトは憤り、エルヴァが救われる術を探しながら、そばにいることを誓う。そうして8年――。アルトは精悍な青年へと成長した。ともに過ごす日々で降りつもった恋心を、そっと胸にしまったまま…。一方、数年の命と思われたエルヴァは、何故かアルトと過ごすうちに回復の兆しをみせていて…? 健気に恋する忠犬ワンコと、無愛想な愛し下手が紡ぐファンタジー・救済ロマンス、第1巻。◆収録内容◆「夜明けの唄」1~4話/電子限定描き下ろし(おまけ漫画1P)
「ちっとは本気になってくれましたかね」居酒屋店長5年半の明楽高志は、ある日、いつでも冷静で優秀なキッチンスタッフの鳥原泰行に恋心をぶっちゃけられた。――というのも、事の起こりはその4日前。泥酔し、鳥原のベッドで全裸で爆睡してしまった明楽は、ずいぶんとヤツと気まずい。そんな悶々としていた明楽に、鳥原はスパッと「やっちゃおうかと思った」と告白してきてさあ混乱。単純な性格だけど、30すぎたら思い切り恋になんて飛び込めない明楽。だけど鳥原はそんな彼のことはお構いなしに“俺を意識しろ”と遠慮なしのキスをしかけてきて―。冷静年下バイト×鈍感バカ店長の“恋愛感情発覚”ラブ! 著者デビュー作プロトタイプ版! ※同人誌に収録された作品を再編集した電子版です。重複購入にお気をつけください。
カフェで働く悠は、実は昔モデルの仕事をしていた。過去を封印しながら過ごす日々。に嵐のように突然現れたのは、才気あふれる話題のカメラマン・信也――かつて青春時代を共に過ごした、忘れられない男だった。「モデルになってほしいんだ」必死に捨て去ったはずの過去の熱を、信也はいとも簡単に呼び覚ます。もうモデルはしない、と断って逃げる悠だが、あのまっすぐな瞳に見つめられた時点でもう再び心まで絡め取られてしまっていた。「――やるよ、モデル」天才カメラマン×元モデル 一度手放した恋と夢が美しく切なく煌めく、大人の再会BL!
【フェロモンが出ない】体質のΩ・陽希は中古で購入したTシャツから漂うαの香りに当てられ「この人が俺の運命だ」と確信する。いつか運命のαと劇的な恋をして、番になりたい。そう夢見ていた陽希だったが、偶然出会った“あの香り”の持ち主は想像とはかけ離れた陰気なα・持丸だった。αらしからぬ持丸を前に、タイプじゃない!と抗いながらも陽希は本能が疼いて止まらなくて……。執着系陰キャα×ちょっとドライな根アカΩ 本能と理想の間で揺れる、ワケアリ同士のオメガバース・ラブコメ
距離感バグりまくりのヒモイケメン(23)×陰キャ眼鏡(30)ほぼ無職のふたりが繰り広げる実践ラブコメ! 「教えてほしいんだ、女性の誘い方を…!」バツイチ離職中の橋和田三木夫とヒモ業の瀧上圭が出会ったのはついさっきのこと。三木夫は夜の誘い方が分からず妻に呆れられ、離婚したのだと圭に話す。雰囲気作りを教える圭の仕草に真っ赤になった三木夫は、いきなりキスされセックスを教え込まれることに…!?
「どこにいたって 意味のない命なら――」村のしきたりで〈竜の花嫁〉に選ばれた、ひとりぼっちの少年・リタ。古くから伝わる〈雪山の竜〉の存在は今となっては伝説に過ぎないが、村での役割を見つけられないリタは、それが口減らしであると悟りつつ生贄になることを受け入れる。吹雪のなかに一人取り残され凍えていたリタを救ったのは、人の姿をした美しい竜・イグナートだった。本当に竜が存在したことで〈花嫁〉としての役割ができたと目を輝かせるリタだったが、イグナートから「花嫁は必要ない」と拒絶されてしまう。それでも諦められないリタは【人間を“竜化”する儀式】の秘密を知り――。寡黙な竜×怖いもの知らずの生贄 凍てつく心を癒す、人外嫁入りファンタジーBL! ◆収録内容◆「イグナートの花嫁」1~5話/単行本収録描き下ろし5P/特典(おまけイラスト1P)※「特典(おまけイラスト1P)」は紙コミックスの応援書店にて配布されているものと同様のものが収録されています。
クソみたいな毎日、気に入らない同僚、満たされない俺の身体。清掃会社で仕事を始めた七瀬は、どこか不気味なオーラを放つ同僚・玄野が先輩にフェラしているところを目撃する。最悪な場面を見てイラつく七瀬だったが、その光景を思い出すといやらしい気持ちに――。それを見透かすかのように、玄野から家に誘われて…!? 「君の怒った顔に惹かれるんだ」ダウナー執着偏愛攻×ツンギレヤンキー受 歪なふたりのアブノーマルラブ ◆収録内容◆「そんな激情で殴られたい」1~6話/単行本収録描き下ろし2P/特典(おまけイラスト1P)※「特典(おまけイラスト1P)」は紙コミックスの応援書店にて配布されているものと同様のものが収録されています。
蜘蛛の男
ウィリアムの日常は、彼を愛人として飼っていたマフィアのボスの事故死によって一変してしまった。隠居生活を送るウィリアムの元を突然訪れた奇妙な男。彼の名前は、ナイン。ボスの義理の息子だった。ボスが死んで居場所がないのだと語るその姿は、どこか近寄りがたいような恐ろしい空気とは裏腹に、あまりにも気弱で頼りない。放っておくこともできず、ウィリアムはしばらく彼と一緒に暮らすことに。一方、組織の男たちはボスの死の真相を探る。あれは本当に事故だったのか? もし殺されたのだとしたら、犯人は、その目的は――……。それは愛か、執着か、狂気か。激情と思惑が絡み合う本格ノワールBL、開幕!
小林隼人は夢をみる。高校時代に、大西律と特別な関係だった頃の記憶を…。人気のない図書室で、美しい空気を纏いたたずむ律を目で追う放課後。日に透けた律の横顔に吸い込まれるようにキスをしたあの日から、曖昧で、うわついた日々が過ぎていった。<俺はあの頃、律に恋をしていた>そう気づいた時にはもう遅く、2人はそれぞれの大学へ進学、就職し疎遠に…。そんなある日、隼人の取引先に夢にまでみた律が現れて――? 「今度は絶対、律と付き合いたい」あの日の恋が走り出す、大人のアオハル再会BL!
漫画編集者の穂波瑛二は、幼なじみで担当作家の三島楓からの執着を知らない。三島は大ヒット作を持ちつつも、担当・穂波が週3で通わないと原稿が上がらない作家。そしてプライベートでもなぜか頻繁に彼女にフラれては「慰めて」と甘えてくる。穂波は彼女のかわりにデートめいた遊びに付き合ってきたが時おり、眠る自分の唇や肌が三島にひっそりとねぶられていることを知らない。――そう、穂波は幼なじみからの甘くて重い執着にまったく、気づいていないのである…! ◆収録内容◆「修羅場のワンサイドラブ」1~6話/単行本収録描き下ろし3P/あとがき1P/電子限定描き下ろし(おまけ漫画1P)
〈指名を取れなきゃ、クビ――〉ゲイ向け風俗で働くユイは、途方に暮れていた。…いや、今日の客は何としてでも虜にする! そう意気込んでホテルに向かうと、そこには明らかにカタギじゃない大柄の男が。義一(ギーチ)と名乗るその男に、仕事と割り切り“ご奉仕”するユイだったが、いつの間にか主導権を握られた上に自分の方がトロトロにイかされてしまって…!? 「乱暴にされて興奮してんのか、淫乱」「あんたみたいな奴、いくら金積まれたってお断りだ!」【ヤクザの最恐番犬×崖っぷちウリセンボーイ】不器用に愛を探すふたりの裏社会BL
この漫画に出会ったおかげで自分が「卑弥呼=女」という固定観念に囚われていたことに気づき反省しました。織田信長なんて死ぬほど女にされてるんですから、卑弥呼が男だって別にいいわけですよね…! ・とにかく絵が美麗 ・当時の文化をきちんと調べたうえで現代的な要素を入れてアレンジしてる ところがすごくよかったです! そして丁寧に描かれるエキゾチックな縄文の衣装とかタトゥーがうっとりしてしまうほど素敵なんですよね。とくにシキのビジュアルが美ッッッッッって感じです。たまらん…。 https://twitter.com/tora_ikebukuro/status/1438367647289131008?s=20 BL面については、シキもヤマトもとってもかっこいいのですが、残念ながら自分の性癖じゃなかったのでそこまで刺さらなかったです。(1巻完結だから2人の関係性の掘り下げが物足りなく感じたのも理由かも知れません) だからむしろ逆に「BL抜きにしても縄文ファンタジーとして最高級に美しくて見応えがある」すごい作品でした。 (▼本編より。2021年最高のフラグかもしれない)