別冊マーガレットの感想・レビュー168件<<34567>>今読んでも勉強になるよ高校デビュー 河原和音まみこ中学時代ハンドボールに全力を捧げた晴菜、高校では絶対彼氏をつくると息巻くが、どうにもうまくいかない。そんな時、「男ウケ」を知る超絶イケメンが現れ…!? 少女マンガらしい王道をいきながらも飽きることなく読めるんです。それは河原和音先生の魅力。主人公が、とにかく一生懸命で素直、皆が応援したくなる女の子だからなんです!元気は一番!みたいな。 だからこのマンガは男ウケファッションも学べるし女ウケする女の態度も学べます。 もしシンデレラの魔女が超美人で面倒見が良過ぎてその上◯◯だったらシンデレラ クロゼット 柳井わかな兎来栄寿地方から上京してきた女子大生の主人公・春香は元バスケ部で今は居酒屋のバイト。汗臭い世界を渡り歩く彼女は何のオシャレもせず、メイクの知識も道具もなければまともな服すら持ってない女子力皆無の女の子。 しかし、彼女だって本当は「女の子」がしたい。自分に自信がないし、そもそもやり方が解らないからできない。でもできることなら彼氏も欲しいし、何ならバイト先に憧れの人もいる。 そんな冴えない女の子だからこそ、正にタイトル通りシンデレラのように変身した時のカタルシスもあろうというもの。シンデレラを着飾ってくれた魔女のように、春香を綺麗にする魔法を掛けてくれる美女が現れて物語は動き始めます。 柳井わかなさんの絵が綺麗で、光の美人さに説得力があります。その上で春香の意外と少し厚かましいものの憎めない性格、光の思い掛けない行動、スペックが高過ぎて裏があるのではと疑ってしまうもののどうやら純粋に良いやつっぽい黒滝、中心となる人物たちが内面的にも魅力的です。 そうして生じる不思議な三角関係。この後どっちに転がって行くのかはまったく解らず、楽しみです。 Twitterでは #シンデレラクロゼット投票 でどっち派か投稿するキャンペーンもやっているので、読んだら参加してみて下さい。アルコ先生はすごいですね。終電車 アルコnyaeアルコ作品はほとんど読んだことがなかったけど、他のもぜひ読みたいと思います。これ一冊で相当実力のある漫画家だとわかりました。人気があるはずだ。 タイトルの「終電車」はあくまでも要素として出てくるだけで、内容としては各話の主人公が今の自分はこのままで良いのか、変わるべきなのか、もしくは変わらないで良いのか葛藤し、見つめ直す青春オムニバスストーリーです。 自分的には漫画編集者が主人公の話が一番面白かった。 たぶん、ヤスコとケンジのキャラがちらっと出てくる(読んでないので自信なし)。 最後の読切「アンドリュー」がクレイジーで、終電車の爽やかな読後感が吹っ飛びます。平凡なのにモテる男子とは町田くんの世界 安藤ゆきあくあ期待どおり面白かった! しかし町田くんの町田イズムが加速し続けたら確実にハーレムできるな……。男子向けのラノベでよくある、平凡なのに美少女ハーレムつくってる系主人公の裏側にも、こういう理由があるのかもしれない。 読むと人に優しくなれる少女漫画透明人間の恋 安藤ゆきかしこ町田くんの世界の作者・安藤ゆきさんの読み切り集です。この方の作品はどんな人間も弱いんだよという視点で描かれているのでとても優しいです。表題作の「透明人間の恋」の主人公はちょっと町田くんに似ています。フラれた相手の言葉を素直に受け止めて自分を前向きに変えていく女の子の話です。人と向き合うことの大切さ、そして何より恋って素晴らしいな!と思いました。自分が中学生だった頃に出会っていたら人生が変わってたかもしれない。別冊マーガレットを読んでる子は同じ学校に好きな人がいたり、ちゃんと恋愛してて漫画で恋を学んでるというイメージがあったので、今の別マ読者の女の子がこの作品を読んでどんなことを思うのか聞いてみたくなりました。俺様系男子×鈍感系女子 主導権を握ってるのはどっちだ!?月のお気に召すまま 木内ラムネsogor25ややポンコツ気味の女子高生・歩の前に現れたのは中学の後輩で勉強も運動もカンペキなイケメン・月(ルナ)。事あるごとにからかってくる月に抗いながらも振り回される歩の物語。 …というのが、タイトルや表紙、あらすじから読み取れる作品の内容。でも、実際に作品を読んでみると、思っていた内容とはちょっとだけ違う。 各話の序盤は歩の視点で、「月になんて負けない!今日こそやり返してやる!」→月に返り討ちに遭って結局からかわれる、という展開に。だけど、物語が進んでいくといつの間にか視点は月のほうに。 察しのいい方はお気づきでしょうが月は歩のことが好き。からかいも当然歩のことが好きだから。だけど歩は全然気付いてくれないどころか、最後には歩の無意識の不意打ちの言動で逆に照れてしまうことに。 そう!この作品は「からかい上手の高木さん」てたまにある、西片くんの何気ない一言で無意識の反撃を食らって高木さんのほうが恥ずかしがるっていうアレ、アレをいろんな場面、あの手この手で見せてくれる作品なのです! そこに気付いてから読み進めると、毎回いつの間にか攻守が逆転していく感じがたまらないし、歩視点から月視点へのシフトがすごくナチュラルに行われるから、男女両視点を余す所なく楽しめるから1冊で何度でも楽しめるラブコメになっている。 ちなみに私には、どちらも可愛いけど僅差で月のほうが可愛く見えることが多いような気がする。みなさんはどちらでしょうか?? 1巻まで読了オラつき方が今どきひなたのブルー 目黒あむ大トロ屋上、生徒会、文化祭など1巻から盛りだくさんです。 ゆるっとした男の子が学校の屋上や踊り場で昼寝しているところに出くわすのは、少女たちの憧憬の一つですね! 私は副会長が好きです。 わたしも大洋アパートの住人いろはにこんぺいと くらもちふさこせのおです( ˘ω˘ )読んでいて一番驚くのは、まるで主人公たちを自分も昔から知っているような、自分も大洋アパートの住人かのような感覚に陥ることです、 これはさすがくらもち先生、、本当に場の雰囲気を描くのが上手いです。 そしてさらに驚くのは、主人公チャコ(田代寿子)と達ちゃん(姫野達)の恋愛話かと思いきや、実は大洋アパートの住人たちの物語だったということです、 真の主人公、それはクンちゃん、あなただった…! 個人的には、どの作品よりもくらもち先生のストーリーテラーの才能が垣間見える作品だと思います。 また、舞台も"マンション"でなく"アパート"ですから、こういう作品はまずもう現代では中々読めないと思います。 住人同士の会話も本当にリアルで、どこか懐かしい時代を感じることができると思います。いい少女漫画だ…町田くんの世界 安藤ゆき名無し超が3つつくほど真面目人間を作り上げると神様みたいになるのでは? 自分の叔母に対して「嫌じゃなければ将来介護したいくらいなんだけど」とか言ってる16歳すげえな!? 誠実すぎると一周回ってタラシになるのかもしれません。 これはもうほんと主人公の町田くんありきの漫画。 彼のキャラクターが一番立ってます。こんな人近くにいたらいいなぁと思える漫画。最良の少女マンガ海の天辺 くらもちふさこ(とりあえず)名無しくらもちふさこの凄さは、ファンにとってはもう自明でしょうし(知り合いに何人か「私はくらもち漫画から生まれたの!」と言う女性がいます)、『ショパン』から近作『駅から5分』『花に染む』まで、各時代にとんでもなく素晴らしい名作が並んでますので、まだ読んでいない人がただただ羨ましいです。 ここであえて、とても反時代的で「偏見」に満ちた個人的断定を書きますが、 少年マンガ=男から見てカッコイイ「男」を描くジャンル 少女マンガ=女から見てカッコイイ「男」を描くジャンル だと自分は思っているのです。 (異論反論、当然あるでしょう。申し訳ない) そういう点で、くらもちふさこ漫画に出てくる「男」ほど、女性から見て魅力的なオトコはいないのではないだろうか、と愚考しておりまして、その極めつけとして頭に浮かんだのが、この『海の天辺』です。 現代日本を舞台にした最良の少女マンガ、だと思います。 くらもちふさこ先生のコマ割りいつもポケットにショパン くらもちふさこ名無し何も描いてない真っ白なコマを置くのがカッコいいなと思いました。天然コケッコーでも見つけました。くらもちふさこ先生のコマ割りはドラマチックですね。すごい私がいてもいなくても いくえみ綾大トロいくえみ綾先生が描く登場人物は本当に魅力的ですね。 友情の亀裂とか母親との確執とか、扱ってるテーマは普遍的だけど、切なくて詩的でした。 最後のコマで泣いてしまいます。非常に王道な少女漫画CRAZY FOR YOU 椎名軽穂名無し君に届けで有名な椎名先生の前作。明るくて垢抜けない女の子が、影のあるチャラそうな男の子に惹かれるというテンプレみたいな展開だが、きちんと友人達のキャラが生きていて、十代特有の狭い人間家系ですべてが構築されている感じが良かった。また、主人公の相手のことはとても好きだけど、一途な自分には酔わないというスタンスに好感が持てた。わずか六巻で良くまとまった漫画だと思う。 ある意味すごく少女漫画らしい漫画ヒロイン失格 幸田もも子名無し※ネタバレを含むクチコミです。少女漫画のヒロインはそこらの萌え漫画より可愛い子多い説灰原くんはご機嫌ななめ 八田鮎子mampukuムスっとしていて一見冷たそうに見えるが実は思慮深く、不器用なやさしさを持つそんなイケメン灰原くんにもっと心を開いて仲良くなってほしい猪突猛進ヒロインみおちゃんの話 類型のヒーローは数多くいますが、灰原くんは冷たさとやさしさの配分がとても絶妙で気持ちいいです。 ヒロインのほうも、別マらしくとにかく可愛くて底抜けに性格が良い。ただ、いくら性格がよくても思慮が浅くて空回りしがちなので、灰原くんとは良い補完関係でナイスコンビ。 別マヒロインは花ゆめ系とは別の意味で理想が詰まってる感じでよいですね。 最初の1巻の構成が、とくに最後の数ページの畳みかけが素晴らしく、噫これぞまさしく胸キュンであるなと感動してしまいました。咲坂伊緒先生の最新作思い、思われ、ふり、ふられを語ろう思い、思われ、ふり、ふられ 咲坂伊緒片桐安十郎僕は男ですが少女漫画も好きです。 特に最近の作品ではこの思い、思われ、ふり、ふられはレビューも書いてしまうくらい好きです。(読めば恋がしたくなる『思い、思われ、ふり、ふられ』 - LINE Q http://lineq.jp/note/77811) ぜひ思い、思われ、ふり、ふられを読まれてる方がいましたら語りませんか? 恋愛もだけど家族の話かの人や月 いくえみ綾むいくえみ綾特有の一人主人公じゃなくどんどん次の人にフォーカスが当たっていく。しかも同時進行で。メインとなる家族のもやもやや恋愛感情を描いていって最終的に全員の話になる。あったかい気持ちになる、ホームシックな時に読むと多分泣く…複雑だけど泥沼じゃない恋愛模様恋を知らない僕たちは 水野美波少女漫画博士うららか昔から一緒だった、英二と泉 中学から付き合い始めた、直彦と泉 それを祝福する英二…。 最初は切ない三角関係かなと思っていたものの、 更に3人ほど主要人物が増えて、それぞれの恋愛模様へと発展していく 急展開というよりは、少しずつ変化していく関係性が見どころ! それぞれのキャクターが人間味あふれていているのも◎ 気持ちの変化がとにかく繊細で丁寧なのも◎ 絵が爽やかで綺麗かつ可愛いのも◎ これは本当友達にすすめたくなる!! カバーイラストも毎巻シンプルオシャレ!男性視点!一途なイケメン片思いクンが主人公※微ネタバレてをつなごうよ 目黒あむ少女漫画博士うららか※ネタバレを含むクチコミです。 なんだかんだ主人公に甘い先生が最高◎センセイ君主 幸田もも子少女漫画博士うららかちょっとアホな主人公・あゆはが人に興味がなくて、クールな先生と恋愛する学園ラブコメ! 設定自体はよくあるものの、ストーリーがとにかく面白い!! 胸キュンの数々はもちろん、笑えるし、小ネタも盛りだくさんで、「THE☆友達にすすめたくなる本」。 見どころとしては、 先生と生徒の禁断の恋でドキドキハラハラするとういよりも、 難易度の高い先生をどうやって好きになってもらうかアクセクするところ◎ そして、主人公あゆはがちょっとおバカだけど、純粋で真っ直ぐで一生懸命だから可愛くてしょうがない♪♪(あゆはのアホさとそれに対するツッコミをセットでお楽しみください) 簡単にはくっつかない、読めそうで読めない展開が、 最終巻まで読者を飽きさせません!! ・先生と生徒 ・俺様先生(でも主人公に甘め) ・敬語とタメ口が混ざっている先生 ・禁断感あまりなく、楽しんでよめる ・テンポが良い ↑こういうのが好きな人は是非! 現在YouTubeに上がっている映画の予告も可愛かったので、合わせてぜひ https://youtu.be/v74l9673xrY 激しくおすすめです!!!!静かな生活者(あまりにも異質なもの)町田くんの世界 安藤ゆき影絵が趣味騒々しい生活(というのは、あれやこれやの事象に理由を取り付けて、そのあれやこれやの理由の受けて忙しなく動きまわる、あるいは動きまわされることの謂われだと思いますが)というものに対して、静かな生活というものは存外エネルギーを使うものだと思います、それはひょっとすると騒々しい生活以上にたいへんなエネルギーを使うものなのかもしれません。 静かな生活というのは、ひと事でいえば、任意の一点を中心に円を形作るような生き方、あるいは、台風の目のようなものを想像してもらえると少し分かりやすいかもしれません。任意の一点とはまさしく自分自身、それは人であるからして動きまわる一点であり、そして、どこへ行ったとしても、その場その場でみずから円を形作り、その円周上にあるものをみずからの目で捉えることができる。静かな生活者は、身のまわりの事象にいっさいの理由を見出さない、つまり、なにかの理由を受けて動くことがない、それは自分自身がいっさいの理由だからなのでしょう。 たとえば、人は誰かのことを好きとおもうとき、そこに理由を求める生き物だと思います。好きであるからには何か理由がきっとあるはず、何にしたってそこに理由がなければ根拠がなければ安心することはできない、そうでなければ、わたしの好きという気持ちは曖昧なものにあってしまう、はたして、ほんとうに好きなのだろうか、と。そこで理由を考えてみます、優しいから好き、~だから好き、~だから好き、~だから好き、愛してくれるから好き、そうであるなら、もっと優しくて、もっと~で、もっと~で、もっと~で、もっと愛してくれる人が現れたら、それでも他ならぬその人が好きだという根拠はいったいどこにあるのでしょうか? 理由が根拠があるという状態にはたしかに信頼性があるのかもしれません、しかし、理由や根拠のようなものからくる好きという感情は、何かそれ自体でない受け身な状態のような、かえって確固たるもののないぐらぐらした感情であるような気もします、好きという感情には消極的好きと積極的好きがあるように思います、消極的好きは何かの理由からやってくる好き、それでは、わたしの積極的好きはいったいどこにあるのでしょうか。 町田くんは人が好きだという、それだけには自信があるんだという、しかし、そこにはいっさいの理由がありません。それは町田くんという人が静かな生活者であり、どこにいても任意の一点を中心に円を形作ることができる、台風の目であることができるからにほかならないでしょう。しかし、それはいっぽうで、なんと唐突で空恐ろしいことだとも思うのです。裏を返してみれば、理由をいっさい持たない、そして、いっさいがその理由である、訳の分からない矛盾のかたまりのような途方もない無条件の存在がいきなり目のまえに現れるのです。それはまさに台風に例えられるように、あまりにも過激で破壊的な存在だ、そして、なによりも生々しくギラギラとしている。 このマンガは『町田くんの世界』というタイトルの通り、町田くんの目から、円を形作る任意の一点から、台風の目から世界を捉えたものです、その円の内部はまさしく台風の目のように静かで穏やかな空気が漂っていることでしょう。しかし、その台風の全体は途方もないエネルギーをそなえた、なにより生々しくギラギラとした剥き出しの存在だ、人はまず、そのことに心してかかるべきだと思うのです。ザ・少女漫画恋愛カタログ 永田正実やむちゃ友達と回し読みした記憶があります。最近読み返したら、1巻の表紙に若干時代を感じてしまってショックを受けました。 内容はほのぼのとした純愛であまり重くなく、男性でも読める少女漫画の入門みたいな内容です。34巻まで良い意味でだらだらと続きますのでゆったり浸りたい方にもおすすめ。 タカくんの話もっと読みたいんだが恋を知らない僕たちは 水野美波mampuku高1男女6人の複雑に絡み合った恋愛を描いた、青春群像劇です 表紙の英二もメガネ男子の直彦も底抜けにいい奴なので幸せになってほしいところですが、直彦の遠恋相手ちゃんのあの顔の描かれ方も意味深でしたし、「人の気持ちなんて簡単に移るだろ」という台詞のように英二も何やら闇を抱えていそうです。青春!スタンドバイミー・ラブレター 増田里穂あああ相川ちゃんも泉くんもかわいい。 頭の中が相手のことでいっぱいになっちゃうのかわいい。 手つないだだけで「すごいことしちゃった!」って思うのかわいい。 絵がキラキラしててステキだった。 はぁ〜青春だ。高校生っていいなー<<34567>>
中学時代ハンドボールに全力を捧げた晴菜、高校では絶対彼氏をつくると息巻くが、どうにもうまくいかない。そんな時、「男ウケ」を知る超絶イケメンが現れ…!? 少女マンガらしい王道をいきながらも飽きることなく読めるんです。それは河原和音先生の魅力。主人公が、とにかく一生懸命で素直、皆が応援したくなる女の子だからなんです!元気は一番!みたいな。 だからこのマンガは男ウケファッションも学べるし女ウケする女の態度も学べます。