大阪マンガの感想・レビュー78件力道が圧倒的成長しすぎて暴力大将 どおくまんプロ どおくまん地獄の田中読み終わると鈴木とデン助のこのセリフ以外の何も出てこなくなる 最初小学生だった頃なんて力持ちのガキ大将っていうだけだったのにプロの仕事ザ・ファブル 南勝久starstarstarstarstaralank主人公自身がプロなのはもちろん、実は周りのキャラクタ達も、それぞれのプロ意識というか、自分の責任みたいなものを考えているように感じられるのが好きです(全員ではない)。殺し屋の話なので当然暴力的なシーンも出てきますが、ちょうどいいハラハラ感。怖すぎずのんびりすぎず、時折ギャグも入れてくるし、時折切なさもある。66話目の最後のページとか、グッとと来ました。 おすすめです。フィクションとノンフィクションの狭間のおもしろさ西成ユートピア ワダユウキ 國友公司starstarstarstar_borderstar_borderゆゆゆあとがきで原作者さんが、漫画を描いているワダさんはパチンコ狂い、國やんのモデルは自分だがギャンブルは一切やらない、と書かれていて笑ってしまった。 なんだかすごくだめな感じの主人公だなあと思ったら、ハイブリッドして生まれたダメ主人公らしい。 こう言っちゃなんだが、存在しなくて良かった。 本作を最初に読んだときは漫画も本人が描いていると勘違いしていたので、あまりにもな主人公にちょっとひいてしまっていたので、すごく安心した。 それからあとがきで、リモコンを溶かすほど、テレビのデータ放送のゲームをしたオッチャンの存在は実話と明かされていて、フィクションとノンフィクションの狭間のおもしろさを感じた。 これから、生活しているから分かる不可思議な日常が描かれていくんだろうか。 ドヤのお仕事紹介はどこまでどうなんでしょうね。福島行きの話は震災後に時々聞いたけども。 ちなみに、第一話冒頭で編集長が書かれていたように、あとがきで読んだ原作者さんの文章はおもしろかった。 今、平成はじめのルポを読むと当時はこういうのが許されていたのよねと思うのと同様に、もう20年くらいしたら、こういうのがまだ許されていた時代よねとなりそうな雰囲気もすごく良い。原作も読みたくなる。暴力大将の感想 #推しを3行で推す暴力大将 どおくまんプロ どおくまんstarstarstarstarstarマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 多分初めて読んだのは中学生の頃で近所にあった古本屋で見かけて試しに読んだ2巻あたりまではなんとなくだったが、「中学校編」あたりの鈴木とデン助 の力道への対応あたりから無茶苦茶面白くなってそれ以降ずっと面白い。 今回久しぶりに読みかえしたがやっぱり名作だな ・特に好きなところは? やはり「戦後編」の鈴木とデン助が力道に会うところだな ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! どおくまんの絵の変化、主人公の力道の変化などすべて楽しめるのでおすすめです なぜ今じゃりン子チエを読むのかじゃりン子チエ【新訂版】 はるき悦巳starstarstarstarstar_borderゆゆゆ令和になって、若者の間で人気が再燃しているらしい。 作者さんの子供時代の背景が含まれた漫画と考えると、「ちびまる子ちゃん」と似たような感じだろうか。 言葉が悪くても、子どもが働いて親を養っていても、よくみたら周りの大人で全うに働いている人が少なくても、身内に対する優しさが感じられる。 ちなみに私がじゃりン子チエを知ったきっかけは、ある日突然、父親が買ってきたゲーム。 なんじゃこりゃと尋ねたら、父親がこういう名前の漫画があるんだと説明してくれたと思う。 チエちゃん視点のゲームだったが、何をしたら良いかわからなくて、堂々めぐりを繰り返した。 小学校低学年には難しく、ほぼ進まなかった。 でもあのホルモン焼き屋の内装と外装、みんなチエちゃんに優しかったことと、小鉄は覚えている。 「じゃりン子チエ」についてはゲームくらいしか知識がないまま今にいたり、なんとなく読んでみたらおもしろかった。 関西弁と人情物というと「大阪ハムレット」も良かったけど、より元祖というべきこちらもとても良い。文庫版の最終巻に描き下ろし短編が3本収録じゃりン子チエ【新訂版】 はるき悦巳starstarstarstarstarひさぴよ2023年の令和にじゃりン子チエ描き下ろし短編が!! ・「チエちゃん」以前のチエちゃんの巻 ・夜のヒラメの巻 ・チエちゃんの定休日の巻 の3本立て! はるき悦巳先生からのミニメッセージも! https://www.futabasha.co.jp/book/97845757283920000000?type=1いきなり!1カ月大阪西成ドヤ街生活西成ユートピア ワダユウキ 國友公司名無し※ネタバレを含むクチコミです。 髪型、スーツ、THEや◯ざですミナミの帝王 天王寺大 郷力也名無しとにかく息の長いマンガ。絵は下手。でも勢いと迫力のありなかなか魅力的に感じました。 漫画開始当初はトイチでかなり高い利子の設定だったけど現代では、もっとひどい。 ミナミの帝王のもっとひどい版がウシジマくんという事。 ヤクザも厳しい世界になってきております。最強の殺し屋ザ・ファブル 南勝久ユーカリ最強の殺し屋なのに殺しを禁じられて、一般人として過ごす一年間。 平和に暮らしたいのに全然むり、そりゃあ悪い人の周りには悪い人がやってくるよね。次から次へと起こるトラブルやピンチ。主人公以外のキャラクターもみんな魅力的。真面目なシーンと笑えるシーンのギャップが絶妙。苦手な絵だなぁと思いながら読んだけど、この絵だからいいんですよね。 おもしろかった!おすすめです!吉本新喜劇のギャグを連発していない部分のような?大阪ハムレット 森下裕美starstarstarstarstarゆゆゆ読み終わったあとで、「Amazonさん、今回はなかなか良いものを薦めてきたね。他に似た系統の作品はないの?」と類似作品を探したことを覚えている。 タイトルに「大阪」とあるように、大阪が舞台の、大阪弁満載の人情劇。 吉本新喜劇で、ギャグ連発じゃない部分というんだろうか。 適切な例えが思いつかない。 老若男女がおりなす、一話完結の不思議な世界。 未読の方は、第一話だけでもお試しでどうぞ。 独特な世界観で、言葉では伝えきれない部分があるので、ぜひ読んでみてほしい。 ちなみに第一話の表紙イラストは、下記のヤンキーヤンキーしている子のビフォーアフターイラスト。 このちびっ子が大きくなってこうなるのかと考えて、思わず「ぅわ゛」と言ってしまった。 次ページでもヤンキーヤンキーしている、この男の子の家族関係が、第一話の根幹となる。 テンポよくストーリーが進んでいくので、ドラマを見ている気持ちであっという間に読み終えてしまうと思う。 ハマるザ・ファブル 南勝久starstarstarstarstar_bordermotomiアクションと日常部分の緩急がバランスよく、時々お笑い要素でくすぐってくるのが飽きもこないのでいいです。 闇社会で名を知られた殺し屋が逆に「殺してはいけない普通の暮らし」に挑むという真逆の発想が面白いです!! 最初は劇画チックな絵が苦手だったのですが、読み進めるうちにこの絵でこそと思えるようになります。 ストーリーの面白さとテンポの良さが絶妙です。 登場人物がどこかで見たことがあるような、芸能人に似ているところもみどころです。異常なまでのおもしろ成分含有アオイホノオ 島本和彦starstarstarstarstar酒チャビンマンガ家マンガが好きなので手に取りました。島本先生のことは超絶失礼ながら存じ上げなかったのですが、今やサインがもらいたいマンガ家ベスト5位くらいには入ってきてしまっています。 マンガ家マンガということで読んだのですが、一応そのテイストも十分に感じられますし、ジャンル分けすればマンガ家マンガになるとは思うのですが、それを抜きにしてもめちゃくちゃ面白いです。マンガとしてエンタメとしてストーリーが圧倒的に面白いですね。あとギャグもまじで面白いです。 「面白い」と言っても、コントなどをみて爆笑する面白さだけでなく、歴史が面白いという時などの面白さや、ストーリーの先が気になるなどの面白さなど、たくさんあって、面白い気持ちというのはとてもハイブリッドで複雑なものだと思います。 それが本作品は、多種類の面白さがものすごく重層的にミルフィーユされていて本当にすごい作品だと思います。一応泣けるシーンもあったような記憶もなくはないです!! しかもマンガの歴史などもものすごく勉強になります!!!例えば、うる星やつらの連載が始まったときや、アニメが始まったときなどの社会的な情勢だったり、主人公の気持ちだったりが、とても丁寧に詳しく描かれていて、体験したかのような感じになります!!! この作品はまだ連載中ということですが、どこまで行けるのか、島本先生はいま事業会社の社長を兼務されているようで、掲載のペースは早くはなさそうですが、次巻の発売が待ち遠しすぎるマンガ(わたし調べ)1位です!!ナニワ金融道の名シーンナニワ金融道 青木雄二starstarstarstarstarかしこ全巻読むからメモっとこうと思って https://www.sukima.me/bv/t/BT0000342956/v/5/s/13/p/1 金融漫画の金字塔ナニワ金融道 青木雄二名無し人生は紙一枚で簡単に終わる。 借金が全て悪いとは言わない(企業はみんな借金しているし)けど、悪い借金は本当に人生を狂わすし、知識がない人は皆騙される。 この漫画で騙されている人を見て、学ぶことが大事。 絵が下手で、キャラの顔がギャグ漫画っぽいけど、金融に関しては非常にわかりやすいです。 騙される人の顛末というよりも、金融側でどうやってその人から金を取り立てるか?という部分にフォーカスを当てているのが面白いです。ほとんど別物という感じきらきらひかる2 郷田マモラstarstarstarstarstar_bordernyaeきらきらひかるの続編ではありますが、主人公が2人に増えて、ひかるではない方は「霊が見える」体質の監察医。なので、なぜ死んだのかという謎の解明において霊の存在が必要不可欠になるという特徴があります。 個人的にはきらきらひかるとは別物の、ほぼスピンオフみたいな感覚で読みました。なんでこういう設定にしたんだろう?とちょっと不思議になりました。大阪旅行の予習としておおきに!喫茶メモリーズ 治島カロstarstarstarstar_borderstar_border酒チャビン大阪旅行の予習としてオススメされたので読んでみました! バナナジュースや串カツ、イタリアン、イカ焼きなど大阪の食文化をめぐって人情話が進みます!いかにも「大阪のおばちゃん!」と言った風情の三人衆がいい味を出していて、大阪弁が脳内でリアルに再生されます! そのおばちゃん三人衆が物語のラストで結構活躍してくれたのも嬉しかったです!大阪行った際にはイカ焼き食べますね。 稀有な出会い大阪ハムレット 森下裕美starstarstarstarstar酒チャビン偶然にも最高のマンガに出会ってしまいました・・・。一言で言うと、大阪を舞台とした人情劇なのですが、いい感じに終わる話もあれば、必ずしも綺麗に終わらないものもあり、さまざまな感情が胸に去来します・・ 刊行時期が若干空いている5巻はそれまでの4巻とはテイストが少し違うのですが、私的には5巻がかなり好きでした。 1〜2話完結ものですが、各話の登場人物は緩やかにつながっていたりもして、他の話でちょい役で出てきたりするのを見かけるとほんわりとした気持ちになり、それも楽しかったです!! それにしても、何もなければまず出会うことのなかったマンガだったはずですが、奇遇にも奇遇にもオススメしてもらって出会うことができ、本当に良かったと思います。大阪のええとこの姉弟のドタバタコメディ大阪豆ゴハン サラ・イイネスstarstarstarstarstarかしこコッテコテの大阪人の生態を描いてるんだけど、登場人物に庶民がいないのが面白い。大阪の中心街からほど近い住宅街の数寄屋に暮らす姉弟達…バツイチで専業主婦の長女と建築会社で働く旦那さん、百貨店などのディスプレイの仕事をしている次女、レーシングチームのマネージャーをやってる三女、大学でバイオリンを勉強している末っ子長男、を中心とした個性的なキャラクターがたくさん登場します。セリフも手書きなのが最初は読みにくいな〜と思ってたけどそれも段々慣れてきますね。サライネス作品はどれも読んでいく程クセになります。あとキャラ同士を自然と恋愛に発展させるのが上手い!ゼニの大地編ミナミの帝王 天王寺大 郷力也名無し今回は巨大ショッピングモール建設の用地買収問題。キンググループからの立ち退きの嫌がらせ&息子の大借金で木暮家が早々に潰れる予感しかしないのだが… 【名作】監察医は死者の心に耳をそばたてて聞く仕事きらきらひかる 郷田マモラstarstarstarstarstarnyae主人公の天野ひかるは、東京の大学を主席で卒業し、地元の大阪に戻り、監察医として大学病院で働いている。 大学時代は、医学部に属していながら卒業後に進む道を決めかねていたひかるだが、あるショッキングな事件をきっかけに、死者の声を聞くことの意味を知り、監察医になることを決めた。 監察医になってからのひかるは、おっとりして控えめながら、気になったこと・分からないことに対しては納得いくまで調べ尽くさないと気がすまない性格ゆえに、必要以上に事件や事故の内情に入り込んでしまい、無念な死を目の当たりにしては心をすり減らすような日々を送っている。 そんなひかるの人並み外れた観察力と真実を知りたいという執念、どんな人間に対しても死には同じ重みがあると信じる純粋な心が、同僚や警察、被害者の周囲の人間にさまざまな影響を与える。 ストーリーの構成としては2〜3話完結(話によって5話くらい続くことも)で、読み手には最初から犯人がわかっているパターンもあれば、事故か事件かもわからないで進む話もある。 ひかるの身近な人間が事件に関わることも少なくない。 プライベートでは、母親からしつこく受ける見合いの誘いを断りながらも、仕事でよく関わる刑事の森田と恋仲になる。森田に対する自分の気持に気づいてから、何かにつれ顔を赤らめオドオドする様子は、相当な奥手女子であることがわかる。しかし、たまにある超貴重なデート回でも必ず事件や事故に関わることになってしまう運命なのはなんとも残念。 自分はとにかくこの作家の描く人体描写の虜である。 大きい頭になで肩、どんくさそうな脚、…。新作描いてほしいな、と小さな声で言ってみる。 ちなみに、本作の続編である「きらきらひかる2」の新キャラに霊が見える監察医がいるが、なぜかひかると同程度の主役級の扱いになっているうえに、森田の存在感がかなり薄くなっている(恋人同士という設定自体が無くなってる感じ)。 それにかなりのショックを受けたが「きらきらひかる最終章」(未電子化)でそこらへんはしっかり回収されている。完結してもうたザ・ファブル 南勝久名無し※ネタバレを含むクチコミです。エモすぎる。ミナミの帝王 天王寺大 郷力也クロキ主人公の萬田銀次郎が金貸しをする話。クセのある絵が好き。 「ゼニは命の次に大事」というセリフが刺さりました! 上品でかわいい、食いだおれ漫画姫野さん、くいだおれる。 サイトウミチ野愛ディープな大阪グルメ×才色兼備なお嬢様! お嬢様学校の生徒会長・姫野さんが放課後や休日にさまざまな大阪グルメを食べ尽くすお話。 上品な女の子が欲望を解放させる系の飯漫画でありがちな過剰なシズル感やセクシーな誇張がないのが素晴らしいです。 食事シーンも上品で、純粋に美味しいご飯を楽しんでいるのが伝わってきます。 帰りはじいやが迎えに来てくれるのも見ていて安心します。 大阪グルメの魅力もお嬢様の魅力も100%で届けてくれるすてきな作品です。 ドライカレーにも焼きそばにも生卵、美味しそう…! あとパチンコ屋の看板にツッコミ入れるお嬢様とても推せる。薦められて絶対に損しないマンガザ・ファブル 南勝久starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)裏社会ですら都市伝説と言われている伝説級の殺し屋「ファブル」が、1年間の休養を大阪で命じられ、「一般人」として一般社会に紛れるが・・。 裏社会のごたごたに巻き込まれてしまうシリアス部分と、日常の肩の力が抜けきったコメディ部分のアンバランスさがたまらなくいい塩梅。 緊張と緩和でそれぞれのシーンがいい振り幅になっていて、より楽しめる。 ファブルが常人離れして強いとはいえ、描かれる強さはバキなどのような誇張された過剰なものではなく、壮絶な訓練の末に人間が辿り着けるであろう極致。 単純に強いというか、一つ一つの所作から技術、意識、感覚まで練度MAXにしている感じ。 なので、スーパーマンとまではいかないが、普通の殺し屋程度では赤子の腕を捻るレベルで強いので、見ていて爽快感がある。 策を弄してファブルを追い詰めようとするも、簡単に破られてしまうという快感は、振って振ってワンパンで倒してしまう『ワンパンマン』にも近いものがある。 そんな凄いファブルも、一般社会に入ると一転して「一般常識を知らないちょっと変わったお兄さん」扱いで、その世間知らず具合が程良くてプププっと笑けてくる。 これが絶妙でたまらない。 話のテンポ感や、どこかあり得るかもと思わせる妙なリアリティ、生き生きした登場キャラの人間味など、どこを取っても素晴らしい作品。 最初に、台詞のあの伸ばし棒部分「―――」を語尾が伸びてると認識して読んでしまっていたのが痛恨のミス。 ただの間として表現されていたものなのでそう遠くはないのだけれども、今から読み人はご注意を! これはこれでみんな、だら~っと話しているみたいで味わい深くていいんだけどね…、もう戻れないよ・・。<<1234>>
読み終わると鈴木とデン助のこのセリフ以外の何も出てこなくなる 最初小学生だった頃なんて力持ちのガキ大将っていうだけだったのに