「あまり可愛い声を出すな」父王の魔法で羊に変えられ、弱点を探るべく隣国の王子ジョシュアへの贈り物にされたエマ。魔女に『凍える魔法』をかけられて、身体が凍えるばかりか心まで冷たく閉ざされているジョシュア王子。けれど、なぜか羊のエマを気に入って、お風呂に入るのも寝るのも一緒にすることに!! 「お前は俺への温かな贈り物なのだろう?」実はジョシュアはエマの初恋の人。その相手との思いもよらない接近に大パニックのエマだったが、ジョシュアに触れられているうちに人間に戻ってしまい、さらに大騒ぎに! 彼を温めてあげたい、でも触れられて感じると変身しちゃう!! キュートでHなマジカルラブコメ、もふもふっと登場!
この1人と1匹はなにかがおかしい!? 一人暮らしで真面目なOLゆっこ(26)が飼い始めた猫・こげまるは、タイトル通りただのかわいい猫ではなかった…! どちらかといえばゆとりがあり、マイペースで少しだけ堕落的なゆっこの日常はつぶらな瞳で観察されてしまう。残念OLゆっこと、地球侵略をたくらむ謎の猫こげまる。1人と1匹のゆるゆる物語。
夢にまで見た彼との甘いキス、告げられた言葉は――「好きだよ、お前の顔はな」。誰もが認める高嶺の花・宇佐美千鶴は、顔だけは好きだったとフラれた過去がある。人付き合いが苦手で人間関係が薄い不器用な性格もあいまって、同僚たちと仲良くなれないばかりか、密かに想いを寄せる同期の司馬遼にも心を開けないまま。けれど、ちょっとしたことから司馬に痛いところを突かれた千鶴は売り言葉に買い言葉で彼を「女慣れしてる遊び人」と言ってしまう。好きな人に対して言うことじゃないと自己嫌悪に陥った千鶴に、司馬は「俺が女慣れしてるか、宇佐美さんが試してみてよ」と挑発。売り言葉に買い言葉で、お試しで片想いの相手に抱かれることに!?
「彼女を俺の話し相手にする!」領主の息子テルシオは町で出会ったシーラに一目ぼれ。彼女を半ば強引に館に呼び出してしまう。孤児院育ちのシーラは、困窮している孤児院への恩返しになるのならと屋敷にやってきたけれど、子どもだと思い込んでいたテルシオが立派な青年であることにびっくり。シーラを手放したくないテルシオは、町の人々の生活を聞きたいと彼女を引き留め、耳を傾ける。思いがけない純粋さに、身分の違いも忘れてなごんだシーラは、その後もたびたび館に話し相手として通うことに。二人の距離は次第に縮まっていく。けれど、ある日思い余ったテルシオがシーラの唇を奪ってしまったことで、二人の関係に変化が…!?
父の会社のために、新海グループの跡継ぎである学と結婚した真美。それは学に甘く熱く求められる蜜月の始まりだった。思いがけない玉の輿の上、恋愛経験0の真美は、毎晩学に求められて戸惑うばかり。何もとりえのない自分と学では釣り合わないという引け目もあって、なかなか心が開けない真美。「仕方ないだろ? 真美がかわいいから」学はそんな真美に愛を囁いて毎晩のように身体を求めてくる。キスの先にある夫婦の色々を、優しくてエッチな旦那様に教えられる日々。学の求めになかなか慣れない真美は、友人の力も借りながらゆっくり学との絆を育てていくが、ある日見知らぬ女性が訪れて、学のセフレだと名乗り…!?
「まさか、私がこんな風になっちゃうなんて…」10年付き合った恋人・相楽修一にフラれた千加。その上、修一がHが下手だから別れたと話すのを聞いてしまい、深く傷つく。傷心の千加を見かねた親の薦めでお見合いすることになったけれど、相手は高身長高収入のイケメンドクター・相野谷紘司だった。なんでこんな人がお見合いに!?とおじけづく千加だったが、優しく丁寧に接してくれる相野谷にだんだん惹かれていく。けれど、もし交際することになったら、Hは避けては通れない。思い悩む千加に、相野谷は「苦手なら俺が教えてあげる」と手をさしのべ…?
「やっぱり指じゃもの足りないか?」20歳年上の黒田部長と極秘恋愛中の日菜子。本心を見せず子ども扱いしてくる黒田に不安を覚えながらも、溺れるように肉体関係を続ける日々。そんな中、彼女に想いを寄せる新入社員の和己が現れる。年下の和己の一途な好意に揺らぎながらも、黒田に身も心も支配される悦びから抜け出せない日菜子だったが、黒田が別れた妻と連絡を取り続けていることを知り、衝動的に和己に身を任せてしまい――? 年上男と年下男に愛されて、身も心も乱れて迷う日菜子。しかも、この極秘の三角関係には、さらなる秘密が隠されていて…!?※夢中文庫ゆめ☆こみvol.13~vol.14掲載作品
「私は死ぬまで魔女として孤独でいなければならないの」くらやみの森に住む呪いの魔女・リリィフェオドラ。年に一度の生贄として彼女にささげられたのは、生きた美しい青年・レオニートだった。瀕死だったレオニートは目覚めると記憶を失っており、命を救ってくれた礼にとリリィの身の回りの世話を焼き始める。魔女の掟で人間と深く関わることが禁じられているリリィ。いずれ記憶を消す前提でレオニートと一時の共同生活を始めるが、彼は魔女を恐れるどころか積極的にリリィに接近し、息をするように甘い言葉をささやいて不慣れなリリィをあたふたさせて…!?※夢中文庫ゆめ☆こみvol.13~vol.14掲載作品
社内の女性社員から壮絶な人気を誇っている宮島。彼の事務補佐をしてる織田夏芽は、彼を送るように彼と仲のいい石田に促されてしまった。夏芽には、生きている上で掲げている信念がある。1つ目は「結婚をしないこと」2つ目は「面倒ごとは全力で取り除いて、平坦な人生を送る事」。そんな彼と万が一でも変な噂を立てられては、夏芽は女性社会で生きていけない。ずっと気を付けていた。なのに、深酔いをしてしまった彼に抱きしめられてしまい――…。【原作:諦め上手も恋を知れば揺るがない】
「お前がイクところを見せてくれ」尊敬する先輩の腕の中、藍奈は戸惑う。憧れの人に囚われて執拗に愛され、快楽に溺れそう――。大学のサークルで知り合った森嶋浩貴は、両親を事故で亡くした藍奈に寄り添い、慰めてくれた恩人。学生時代から森嶋を頼っていた藍奈だが、彼は大会社の御曹司で、今は自分の会社を持っている人。就職はしたもののブラック企業でヘトヘトになっている藍奈は、我が身を振り返って落ち込んでしまう。心配した森嶋に「うちの会社へ来ないか?」とスカウトされるも、一人で頑張ろうと断る藍奈。しかし翌日、急なリストラで無職になってしまう…! 絶望する藍奈を森嶋は食事に誘い、とある提案を持ち掛ける――。
彼が私に関わることで、間違った決断を下すなんて今まで一度もなかったのに──…! 藤代コンツェルンの系列会社で社長を務める朱美は、着任してからというもの仕事に追われる毎日を送っている。そんな彼女の傍らには朱美以上に朱美のことを理解しているという優秀な秘書・宮本の姿が……。学生の頃から彼に淡い恋心を抱いていた朱美だが、あくまで2人の距離はビジネスライク。一番近くにいるからこそ実感してしまう一線。立場を認識してしまうたび、胸を締め付けられていた朱美だが、ある日思わぬ事件が起こり……?!「朱美さんには、どんなお仕置きがいいかな……」有能秘書の目的とは……?
「じゃあ、ねだってごらん」高浜真美は柏木グループの社長・亮の秘書で愛人。幼いころに母を亡くし、法事の席で亮に救われた真美は秘かに亮を想い続けていた。秘書と社長、いつまで続くか分からない身体だけの関係だとしても、愛した人に抱かれる悦びに逆らえない――。そんなある日、亮は真美に「来月の誕生日に式を挙げる」と宣言する。亮と結婚できる、と夢のような気持ちで帰宅した真美だが、妹は「亮さんと結婚するのは私」と告げる。高浜家は代々柏木家に仕える家。結婚の申し込みは柏木家から高浜家へのものであり、血の繋がりのない真美にその資格はない、と…。思いがけない形で訪れた別れの予感に、真美の心は乱れる――。