満州マンガの感想・レビュー17件アヘン王に俺はなる!満州アヘンスクワッド 門馬司 鹿子starstarstarstarstar_borderかしこ満州でアヘンを売り捌いて裏社会でのし上がっていく話なのですが、主人公が腕力でどうにかしようとするタイプとは真逆の化学に詳しい理系男子なところがいいですね!物語が進むごとにONE PIECEみたいに色んな能力に長けた仲間が増えていくのですが、満州と国境が近いロシア人やモンゴル人も仲間にいるのが国際色豊かで逆に今っぽいです。 1話目の冒頭で主人公は無事に裏社会でのし上がって天下を取ったとチラッと明かされていましたが、獄中で亡くなった満州国最後の皇后ってヒロインの麗華ちゃんなんじゃないかなと思ってるんですけど…どうでしょう?ちなみに麗華ちゃんの悪どいところが大好きです。 もうすでに11巻もあるので手を付けるのが億劫になりがちですが、テンポがいいので読み始めたら一瞬でした。年末年始にもオススメです!ちばてつやによる新連載「ひねもすのたり日記」連載開始ひねもすのたり日記 ちばてつやマンガトリツカレ男> ちばてつやによる新連載「ひねもすのたり日記」が、本日12月25日発売のビッグコミック2016年1号(小学館)にて開幕した。 http://natalie.mu/comic/news/170051 試し読み http://big-3.jp/bigcomic/tameshiyomi/saisin/20151225/hinemosu/index.html 「あすなろ坂」読んでみたあすなろ坂 里中満智子starstarstarstarstar_borderかしこ幕末から終戦までを描いた作品です。初代主人公もお婆ちゃんになるまで激動の時代をかけ抜けますが、物語の主役は各時代ごとに子供から孫そしてひ孫へと受け継がれていきます。 幕末編。主人公は会津藩でも指折りの名家へ嫁ぎますが、その後に幼馴染への恋心を自覚して妊娠してしまいます。しかし旦那さんが自分の子供として育てると受け入れてくれます。なかなかセンセーショナルな始まりです。ここから更に紆余曲折ありますが、幕末編の主人公の相手を思いやるピュアな夫婦愛には胸を打たれます! 明治編。出生の秘密を息子と娘は知りません。娘とお嫁さんが看護師や小説家になって女性の自立が描かれるようになり主役も変わっていきます。ただ幕末編の主人公もまだまだ若くて元気なのでそちらの生き様も目が離せません。 大正編。明治編の息子の子供達が主役になります。女優の夢を叶えて仕事に邁進する姉、思想家の夫と満州へ渡った家庭的な妹。まるで対照的な生き方がどちらも過酷な人生でした。関東大震災が起きて人々が混乱していく様子も描かれていたのが印象に残りました。 昭和編。満州に渡った妹夫婦の娘が主役です。訳あって孤児として育てられ勘違いから養女として主人公一家に迎えられることになります。大人になった娘は軍人と結婚しますが初恋の相手であるロシア人と三角関係になったり、時代も恋も怒涛の展開です。幕末編の主人公が大往生して走馬灯が流れるシーンは4代続いた物語の大団円に相応しかったです。 後書きに「10代の頃から男性の周りにいた女性達は戦争を止められなかったのかと考えていた」とあり、それが全編を通して真のある女性が描かれた理由になったんだなと思いました。また同じ女性でも仕事に生きがいを見出したり、命がけで家庭を守ったり、それぞれ違って多様性があるのがいいですよね。少女漫画だからどの女性も恋に対して一生懸命になってるけど、大事なのは精神的な自立なんだと学びました。もっと早く中学生くらいの頃に読んでたら人生も変わってたかもしれません!麻薬マンガランキング1位ってwwww満州アヘンスクワッド 門馬司 鹿子名無しまず言いたいのは、最初に10話ぐらいまで読むのハードル高い。 グロい。精神的にまいる。 でも恐らく、当時の日常ってこんな感じだったんだろうね。 現代がぬるすぎるだけなのかもしれない。 亡くなった祖父も満州に行っていたみたいだけど、当時の話を聞いておけば良かったと思いました。 「穴を掘っていたら戦争が終わったから、戦争に行ったのにシャベルしか使わなかった」という台詞ぐらいしか覚えておらず・・・ あとさ、マンバの「麻薬マンガランキング1位」ってなんだそれ!?笑笑笑笑 けっこう完成度高いです。虹色のトロツキー 安彦良和starstarstarstarstar_border酒チャビン安彦先生はガンダムの人というイメージで、マンガ家というイメージはなかったのですが、この作品はすごく完成度が高く感じました。 まったく奇を衒ったところがないなかでこれだけちゃんとマンガを書いてくるので、マンガ家としてもすごく実力が高いのですね。。。ガンダムの人と思ってて失礼しました。というかそんなに急にマンガって書けるもんなんですか??それとも元々マンガ家の方だったんでしょうか??すごいです! テーマは昭和初期の満州で、それも興味深かったです。五族協和(日・韓・満・蒙・漢の五つの民族が協調して暮らす)を目指した満州で、日本とモンゴルのハーフの主人公ががんばります。 主人公のキャラもすごく正統派で好感が持てました。 人間ドラマ系の作品が好きな人は面白く読めると思います。化学式が出てきた!主人公が理系男子だった満州アヘンスクワッド 門馬司 鹿子starstarstarstarstarママ子設定は史実とは異なるようですが、読み応えのある作品 戦時中っって「お国のため」というとなんでの許されてしまう節がありますが、悪事に手を出しているのは国軍というところから始まっていく。 兄弟のためアヘンを1万圓ぶん売って日本へ帰るはずだったのに、アヘン王になっていく。 困難が次々と降りかかって、ストーリーがつらくて読み進めるのがつらくなる時もありました。 朝ドラでも行けそうな内容フイチン再見! 村上もとか名無し途中まで満州が舞台になるのがネックになりそうですが・・・。 女漫画家パイオニアの一人である上田トシコ先生の人生を長谷川町子、手塚治虫両先生など他大物との絡みも交えながら描く女性版まんが道と呼べる力作かと。 漫画界で立場を固めた晩年部がペースアップしたので、その辺りをもうちょっと読みたかった気がしますが、全10巻でまとまって手に取りやすい作品です。 今でも続きを待ってる青龍<ブルードラゴン> 木内一雅 八坂考訓starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男満州を舞台にした漫画なんだけどジャンルとしては歴史/SF漫画になるのかな。古代中国の話から俺の好きな馬賊が絡んだりしてすごい好き。 第1部終了してだいぶ経つけどいまだに続きを待ってる。 横山光輝の狼の星座と言いこの系統の漫画はなんでか好き「武専」編が最高龍―RON― 村上もとか霧兵衛よかった点 ・前半の武道専門学校校長・内藤と龍のあたりがむちゃくちゃ好き ・中盤から後半の紫禁城の秘法「黄龍玉璧」をめぐる話も面白い 総評 ・これに登場する男塾みたいな武道専門学校がすごい好きなので他に扱っているマンガがあれば知りたい 阿片に活路を見出した時代満州アヘンスクワッド 門馬司 鹿子さいろく満州事変、確かにそういう時代があり人々は困窮の中生活するために何でもしてきた。 満州で一番軽いものは人の命と言われるそこで生きるためにはどうするのかー というところで主人公は天運のしっぽを掴んだ。彼はこの先どうなっていくのか非常に興味深い。 青幇(チンパン)と呼ばれる当時の中国マフィアの一角がいかに過ごしていたか、日本軍や蒙古達との力関係も面白く、例えで使うのはどっちにも恐縮だが満州版「ゴールデンカムイ」と言ったところか。 スクワッド、とはチームや部隊という意味で、最近メジャータイトルでも使われるようになってきて少々認知度もある単語になっていると思う。 このネーミングもまたインパクトもあり趣向も効いていて良い。 これむちゃくちゃ面白いだろ黒狼 百地元starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男新選組 + 馬賊という俺好みの組み合わせで横山光輝の「狼の星座」や木内一雅/八坂考訓の「青龍<ブルードラゴン>」が好きな俺にはたまらない内容だった。テンポよくて面白いのに中途半端に終わってしまった。いやーこれから尚旭東や張宗援が出てきたりとか満州国とか色々絡んで面白くなりそうなのにすげー残念だこの時期になると読んでしまうちばてつや短編集 エッセイマンガ編 ちばてつや霧兵衛良かった点 ・「屋根うらの絵本かき」はちばてつやが漫画家になったきっかけをテーマに書いた短編 ・「家路1945-2003」は第二次世界大戦直後の中国からの引き上げ体験が元に書いている 総評 ・この二つに関しては感想が書こうにも何を書いてもこの漫画を読む以上の説得力が出せないので読むのが一番だとおもう。 ・ちばてつやのエッセイ漫画は面白いのが多いのでもっと単行本にして出して欲しい 森田拳次の体験を土台に描かれた満州での生活マンガ ぼくの満州 森田拳次マンガトリツカレ男満州での生活などはちばてつやの「屋根うらの絵本かき」/「家路 1945-2003」/「ひねもすのたり日記」や「ボクの満州―漫画家たちの敗戦体験 」を読んでいたので、そんなに違和感なく読むことができた。 満州からの引き上げ話がメインではなく、終戦の少し前から終戦までの満州の生活がほとんどを占めていた。いろんなエピソードが体験者だからこそ書ける描写でよかった。 途中に登場した手品師がどうみても同じ中国から引き上げた漫画家「高井研一郎」だったのが一番印象に残った。 フイチンの可愛さフイチン再見! 村上もとかみなみフイチンは、女流漫画家が描くキャラクターの名前です。 古き良き中国(日本もですが)の雰囲気がとても良く出ていて、年齢高めの人にも薦められるのがいいです!自分で持っていたい本だな~と思いました。マンガの極みひねもすのたり日記 ちばてつや名無し本人は「4ページで何が描けるかっ」とか「コマの割り方が…ほーんとーにムズカシイ」とか言ってるが、そんな苦労は一切感じさせない筆致。マンガ界のレジェンド達との交遊録、壮絶な戦中戦後のエピソード、日常のちょっと情けない話、それらが重層的に積み重ねられ、時間と空間を行き来する濃密な読書体験となる。日本に帰ってきて親戚と再会する場面は思わず胸が熱くなった。ドラマ『開拓者たち』のコミカライズ作品ハツコイ~開拓者たち~ 大崎充名無し満州移民の中でも特に気合の入った「千振開拓団」の人々の物語。長編ドラマの内容が読みやすく1巻にまとまっている。 満州引き揚げの体験は壮絶だったけども、絵柄が明るいのでそこまで辛い気持ちにはならずに済んだ。 剣道男子龍―RON― 村上もとかおいちい!カッコいいよねー(^ν^)
満州でアヘンを売り捌いて裏社会でのし上がっていく話なのですが、主人公が腕力でどうにかしようとするタイプとは真逆の化学に詳しい理系男子なところがいいですね!物語が進むごとにONE PIECEみたいに色んな能力に長けた仲間が増えていくのですが、満州と国境が近いロシア人やモンゴル人も仲間にいるのが国際色豊かで逆に今っぽいです。 1話目の冒頭で主人公は無事に裏社会でのし上がって天下を取ったとチラッと明かされていましたが、獄中で亡くなった満州国最後の皇后ってヒロインの麗華ちゃんなんじゃないかなと思ってるんですけど…どうでしょう?ちなみに麗華ちゃんの悪どいところが大好きです。 もうすでに11巻もあるので手を付けるのが億劫になりがちですが、テンポがいいので読み始めたら一瞬でした。年末年始にもオススメです!