ゲッサンの感想・レビュー223件This is「クリエイター讃歌」!!へぐっ……これ描いて死ね とよ田みのるstarstarstarstarstarナカタニエイト<ログライン> 離島の女子高校生たちが漫画を描き、成長していく話。 <ここがオススメ!> 「マンガ大賞2023」受賞おめでとうございます! 創作する歓びと苦しみの沼にハマったことのある大人と、悩みはあっても愉しさ満載の若者たち。 創作の苦しみは創ることでしか救われない。 創作をしている・したことのある人なら、誰しもが共感できる作品なのではないかと。 本編では描くためにきちんと学ぶ姿勢が常に描かれており、本当に素晴らしい。 巻末に描かれている手嶋先生の過去『ロストワールド』が物凄く心にぶっ刺さる。 そして、作品全体的に表現も凝っていてとても好き。 ちなみに、『マンガのラジオ』というPodcastのとよ田みのる先生の回も聞くと、2倍の面白さがあります。 <この作品が好きなら……> ・映画大好きポンポさん https://manba.co.jp/boards/79903 ・私のジャンルに「神」がいます https://manba.co.jp/boards/125903 ・あくたの死に際 https://manba.co.jp/boards/183978「兎と鷹の巣」感想兎と鷹の巣 瀬戸ミクモニーナトラック運転手の父と高校生の息子。関西の下町で暮らす仲良し父子の日常を描いたホッコリ飯テロ漫画。2人とも実に気持ちがいい食べっぷりで、読んでるコチラまで何だか爽快な気分になる。 ところで…父(おとん)のダダ漏れ過ぎる色気にうっかりときめいているのは私だけ? 久々に会った息子を豪快にハグする姿や、風呂上がりに首にタオルを掛け、上半身ハダカで料理を作る姿は、フェロモン過多でヤバ過ぎ(笑) そして息子は、そんな父の愛情を受けながら、まっすぐ健やかな(美)少年へと成長中! 父がずっと言えずにいる秘密についても先の展開が気になるし、ますますこの父子から目が離せないな(笑)ノストラダムス、ビーダマン、ミニ四駆、エスパークス…… #1巻応援あのときのこどもさん カメントツ兎来栄寿1990年代に子供時代を過ごした30代にダイレクトクリティカルヒットする、筆者のカメントツさんが幼いころの思い出を描いた作品です。 ノストラダムスの大予言、恐怖の大王、流行りましたよね。『MMR』などによって極限まで終末の恐怖を煽られていた私も多分に漏れず、世界の終末がどのように訪れるのか戦々恐々としていました。今考えると、人間がいかに踊らされやすい生き物か解る事例であると思います。 ビーダマンも流行っていましたね。カメントツさんによる「なぜビーダマンが流行ったのか? それは『飛ぶ』『光る』『かわいい』という人間の根源的欲求をすべて満たしているから」という説には思わずなるほどと首肯してしまいました。キラカードや宝石を集めたり、ラピュタやピレネーの城に無性に惹かれたりするのもそういった類の理由なのかもしれません。付け加えるなら、投擲や射撃に類する行為というのは狩猟時代の本能的な名残りもあるのかもしれません。ともあれ、小島さんの改造ビーダマンなどには「やるやる!」と頷くことしきりでした。 バトル鉛筆はうちの学校でも禁止されてしまいました。バトル消しゴムまで使っていたドラクエ神推し小学生としては切なさ乱れ打ちでしたが、しかし私たちのバトエン熱はそんなことではかき消すことはできませんでした。通常の鉛筆に1〜6の数字を振って、ノートに数字に対応する効果を記すことで「脱法バトル鉛筆」を嗜んでいました。そうすると自然とオリジナル能力を考え出すことにも繋がり、ゲームとして更に進化していったのですがそうした部分でもカメントツさんのエピソードと通ずるところがあって深い共感をしました。 エスパークスに関しては、しっかり公式の許可を得ているようで綿密なストーリー解説がなされており、当時は断片的にしか知らなかった物語やキャラクターを今改めて知ることができて感謝しています。 2巻で出てくる、カードダスやそこから派生するオリジナルゲーム作りのエピソードも大好きです。冨樫義博さんなどもそうですが、ああいう時に異様に高いクリエイティビティを発揮していた人は何かしらの人物になれている気がします。遊びって大事だなぁと。 読んでいる間だけ、あのころ小学生だった自分に戻れる作品です。直撃世代の方にはもちろんですが、世代から外れている方にも「ああ、こういうものがあったんだなぁ」と楽しく読める歴史的な知識を学ぶ資料として面白く描かれているのではないでしょうか。キャラクターと世界観は素晴らしいけどストーリーがグダってるドロヘドロ 林田球starstarstarstar_borderstar_border瀧煙ファミリーの魅力で持ってた漫画 長期連載せずに数巻でまとめてれば良かったのに混沌ドロヘドロ 林田球starstarstarstarstarcircus43この独特の雰囲気の漫画はこの作者にしか出来ません。ハマったら一気に行きます。 どのキャラクターも凄く魅力的です! 特に心が大好きです。カッコいいです。 個人的に最後はちょっとと思いましたが、それでもトータルで最高です。 原画展も最高でした。 妙なリアリティのある奇妙な鳥人間と居候コメディ!クジマ歌えば家ほろろ 紺野アキラstarstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)めっちゃくちゃ好きです!! 中学一年の鴻田新(こうだあらた)が学校からの帰り道に出会ったのは腹をすかせた奇妙な人型の鳥みたいな人語を話す生物・クジマ。 聞くところによるとロシアから来たという。 日本食が食べたくて来たというが…。 いろいろあって翌年の春にロシアに帰るまで住むことになったクジマと鴻田家のホームコメディ! https://gekkansunday.net/work/4466/ 1話あたりそこまで長くない話で、寒くなると日本に来て暖かくなるとロシアに行く渡り鳥みたいなやつに居候されるっていう奇妙な設定が素晴らしくハマって面白いです! 奇妙な鳥ってだけでも面白いのに、ロシアから来てるからロシア語話せるしロシア料理作れるし、たまに外国人みたいな「分からないデス」みたいなとぼけ方を入れてきたり、ブチ切れるとロシア語で罵倒したりともう、面白い! 単純にロシア人の留学ものとして見てもいいのかなって思ったら、最悪、虫食べて生きていけるっていう、それはもうマジで鳥じゃんっていう部分も垣間見せたりでクセになる! 紺野アキラ先生、いままで読切も漏れなく全部面白かったので、連載始まって本当に嬉しいです! ホラーも面白かったので、この鳥にも少し怖さがある気もしますが、ホラーとコメディって表裏一体なので楽しみです。少し前にSNSでよく見かけていた海外ネタのひとじゃん海外 縁にまかせて歩くだけ。 五箇野人starstarstarstarstar_borderさいろくそう気づいたのは読み出してちょっとしてからだった。 外国に行き、恐らくその国の中でも変わったひとたちと接点が生まれて、キュンと萌えるシーン。 この顔のひとか!と気づいてからは一気に読みましたが、SNSで見かけていたのは本作より前のだったっぽい。 ただ、本作ではもう手慣れたということでしょう、マンガ的にも読みやすくなっていて、絵も構図も初期のと比べると段違いに良いエッセイ漫画(ニーズを理解しているなという感じがする)でした。 このままのノリでずっと読ませてくれるといいなぁこれはギャグ漫画なのかわからないしローのようでいてハイなので。第三世界の長井 ながいけん名無し人類には早すぎるので素直に勧めて読んでもらっていいのかどうか。それとも自分がまだまだなのかまだこのレベルに達していないのか。 いやしかし…アッ。おどりゃ。この喋り方移ったらやばいんジャ…。 スルメ漫画 いやこのコマずるいでしょ!スウッて!!通過儀礼みたいなグリーンピースの純情 戸部じろstarstarstarstarstar_border野愛彼女に聞かない男が悪いとか、彼氏に言わない女が悪いとかそういうことじゃない。どっちかが悪いと断罪できたら簡単だけど、人間関係ってそうじゃない。 好きな人の好きなものを知って、それに染まっていく最中は楽しかったり気持ちよかったりする。合わせてあげてるとか無理してるとかそういうつもりなんてなくて、喜んでくれたら嬉しくてなんでも共有したくなる。 だからお互い気づくのが遅れたりする。相手は、自分は心から笑えてるかな、当たり前のことが見えなくなってしまう。 気づいてお話しすればいいだけなのに、人間って難しい。 こういう経験を経て、みんな前を向くんだよなあと思った。祈りに似た絵という言語 #1巻応援えをかくふたり 中村一般starstarstarstarstar兎来栄寿こういう作品が、とてもとても大切だと思います。 『ゆうれい犬と街散歩』の中村一般さんの新作です。 ″ふたりにとって、「絵」は言語だった″ という印象的で秀逸なモノローグから幕を開けるこの物語は、25歳のイラストレーター花海修(はなみおさむ)が主人公。AI人型ロボットがデータ収集目的でひとり暮らしのモニターを募集していたところに修が応募して見事当選したことで「DLHC2030」、通称ハルと共に暮らしていく日々の様子を描いていきます。 元々イラストレーターとして活躍されていた筆者自身の経験がふんだんに込められているようで、現代におけるイラストレーターの仕事描写の解像度が高いです。本の装画の仕事では、帯やバーコードの位置を意識して絵を考えるなど言われてみればなるほどと思うような仕事のディティールの妙があります。装画仕事の進め方やリモート会議の様子など非常にリアルです そうした仕事マンガとしての興味深さもありながら、この作品の何よりの美点は創作者として生活している修の感性の豊さです。 2話の「夕陽はメッチャ動物的」の件なども良いですが、とりわけ1巻の最後に収録された5話が最高です。 ″俺の経験上、「絵を描くという行為」そのものは、 祈りに近いような気がしていて″ のパートは、読んでいてしみじみとする素晴らしい言語化がされているなと思います。絵のみならず、他の創作や多くのことに通ずる真理でしょう。 かつて神保町の高岡書店の店長が閉店時に「マンガがあれば、僕らはまたどこかで繋がれます」と語ってくださいましたが、マンガという言語で世界や人と繋がっている私にはとても沁みました。 ″いつから絵を描くことは 資本主義の競争に勝つための 武器になっちまったんじゃ〜!″ ″そういうことを忘れない人間でいたい 彼らにきちんと祈れる人間でありたい″ という修の語る言葉は、今の時代において極めて重要なテーゼです。一番大事なことを常に忘れずに、見失わずに生きていたいと思わせてくれます。 そして、イラストレーターということもあって決めのシーンの一枚絵から生み出される情緒がまた堪らず、湧き起こる感情を繊細かつ雄弁に補強します。 何気ない風景の1コマにも魅力が宿っており、読んだ後は心に風を通したように軽やかにしてくれる作品です。かわいい夫婦カニ食べたい! 小川麻衣子starstarstarstarstar野愛かわいいお話。 会話はほとんど描かれてないのに、夫婦の関係性がよくわかる。 美味しいものを見つけたときに、あの人と食べたいな食べさせたいなと思えるのは愛以外の何ものでもない。 特にカニってひとりじゃ食べないもんな。夫婦で家族で一緒に食べたいもんな。心が折れそうなときに響く、いい話蟻と蝶 三卜了名無し新人の蝶野さんが入ってきたときは本当にヒヤッとしたけど、さすがの蟻塚さん。アニメーターという仕事において定時退社を守ってる人は考え方も心の広さも違う。あのふたりが今後もっと成長していう未来が読みたい!何かにつまずいてたり悩んでる人に刺さる読み切りだと思います。「東大に行ったら幸せになれるの?」 #1巻応援東大の三姉妹 磯谷友紀starstarstarstarstar_border兎来栄寿ちょうど、昨日・一昨日は大学共通第1次学力試験でした。私はマンガのお陰で小学校入学前から漢字にも強くなり、現代文だけは未だに何もしなくても9割前後取れるので、お子さんの学力を伸ばしたい方・東大へ行かせたいは小さいころからマンガを読ませると良いのではないかと思います。『ドラゴン桜』などはもちろん、今はあらゆる教科を楽しみながら学べるマンガもたくさんありますしね。 こちらは、『本屋の森のあかり Buchhandler-Tagebuch』、『ながたんと青と-いちかの料理帖-』などでお馴染みの磯谷友紀さんによる『ゲッサン』連載作です。 シンガポール企業でホテルの売買に携わる、70歳までの綿密な人生設計を立てている長女・世利子。 ドラマプロデューサーの次女・比成子 現役大学生で研究室の姫的なポジションを築きながら生物学の研究を行う三女・実地子。 優秀な姉たちに囲まれ自身も東大を受験するも落ちてしまい演劇科に通おうとする末っ子長男・一理。 タイトルは「三姉妹」となっていますが、弟をプラスした四姉弟が織りなす、それぞれの日常が描かれます。最近流行りの太い実家のあり方を見ることがます。毎回の扉絵で描かれるカットからも、生活レベルの高さが垣間見えます。 東大卒であることによって普通以上の苦労を抱えているように見える姉たちの大変そうな姿を見てきた弟の一理が放つ 「東大に行ったら、幸せになれるの?」 という言葉は非常にクリティカル。現実においても難しい問題ですよね。せっかく東大を出て医者や官僚などのエリートコースに進んだとしても、その先で激務で体を壊してはどうしようもありません。また、お金だけがあっても人生を共に歩んでくれるパートナーや仲間の存在がないと人間は苦しみがちです。 物事は予定通りに進めないと気持ちが悪くて仕方なく、また他人の気持ちを思いやるのが人より少し苦手という性質を持つ世利子が起こす大胆な行動には驚かされます。 また、激務をこなすプロデューサーの比成子のサポートをこなす一理のエピソードでは、TV業界の仕事に起きがちな理不尽なアクシデントや、その向こう側にあるやり甲斐などを仕事マンガとして感じられます。 学歴を始めとした些細なことにこだわって他人と相対比較して面倒くさい感情を押し付けてくる人はどこにでもいるよなあと首肯しながら、四姉弟めいめいの仕事や学業と恋愛、それにまつわる悲喜交交は、それぞれに見どころがあり楽しめます。 何より良いなと思うのは、年もそれなりに離れておりときに諍いも起きる彼らですが、苦しいときには家族としてお互いに支え合って元気を与え合いながら生きている様子が伝わってくることです。私は兄弟がいないので、こういう繋がりはいいなあと羨ましくなります。磯谷友紀さんが描く、このような暖かい雰囲気が昔から好きです。エッセイみたいなお伽話便箋とファン 中口環太starstarstarstarstar野愛お話そのものはファンタジーなのに、語り口がエッセイみたいで面白い。民話みたいなお伽話みたいな、あたたかさと優しさに満ちている。 うだつの上がらない先輩が売る万年筆、1匹の狸、人気シンガーソングライター。関係のなさそうな者たちが偶然につながって、ささやかだけど大きな奇跡が起きる。 淡々としているけれどあたたかくて、本当にこんなことがあったんだろうなと少し信じてしまいたくなる作品。凄い謎生物 ぜひ読んで!クジマ歌えば家ほろろ 紺野アキラstarstarstarstarstar_borderママ子越冬のためロシアから来たと言っていたけど、嘴はあるけど足も手も鳥ではない形態。何に分類されるのだろう。 優しいアラタとくじまの遠慮なくて図々しい感じがいい。すこし病み気味に兄に好き。 くじまのお陰?で家族の会話も増え、にぎやかな生活を送る。 春になったら帰ってしまうのかな、それはさみしいよね。 じわじわと クックックと笑ってしまう、怖いのに面白い癖になる作品。 まるで天使な少年とサタンさんのお話サタンと優太郎 YU-GAstarstarstarstarstarぺそ※ネタバレを含むクチコミです。からかい上手の高木さん最終回からかい上手の高木さん 山本崇一朗名無し※ネタバレを含むクチコミです。金木犀ののろい感想金木犀ののろい 伊佐楽もも名無し好きな人ができたけど両思いになれる見込みはないのでせめて「忘れられない女になる」を目標にあれこれやってみる、という発想に意外性があって結局緊張してなにも思い通りにいかないところが面白い。いるよね〜沖野くんみたいな子!私が1番やりたいこと!アイドルマスター ミリオンライブ! バンダイナムコゲームス 門司雪starstarstarstarstarNanoアイドルマスターミリオンライブ!TVアニメ放送開始おめでとうございます!やった~~!!待ってた~~!! こちらの漫画版もめっちゃ面白い。初めてのライブ、初めてのステージにわくわくするシーンは自分が読んでてもわくわくするし、憧れちゃう。アイマスらしさがとことん詰まってて、みんな可愛いけどアイドルに真剣で、一生懸命で、かっこいい。アニメから漫画版に入っても問題なく読めるし、アプリ版ミリシタを遊ぶのも良し。どれも最高に良い!絶対大好きな応援したくなるアイドルが見つかるはず!デスメタル聴きながらふわふわシフォンケーキ♡を食べてるみたいな漫画金剛寺さんは面倒臭い とよ田みのるMiyakeハイッ!みんな幸せッ!! ココロのなかのネコチャンを解き放つシーンが好き。 仏のように優しい「鬼」と、全ての行動に根拠と理由をつけたい堅物女子の恋愛物語。 常にナレーションが叫んでいる。そして文字が多い。 情報の瀑布と熱量でぶん殴ってくる感じが心地よい。 そこそこ重めのシーンとかもあって、樺山くんも金剛寺さんも「死にたいといつも考えている」なんて言葉を放ったりする。けど、その重さを軽々ぶっ飛ばすだけのパワーのあるノリがあるから、読んでいてその重さをあまり感じることはない。 ミサイルが発射されたり、地球滅亡レベルの隕石が飛んできたり、天災がおこったり、強盗が店を襲ったり、極楽と地獄の戦争が勃発したり、てんやわんやの事件も盛りだくさんだけど、本編とは大きく関わりのない話である。 ちなみに誰も死なないし不幸にならない。 デカい事件と並行してラブストーリーを中心に据えるこの強引さが良い。 ハートフルなメルヘンカフェでふんふわシフォンケーキを食べながら、店内のBGMはデスメタルが流れてるみたいな。 一見バランス悪そうだけど、暴力的なまでのラブアンドピースハートフルほんわかパワーで強引にまとめ上げている。 面白い!業のおねショタ #1巻応援波のしじまのホリゾント 小川麻衣子兎来栄寿『ひとりぼっちの地球侵略』、『てのひら創世記』の小川麻衣子さんの作品です。 作者曰く「兄の元カノに恋する少年の話」。 「BSS(僕が最初に好きだったのに)」は概念として言語化されましたが、こちらはまだ定まった名前はないですね。NTRともまた違った背徳感のある関係を、おねショタでやるというこの。 なんちゃうもんを読ませてくれたんや… なんちゅうもんを…… そんな感想になり脳や性癖が破壊される人が出るであろうことも想像に難くない、罪深い一作です。 小川麻衣子さんなので、キャラクターが男女問わずとてもかわいいわけです。そして、そのかわいさがあるからこそ、罪深さが増しています。 1巻の中でも特に盛り上がりを見せるとあるシーンを始め、少年という存在が抱える自制できるものもできないものも含めた憧憬や羞恥や背伸びしたい感情や絶望感をさまざまなイベントを通して非常に巧みに描いています。そこには、在りし日の自分が少年だったときの感情を想起させる力があります。 何色にも染まることのできるホリゾント、最後はどんな色になっているのでしょうか。結さんがかわいいあそこではたらくムスブさん モリタイシstarstarstarstarstar_borderゆゆゆ「協力 : 相模ゴム工業株式会社」とあって、んん?と思ったら本当にそうでした。 コンドームを開発する部署で働く、結さん。 彼女に憧れ、ついに配属となった砂上くん。 意中の異性を前にするとなおさらに、業務での会話がセクハラになっている気がしてくる。 相手は仕事の内容を話しているだけなのに! というかんじの一話完結漫画です。 コンドームなどのグッズがこれでもかと説明されている漫画を見たことがなかったので衝撃でした。 とはいえ、技術的に紹介されているだけで、変なエロ路線に傾いてもいないので、安心して読めます。 相模ゴム工業さんはセクシャルなものを取り扱っているためか、PRが上手な印象があります。 作品の感想に戻ると。 ふたりの恋愛模様を見守りながら、なるほどね〜っと思える点がおもしろいです。 企業紙じゃなく、サンデーに掲載されている作品という点も興味深いです。 そして、結さんがかわいらしいです。高木さん、次号でついに完結………。からかい上手の高木さん 山本崇一朗名無し悲しいこれは良質なファンタジー…! #読切応援死神に福音 三卜了starstarstarstarstarたか※ネタバレを含むクチコミです。<<12345>>