旅館マンガの感想・レビュー20件自分のラブコメ好きはここから始まった気がするラブひな 赤松健starstarstarstarstar宮っしぃ当時小中学生ながらこの作品を読んで、なんてキャラが可愛くてラブコメって面白いんだ!と思ったの懐かしい。あれが初めて萌えという感情を得た時かもしれないなぁ... と感慨深くなるぐらい懐かしい、個人的に赤松健はここから大好きになったといえる、聖典とも呼べる作品 幼い頃に幼なじみと東大に一緒に行くと約束し、浪人生活を送りながら女子寮のアパートの管理人をして、様々な女の子と仲良くなったり、ちょっとエッチなハプニングがあったりなどなど... 今は古き良きドタバタラブコメだが、当時は少年マンガ・ラブコメ作品としてかなりの面白さを感じてた 今では古いかもしれないが、ぜひ古き良さを感じていただける名作ラブコメですよ長閑そうに見えて結構シリアス詩歌川百景 吉田秋生名無し温泉街の長閑な話かと思いきや全然そんなことはなく…吉田秋生ワールドに昇華されておりますね…。 家族問題がっつり入って、幼なじみの悩みとかやっぱり入ってて…。 相変わらず「ありそう〜〜」ってなります。漫画 黒川温泉新明館の感想 #推しを3行で推す漫画 黒川温泉新明館 柴田敏明starstarstarstar_borderstar_borderleon・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 良くも悪くも淡々とした筆致が黒川温泉の臨場感を生み出しているかなと思った。 ・特に好きなところは? ノミで岩を彫って洞窟温泉を生みだしたり、配管に使う竹を入れ替えたりと、 哲也さんの苦労が伝わってくるところ。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! もう少しドラマティックな演出を意識して欲しかったけど、 間違いなく力作だと思います。かくりよで、ご飯やさんはじめましたかくりよの宿飯 あやかしお宿に嫁入りします。 衣丘わこ 友麻碧 Laruhastarstarstarstar_borderstar_borderママ子主人公の葵は祖父の借金のかたに妖怪の世界に連行されて、身一つで何ができるか考えてご飯を作るお店を開く。 人間界で食べたものが恋しい妖怪や食べたことがないからと興味津々でくる妖怪。 特別なものではなく簡単で手のかかったどこにでもある料理だから、妖怪さんたちも心開いていく 登場する怖い系でなく可愛かったり綺麗だったり、その辺は読みやすいです。 王道ラブコメラブひな 赤松健名無し※ネタバレを含むクチコミです。淡々と描かれた壮大な温泉物語漫画 黒川温泉新明館 柴田敏明starstarstarstarstar野愛熊本県黒川温泉。温泉旅館・新明館の長男として生まれ、新明館のために生きた後藤哲也さんの生き様を描いた作品。 竹を切り石を運びわらじを編み……ただひたすら新明館のために働く日々。 家のために身を粉にして働くのが当たり前の時代だったという側面もあるだろうけれど、日当を前借りしては仕事をサボる人も出てくるので、哲也さんは当時の価値観でも勤勉なのだと思う。 哲也さんが凄いのは、嘆いたり迷ったりしないところ。 他の町と比べて見どころがないと思えば、山を切り拓きつつじを植える。ノミ一本で岩を掘り洞窟温泉を作る。どんな木がどんな石が新明館にふさわしいかを考え、常に良いものを作り続ける。 誰に反対されても、協力を得られなくても、嘆かず迷わず淡々と働き続ける。 点滴穿石、磨穿鉄硯とはこういうことを言うのだろう。 小さな努力の積み重ねを淡々と描いているからこそ、現在へ続く歴史の壮大さを感じられた。「まんだら屋の良太」を読み始めたけど…まんだら屋の良太 畑中純starstarstarstarstar_borderかしこ九州の山奥にある温泉旅館「まんだら屋」が舞台のお色気漫画です。色恋沙汰って言うとちょっと綺麗に言いすぎてるなって思うくらいエロのインパクトがすごいです。決して子供には見せられませんが、大人が読むと不思議といやらしいとは感じない作品だと思います。 文庫版で買ったんですが、文庫版は売れ行きが良くなくて途中で出版中止になってしまったんだそうです。最終回がどうなってるのか気になるけど、50巻全部読むべきか迷ってます…。文庫版では青木雄二が「畑中純さんの漫画を読んで僕も大人の鑑賞に耐えうる漫画を描きたいと思った」と語っていました。 エッセイ風フィクション4コマ金髪女将綾小路ヘレン たかの宗美名無し昔、山形の銀山温泉に外国人女将がいたそうで、その方をモデルにしているのかな?と思いながら読みましたが、実は金髪社員白鳥ヒロシという作品に登場する綾小路ヘレンを主人公においたスピンオフ作品。 http://www.manga-1.com/?eid=5390 以前サトコとナダについて、「最後まで読んでフィクションだと知り寂しくなった」という感想をマンバで読みましたが、おんなじような気持ちになりました。ヘレンもダーリンも居ないんだ……。 かなり前の作品かと思ったら意外と2010年頃の作品のようで、ポニョとかデスノートという言葉が登場するのが印象的でした。 ぶんか社から出ている「主任がゆく!スペシャル」という、たかの宗美先生の作品名が雑誌名の雑誌で現在も「ヘレン」は連載されているそう。 https://www.bunkasha.co.jp/search/g2172.html いろいろ衝撃的でどこから突っ込めば良いのか……とにかくたかの先生がすごいってことだけはわかりました。花ちゃんの明るさで元気になれちゃうホッとひと宿 高倉あつこ野愛花ちゃんがとにかく明るくてポジティブで強制的にこちらも元気出ちゃう。 彼氏にフラれて働いてた和食屋さんをリストラされて、何度も訪れた大好きな老舗旅館は廃業予定…となればとんでもなく落ち込んでしまいそうなもの。 しかし花ちゃんはそんなの嫌だ嫌だ!とばかりに持ち前の明るさと行動力と料理の腕前で旅館を立て直していくのです。 実際そんな上手い話があるもんかと言いたくなるけれど、花ちゃんのようなひとがいたらできちゃうんだろうなあと思ってしまいます。 老舗旅館ってちょっと格式高いイメージがあるけど、花ちゃんが元気に明るく腕ヨリヨリのお料理出してくれるなら是非行ってみたいものです。もはや1人鉄腕DASH…! 1949年から始まる温泉旅館物語漫画 黒川温泉新明館 柴田敏明ぺそ1949年の熊本県黒川温泉。温泉旅館・新明館の長男である主人公の哲也さん(19)は暮らしを支えるため学校を辞め、家業の他に近所の農作業や土木作業をして働いている。ちなみに19歳というのは数え年なので今で言う17歳です。 道が舗装されていない、バスが通ってない、ズックが貴重だから普段はわらじ、家族10人暮らしで家にラジオがない、林間学校の生徒たちが米を持参してくる、家族で晴れ着で百貨店に出かける…というのが当時の暮らしぶり。 家でわらじを編んだり道がまだアスファルトじゃなかったことは、父や祖父から聞いた昔の話と重なり実感を持って読むことが出来ました。 温泉を引くための配管もまだ竹で高熱に耐えられないので4・5カ月に一度新しいものに替えなくてはならず、山から竹を取ってきて節を抜いて設置するのも哲也さんの役目。 そのことについて「わしは長男じゃからあたりまえばい」というセリフがあり、山道を2俵(120kg)の米や石炭を「おいこ」で運ぶ姿とあいまって「リアル炭治郎だ…」と、なんだか感じ入ってしまいました。 https://togetter.com/li/1612718 常に自分たちの温泉を良くしようと考えている哲也さんは両親に呆れられながらも、露天風呂から見える裏山の竹を切ってツヅジやサツキを植えたり、岩肌をノミで(!)彫って洞窟温泉を作ったり…。 向上心が強く勤勉な哲也さんの姿に頭が下がる思いがします。 新明館そして黒川温泉が今後どうなっていくのか続きが楽しみです。 【現在の新明館の公式サイト】 https://shinmeikan.jp/spa/ 和樹を見守りたい詩歌川百景 吉田秋生starstarstarstarstar干し芋『海街diary』は、読んでないのだが・・・。 この物語だけでも、当然ながら成立してます。 主人公の和樹は、複雑な家庭に育ったのに、素直に成長しているように感じる。反面教師なのかな? 温泉街に住んでいる人々の何でも共有できている良さもあるけど、その閉塞感も辛い。 この街で、生活していくこと、仕事、人間関係、自分の立ち位置、色んな事に気を使いながら成長していく和樹を見守りたい。今度の舞台は山形の温泉街詩歌川百景 吉田秋生地蔵海街diaryの完結から一年、新連載待ってました。嬉しい… 主人公は山形の温泉街にある旅館「あづまや」で働く青年、和樹。 海街diaryのすずの義弟ですね。 その他「あづまや」大女将の孫娘の妙、幼馴染の類と剛、和樹の弟(父違い)の守。それぞれの親族や温泉街の人々の新しい物語が読める喜び! ヒロインの妙が、どこか影があるけど麗しく頭の良いイマドキ女子高生。すべてを持っていないか…? もしかしたらどこかで海街diaryのキャラも見れるかもと期待しています。古き良きドタバタラブコメ王道漫画ラブひな 赤松健名無し2000年代前半を代表する萌ラブコメ漫画の一つだと思います。 東大合格を目指して勉強する主人公が、ひょんなことから女子寮の管理人となり、そこに住む女の子たちとドタバタを繰り広げるラブコメです。ギャグと恋愛のバランスがテンポ良く展開されるので読みやすいです。 主人公は子供のころに女の子と交わした約束がきっかけで東大を目指す浪人生という設定ですが、良い意味で馬鹿なのが面白いです。その女の子が誰なのか、誰と結ばれるのかなど最後まで見どころが沢山あります。 旅館人情ドラマ歓迎たけや旅館 ありま猛名無し長年バーのマスターをやってきた主人公が、思い切って旅館業に飛び込んでいくというストーリーです。老舗旅館と一言で言ってもその業務内容は多岐にわたるわけで、主人公が思い描いていたものとは全く違っているという、とまどいをしっかり表現されていて興味深かったです。こういう旅館へ行きたいホッとひと宿 高倉あつこ名無し和食屋をクビになってしまった主人公の花さんが、廃業寸前の旅館の女将になり、老舗の旅館を一気に人気の宿に盛り返すという元気の出るお話です。 花さんがとてもいいキャラしてます。 ほんわかと明るくて、周りを巻き込む一生懸命さが素晴らしいです。 温泉やお料理の描写など、旅館の魅力たっぷりで、こんな宿があったら行ってみたいな~っと思える雰囲気の良い宿なんです。 温泉好き、温泉宿好きの方におすすめです。 4大受験漫画の1つ?ラブひな 赤松健名無し受験をテーマにした漫画、2020年にはドラマ化もされる予定の「二月の勝者」があります。 80年代には東大一直線、90年代には東京大学物語、そして2000年代にはこのラブひなが挙げられるでしょう。 上記の漫画はかなり好き嫌いが分かれると思いますが、その中ではラブひなはダントツに万人向けだと思います。 今でも色褪せない面白さ新装版 ラブひな 赤松健名無し新装版を購入。昔リアルタイムで読んでました。連載開始から20年も経ってるなんて信じられません。 絵柄はさすがにちょっと古いかなと思いますが、ラブコメ的なテンポの良さが素晴らしい。 やっぱり何と言ってもキャラクターが良かったですね。妹の可奈子がもうちょっと早く登場してくれたら良かったのにと思います。 約束の女の子が誰だとか、東大に本当に合格するのかとか、ストーリー展開は予定調和的なのですが、生き生きとしたキャラクターたちと共に、懐かしさを感じながら楽しく最後まで読めました。平成のラブコメの金字塔ラブひな 赤松健名無しラブひなという漫画を読んで感じたのはこれはそれまであったラブコメとは違った新しい感じのラブコメ漫画だと感じたというのがありました。 それまであったラブコメは押しかけ女房的な展開が多かったのですが、この漫画は明かに好きだという空気は出さずにいながらもなんとなく好きでいて、なぜか主人公はラッキースケベな状況になって女性から殴られるというのが毎回ある内容です。 今では当たり前にあるラッキースケベがこの漫画で一般的になったという印象があります。 主人公が真面目でも毎回偶然エッチな展開になる漫画という新しいジャンルを作った漫画だと思います。震災後の「スカイハイ」天間荘の三姉妹 スカイハイ 高橋ツトムナベテツ想像を絶するような災害に遭った時、創作者はどんな言葉を紡ぐことが出来るのか。東日本大震災の後、多くのクリエイターが様々な表現で向き合いましたが、この物語もそんな状況と対峙した作品の一つです。 この作品の前に描かれた「ヒトヒトリフタリ」の基底に感じられたのは怒りと前に進む意思でしたが、本作はより深い哀しみと、前を向く希望でした。 作者の代表作の一つであるスカイハイシリーズの中で、本作は恐らく最も広範な読者に受け入れられる作品なのではないかと思います。 自分の好きな劇作家の鴻上尚史さんの文章に、「現実の出来事に対して、演劇は無力であり、涙の根元の原因を無くすことは出来ない。ただ、その涙をそっと拭うハンカチのような作品になれば幸いです」といった主旨の言葉があり、この作品にもそんな想いが感じられました。 災害で辛い気持ちを抱えている人の現実に、何か出来ることがあると思うほど傲慢ではありません。ただ、自分のいる所で日々出来ることをする。他者に想いを馳せる想像力のきっかけにとなる作品の一つなんじゃないかと思っています。 元殺し屋の第二の人生湯けむりスナイパー 松森正 ひじかた憂峰マウナケア温泉の湯けむりに隠れて暗殺を行う――。てっきりそんな話だと思ってました。あらら、全然違うじゃんだまされた、つぶやきながら読み進めていったらこれがなかなか掘り出し物。元殺し屋の「源さん」が過去を捨てて第二の人生を温泉宿の従業員として生きる、という話で、これがシブくて深い。温泉に訪れる客との交流に源さんの過去を絡めるだけでも結構イイ感じの人情話。さらに松茸取りの名人やら女体盛りやら夜逃げやらアナクロな感じの要素がてんこ盛りで、田舎育ちの私にとっては日本にはまだまだこんなところが残っているよな、と再確認してしまいます。私が特に好きなのは温泉街の人が集まって夜桜で花見をする場面。人工的な照明ではなく、暗闇にぼんやりと浮かび上がる桜。秘境ならこんな花見もホント、ありです。また、後半になるにつれて比重の高くなる源さんと2人の女性との心理描写も読み応えたっぷり。重厚な絵柄がそれを引き立ててくれます。しかし女体盛りが出るような秘湯なのに、近場に海の家がある海水浴場があるなんて…。モデルがあるなら一度行ってみたいものです。
当時小中学生ながらこの作品を読んで、なんてキャラが可愛くてラブコメって面白いんだ!と思ったの懐かしい。あれが初めて萌えという感情を得た時かもしれないなぁ... と感慨深くなるぐらい懐かしい、個人的に赤松健はここから大好きになったといえる、聖典とも呼べる作品 幼い頃に幼なじみと東大に一緒に行くと約束し、浪人生活を送りながら女子寮のアパートの管理人をして、様々な女の子と仲良くなったり、ちょっとエッチなハプニングがあったりなどなど... 今は古き良きドタバタラブコメだが、当時は少年マンガ・ラブコメ作品としてかなりの面白さを感じてた 今では古いかもしれないが、ぜひ古き良さを感じていただける名作ラブコメですよ