ダークネスな女たちの感想・レビュー5件フィクションとして楽しみたいとは思うけれど中学校狂師 ~カラス女は許さない~ 小田原愛野愛虐げられて生きてきた女性が美貌を手に入れ復讐する、閉鎖的な世界をぶち壊していく、そういうストーリーに惹かれてしまいます。いい気分にはならないとわかっているのに読み進めてしまいます。 美しさと聡明さを利用して次々に復讐を果たしていくサキに痛快さすら感じるものの、素性が明かされそうになったり怪しまれたりハラハラさせられます。 一番の敵である島の有力者・マリコもまた魅力的。執着心と支配欲に塗れた美しきカリスマで、簡単には陥落しないであろう強キャラ感がたまりません。 完全なフィクションだろと割り切れない生々しさもありますが、感情移入しすぎずバトルを楽しむのがいいような気がしています。精神に負担をかけず楽しみたいので…。 とはいえ復讐に邁進しながらも時に苦悩するサキに心乱されるのも事実です。 どういう結末が待っていても心穏やかではいられなさそうですが、サキの幸せを願って読み続けたいと思います。墜ちていきます略奪奪婚 ~デキた女が選ばれる~ 山田芽衣starstarstar_borderstar_borderstar_bordermotomi家族に恵まれず田舎から上京する医者志望と支える彼女。見事医者になり結婚するが子供はできず(実は男性不妊でできるはずもない)。他の男性の子供を妊娠した社長令嬢が夫を騙し、離婚に持ち込み、結婚。これでもかってくらい堕ちていく元妻。どうなるか、初めは元奥さん可哀想って 思ったけど登場キャラ全員ヤバくて 先がきになりすぎて読み進めました。 めちゃくちゃドロドロしています。 飽きれるくらい全員クズです。幸せの在り方中学校狂師 ~カラス女は許さない~ 小田原愛starstarstarstar_borderstar_borderママ子高校生のサキは陰湿ないじめに遭い心が壊れてしまった。島から離れるもテレビで見た島の平和な姿を見てサキは復讐に目覚めてしまう。不便ながらも小さな島で暮らす幸せと、都会で便利に暮らす幸せ、どちらもメリットデメリットを伴い、暮らし方も考えさせられる作品でした。設定のドロドロ感気になるよね~~!!略奪奪婚 ~デキた女が選ばれる~ 山田芽衣こめつぶあらすじサクッと読むだけで司へのイライラと略奪してやり返してやれ!!って熱く応援する気持ちが生まれました笑 夜にLINE漫画で見つけてすぐに課金しちまった笑 いやあこんな展開漫画っぽい。とか一瞬思ったけど、いやリアルでもありえる、、、司みたいな星屑野郎絶対いるよね。と現実界のクソ具合を確認← まだ1巻なので早よ次!!!! 復讐をはたすため故郷に戻ってきた女の物語中学校狂師 ~カラス女は許さない~ 小田原愛六文銭広告でまわり、見事につられました。 瀬戸内海に浮かぶ島が舞台。 主人公の大鳥サキは、高校時代、男女のいざこざが原因で、クラスメイトのリーダー格であるマリコから陰湿なイジメを受ける。 マリコは島でも有力者であることから、母親ともども村八分をうけ、結果、島を出ることになる。 数十年後、自分にした仕打ちを忘れたかのように笑って暮らすクラスメイトたちが、偶然テレビに映る。 母も死に、夢だった教師も諦めた不幸な自分と比較して、島でのうのうと暮らす彼らに、ふつふつと復讐心が芽生え、姿も名前も変えて島に舞い戻る、という流れ。 島の閉鎖空間で、マリコを筆頭としたカースト制度のようなものがしかれ、異様な空間が広がってますが、島や小さい村というのはえてしてこんなものなのでしょうか。 要は、有力者が何でも牛耳る。 主人公サキは、マリコの前に、外堀を埋めるかのように彼女の取り巻きである元クラスメイトたちに少しづつ接近していく。 よくある復讐劇なのですが、島の異様な慣習というか島の有力者マリコの狂気じみた権力、はたまた受け継がねばならない使命感なのかが良いスパイスになって、物語を面白くさせてくれます。 マリコの子供と、何か秘密があるようで、ただの復讐では終わらない底深さがあります。 まだ2巻ですが、マリコの夫にも接近して、物語が動き出した感じがあります。 閉鎖空間での復讐劇が好きな人にはおすすめです。
虐げられて生きてきた女性が美貌を手に入れ復讐する、閉鎖的な世界をぶち壊していく、そういうストーリーに惹かれてしまいます。いい気分にはならないとわかっているのに読み進めてしまいます。 美しさと聡明さを利用して次々に復讐を果たしていくサキに痛快さすら感じるものの、素性が明かされそうになったり怪しまれたりハラハラさせられます。 一番の敵である島の有力者・マリコもまた魅力的。執着心と支配欲に塗れた美しきカリスマで、簡単には陥落しないであろう強キャラ感がたまりません。 完全なフィクションだろと割り切れない生々しさもありますが、感情移入しすぎずバトルを楽しむのがいいような気がしています。精神に負担をかけず楽しみたいので…。 とはいえ復讐に邁進しながらも時に苦悩するサキに心乱されるのも事実です。 どういう結末が待っていても心穏やかではいられなさそうですが、サキの幸せを願って読み続けたいと思います。