ゲームマンガの感想・レビュー35件FLIP-FLAPFLIP-FLAP とよ田みのるstarstarstarstarstar寸々激熱スピード単巻漫画のトップ。 楽しいからやる、楽しいことに無意味なことなんてない。マタギ系漫画だ!やったー!と思いきやマタギガンナー 藤本正二 JuanAlbarranさいろくまさかのe-Sports系。 1巻の表紙買いをしてしまった自分が悪いんだけど、初めて手に取るタイトルは買う前にあらすじを読むのも重要ですね。 せっかく買ったから読もう→気づいたら6巻まで読み終わってた! クチコミ残そう、と思ったらマンガ沼webでピックアップされてて、川島さんがザックリ説明してくれてました。 https://manba.co.jp/manba_magazines/26332 個人的にFPSはPUBG・APEX・フォートナイトぐらいしかやったことないんですが、本作ではAPEXっぽいゲームを、伴侶に先立たれたお爺ちゃんマタギがひょんなことからプレイしてみるというマンガ。 どうも原作者がスペイン人らしい。スペインで原作書いて日本人が日本でマンガ起こしてるのってすごいな。 ただ、なんでそんなにいきなりFPSが上手になれるのか…?とか無粋な事も正直思ったのでそこら辺を割愛せずに説得力持たせてくれたほうがよかったのでは、とかは思いましたが、そんなこたーいいよっていうぐらいサクサク話が進みます。 大枠を俯瞰すると典型的な展開ではあるものの、そういう典型的な徐々に仲間が増えていったりする物語をスピード感持ってサクサク描かれているのは人気が出るのもわかりますね。スナック的に楽しめるので(悪い意味ではなく)ご時世的にはとっつきやすいのかな。 1巻を読んだ時点では、川島さんも言ってますが2巻ぐらいで終わっちゃいそうな雰囲気がしてましたが現在6巻まで。また続き出たら読むと思います。100メガショックラブコメ!レバガチャアーカイブ カネコマサル SNK 鯨武長之介starstarstarstarstar_borderカイすみません正直舐めてました ハイスコアガールの二番煎じぐらいに思ってて、kindle55円セールだからって買った程度でしたが、予想以上に面白かった! 短く綺麗にまとまった良作!リリーちゃん可愛すぎて...ゲーセン少女と異文化交流 安原宏和starstarstarstar_borderstar_border宮っしぃゲーセンでバイトする主人公の大学生の男の子 たまたまゲーセンでクレーンゲームやってる外国の女の子を見つけたが、その子は全く景品が取れない... 泣きそうな女の子の代わりに取って景品をあげた時に、拙い英語で告白まがいのセリフを言ってしまい〜から始まるラブコメ ヒロインのリリーちゃん、ものすごく可愛いですね もうそれだけで読む価値ありまくりです 後半若干マンネリ化してきた感じはありますが、今後のラブコメ展開も期待できる良作ですよ ネグレスト、それでも生きた子の話漫画版 ファミコンに育てられた男 絶牙 フジタstarstarstarstarstarママ子ファミコン世代なら一度は聞いたことある懐かしいタイトルばかりが並んだ目次。 母親の死後、お金だけ渡されて放置された子供ががいかにして育ってきてか。 父は入学前の幼児をほったらかし同級生の母た家庭を築いてしまった。 その環境で生きなければならなかった彼の心を支えたのがファミコンのゲームたち。 眠れないさみしさや親を取られた悔しさをゲームをすることで紛らわしていく。 大人たちの対応にもやもやするけど、生きるための一生懸命もがかれたんだろうなということはしっかり伝わりました。話しの展開がきになりますケッペキゲーマー あまのstarstarstarstar_borderstar_borderママ子極度の潔癖で部屋から出られない公正。冒頭の蜘蛛の巣に蝉が引っ掛かり動けない描写がリンクしていてわかりやすい。カウンセラーの足立は障害があっても明るい様子。対局な二人はどのような展開で進んでいくのか気になります。アーケードゲーム懐かしいハイスコアガール 押切蓮介名無し学生時代、「ストリートファイト」や「KOF」をゲーセンでやりまくったせいで左手の中指と薬指の間にたこができた僕としては、とても懐かしかったです。 物語はラブコメディなのでしょうが、僕はアーケードゲームに心を奪われてしまいました。 人間はゲーセンを通じて成長していくのです。 押切先生がこんな漫画を書くなんて、、、!!ハイスコアガール 押切蓮介starstarstarstarstarあいざっく押切蓮介先生はホラー漫画のイメージしかなかったため、 このような作品を書かれるということにまず衝撃を受けました。 ゲームしか頭にない主人公とヒロインの不器用でピュアな恋愛がとっても可愛らしく、 純粋な気持ちでキュンとできる作品です。 絵は怖いのに、可愛いです (どうしてもホラーのイメージがあるので) 主人公のハルオはゲームしか頭にないろくでもない子に見えますが、 読んでいくうちにこの子がモテる理由何となくわかるなーと思えます。 他のキャラクターも魅力的で、 ストーリーもキャラクターも大好きな作品です。 私は昔の筐体ゲームに詳しくありませんが、 詳しい人だと懐かしさを覚えたり、あるあるが出てきたりして更に面白いと思います。 コアな表現が多いですが、筐体ゲームに明るくなくても勿論楽しめます!!ゲーム内アイテム目当てではあったものの・・・ドラゴンクエストX 4コママンガ劇場 あべゆうきstarstarstarstar_borderstar_border酒チャビンこちらの作品は、ドラゴンクエスト初のオンラインMMOであるドラゴンクエストⅩをモチーフにした4コマ作品となります! 当時、ドラクエⅩわたしめちゃくちゃやっていて、仕事すらもやめてどっぷり浸かる勢いだったのですが、ちょっとプライベートでありまして、なんとか社会人として復帰することができました。それで、当時こちらの書籍についていたゲーム内アイテムがどうしても欲しく、近所の山下書店で購入した次第です。 それで当時は寝る以外の時間は全てドラクエⅩに注ぎ込んでいましたので、こちらの本は買ったままほぼ読まずに置きっぱなしだったのですが、ある日大型アプデのダウンロード待ちの時間に読了。面白か!!! いや、本当に面白かったです。買ってよかった!絵も結構スッキリしていて読みやすく、あと4コマですので、サクサク読めてすごく楽しかったです!! ゲーム内アイテムが不要な人でも買って損はない作品かと思います!大丈夫、杉谷庄吾さんのお嬢様eスポーツだよ。 #1巻応援クロスバーストハニーハニー 杉谷庄吾(プロダクション・グッドブック)兎来栄寿『映画大好きポンポさん』シリーズでお馴染みの、杉谷庄吾さんが描くお嬢様学校を舞台にしたeスポーツマンガが爆誕しました。 『ゲーミングお嬢様』や『対ありでした。 ~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~』がますます盛り上がり、そして期待の新星Vtuberとして壱百満天原サロメ嬢がバズりにバズっているこのタイミングで、杉谷さんによるお嬢様eスポーツ。こんな鉄板な作品があるでしょうか。 ゲーム部の施設が整った朝日星学園。 ゲーム初心者でありながら、とあるゲーム向けの能力が異常に研ぎ澄まされている冨永ヒマワリと、とプロゲーマーを夢見る迅御(はやお)ルナが出逢い、寮も同室であると判明するところから物語は始まります。 「ゲームは遊びじゃない!」と豪語するルナに「ゲームは遊びでは?」と返すヒマワリに対しての 「命を削って磨き上げた技術と知識!! これほどまでに自分の人生における信念と努力と時間を賭けてしまったからには もう誰にも負けられないという不退転の執念が結晶化された譲れないプライド!! ……本気でゲームで戦うっていうのは プレイヤー同士がお互いの胸に輝くプライドという名の 存在証明を潰しあうって事なのよ だから勝ったら飛び上がるほど嬉しいし 負けたら死ぬほど悔しい」 というルナの語りは、対人ゲームにおける本質を見事に捉え言語化しているもので、序盤から「流石杉谷さんッ! そこにシビれる憧れるゥ!」という気持ちでテンションを高めて読み進めました。 そんな二人がメインにプレイしていく、タイトルそのままの作中作「クロスバーストハニーハニー」は、対人要素もあるMMOで、RPGをプレイして強敵を倒しレベルアップしながらレアアイテムを手に入れていく喜びが表現されています。 そして、仲間であるクナイや、立ちはだかる強豪である鐡のアスラ、福音のスイレンなど魅力的なキャラクターも目白押し。 作劇のツボをしっかり押さえていて、面白くないはずのない物語に仕上がっておりこれから先の展開も純粋に楽しみで仕方ありません。 レトロゲームとギャルきみとピコピコ ゆずチリ六文銭子供の頃から3度の飯よりゲームが好きだったので、最近、何かとレトロゲームがブームっぽくなっている(自分比)youtubeの動画などで感じます。 いいですよねぇ。 昔のハードは容量少ないからアイデアで勝負している感じが。 本作も、ゲーム部と称して昔なつかしいゲーム(ぷよぷよ、ボンバーマンなど)を軸に、そこの部員である一見ギャルのアゲハさんと、なんやかやでイチャイチャしちゃう話。 ゲームもイチャラブも楽しめる、一挙両得な展開。 そのゲーム俺も知っているから、ちょっとそこ代われ といいたくなる。 とはいえ、ラブよりも、ゲーム愛のほうが強い感じが、ゲーム好きには好感触。 ゲームに関する説明も丁寧に話と話の幕間で入っております。 レトロゲームとギャルの組み合わせ、ありじゃないでしょうか。バーチャルアイドルを描いたマンガが90年代にあったとは…RiNGO こいおみなと名無しVtuberの先駆けみたいなバーチャルアイドルプロデュースを描いたマンガ。企画の発端がゲーム会社というのが時代をよく表している。ような気がする。モーキャプするシーンなんかも出てきて、それ自体は今とそんなに変わらないとか細かい発見があります。まだ1巻だけど、これは2021年の今読んで現実世界と比べてみるのが面白い作品だと思いました。およそ30代後半のゲーム好きは大体好きだと思うハイスコアガール 押切蓮介六文銭なんとも、おっさんホイホイなマンガだと思う。 著者と境遇が似ている自分にとっては、より共感するんですよね。 「テレビゲーム」「駄菓子」そして少年時代の「淡い初恋」 といった、おっさんをノスタルジックに刺激する要素がモリモリです。 時代背景を丁寧に切り取ったストーリー展開。 ゲームのキャラ達が語りかけてくるというゲーム好きにはたまらない演出。 まるで自分の周りにもいたかのような登場人物達が、リアルな存在として眼前にせまり、我々を「少年時代」へと連れて行ってくれるんです。 経験に根付くものが多いですが、それゆえに共感した人は、どハマりすること間違いなしだと思います。 途中色んな事がありましたが、完結までいけて良かったのと同時に、 自分のなかで大切な1冊になりました。 余談ですが、日高ファンとしては嬉しい「ハイスコアガール DASH」も開始されて、まだまだ熱は尽きないです。 非実在オタクに優しくてゲーム大好きなギャル #1巻応援きみとピコピコ ゆずチリ兎来栄寿男性は基本的に家族や恋人など相手に関わらず連絡を取りたがらないが、一緒にゲームをプレイするための連絡であれば話は別であるというツイートがバズっていました。百理あると思います。 しかもその相手がレトロゲームも含めてゲーム大好きのオタクに優しいギャルとあっては、抗える男子はいないのではないでしょうか。 本作は、ゲーム部を舞台としたラブコメ作品となっています。とにかく、ヒロインのギャルである鬼咲アゲハちゃんが非常にアクティブかつ健康的で魅力的です。そう、健康的なのです。はなまる大幼稚園児ぐらい健康はなまる優良児です。 『ぷよぷよ』や『Pop′nツインビー』などは実名で出てきつつ、『どうぶつの街』や『Code of Dandy』など版権の関係で実名は出せないであろう有名作品も多々登場。好きな子と『Pop′nツインビー』の協力プレイとか誰もが憧れたシチュエーションですね。 また、サブキャラである先輩の倉屋敷鶴さんもとてもとても可愛く、ラブがコメる要素も豊富に含有しています。 『ハイスコアガール』であれだけ羨ましい話を描いていた押切蓮介さんをして「(羨まし過ぎて)舌を噛みきりたくなってきたぜ!」と言わしめるこうかばつぐんの破壊力。ご堪能あれ。念ずれば通ずを地で行くパパはゲーム実況者 トラちん ガッチマン六文銭もう10年以上も前になるが、「ニコニコ動画」が違法動画ばかりから、徐々に市民権を獲得しはじめたころ、彗星のごとく現れた(と自分は感じた)「ゲーム実況」というジャンル。 海外ではもっと前にあったようだが、日本では権利まわりの関係のせいか、そういった動画は珍しく、当時の自分は夢中になって観ていた。 元々ゲームが好きだったこともそうだが、何よりも 「友人の隣で、ゲームをみている感覚」 は、不思議と面白く、特にEDを迎えた時などは、得も言われぬ高揚感があった。 その魅力にとりつかれ、学生時代、ずっと観ていたような気がする。 当時活躍していた人は、今となっては、引退だの失踪など見る陰もなく、浮き沈みの激しいインターネット界の闇を感じるのだが、 そんな中でも未だに前線で活躍されているのが、そう本作の主人公「ガッチマン」さんだ。 「ガッチマン」さん。 もはや、さん、づけだ。 私は昔から好きで。今も好きだ。 そして、今も続けていることに驚きとともに感動している。 今でこそ、youtubeなどで、ゲーム実況はお金が稼げるようだが、 10年以上前は、そんなの夢のような話だった。 せいぜいニコニコ動画が公式で、ゲーム会社から許諾をもらって宣伝でやる程度の仕事ぐらいしかなかった。 それも月1回あるかないかだ。 ニコニコにはyoutubeのような収益システムもなかったし。 プロゲーマーでもない、ただの素人が、ゲームやっているのを垂れ流しているのがお金になるなど誰も想像していなかったと思う。 自分も思っていた。 そんな状況だった上に、ニコニコが脂ぎった若者しかいないなかで、「ガッチマン」さん(敬称を外せないレベルで尊敬しているので読みにくくてもご容赦ください)は、彼らよりもひとまわりくらい年上で、しかも妻子持ちという、これまた色々ヤバい感じが当時からしていた。 端的にいって、 「食べて行けているのだろうか・・・」 と、大きなお世話ながら、1ファンとして心配していた。 何なら ゲーム実況なんて、若気の至りでやることだろ。 いい年した大人がやることじゃねーだろ、とも思っていた。(失礼) それでも、定期的に動画を上げる「ガッチマン」さんを陰ながらずっと応援していたし、少しでも貢献できればとクッズなんかも買った記憶がある。 それが10年経った今どうだろうか? バリバリ稼いでいる。 何なら、もうサラリーマンの生涯年収より稼いでいるのではないだろうか。 その姿に、嬉しさとともに、純粋に尊敬しているのだ。 念ずれば通ず。 意思あるところに道はあり、なのだ。 本作は、その裏側を奥さんである「トラちん」さんが描いている。 ゲーム実況一本でいくには、やはり色々葛藤や苦労があったようで、そこらへんも描かれているのが、ファンとしてはたまらない。 どれも成功したからギャグにして軽々しく言えることなのだろうが、 自分は「ガッチマン」さんが毎日のように動画を上げている、努力している様を知っているだけに、その重さを感じずにはいられないのだ。 ゲーム実況とはなんぞやという方、 youtuberのような若いノリについていけないが、ゲームが好きな方 本作も、動画もそんな人におすすめしたいです。 ■動画も貼っておきます https://www.youtube.com/user/Gatchman666 たんたんと、丁寧にクリアしていき、変に抑揚のない展開は疲れず、むしろ観ていて気持ちいいです。 飽きもせず定期的にちゃんと動画を上げる職人っぽさにも惚れます。 その裏側の努力も、本作では伝えてくれるので、よりファンになれると思います。 好きなことを思いっきり続けていれば、必ず道はひらける とリアルで教えてくれたと勝手に解釈して、いつも元気をもらっています。懐かしすぎるな進め!!聖学電脳研究部 平野耕太霧兵衛よかった点 ・90年代のゲームを知らないとかなりきついが俺はリアルタイムでやっていたので楽しめた ・懐かしのウォーザードとかもネタになってる ・「以下略」のノリが好きな人なら楽しめると思う 総評 ・確かプレイステーションの雑誌で連載していたが、ほとんどプレイステーションのゲームは登場せず、ファミコンのゲームや当時でも昔のマンガなどがネタにされていて今の「ドリフターズ」ファンの人が読んでも全くわからないんじゃないかな 熱量と繊細さが詰まったeスポーツ物語 #1巻応援ケッペキゲーマー あまのsogor25本作の主人公は極度の潔癖症で5年に渡り引きこもりを続けている黒田公正。 部屋から外に出られないために自分の存在を肯定することができず、そのせいで余計に外に出づらくなっているという悪循環に陥っているような状態で、彼の本棚には「強迫性障害」についての本が並んでいます。 ある日、そんな彼の家にカウンセラーがやってくるのですが、そのカウンセラー・足立は車椅子の少女だったことに黒田は驚きます。 この作品はそんな足立とのカウンセリングの中でゲームを薦められたことをきっかけに黒田が"eスポーツの世界"へと足を踏み入れていく物語です 最近にわかに増え始めている"eスポーツ"をテーマにした作品なのですが、第三者から見える世界と極度の潔癖症である黒田に見えている世界、そして"ゲームの中の世界"が全く異なる描かれ方をしていて、マンガの表現として異質な雰囲気を帯びている作品です。 さらに 、強迫性障害の描写や足立の"普通とは違う"ゲームのプレイの様子など インパクトのある描写が多く見られるのですが、それ以上に、自身の現状をなんとか変えようとする黒田がeスポーツにのめり込んでいく、その過程に強烈な熱量を秘めています。 障害というものを扱っている作品ではあるのですが、それを感じさせないほど 物語にのめり込ませてしまうエネルギーを持っている作品です。 1巻まで読了格ゲーの解像度と好きの形いつかみのれば 西あすかあうしぃ@カワイイマンガ現実から逃げるようにゲーセンに入った女子高生は、プロゲーマーを目指す女子と出会う。センスを見込まれ、共にプロを目指そうと誘われるが……。 □□□□□ 百合姫連載なのに、女子の恋愛は全く描かれない。微塵もだ。主人公はプロを目指す女子に格ゲーを指南されるが、センスと裏腹に格ゲーについて何も知らず、自分が本当にゲームをやりたいのかどうかすら、よく分からない。 根本的に自分を持たない人が、様々な出会いをきっかけに自分を知り、自分の「好き」の形を確かめていく物語。もどかしさはあるが、ラストに向かって主人公の心と技術が噛み合って、急激に成長する姿にドキドキさせられる。 私は格ゲーには詳しくないが、1秒を60フレームに分割するシビアな世界、細かな計算と先の読み合い、それを支える技術、煽り合う精神力等々、深い世界だと感じる。この辺に関しては、是非ゲーマーの方の解説を伺いたいと思う。童心に帰るファミコンロッキー あさいもとゆき名無し荒唐無稽なところもありながら、ファミコンに夢中になった時代を思い出させてくれる昔懐かしのファミコン漫画です。 拳法三昧でファミコンのことなど全く知らない主人公の少年が、ゲーム会社の息子でゲームチャンピオンに挑むところから始まります。 ファミコン修行や、異常に熱いプレイなど、当時のファミコン漫画は本当にどうかしてました(笑) 現実にはあり得ない裏技、奇天烈なテクニックの数々、もしかしたらホントにできるのか?とチャレンジしたのも懐かしい思い出です。 ファミコンと共に育ってきた世代には忘れられない作品だと思います。 次世代ゲームマンガGGWP! -グッドゲームウェルプレイド!- ナカシマ名無し今流行のeスポーツと、こちらも今流行のJKギャルを掛け合わせた漫画。 漫画アプリ、サイコミで連載中ですが、まさにコメント欄でも毎回賛否両論となっています。 昔のファミコンならまだしも、今風のゲームを取り扱うのは難しそうです。 意外?とアットホームな話 #1巻応援パパと巨乳JKとゲーム実況 糸吉了一六文銭リストラされたお父さんが、女子高生の娘とゲーム実況をして元気をもらう話。 動画は編集されて、お父さんは萌えボイスに。 おっさん口調✕萌え声✕ゲーム下手なところがネット上でウケて人気者になるという流れ。そして、なぜか巨乳JKという設定のおまけ付き。 ゲーム実況の話だったので、ネット上でのユーザーとのやりとりとか、ゲーム実況のなんたるかの話とか、そういうのがメインかと思ったら、意外にも家族がストーリーの中心。 娘も娘で、バレリーナの夢を諦めゲーム実況に救われみたいな背景があり、ゲームを通して家族の優しさや絆を描いている。 お父さんも、ゲーム実況で食ってくみたいな突拍子もないことせず、普通に再就職する。 なんとも堅実的。 本当にありそうな家庭の一幕。 現実でも、本作がtwitterでバズったようなので読んでみたけど、 バズった作品にありがちな奇をてらった設定や内容ではなく、純粋に温かい家族の物語でほっこりしました。末永く爆発して欲しい #1巻応援ゲーム脳カップル 小賀ちさと六文銭ゲームやりすぎると現実と区別つかなくなりますよね。 地図の見方とか、超えられない壁の概念とか。 シミュレーションゲームばっかやっていると、効率厨(なんでも少ない行動で大きな効果を得たがる)になったりとか。 こういう趣味とか価値観を共有できるカップルっていいですね。 付き合い方もドラマチックな展開というよりは、ヲタ恋に代表されるpixiv系のよくあるあっさり風味な恋愛もの。 奪う奪われるとか、ドロドロした展開もなさそうです。 安心して読めます。 こういう恋愛の仕方が今風なんですかね? なんにせよ、ゲームばっかしてて、恋人としてのレベル上がってませんが、幸せそうな二人にほっこり癒やされます。 昔懐かしのゲームセンターゲームセンターあらし すがやみつる名無しその昔、ゲーセンで必殺技をマネしようする子供が続出したほど影響力のあった漫画。自分も格闘ゲームブームに育ち、一日中ゲームセンターの中でアーケードゲームをやって過ごしてきましたので、同世代にとっては懐かしさしかない漫画です。作中には日本中で一大ブームを巻き起こしたインベーダーなど、過去の名作が沢山でてきますので、昔のゲームの歴史に興味がある人にもおすすめです。求道者「ウメハラ」の自伝的マンガウメハラ FIGHTING GAMERS! 梅原大吾 西出ケンゴロー 折笠格 友井マキ六文銭昨今、eスポーツなるものが盛んになり「プロゲーマー」という職業の地位もある程度認知を得てきたのでは?と感じます。 本作は、そんなプロゲーマーの、日本人元祖ともいえる梅原大吾(通称ウメハラ)の物語。 私自身ゲームが大好きだったこともあり、もう20年以上前に彼がストゼロⅢの世界大会で優勝(しかも圧倒的強さで)したころから、カリスマとして君臨しております。 なので、当時に近しい時代のことを描いているこの作品は、ファンとしては垂涎ものでした。 しかし、そうではない人ーつまり、ウメハラのことはよく知らない、ゲームはやらない人にとっても楽しめると断言できる、2つのポイントがあります。 まず、ウメハラという人間に魅力があることです。 どの業界においてもそうなのですが、先駆者としてメイキングロードした人物というのは、 知識やスキルが卓越しているだけでなく、なにかしらの美学ともいえる強烈な哲学を持っていると思うのです。 つまり、ウメハラの凄さというのは「ただゲームがうまい」ことにとどまらないところなのです。 プロとして誰よりも強ければいいわけじゃない。 勝つために何でもしていいわけではない。 より多くの観衆を沸かせ、業界を拡大させていくことに責任と使命感をもち、その上でさらなる高みを目指すという姿勢に魅了されるのです。 その思考法や意志力はビジネス書にもなるくらい、業界を超えて影響を与えております。 この自分を厳しく律し、道を極める姿は、ただのプロではない。 求道者だと感じております。 次に本作が楽しめるポイントは、ゲームを通した人間模様がしっかり描かれていることです。 ゲームって一人でやるものという印象があるかと思いますが、舞台はゲームセンターなので色んな人がいます。 学生から普段何やっているかわからない人まで。ホントに多種多様なのですが、そこではゲームが強ければ、バックグラウンド関係なく受け入れてくれる謎の寛容さがあります。 特に実話を元にした作品だからか、フィクションにはない人物の深みがあって、これが良い味出しているのです。 そういう人たちと時にライバルだったり、時に仲間として切磋琢磨しあって、強くなることに貪欲な姿勢は刺激をうけます。 生活削って何かに打ち込んでいる姿は、対象が何であれ純粋に胸アツくなるものです。 画力も高く、ゲーム描写の疾走感と臨場感たっぷりに描かれた演出にも惹きつけられ、これまでの人物描写と相まって、勝利した瞬間にはある種のカタルシスを覚えます。 また、現代のように昔は、eスポーツ(ないしはユーチューバー)などで周囲に知られるような活躍の場がなかったわけですから、 昔はこういう人がいて、自分はこういう人たちに鍛えられたのだ、ということを伝えたいウメハラの強い意志を感じます。 今のeスポーツ業界の発展があるのは、こういう人たちのおかげなのだ、というのを伝えたいのだと。 そこにもプロゲーマーの域を超えた「ウメハラ」の神髄がある気がしてなりません。 本作だけでなく、youtubeとかの動画サイトで「梅原大吾」と検索すれば、奇跡ともいえるゲームのうまさとか、講演会などで彼の思考の一端が聞けるものとか、いくらでも出てくるのであわせて見て欲しいです。<<12>>
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