コミック トレイルの感想・レビュー50件<<123>>それは世にも恐ろしい三十路病三十路病の唄 河上大志郎 河上だいしろうさいろく本当に恐ろしい。 現代日本社会で言えばその病を発症したら人生を棒に振るリスクが極めて高い。 青春時代というものが存在した人であれば(あるいはそうでなくても他人を一瞬でも羨んだことがあれば)大半の人は潜伏期間である。 ただ、恐ろしいことに発症するのはごくわずかの人で、世間はそのごくわずかの発症例を白い目で見る。 最後まで諦めちゃダメだって勇者に習った。 そういう少年時代を過ごしてきた私たちは大人になって気づくことがある。 最後っていつだ?と。 それは今じゃないんだけど、三十路病は早々に守るべき何か(地位・名誉・家族・誇り、など)を守るべき状態で手に入れている人たちは発症しない。 諦めという行為を大人になったと言い聞かせた人たちは発症しない。 この漫画は諦めない大人たちの物語。 彼らにどんな辛いことがあろうと目を背けてはならない、そう考えると今から次の巻が恐ろしくてたまらないのだ。信頼と実績のパラダイス山元監修餃子マンガ夜凪さんのよなよな餃子 勘米良優助名無し出てくる餃子全部美味しそう食べたい、感想それだけです。ただかなりオリジナリティあふれる創作餃子が出てくるので、味は想像できないのが多い。なのでこのお店が実在したら、もしくは作ってくれる人がいたら、と心から願うばかり。 自分で作ろうとは思わないのであったイチオシのスーパーハッピーエンド待ちタイトルスーパーベイビー 丸顔めめさいろくほんとにハッピーエンドで頼むわほんと。 楽丸ぴ視点でのたまおの女神度は計り知れない。 こんな黒ギャルがいたらいいなぁ、というイメージの集大成である。 楽丸ぴは最初あんな怯えてたのにストったたまおの努力で惚れ込みぴゅあぴゅあな2人のハッピーエンドまでずっと追い続けたいと思い候。家族、のような 友達、のようなの、ような。 麻生海六文銭主人公のもとに、不慮の事故で両親がなくなった恋人の親戚の子供を預かるという話。 一瞬、 恋人の?夫婦じゃなくて?なんの関係で預かるの?ん?え? ってなるが、まぁ色々複雑な関係で、 それでも一つ屋根の下で暮らすという、一風変わった家族漫画。 個人的に今一番楽しみにしている作品です。 突然両親がいなくなって、不安な子供達の気持ちを察し、 受け入れてしまう主人公・希夏帆(きなほ)の懐の広さにまず脱帽します。 両親をなくした気持ちは理解しますが、 普通、自分の負担とか、自分を優先に考えてしまいますよね。 とはいえ、単純に預かるだけでなく、子どもたちにも色々手伝わせたり自分のことは自分でやらせるなど平等に接しているのがフェアで、片方に依存しない関係はよっぽど建設的だなと思います。 大人的というべきか、WinWinの関係というべきか、 両親ともいえない、この関係をなんと呼ぶべきか悩みます。 また、希夏帆のもとに、やってきた二人の子供は、中学2年生の冬真と5歳の春陽の兄弟。 兄が生真面目かつ周囲に気を使いがちで、弟は無垢で元気いっぱい。 ともに、とまどいながらも、徐々にこの環境に順応していきます。 二人ともツライ過去がありながらも、文句一ついわない健気でまっすぐな姿が、逆に涙を誘います。 特に、母親を思い出しながらも、グッとこらえる姿は、たまりません。 家族、というには離れていて 年の離れた友達、というほど薄い関係でもない。 この不思議な関係ですが、二人の成長とともに深まっていく絆に、 なんとも言えない多幸感に包まれます。 こんな時代に、こんな新しい家族の形があってもよいのではと思いました。 繊細にゆらめく感情を見事に漫画で表現している夜と海 郷本nyae※ネタバレを含むクチコミです。親友女子のチャレンジ同居生活 #完結応援伊勢さんと志摩さん トクヲツムあうしぃ@カワイイマンガ恋人と親友、何が違うのか?と考える。 恋?性欲?……特別感と言う事なら、親友もかなりの物ですよ?百合を「精神的な清い繋がり」という狭い定義で捉えるなら、時に親友は恋人と並ぶ位、百合的だと思うのは私だけでしょうか?(そういう関係性に、私はよくロマンシスという語を当て嵌めます) ルームメイトで同じ会社に勤める伊勢さんと志摩さんは、高校の時からの知り合いですが、親友になるのは社会人になってから。 要領が良くてもドライな伊勢さんと、仕事は出来なくても人当たりが良い志摩さんは、仕事でも日常生活でもナイスコンビ。恋は無くても互いが切り離せない二人は、うん「相方」ですね!(画像は1巻/CHALLANGE10より。周囲から見ても「相方」な二人) 毎日やりたい事、試したい事をチャレンジ表に書き出して、試していく日々は楽しそう。でもこれ、二人だから続くんだろうなぁ……と羨ましくもあり。 恋をしたい!という二人ですが、次第に二人の間には少しの、ズレや複雑さが見えて来る。最後まで読み進めれば、単純なユルフワお友達ではない、互いを奥深くまで受け入れた「親友」の、心震える感情交換が味わえます。 そして全て分かってから、また1巻から読み返してみると……えっ、この時彼女は何思ってたの?という感じで、かなり驚かされる造りになっています。その辺は是非、本編で確かめてみて下さい!こういうショートショート?は読みやすくて好き彼女ガチャ 吉宗さいろく「アウターゾーン」やアニメ「デスパレード」を思い出した。 内容はもっとシンプルで低俗なストーリー…と見せかけて4話目ぐらいからちょいちょいジャブを打ってきた。 編集者の腕の見せ所か?と期待しながら読めて楽しかったです。 5巻(特典付き!)が本日発売、ということで、おめでとうございます! 玉緒の可愛さ、やばたん。スーパーベイビー 丸顔めめPom 黒ギャルの玉緒ちゃん、言葉も行動も可愛すぎますね。どハマりしました。 自分の気持ちに素直で、とっても素敵な女の子。 玉緒とらくぴ(彼氏)とのお話です。 見た目ギャルなのに、内面はとっても古風で真面目で、らくぴ一筋で、友達にいたら好きになりますね。 玉緒の友達のさわちゃんも玉緒思いですごく素敵。 トラブル解決するたびにみんなの絆が強くなるし読んでてこちらも元気になれる。 「ぬい活」という文化を知る #1巻応援ぬいパパ 成人男子がぬいぐるみのパパになる話 灯乃モトnyae異世界の王子が日本のぬいぐるみ文化に感銘を受け、"ぬい"として転生するところから物語が始まります。そしてぬいとなった王子と運命的に出会った青年・国丸とのほんのりBL風味な微笑ましいドタバタライフがストーリーのメインですが、何も知らなかった私には今は当たり前に存在している「ぬい活」という文化について知れたことが何より大きかったです。 世の中には人の心の隙間を埋めてくれたり、無償の愛を注げるような存在は無数にあると思いますが、そのうちのひとつ、「ぬい」を愛でる文化はこんなにも大規模なものだったんですね。#ぬい撮り、#ぬい服 などをSNSでタグ検索すると、大事に愛されている子達が出てくる出てくる。 読んでいたなかでも衝撃的だったのは、購入したぬいを「うちの子としてお迎え」する儀式。いわゆるもともと商品に付いてるタグを、もし経済的に困ったときに高値で売れるよう付けたままにしておくんだそう。そして正式にうちの子にすると決まった際に初めてタグを外すという(もしかしたら漫画オリジナルの演出かもしれないけど、実際にありそうだなと思った)。 と、そうした知られざる「ぬい」の世界を知ることができた1巻でしたが、キスして人間になったりぬいに戻ったりする王子と恋愛経験なしのオタク青年・国丸の関係に大きな変化が生まれる(かもしれない)2巻、期待大です。 世界一かわいいギャルスーパーベイビー 丸顔めめ野愛ギャルに癒されたくて読んでみたらギャルに癒された…! たまおちゃんかわいい。らくぴもかわいい。かわいいと優しいと幸せに溢れている。 ギャルなのに実は純情というパターンはよくあるけど、たまおちゃんはギャル「なのに」というギャップがかわいいという訳ではなく、明るくて真っ直ぐで好きに一生懸命で、そのギャルらしさも含めて全てがかわいい!! たまおちゃんの告白シーンはもう、恋愛漫画名場面ランキング告白編があったら間違いなく一位だと思います。 ずっとずっと優しさに包まれて幸せでいてほしい!! ギャルが好きっていうかたまおちゃんが好き。らくぴが好きなたまおちゃんが好き。 人生を考える。桜は君に3度舞う 炊田鳩子starstarstarstarstar干し芋子供なのに大人でなきゃならない、そして、大人の世界は、複雑で子供のままでは理解できないことが多すぎて、心が無茶苦茶になりそう。 そんな中でも純粋に生きられる加藤は、良い家族に恵まれ、唯一心を許すことのできる折原に再会できて病気でがあるものの恵まれた環境で生活できていることは何より。 しかし、きっとこれから色んな試練が襲ってくるであろう。 そして、人生の折返し時点と言われどう生きていくのか? 自分の人生を若い心のまま考え、老いていく体でどう受け止めるのか? 普通であることの幸せを考えさせられる。同級生の教師と生徒という不思議な関係性桜は君に3度舞う 炊田鳩子兎来栄寿炊田鳩子さんの初単行本。どこかで描いてた方なのかな? と思うほどに絵もネームも非常に読み易いです。ちなみに、一瞬吹田かと思ってよく見たら炊田(たけた)さんでした。作者名にルビが振ってあるのはありがたいといつも思います。 1年で3歳分歳を取る特異体質を持つ加藤が、かつて同級生だった友人折原と生徒と教師という立場で再会するところから物語は始まります。 この根幹にある設定が、さまざまに作用して妙味を生み出します。先生としては子供っぽいと周囲から見られている加藤。しかしその実は……というところが描かれていきます。20年生きると60歳分加齢されるとしたら、自分はどのように生きただろうと思わず考えさせられました。 第7話で病院で出逢うおばあさんとの、病気に対する向き合い方にまつわる会話のシーンはこの作品でも特に好きなところです。この病気が実在しなかったとしても、人間が自分の力ではどうにも立ち行かなくなってしまった時にいかに生きていかに周りの人間と関わって行くかというテーマは普遍です。 人間の価値は、自分の最期を悲しんでくれる人がどれだけいるかで決まると教えてくれた中学時代の先生の言葉を思い出しました。物語の行く末は寂しい結末を予感させますが、加藤が迎える終わりを見届けたいです。 余談ですが小深田先生や国頭先生など、ショートカットの女性がやたらと魅力的に感じられました。私はロング派なんですが。実写化は無理でもアニメ化を期待元カノの弟が可愛いって話 てぃーろんたろん名無し※ネタバレを含むクチコミです。 一回5万円で彼女が作れるガチャガチャ彼女ガチャ 吉宗名無し設定が凄く面白いと思いました。一回たったの五万円で本当の人間である彼女が手に入るなんて現実ではありえないけど非モテ男の理想のひとつだと思います。一話一話も短く短編集みたいになっているので読みたいときだけちょっと読むというのが出来ていいと思いました。オチもしっかり付いていますし展開がスピーディー。すべての登場人物がちょっとずつ優しい恋愛マンガ #1巻応援元カノの弟が可愛いって話 てぃーろんたろんsogor256年付き合った幼馴染の彼女にフラれて傷心のところ、連絡をくれたのは同じく昔からの付き合いの彼女の弟。久しぶりに会った彼はロングヘアーの美少年に成長していて、そしてちょっとした秘密を抱えていた…。 言ってしまえば、タイトルを見て第1話を読めばストーリーの"ゴール"は察してしまうかもしれない。ただ、特徴的で表情から感情がありありと分かる絵柄や、ともすれば人間関係がこじれそうな設定を優しく包んでいる悪意のない登場人物たち、それらが幾重にも絡み合って描かれるこの作品は、ある意味では"ゴールにたどり着くまでの遠回り"を魅せることに全力を費やしている作品なのかもしれない。このゴールまでの過程、そしてきっとゴールを越えてからもこの2人とその周囲の人々が醸し出す優しい世界を見守っていたい、そんな作品。 1巻まで読了。人間味っていうのかな…の、ような。 麻生海aico人間味っていうのかな、等身大で偽善的でもなく無理もなく愛が感じられるのが素敵なキャラクター達。 いちばん好きな黒ギャルですスーパーベイビー 丸顔めめstarstarstarstarstarnyaeこんなにも愛らしい黒ギャルがいるなんて…もう完全に玉緒ちゃんに惚れてしまいました。 「見た目はギャルだけど中身はピュア」を描いてる漫画が世の中に多すぎて今まで興味が湧かなかったんですが、これは表紙に惹かれて読んで良かった!! らくぴ(地味メン彼氏)との恋がメインだけど、親友さわちゃんとのやりとりも好きです。あと舞台が町田なのも地味に大事な要素だと思ってます。高純度で相思相愛スーパーベイビー 丸顔めめふでだるま良き良き良きの嵐 純粋黒ギャルの玉緒と地味メン文学青年山田が町田で出会う純な恋愛漫画 設定はシンプルだけど独特な読み味があって好き好き好き 本当お互いを尊重できる関係は文字通り尊いですね...... 相手を好きになり相手のことを知ろうとする行為ってのは言うなればオタク的感情であり、だからこそ僕にもめちゃくちゃ共感できた その結果構築されていくスーパー幸せな空間にいつまでも浸っていたい作品です キャラを形成する背景がめっちゃ練られててそれが素直に表情に出てるのが玉緒の魅力だと思う そして地味で面倒くさい性格だけど案外決めるとこは決めるし欲しい言葉をバシッとくれる山田にも読者はドキッとする そんな主役二人がプラスにもマイナスにも表情豊かなので感情移入しやすくて世界に入り込んじゃうし 展開の早さも読みやすさに一役買ってて一気に読んでしまう 7話表紙の二人が小さいながら既に完成されて好き 心の深いところに優しくぶっささるので気をつけて読んでください エロいことをするプロ、異世界へ異世界でも風俗嬢やってみた 森尾正博名無し池袋で大人気の風俗嬢が、突然異世界に飛ばされることになるというお話。異世界でも持ち前のテクニックで男たちを虜にしていく姿が、読んでいて清々しさすら覚える。異世界でも彼女のテクがしっかり通用するところに妙に納得してしまいました。やはり世界を超えてもテクが上手いっていうのは大きなメリットになるんですね。 今ではわりと普通にな…カラーレスガール 白野ほなみaico今ではわりと普通になってるジェンダーレス。素朴な絵で見やすいけど、いろんな心情考えさせられる漫画。題材が今風のおとぎ話彼女ガチャ 吉宗六文銭タイトルどおりで、付き合う彼女をソーシャルゲームのガチャのように引き当てるというお話。 お金で彼女を手に入るという非道徳的な内容なのですが、そこから関係がうまくいくかどうか引いた本人次第。 ここがポイント。 ラクしたり悪いことしたら報復されるおとぎ話のように、なかなかうまくいきません。 大抵男のほうがロクでもないことして、最後にちょっとした教訓とともに酷い目にあう2話完結方式の展開で、テンポよく読めます。 恋愛マンガというよりもミステリーに近い内容。 まだ、N(ノーマル)とR(レア)しかでてきてませんが、SSRとかアイドル・芸能人が出てくるのかしら?表現力がすごい夜と海 郷本ANAGUMA女性の間にある「感情」を描くのが百合だと聞きますが、まさに感情をそのまま絵にズドンと描き起こしたようなマンガです。 ミステリアスな美人転校生月子とちょっと抜けている自然体女子の彩。 印象正反対のふたりが出会い、惹かれ合っていく過程が繊細かつエネルギッシュに表現されていくのですが、正確なボディブローを連続で叩き込むかのような“重み”と力があります。ぶっ倒れそうになる。 ふたりのちょっとした喜びや苛立ち、親愛やすれちがいの気持ちが水や魚の形をとって描かれるのが本当に絶妙で、どのページにもずっと見ていたくなる魅力が詰まっています。 誰もが悩みを抱えながら生きているカラーレスガール 白野ほなみsogor25主人公のアオイは傍から見れば美人の美大生、しかし実は自分に自信がなく、我が身を取り繕う皮として女装をする男性であった。女装することで自らの内面を包み隠し他人と関わることが出来ていたアオイが、美大の中で友人たちと心を通わせる内に、化粧と服装で覆った内側の自分自身と向き合っていく物語。主人公視点でいうと「着たい服がある」などが近しい作品かもしれない。 しかしながらこの作品は主人公アオイの視点だけではなく、アオイの友人、またその友人と視点主を移しながら進んでいく。そしてその誰もが何かしらの悩みを抱えていて、その悩みを他者との関わりの中で少しずつ解消していく。 登場人物の悩みはアオイのようにジェンダーに関連の深いものもあれば、純粋な将来への不安や恋愛関係など様々。ジェンダーに悩みを抱える登場人物の物語は最近増えてきているが、表現の仕方によっては作品の中の人物と"当事者"ではない読者との間に距離が生まれ、どこか別の世界の物語を見ているような感覚を覚えることがある。しかし、この作品はより読者にも身近な悩みを持つキャラクターも織り交ぜながら描くことによって、本来読者が知り得ない悩みを持つアオイのような登場人物にも親近感を持って触れることができる。 また、本来"多様性"の塊のような空間である美大を舞台にすることで、その"多様性"の中でも色々な悩みを抱えながら日々の生活を送るアオイたちに共感しやすくなっている。 先に挙げた「着たい服がある」や「コンプレックス・エイジ」、もしくは「青のフラッグ」のような群像劇の要素も含んだ物語が好きな方にはオススメしたい作品。 2巻まで読了。可愛く心温まる…アタリ 琥狗ハヤテ名無し守り神が人間のすぐ近くにいる日常ファンタジー漫画 可愛いです… キャラクターが愛らしい 忙しかったりイライラしてたり対人関係にちょっと疲れてる時に読みたい漫画 こういう守り神が近くにいてくれたら…頑張れます( ; ; ) <<123>>
本当に恐ろしい。 現代日本社会で言えばその病を発症したら人生を棒に振るリスクが極めて高い。 青春時代というものが存在した人であれば(あるいはそうでなくても他人を一瞬でも羨んだことがあれば)大半の人は潜伏期間である。 ただ、恐ろしいことに発症するのはごくわずかの人で、世間はそのごくわずかの発症例を白い目で見る。 最後まで諦めちゃダメだって勇者に習った。 そういう少年時代を過ごしてきた私たちは大人になって気づくことがある。 最後っていつだ?と。 それは今じゃないんだけど、三十路病は早々に守るべき何か(地位・名誉・家族・誇り、など)を守るべき状態で手に入れている人たちは発症しない。 諦めという行為を大人になったと言い聞かせた人たちは発症しない。 この漫画は諦めない大人たちの物語。 彼らにどんな辛いことがあろうと目を背けてはならない、そう考えると今から次の巻が恐ろしくてたまらないのだ。