"アタリ"と人間の見えない交流に不思議と癒やされる
守り神を創造し人間の世界へと送り出す"アタリ"という異形の存在。そのアタリがほんの気まぐれから現世に降り立ち人間の世界に触れるという作品。アタリは人間には見えず意思疎通はできないんだけど、現世の事象に無知でタブレットや駄菓子に興味津々だったり、悩みを抱える人々の傍に寄り添い届かない言葉をかけるアタリの様子に不思議とほっこりする。 また、ある理由からアタリのことが見える少年・仁の登場により、仁とアタリのエピソード回も時折挟まれる。見えるからといってアタリが問題を解決しようとするわけじゃないんだけど、アタリの言葉に不思議な力があるのがよくわかるエピソード。強く押し出してはないけど根底にあるメッセージは強い。 あと守り神かわいい。ただかわいい。それだけで癒し。 1巻まで読了