2017年次世代官能小説大賞金賞。足のレプリカを抱いた全裸王子から求婚?「僕を欲情させられるのは君だけだ! 結婚相手は君にするよ」男爵令嬢エリシュカは、お城で働くメイドである。彼女の働く洗濯場にはよく『麗しの王子』と呼ばれるユリウスが現れる。憂い気にため息を吐く王子は、お妃選びに悩んでいるという。まあ、所詮は他人事……と思っていたが、一体、何がどうなった! パーティで給仕をしていたら転び、スカートが捲れて太股まで露わになるという醜態をさらした挙句、王子に寝室に拉致られ、服を脱がされ足のサイズを測られ――求婚されたのだ! しかも全裸の王子に……。なんと、ユリウスは極度の足フェチで“黄金比”の足にしか欲情しないという。『お世継ぎのために』と国王やその側近たちも懇願されるも『こんな変態いやー!』と突っぱねるエリシュカだったが――。変態王子に見初められたメイドの明日はどっちだ!?電子書籍版書下ろし番外編「腹黒側近の悩み」収録。
アナスタシアは強力な魔力を有する家系に生まれたが、人の心を知ることができる能力ゆえ、無意識にその力を封じてしまった。結果、無能と判断した両親に忌まれ、八歳の時に森に捨てられてしまう。やせ細り、心を閉じてしまったアナスタシアを助けたのは、この森を守っている妖精王のサイラスであった。「私の番となってこの森で静かに暮らすか」この日からアナスタシアはサイラスの番となった。十年を経た今、身も心も彼に捧げ、深く愛し、結ばれる日々。だが、次第に愛の行為は魔力のバランスを取るためでは?と迷い始めるアナスタシア。そんな彼女にサイラスは自分にとって「番」がどんな存在なのかを説くのだが……
アストレー王国の王女エマは父王によって魔法で羊にされ、宗主国へ「暖かな贈り物」として送り込まれた。ジョシュア王子が魔女による「凍える魔法」で震える毎日を送っていると聞きつけた父王が復権を謀ったのだ。王子の「温め係」として傍に侍り、宗主国の弱みを掴めと無茶なことを言われてしまう。嫌々出向くと、王子は羊のエマを厚くもてなし、食事を与え、共にお風呂まで!ええっ、いくら羊の姿でも殿方と一緒にお風呂なんて!焦るエマを王子は褥に連れて行く。温かいと言われて触れられているうちになんだかゾクゾクと。するといきなり人間に戻ってしまった!――もふもふ大好き皐月ももが贈るほんわかラブファンタジー。
アメリーとエルヴィンが夫婦になって今日で100日。100本からなる薔薇の花束を抱えて帰ってきたエルヴィンに歓喜するアメリー。結婚100日という大切な日、今夜こそ秘密を打ち明けてくれるのでは、と期待に胸を膨らませていた。ところがエルヴィンは、いつも熱い情事の後、優しく体を拭って寝衣を着せてくれるものの、慌てた様子で書斎へ行ってしまう。朝まで一緒にいてくれない彼の秘密をアメリーはすでに知っている。それでもエルヴィン自ら教えてほしいとずっと我慢してきたのに、やはり今夜も教えてくれそうな雰囲気はなくて――純粋で愛らしい新妻アメリーと兎族の血を受け継ぐエルヴィンのほんわかもふもふラブストーリー
ヘレナには想いを寄せる人がいる。騎士団の第二部隊長アベルだ。それなのに父はいきなり縁談を持ってきて、決定事項だと言うではないか。怒りと悲しみに思わず家を飛び出したヘレナは、そこで出くわしたうさぎに苦しい胸の内を吐露する。しかし屋敷に連れ戻されると、結婚相手はアベルと言われて驚く。今度は一転喜び勇み、顔合わせに臨むもののアベルの表情は冴えない。疑問に思うヘレナは、もしかして好きな人がいるのでは? と考える。一方、アベルは人間と兎族とのハーフで、うさぎに変身することができる。あの日、偶然出くわしたヘレナから彼女の気持ちを聞いてしまい、身を引くべきだと思い悩むのだが。もふもふうさぎ物語第二弾!
「イメージなんて、所詮は他人の勝手な想像ですよ」――見かけによらず可愛いもの大好きな優菜は会社勤めの傍らぬいぐるみの病院『もふもふクリニック』で修繕のバイト中。大好きなぬいぐるみに囲まれたこの生活はイメージじゃないと言われることが嫌でずっと秘密にしてきた。ところが、会社の後輩大樹が3歳の女の子紬とクリニックにやってきて大ピンチ! 好感を抱いていた優秀な後輩に子どもがいたことにショックを受けるとともに秘密を知られ焦る優菜。結局、「会社に内緒にする」という条件で紬のぬいぐるみを治療することに……。「お礼」と称して親密になっていく大樹との関係。勘違いはダメ! なのにドキドキは止まらなくて――?
フェリシアは義兄であり婚約者でもあるヴィルヘルムとの結婚を目前に控え、いささか憂鬱であった。本当だったら幸せの絶頂のはず。なぜならヴィルヘルムは栄えある守護騎士団の騎士で、誰もが認める美丈夫だからだ。とはいえヴィルヘルムはフェリシアに対して溺愛的である一方で、かなりの俺様。フェリシアのウエディングドレスを勝手に決めようとする。腹を立てたフェリシアは庭を駆け回るリスを見て、「リスになったら可愛いのに」なんて考えてしまう。二人が悦楽の夜を過ごした翌朝、目覚めればなんとそのヴィルヘルムがリスになっていた! リスの姿でプンスカ怒っているのを見ながら、フェリシアは思わず「可愛い」なんて思ってしまって――
幼いころのルーカスは弱虫でレイチェルの後ろで泣くことが多かった。しかも彼は人間と兎族とのハーフで、感情によってウサギになってしまったりする。レイチェルはそんなルーカスの世話をずっと焼いていた。ところがいつの間にかルーカスはレイチェルよりも大きく、強くなり、今では騎士団に所属する立派な騎士だ。しかも優しげな顔立ちで整っている上、ウサギの姿になって場を和ませるため女性たちの間では大人気だ。好きなのに、モテモテのルーカスを見ると素直になれない。優しくされてもつい意地を張ってしまう。そんなある日、レイチェルの態度にルーカスが珍しく声を荒げて怒り出し、そして強引にキスを!――もふもふウサギ物語第三弾!
「あまり可愛い声を出すな」父王の魔法で羊に変えられ、弱点を探るべく隣国の王子ジョシュアへの贈り物にされたエマ。魔女に『凍える魔法』をかけられて、身体が凍えるばかりか心まで冷たく閉ざされているジョシュア王子。けれど、なぜか羊のエマを気に入って、お風呂に入るのも寝るのも一緒にすることに!! 「お前は俺への温かな贈り物なのだろう?」実はジョシュアはエマの初恋の人。その相手との思いもよらない接近に大パニックのエマだったが、ジョシュアに触れられているうちに人間に戻ってしまい、さらに大騒ぎに! 彼を温めてあげたい、でも触れられて感じると変身しちゃう!! キュートでHなマジカルラブコメ、もふもふっと登場!
極甘ラブキュンストーリーをお届けする「ゆめ☆こみ」始動です!夢中文庫の作品を多数コミカライズ★ 表紙:つきのおまめ 『禁愛~御曹司の異常な寵愛~』志波ひより 『急転直下!~年下幼馴染は肉食獣に豹変する~』雪乃つきみ 『秘密の願望かなえてあげる~契約恋愛でオモチャになりました~』なかはらまい 『期間限定の契約フィアンセ』猫柴