ロシアマンガの感想・レビュー19件帝政ロシアに咲く血塗れの百合 #1巻応援蝶と帝国 箕田海道 shirone 南木義隆starstarstarstarstar兎来栄寿※ネタバレを含むクチコミです。シベリア抑留を描いた作品ラーゲリ〈収容所から来た遺書〉 河井克夫 辺見じゅんstarstarstarstarstar_borderひさぴよ原作『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』(辺見じゅん・著)の映画化を機にコミカライズされた本作。人気俳優が演じた映画版に比べ、漫画版の方はというと地味に感じられ、感動の嵐はないかもしれないが、無理に泣かせようとせず淡々と描かれていて、個人的には漫画版の方が断然良いと感じた。 シベリア抑留の漫画と言えば、おざわゆき先生の「凍りの掌 シベリア抑留記」も忘れてはいけない。こちらも合わせて再読したい。 また、東京新宿の平和祈念展示資料館では、シベリア抑留に関する貴重な展示が常時公開されている。入館無料なので新宿に立ち寄った際は足を運んでみては。 https://www.heiwakinen.go.jp/ベルばらより好きという人がいるのも納得ですオルフェウスの窓 池田理代子starstarstarstarstarかしこ※ネタバレを含むクチコミです。久しぶりにきました、推しラブコメ時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん ももこ 手名町紗帆 燦々SUNstarstarstarstarstar宮っしぃラノベ原作のラブコメで、ロシア人ハーフの女の子はいつも主人公にツンツンしてるが、実は密かに恋をしていて... 時々バレないと思って主人公のことをボソッとロシア語で褒めたりするのを、実は主人公はロシア語の意味分かってて〜と、タイトルの通り時々デレが見え隠れするツンデレヒロインがひたすら可愛いマンガ イラストも可愛い、特に照れ顔最高、物語はまだ1巻なので、これからに期待だが、これは原作ラノベ読んでもいいな... アーリャさんマジ可愛いんで、ラブコメ好きよ、時々ボソッとデレてもらってください けっこう完成度高いです。虹色のトロツキー 安彦良和starstarstarstarstar_border酒チャビン安彦先生はガンダムの人というイメージで、マンガ家というイメージはなかったのですが、この作品はすごく完成度が高く感じました。 まったく奇を衒ったところがないなかでこれだけちゃんとマンガを書いてくるので、マンガ家としてもすごく実力が高いのですね。。。ガンダムの人と思ってて失礼しました。というかそんなに急にマンガって書けるもんなんですか??それとも元々マンガ家の方だったんでしょうか??すごいです! テーマは昭和初期の満州で、それも興味深かったです。五族協和(日・韓・満・蒙・漢の五つの民族が協調して暮らす)を目指した満州で、日本とモンゴルのハーフの主人公ががんばります。 主人公のキャラもすごく正統派で好感が持てました。 人間ドラマ系の作品が好きな人は面白く読めると思います。北方との戦争というもの新装版 凍りの掌 シベリア抑留記 おざわゆきさいろくソビエトによる"シベリア送り"の話。 なんと、おざわゆき先生のお父上の実体験を漫画にしたものだという。 当時シベリア送りにあった日本兵の数はおよそ50万人、労働力として敗戦国・日本にそれを強いた。 その過酷な実態はもちろん他の文献でも知ることが出来るだろうけど、本作で知った個々人の人間性が失われていく様は想像を絶する。 歴史は繰り返すと言うが、こればかりは繰り返されないよう願う。おざわゆき先生のお父さんの実体験新装版 凍りの掌 シベリア抑留記 おざわゆきstarstarstarstar_borderstar_borderかしこ当時19歳だったお父さんは東京で大学生をしていて、上野で落語を聞いて下宿先に帰るとお父さんが召集令状を持って迎えに来ていた…というところから話は始まります。しかし一度も実弾を撃つ事なく満州で終戦を迎え、そのままソ連の捕虜にされてしまいます。まだ収容所に向かう途中での畑のじゃがいもを掘り起こして泥がついた生の状態のものを食べるシーンからすでにその過酷さが伺えます。ようやく日本に帰国できた時に見えた緑の山々が美しかったという思い出は、ちばてつや先生もご自身の体験として漫画に描かれていたと思う。実際にあった恐ろしい出来事の話だけど直視できないような描き方はされていないので読もうか迷ってる人はぜひ。元々はコミティアで発表された作品だとは知りませんでした。 現在の事態がより深く理解出来る良書まんがでわかる ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチン トーエ・シンメ 名越健郎名無し発売された2017年までプーチンの半生を取材記形式でまとめた作品。絵はクセありますが、読みやすく表現力があります。 多角的に論じることが意図されているため、特定キャラが好意的なことを述べる場面があるものの、批判側は「おそロシア」なことをバンバン糾弾して警鐘を鳴らしますし、「今の彼は変わってしまった」など好意側さえ賛意を漏らしたりします。 それが今現在世界を騒がしている事態との連続性、射程に入る予測の範疇だったのには、改めて感心するところです。誰よりも冷徹で冷静だったはずの男まんがでわかる ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチン トーエ・シンメ 名越健郎starstarstarstarstarウマタロプーチンの生い立ちからソ連崩壊後、大統領に出世するまでの歴史を、マンガで気軽に知ることができる。KGB時代の武勇伝など、読み物として面白い部分も多いが、本の主張がやや親ロシア寄りで、「ロシアは民主主義で自由な国になった」といった、首を傾げざるを得ない主張も見られる。プーチンがネットでアイドル扱いされてた頃が今となっては懐かしい。きのこワールド。きのこくーちか 新國みなみPom 絵も雰囲気もほんわかしていて、ワーニャとゆん太達のゆるい感じも心地良くて、和む〜。 そして、とにかくきのこ! お部屋の中もきのこグッズで溢れている。 普段何気なく食べてるきのこのレシピも美味しそうなものばかり。 ひらたけって、こうしたら美味しいのか〜って勉強になりました。 きのこワールドに癒されました^ ^ 沙村さんの画はロシアっぽい?!春風のスネグラチカ 沙村広明starstarstarstarstar干し芋登場人物の名前が難しい・・・。 ロシア人の名前は何でこんなに覚えずらいのか? でも、文末に登場人物の紹介がありますので、ご安心を。 ただ、ネタバレもありますので、必ず、読了後、読みましょう。 お話自体は、分かりやすいと思います。 内容は、最後まで読んでのお楽しみ♬ 弱者の魂なんぞ救ってやらんとでも言わんばかりの新訳罪と罰 柳沢きみお ドストエフスキー野愛柳沢きみお先生にとっては格差社会も資本主義も大した問題じゃないのだろう、強者の理論で生きてる人だ、と思わせる作品。 原作を読んだのは数十年前なのではっきりとは覚えていないが、ドストエフスキーは強者の理論の人だと思った記憶はない。つまりこれは柳沢きみおオリジナルだ。 舞台は現代の東京に置き換えられているけれど、ストーリーはほぼ原作通りである。でもオリジナルだと言いたい。 苦悩の果てに殺人を犯す主人公・龍一がひたすら醜悪で傲慢で、とても有能な人物には見えない。やれ貧困だ不幸だと言うが、同情する気にはとてもなれない。 ラスコーリニコフが強迫観念に囚われ、狂気に取り憑かれていく様とはまた違った印象を抱いた。 雑な言い方をすると、龍一はただのちょっとヤバいやつ程度の描かれ方だと感じた。 それでこそ柳沢きみお先生だよなあ、と思った。 弱者に寄り添うような視点なんて、格差社会や資本主義に対する疑問なんて、描かれなくていい。いつまでもマッチョで家父長制の権化みたいな作品を作り続けてほしい。 そんな人じゃないのかもしれないけど、そんな人で居続けてほしい。 価値観や常識は時代に合わせてアップデートしていくべきものだと思っているけど、表現活動についてはその限りではないとも思っている。 良くも悪くも人の心に棘を刺せる作品は、凄いものだ。 このまま魂の救済されないまま終わらないかな。それぐらいのことをしても柳沢きみお先生なら許されるのでは。よく生き抜いた新装版 凍りの掌 シベリア抑留記 おざわゆきnyae決して、生き抜いた人々は生きたいと強く願ったわけではない。運だ。全てにおいて自分の意思など意味がない環境で命令されるまま、怪我や病で死んでゆく仲間を横目に「次は自分か」と思うだけ。 極限とか絶望とか簡単に口にできなくなる。「死んだほうがマシでは」と何度も思った。しかし、生き抜いた。そして何十年の時を経ていろんな人へ漫画を通して伝えられた。凄いことだ。 そこで「それに比べれば今がどれだけ平和か」と思えることにも意味はあるけど、毎日能天気ではいけないと思う。 主人公たちが受けた仕打ちはもちろん、日本がしたことも、事実として一生歴史から消えることはない。 映画のような劇的な愛と歴史の物語オルフェウスの窓 池田理代子名無し男装して生きたユリウスと、ロシア革命を生きたクラウス、その周囲の人々の劇的な愛の物語で、その臨場感と高揚感、ロシア革命がどんなものであったかなど、半端なく感情移入してしまう物語です。歴史のうねりの中で一人ひとりが一生懸命生きていたことに強く感動しました。芸術と愛と革命とてんこ盛りでのめり込むオルフェウスの窓 池田理代子名無し※ネタバレを含むクチコミです。映画や小説のような圧倒的なストーリー密度春風のスネグラチカ 沙村広明mampuku 1930年代ソヴィエト、スターリンの大粛清の時代が舞台です。実在の有名人がガシガシ出てくる上に戦争映画などで聞いたことのあるソ連用語でいっぱいです。物語は沙村節全開で面白いのですが、登場人物が多くて名前も長いし覚えるのが大変ですw(ちなみにグロは少ないです) シシェノークとビエールカの正体が明らかになっていく過程は、出来の良いミステリーのように緊張と興奮できるものがありました。あるいは映画ですね。一本の映画を観ているようでした。一巻完結とはいえ伏線の回収も見事でした。徹頭徹尾ミステリアスな人物ではありましたが、ビエールカはもしかしたら沙村作品で一番魅力的なヒロインかもしれません。 ロシア料理は食べてみたくなる!おいしいロシア シベリカ子少女漫画博士うららか絵も可愛いし、カラーでほのぼのとして癒やされます…が、 値段は電子800円ちょい、紙本1100円と全然癒やされない価格です。 ロシア料理をマンガで学びたい人にはおすすめ! 旦那さんはくまさんで可愛いし、ロシアのことも浅く広く知れて面白いんですけどね。題名通りすごいうまそうな料理ばかりだったおいしいロシア シベリカ子starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男ロシア人と結婚した女性が一年間ロシアで過ごした生活を料理を中心に、ロシアでの生活、ロシアの文化を紹介する漫画。甘党の俺が好きそうな料理ばかりだ。スメタナというヨーグルトみたいなのがうまそう 特に良かったのが、知り合いの結婚式をやるレストランが急に変更になった話。理由がその日にプーチンが予約したので、そのレストランを使うのが無理になった。 プーチンの伝記まんがでわかる ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチン トーエ・シンメ 名越健郎霧兵衛良かった点 ・なんとなくは知っていたが、プーチンのことがよくわかるので良かった ・絵も見やすい 総評 今まで学習マンガを色々読んできたが特に面白い。
※ネタバレを含むクチコミです。