数学マンガの感想・レビュー37件動物のお医者さんの数学版ってイメージ数字であそぼ。 絹田村子狐優曇華動物のお医者さんの、二階堂のほうが主人公になって数学をテーマにしたって感じで面白い。 3巻くらいまで読んだけど、色恋がなくてそれもまた心地いい読書体験。 そろそろ全部一気に買いたくなってきた。「架空戦記」でもあり「歴史」でもあるアルキメデスの大戦 三田紀房starstarstarstarstarmampuku極上の「負」のカタルシスだった。 日本が第二次大戦に突入しそして敗戦するまでを描いた戦記モノで、架空の天才軍人・櫂直(かいただし)が明晰な頭脳と冷静な分析によって開戦を、ひいては敗戦を回避すべく孤軍奮闘する話。 犠牲を払いながら手を尽くしても戦争へ突き進む軍部を止められず、事態は坂を転がり落ちるように悪化の一途をたどっていく。巻数にして30巻を超える長い長い無力感と喪失感を味わいながら、物語終盤ミッドウェー海戦で惨敗、櫂は軍を離れ、そのまま終戦、東京裁判を経て完結へ。 勝利も復讐も俺TUEEEも、およそ快感と呼べるものを与えられないまま、ずっとしんどい思いをしながら読み続けることになるものの、読後感は不思議と悪くない。むしろ心地よいまである。なぜか。 「いわんこっちゃない!」と叫びたくなるような負の感情のカタルシスの連続、喪失感、破壊(と再生)、櫂の決意と忠誠、わずかな希望……。一言であらわすなら、「大人の味すぎる娯楽」って感じ。天才が活躍するって、気持ちがいいアルキメデスの大戦 三田紀房マンガが主食※ネタバレを含むクチコミです。卒業応援します数字であそぼ。 絹田村子starstarstarstarstar_borderママ子教科書を読まず来てしまいましたがこの漫画を読みもう一度勉強したくなりました。誰しも挫折はありますがいつでもやり直しがきくのではないのでしょうか。大学は入ったら終わりじゃなく、入ってからもきっと大変。横辺の行く末が気になります。 天才アルキメデスの大戦 三田紀房starstarstarstar_borderstar_bordermotomiフィクションの中に実話を入れた漫画です。 戦艦大和の造船をやめさせようとする。お話の目的と、やめさせるアプローチが面白いです。あの手、この手、でなんとか難題をクリアしてしまうのが、スッキリします。 第二次世界大戦の大まかな内容が分かってるとより面白く読めると思います。 難しい会話、やり取りがカッコいいので設計図、会議、数学などが好きな人にはとくにおすすめです。「大学への数学」と「大学での数学」は違うと聞く数字であそぼ。 絹田村子starstarstarstarstar_borderゆゆゆtwitterで以前紹介されているのを見て、気になってた漫画が3巻無料なので手を出しました。 ちなみに登場する先生は、モデルになった先生がいるらしく、京大理学部に通う(った)方々には、「あ、あの先生かな」となるそうです。twitterの紹介を読んだときに知りました。 さて自分が学生だったころ、物理の先生がしばしば使う公式を、方程式から生み出してみせてくれました。 似たような文字を使うのに、さっぱり共通点が見えなかった物理と数学。 漫画「レヴァリアース」のシオンが言っていた、「すべての学問は繋がっている」という言葉が理解できた瞬間でした。 そしてさらに先生が「こんなのは数学の○○先生からしたら、子供の手習いのようなもの。あの人たちは次元が違う」みたいなことを言ったのも覚えています。 物理と数学をつなげる公式をすらすら書いた先生ですら、敵わない次元。 あのころ、ドラマ「古畑任三郎」で、とある公式の証明をめぐる数学者のストーリーを取り扱っていましたが、あのノホホンとした数学教師はそういう次元の方だったんでしょう。 数学をやっていると思ったら、哲学だったりする次元。 本作はそんな次元が違う世界に身を落とすことにした若者たちの物語です。 数学苦手な人は一度読んでみて!!数字であそぼ。 絹田村子名無し一度見ただけでほぼ暗記してしまう記憶力を持つ主人公はが、京都の有名大学に入ったら、暗記だけでは通用せずに試行錯誤する漫画です。 数学については中1で諦めて教科書を読まずに大人になった僕にとって円の面積の求め方とかを分かりやすく説明してくれており、この漫画にもっと早く出会っておけばと、悔やまれます。 数学の面白さや大学生あるある(僕は高卒なのでよく分かりませんが・・・)のギャクも詰まっていて非常に面白い作品だと思います。 大学って卒業するのも大変なんだな。 18世紀の女性数学者ソフィー・ジェルマンの物語天球のハルモニア 光城ノマメ しまな央名無し数字が大好きな12歳のソフィーは「どうして雪は六角形なのか」を考えるのに夢中になり、雪の積もる地べたに数式を書き始めてしまうような女の子。 18世紀という時代ゆえ、こんなにも才能に溢れているのに女の子であるというだけでソフィーに学問の道は開かれていないのが辛いですね…。 調べてみたところ数学の世界には「ソフィー・ジェルマン素数」というものがあるそうで、厳しい時代に生まれながらソフィーが研究を諦めなかったことがわかります。 今後、物語の中でどんなふうに彼女が数学を究めていくのか楽しみです!よくわからなくても面白いが、そこで終わると非常に勿体ない寿司 虚空編 小林銅蟲starstarstarstarstar_border完兀今や狭い世界で広く知られることとなった数学的題材「巨大数」を扱った、世にも奇妙な寿司漫画である。 ぶっちゃけ読んでもよくわからない人がほとんどだと思う。でもよくわからないまま読んでも面白いのだからすごい。このことは、本作を読むのに巨大数への理解が必要ではないともいえるのだけど… でもよくわからないまま読み進めるだけじゃなく、扱われている巨大数への理解を深める挑戦もしてみてほしい。でなければ大きな機会損失になりかねない。 この漫画が提供してくれる機会、それは「世界が広がる感動と衝撃」である。 物心ついた頃、普段目にしている家周辺の空間の外へ初めて飛び出たときに体験するあの感覚。 小さかった頃、自分の知っている世界は実は地球上の非常にちっぽけな範囲だけなのだと気付いたときに得たあの感覚。 利口になってきた頃、あんなにも大きいと思っていた地球の外には、全知識を動員してもどうにもならないぐらい広大な宇宙が広がっているのだと思い知らされたときのあの感覚。 人生でそう何度もないような、あの劇的な感覚を与えてくれる可能性がこの漫画にはある。私は味わった。まさに『わかり』の状態だ。 この漫画、絵やストーリーが最高だと評価される可能性は極めて低いだろう。 しかし「最高の体験を導いてくれる漫画」になる可能性は充分にある。少なくともクラス1の数の逆数で表される範囲ぐらいはある。 それがどれぐらいの大きさになるかは、本作を読み進めて確かめてみて欲しい。単行本未収録の話がpixivコミックに公開されているのでそちらもお忘れなく。ヒストリエ好きな人ならオススメヘウレーカ 岩明均starstarstarstarstar宮っしぃヒストリエと同じく歴史ロマン系の内容 ローマ軍との戦争を舞台にアルキメデスの発明品や、歴史背景がしっかりと語られている そこに岩明先生の独特な雰囲気が絶妙にマッチしているので、ヒストリエにハマった人なら楽しめるはず 「人を一人殺せば殺人、人類の半分を殺せば英雄、全て殺せば神になる」 元はチャップリンの「殺人狂時代」の名セリフらしいが、ここで初めて知りかなり惹かれるパワーのある言葉だと思ったのは今でも覚えている 1巻だけで良くここまですっきりまとめられる岩明先生ってすごいよねぇ... 歴史ファンは、たまらない!アルキメデスの大戦 三田紀房クロキ歴史と、作者のファンなので読んでいます。天才数学者が日本を守ろうとする話。数学で相手を説得するシーンが好きです。久々に読んだけどやっぱ無理数学ゴールデン 藏丸竜彦名無し2年くらい前に1巻読んでうーん…となったので時間をおいて久々に読んだけどやっぱ無理だった。主人公、ヒロイン、ライバル、教師1、教師2、出てくる登場人物がことごとく「は?なんだこいつ」って奴ばっかりでストレス負荷がとにかく高い。誰か1人だけだったらまだしもイライラするやつが一度に5人も出てくるのは流石に耐えられない。 キャラクターの性格以外の部分、ストーリー展開や数学は面白いだけに我慢して続き読むべきか悩む。絶対に負けられない戦いが日常(そこ)にはある真壁先生のパーフェクトプラン【単行本版】 時宗孝輔たか1話読んで好きになってしまいました。朝の通勤電車で必ず確保したいいつもの席とか、大事に取っておきたい消しゴムの角……。日常の中にある、超個人的で些細なことだけど絶対に譲りたくないあれこれ。大人だから我慢して譲るのは簡単だけど、それを決して譲らずガチガチに守りにいってる真壁先生がマジかっこいい……!! とても日常とは思えない高度な心理戦が最高すぎる。 なんといっても、1話がガッキーと堺雅人のコンビが光る弁護士ドラマ「リーガル・ハイ」第1話のオマージュになってて爆笑しました。そうくるんかーーい! なんでこんな面白い漫画今まで知らなかったんだろう……。 9/30までスキマで全巻読めるそうなのでぜひ!! https://www.sukima.me/book/title/makabesensei/ 数学なのにアツい!!数学ゴールデン 藏丸竜彦名無し数学全然明るくなくても読める気がします! 私数学なんてとうの昔に捨ててしまいましたがおもしろい というか勢いで押し切られてる感覚! 数学のことを脳内で考えている時はイメージとしてこんな感じなんでしょうか数学で放つかめはめ波数学ゴールデン 藏丸竜彦さいろく数学オリンピックってなんじゃー! 初めて聞いたが実在した。 先日「数字であそぼ。」を読んでたらレコメンドされたので読んでみたが、こちらは一気に読むのがオススメかもしれない。現在2巻、まだ続くであろう…! 主人公に感情移入して読むのが個人的には大好きなのだけど、本作は数学以外のところは内向的なのび太君的な始まりをみせる主人公が数学の問題だけでなく「物事の考え方・捉え方」を学び、広げて世界が輝いて見えてくる、そんな話。 世界が広がっていく!というシーンをビジュアル化してマンガで表現しているのはすごいなと思ったし、なにより描いてる著者が数学教師だったというから驚き。 しかもトキワ荘プロジェクトの人なんだとか。 https://tokiwa-so.net/news/11732 応援もしたくなるねー あと七瀬ちゃんからは元気がもらえるのでオススメだよ!ギャグかと思ったらガチだった数字であそぼ。 絹田村子さいろく数字。それは数を表す文字のこと。 高校レベルの数学止まりの知識しかない自分には話が難解すぎる… と思ったけど記憶力だけ良い主人公と一緒に学んでいける!?と勘違いするぐらいわかりやすく紹介してくれている。 この漫画もしかして神様の授けてくれたチャンスなのでは? そう思った私は高校の頃に「動物のお医者さん」を読んで獣医になれるのではと勘違いしたぐらい傾倒しやすいタイプでした。 大学レベルの数学を学んで理解したい、とちょっと思ったけど1巻を読んだだけでは主人公がバカに見えていたけどコイツは記憶力だけで名門大学に入れちゃうぐらいの特殊なやつなんだった。 ‥がんばれ横辺、見守ってるぞ。 囲碁、算術、天文…数々の人々の想いを繋ぎ、江戸の改暦事業へ挑む歴史時代劇 #推しを3行で推す天地明察 槇えびし 冲方丁starstarstarstarstarひさぴよ巻末で原作者・冲方丁氏もベタ褒めするほど完成度が高く、天文ジャンルのマンガとしても、歴史マンガとしても非常に優れた作品です。 原作の力も凄いですが、作画・槇えびし先生の人を惹きつける静謐な表現力がとにかく素晴らしい。 渋川春海の弱さとも取れる謙虚さ、優しさが、歴史に残る一大事業へと向かわせるのですが、中盤から終盤にかけて盛り上がってゆく物語なので、ぜひ最後の9巻まで通して読むことをおすすめします。数字であそびたい数字であそぼ。 絹田村子hysysk大学で数学を学んでない身からすると、「高校でやってたあれはこういうことだったんだ!」という発見がある。自分も主人公と同じく暗記で乗り切ったタイプなので(見ただけで覚えられるほどの力はないが)、すごく共感しながら読んだ。登場人物が異能を持ちながら基本的には駄目人間てのがいい。数学の知識がなくても十分楽しめるし、京都に土地勘ある人はローカルネタも楽しめると思う。高校数学の最高峰を目指す#1巻応援数学ゴールデン 藏丸竜彦六文銭絹田村子先生の「数字であそぼ。」もそうですが数学系のマンガが出てきて、かつて数学好きだったものとしてはホクホクします。 youtubeでも数学を解いている動画が増えて、個人的に世は数学ブームなのか?と期待してます。 (意図的に自分がそういう情報を拾っているだけという噂も) 数学の世界って何が面白いのかって、理論のほうが現実よりも先行しているってところなんですよね。 理論的には正しいことを証明できるけど現実で観測できない(むしろ実態がない)とか、なんで星の数ほどあります。 昔、自分が数学に夢中になったエピソードの一つが虚数です。 2乗するとー1になるものをオイラー先生が「i(アイ)」と設定し、ガウス先生が実数と虚数をあわせて「複素数平面」として導入したのが、1700~1800年代。 もう200~300年くらい前なのですが、これが今の携帯電話の回路のなかで使っていると聞いて、ぶったまげましたよ。 稀代の天才たちが水も漏らさぬ理論を作り上げて、テクノロジーが進化することで凡人たちにも活用されるとか、どんだけ数学が先行しているのかを物語るエピソードだと思います。 数学の凄さと面白さを知った青少年時代です。 (その後、大学で数学の深遠なる闇を知って挫折したものです。高校までの数学とはなんだったのか?となる感覚は「数字であそぼ。」をお読み頂くとよくわかると思います。) さて、本作は、高校数学の最高峰ともいえる「数学オリンピック」を目指す主人公の話。 部活でインターハイを狙うとかはよくありますが、数学オリンピックとはなかなかニッチなライン。 これが理解されず周囲の嘲笑の的になってますが、それでも自身の強い思いで目指す姿と、また主人公は有名私立高校を落ちて、数学オリンピック出場者がでたこともない高校から目指すハングリーなところも良い。 やっていることは頭脳戦だが、熱いスポ根の臭いを感じます。 一風変わった、だけど同じ目標をもつヒロイン(?)七瀬マミも、なんだかんだと切磋琢磨し、今後才能を発揮しそうな予感。 数学という思考世界に情熱を捧げる高校生の姿も、スポーツと違ってまた良いものですよ。 出会いで人生は、変わる!フェルマーの料理 小林有吾starstarstarstarstar干し芋数学の計算プラス最高の食材で絶品料理ができる!! 主人公の岳の根底にあるのは、父の愛情に満ちた家庭料理。 最高の食材でなくても美味しいものは作れるはずだけど、あえてね。 自分でも、本に載っているレシピで絶品料理を作りたいけど、ちょっとハードル高いなぁ。(ナポリタンは、できそうだけど・・・。) 数学者に挫折した岳が今後どのような成長をしていくのか見守りたい。 それにしても、学園長最低の人間だなぁ。 運命のいたずらか、偶然の出会いで、描いていた人生が全く変わってしまう事って確かにある。お前の数学的思考は料理のためにある!フェルマーの料理 小林有吾hysysk数学で挫折した主人公が料理に目覚め、数学的思考を活かしてめちゃくちゃ理屈っぽい料理を作る。少年マンガらしく逆境に立ち向かう展開が熱くて面白いけど「はじめアルゴリズム」とか「数字であそぼ。」で数学マンガの要求レベルは上がってるので、そこだけもうちょっと頑張って欲しい。数学オリンピックを目指すスポ根的数学青春マンガ数学ゴールデン 藏丸竜彦hysysk数学は好きだけど数学オリンピックはあんまり興味ない。でもあれがいかに狭き門で難しくて熱い世界なのかはちょっと分かった気がする。 本当は私も一日中数学について考えていたいのだけど、経済合理性がなさ過ぎるのでやってない。もっと若い頃に受験以外の数学の世界に気付いてれば人生違ったと思うので、若者は読んでみて欲しい。 #1巻応援 数字であそぼ。数字であそぼ。 絹田村子名無し見たものを完ぺきに暗記できる横辺くんが、大学の数学で初めての挫折を味わうお話。京大っぽい舞台ですが、暗記だけで京大入試突破は無理では…?とは思うものの、たしかに高校までの勉強と大学からの勉強は、全然違うものかもしれません。 横辺くんが、爽やかで、リアクションが素直てかわいい。留年の挫折を乗り換えてほしいと応援したくなります。作中に出てくる数学の話も、込み入った難しいだけのものじゃなくて、解説も噛み砕いたものだから、数学嫌いな私でも、拒否反応なく読めました。面白い、全巻読まねばならなくなっちまったアルキメデスの大戦 三田紀房名無し映画化されたこの「アルキメデスの大戦」ですが、原作を読んでいなかったので映画を観るのを見送ってしまいました。しかし、今回無料キャンペーンで1~3巻を読ませて貰い、単なる数学者がその知能を以って大型戦艦(大和)建造を阻止する物語ではなく、海軍内部事情(派閥問題)や国際情勢も踏まえた、私の様な爺さんにも読むに堪えられる漫画であると知りました。この無料の試読にまんまと嵌められ、全巻大人買いをしたくなった事を正直に認めます。<<12>>
動物のお医者さんの、二階堂のほうが主人公になって数学をテーマにしたって感じで面白い。 3巻くらいまで読んだけど、色恋がなくてそれもまた心地いい読書体験。 そろそろ全部一気に買いたくなってきた。