医療マンガの感想・レビュー217件<<12345>>執刀医と院内警察院内警察 アスクレピオスの蛇 酒井義 林いち名無し飄々と飴を咥えながら院内を闊歩する主人公。 院内警察なんているんですね…。 「患者さんは癌ですか…?」からの「もしかして癌手術を故意に遅らせました?」までのプロファイリングによる推察。 ん〜かっこいいな!? 病院内での患者側、医者側どちらもドラマがあり面白いです。産める方の産婦人科個人医院のお話透明なゆりかご 産婦人科医院看護師見習い日記 沖田×華starstarstarstarstar_borderゆゆゆ「コウノドリ」のように産科でのお仕事をテーマにした漫画。 こちらは個人病院で、産める方の産婦人科で、堕胎も取り扱っているそうで、街のお医者さんならでは、「コウノドリ」とは違った大変さが語られている。 そんな中で見習い看護師として働いていた、高校3年生×華ちゃんは、なかなか肝が座った子だと思う。 産婦人科って、赤ちゃんがぴょこぴょこホギャホギャしていて心あらわれる風景があるのは、健康な赤ちゃんがコットで寝ている新生児室くらいで。 病院へ行ってみると、婦人科も、産める産婦人科も、産めない産婦人科(妊娠後期は転院)も、どこも独特の緊張感が満ちている。 病院だけでなく患者側もピリピリしている。 不調を治したい人、おさえたい人、子供を産みたい人、産みたくない人、全部まとめてかかっているのだから、当然だと思う。 赤ちゃんはかわいいけれど、それだけじゃない。 出産は病気でも怪我でもないけど、死ぬかもしれない事象。 生殖のための臓器が絶妙なバランスで成り立っているものだから、ちょっとしたことで起こる不調。 残念ながら、すべて望まれている生ではないということ。 読んでいて、こんなお仕事を裏ではしていたんだなと思うと同時に、この中で働き続けられる医療従事者ってすごいなと思った。 沖田×華さんは「毎日やらかしています」の印象が強かったのですが、変わりました。生と死について深く考えさせられるギフト± ナガテユカstarstarstarstarstarmotomi※ネタバレを含むクチコミです。児童精神科医漫画リエゾン ーこどものこころ診療所ー ヨンチャン 竹村優作starstarstarstarstar_borderゆゆゆ発達障害と大人(研修医)になってから言われた主人公。 発達障害が凸凹といわれるように、他の能力が高くても他より低いものがあったら生きづらくなってしまうという話に、なるほどなと思った。 発達障害と診断をするようになったから発達障害の人が増えているように思えるけど、そうじゃないんだよね。 昔からいた。 クラスにときどきいたもの。 座り続けられないとか、どうしても覚えられないとか、忘れ物が続くとか、運動が著しく不得意とか。 当時は先生に怒られたりなんなりしていたけど、今は違う対応をされているのかな。 本編は、漫画だからすべて病院へ行けば解決して終わり!とか、出てくる病院の人たちは聖人のよう!というわけでもないのが、とてもリアル。 手を伸ばせる範囲はみんな限りがある。 病気なら治し方があるかもしれないけど、病気でなければ治せない。対応していくしかない。 世の中には色んな人がいるということを知るには、良い漫画だと思う。 1973年に連載がスタートブラック・ジャック 手塚治虫starstarstarstarstar_borderゆゆゆ例えば姪や甥に、何と言ってオススメするか考えてみたけど、ざっくりとしたあらすじでは読んでみようかなという気持ちにならず。 どうにもならないことをどうにかしようとする人たちは喜劇的だったり、悲劇的だったり。 ドラマが生まれておもしろく読めるのだけど、そう言われても未読ではピンとこない。 実際のストーリーを軽く説明してみたら! と思ったものの、印象に残っている話として、「患者の腫瘍の中身から女の子を作り出した話があってね、それがヒロインのこの子」とうろ覚え混じりで話したとして。 この話で興味を持たれたら、それはそれで姪や甥が心配になってしまう。 「図書館で借りて読める、今でもアニメや映画でリバイバルする漫画の一つだよ。50年近く前の漫画になるけど、覚えていたら読んでみてね」のほうが読んでもらえそうだ。 結局、漫画の薦め方は、ジャンプがアプリでは初回無料になったきっかけとして読んだ「タイパ」の話に戻るんだなと気づいてしまった。 たくさん漫画を読んでいた学生の頃は、布教したい漫画は、学校で回し読みしていたもんなあ。 https://twitter.com/HosonoShuhei/status/1583848978747379713?t=h6O1c-DSvn2vuTc2Hj3tYw&s=19極々普通のお話です医者を見たら死神と思え はしもとみつお 横溝邦彦 近藤誠まみこ※ネタバレを含むクチコミです。もっと世に広がってほしい内容ですリエゾン ーこどものこころ診療所ー ヨンチャン 竹村優作starstarstarstarstarこめつぶドラマを観て原作が読みたくなった。発達障害をテーマにしたお話。 同じような環境にいる子どもたちが救われることを祈ります。 発達障害のある人もない人も生きやすい社会になってほしいなと改めて感じた。理解する人が増えることを願います。 世の為になるこういう原作をどんどんドラマ化して欲しいです!!! 子どもを持つ親として凄くグッとくる作品でした。 お仕事系漫画アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり 荒井ママレ 富野浩充starstarstarstarstar_bordermotomi薬って正しく深い知識をもって扱わないと1歩間違えれば人を死に招いてしまうもので、薬剤師さんって絶対に必要な職業なのに医者や看護師と違って日陰の存在なんですよね。 そこに切り込んだこの漫画で、主人公の葵は日陰の存在に腐ることなく前向きに仕事をする姿勢に励まされます。 医療の現場を、病と戦う人の姿を、薬剤師目線で描いています。 これを読んで薬剤師さんの見方が変わりました。発達障害をテーマにした重めの作品リエゾン ーこどものこころ診療所ー ヨンチャン 竹村優作starstarstarstarstarママ子子供を持つ親として、考えさせられるものがあります。 我が子と重ねて見える部分もあり、反省したり参考にしたり出来る 内容でした。 この作品では子供がメインですが、大人にも当てはまる部分が沢山あると思うので沢山の人に読んで欲しいなと思えるお話でした。 一生懸命に真っ直ぐ子供と向き合う志保の姿に、感動です! 若い子にもぜひ読んでもらいたい作品コウノドリ 鈴ノ木ユウstarstarstarstarstarママ子ドラマを見てこの作品を知りました。 切迫早産・・。自分も出産のとき、切迫早産と言われ大変な時期があったので、当時を思い出し余計に感情移入して涙が止まりませんでした。 一話一話、重めの内容ですが、妊娠・出産・家族についてとても考えさせられました。ドラマ見た人にもぜひ読んで見て欲しいです。 ★5にしようか迷ったのですが・・ブラック・ジャック 手塚治虫starstarstarstarstar_border酒チャビン小学校のとき、二子新地のいとこの部屋にあって猛烈に恐ろしかった(読んでないです)のを覚えてます(マンバでも「怪奇・ミステリーマンガランキング1位」をとってるみたいです)。 その後10年くらい経ち、火の鳥で手塚ショックを受けた後に読むことに。 こぎゃん面白いマンガやったんか・・・ 一話完結もので、どこから読んでも面白いです。まだ読んでないお子さんがいらっしゃったら、今からでも遅くないので読んだ方がいいです!1日1話ずつ寝る前に読んでください!宿題はやらなくていいです! 二百数十話あると思いますが、捨て話は1話もないですね。ただ結末が「まじなん??」みたいな回はあります。 ★5でも全然誰からも何も言われないと思いますが、私がストーリーの面白さを重視してるので、どうしても短編だと助走が足りず、特大のカタルシスを得られなのが少し物足りなかったです。2〜30巻続く必要は必ずしもないですが、やはりある程度長めにじっくりと描かれたストーリーの方が好みなだけです。3巻で離脱してしまた、、、フランケン・ふらん 木々津克久starstar_borderstar_borderstar_borderstar_borderこめつぶ表紙と内容のギャップがエグい(TT) 虫が完全にNGな私には読み進めるのハードモードで只今絶賛離脱中w たまにおすすめ漫画とかピックアップ漫画で見るから気になってはいる。完結してるしね。 読み出したら読めるからスイッチ入ったら読みますね!笑ブラック・ジャックの魅力についてブラック・ジャック 手塚治虫ぴっぴブラック・ジャックが大好きなひと!一緒にお話しましょう! 漫画の歴史に名を刻む作品です。ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰名無し漫画界のアンタッチャブルに触れた作品です。 漫画の二次利用がOKになったので、同じタイトルのAVがソフトオンデマンドから発売されたり、話題が絶えません。 漫画家と編集社とのパワーバランスを変えてくれた作品ですね。 素晴らしいチャレンジだと思います。 漫画自体も、健康保険制度の矛盾や医者都合よって歪められた医療について等、医療のアンタッチャブルに触れています。 非常におもしろい。漫画も漫画家も。業界のウラ話 子持ちママさん編腐女医の医者道! さーたりstarstarstarstarstarママ子医療の現場って、一般人か見たらやっぱり未開の地。 医者と言っても色々なんだと思う気と、外来に病棟に手術に勉強会にと休憩なしが当たり前のブラック業務。 しかも科によって業務の体制が違うようで、そこも気にしなくてはいけないなんて知らなかった。 くすっと笑えるところもありますが、全体的によくこの仕事に就いたなと頭が下がります。 子供小脇に抱えながら、カルテの整理とか夕回診とか想像超え・・・ 人の最期はそれぞれおうちで死にたい~自然で穏やかな最後の日々~ 広田奈都美starstarstarstar_borderstar_borderママ子訪問看護の実情を知れたような気がします。訪問看護は患者だけではなくその家族も支える事で成り立つような気がします。旦那さんの癌が見つかった場合、家計や教育費がどうなるのか他人事とは思えませんでした。色々な制度を知っておくことも大事、また読み返したいと思います。 手塚先生による幕末もの陽だまりの樹 手塚治虫starstarstarstarstar_border酒チャビン1981年〜1986年にビッグコミックで連載ということで、時代的にはキャプテン翼と同じ連載開始年ですね。感慨深いです。 内容は、鉄板のビッグコミックものですので、ハズレがありません。 よく「手塚先生の先祖(曽祖父)の手塚良庵を主人公とした物語」「手塚治虫のルーツを描いた作品」みたいに紹介されたりするのですが、あまりそこがメインのテーマではないので、ミスリードな感じがします(メインキャラとして手塚良庵はガッツリ出てきますが)。 手塚良庵も結構好感が持てる性格(女好きでだらしないが、やるときの集中力がやばい)で愛せるのですが、もう一人の主人公の伊武谷万二郎もそれとは反対(不器用で融通が効かない正義漢)ですが、かなり愛せます。 二人はいつも殴り合ってるのですが、本当は仲良くて尊敬しあってるところが良いですね。退廃の時代に咲いた一輪の友情の花ですね。現代にこれが連載されていたらBLの同人誌が多数作られていてもおかしくないです。 色々な人に目をかけられるほどの資質を持った万二郎でしたが、その性格のためにあまり出世せずに、最後は悲しい最期を遂げてしまいます。わたしも出世とかは良いので、自分に正直に生きようと思いました。医者になる道。ヒポクラテスの卵 ススキノ海starstarstarstarstar_borderPom 心臓に持病を抱えた医大生あかりが主人公。 あかりは医者になりたいって、強い覚悟と意思を持っていて、とても強い女性だなと思う。 これから益々強くなっていくんだろうなとも思う。 もう1人、優斗もお母さんががんを患っている中で母親を救うため医者を目指している。 この先誰1人欠けずに医者になるのかな。 医大生達はこれから何を学んでいくのだろう。 まだまだ序盤だと思うので皆が医者になる所を見届けたいなと思う。 新しい環境でチャレンジをする人はぜひ読んでみてください。Dr.コトー診療所 山田貴敏名無し北の国からのじゅんが演じたドラマ版を最初に見ました。 東京から来た若い医者が、異常に不便な孤島にくる所から始まります。 最初は、東京から来たというだけで島の人に理解されずに苦しみますが、医者の知識と、純粋に人を助けたいという気持ちで、徐々に島の人達との交流を深めていきます。 医学の専門的なシーンもたくさんありますが、個人的には、島の人達と関係性を構築していく部分が見どころだと思います。 新しい環境でチャレンジをする人はぜひ読んでみてください。 ドラマも面白かったDr.コトー診療所 山田貴敏starstarstarstar_borderstar_bordermotomiドラマを先に見て、漫画を読みました。 もちろん漫画も面白く、サクサク読み進められました。島の人たちがみんな個性的で面白いです。 感動場面も多々あり泣きながら読んでいました。3巻から一気に引き込まれたこころのナース夜野さん 水谷緑 山登敬之starstarstarstarstarひさぴよ1巻を読んだ時点では、良い漫画だとは思いつつも、深刻な心の悩み(特に自殺願望、リストカットの心理とか)にそこまで共感できず、しんどすぎてもう続きを読むことはないかなと思ってたところ、作者さんの最近のツイート(https://twitter.com/mizutanimidori/status/1603767672566530048 )「暴力を振るう男性が何を考えてるか」を目にして、この回のテーマが刺さりすぎて衝動的に一気に完結まで揃えて読んだ。3巻は「男の生きづらさ」がテーマなのだが、自分も男性である以上、まったく他人事とは思えない内容だった。 https://manba.co.jp/boards/106869/books/3 そして精神医療の世界は決して”向こう側”の話ではなく、想像していたよりも地続きの問題であり、深刻でないにしても、メンタルや依存症問題に興味があれば、読んで非常に勉強になることが多かった。男性の加害問題だけでなく、5巻では女性側のパワハラ・DV加害も取り上げられていて、こちらも「なぜ人に怒るのか」というプロセスが明確に説明されており、今まで感じていたモヤモヤが晴れたような気持ちになった。 その他にも語りきれないほど多種多様なテーマが盛り込まれている「心のプロ」を仕事とする人々描いた作品。 この先も、心が不安定になることがあったら読み返したい。死の間際まで・・・お別れホスピタル 沖田×華starstarstarstarstarママ子タイムリーなお話でした。 祖母の入ってる施設から、ターミナルケアに切り替えるのでと延命治療するかできる範囲で対応するかという話があったところでした。 確かに別途料金が発生するので家族の了承が必要と言っていた。 あれから一か月近くたつけど、まだ天国に呼ばれたと連絡は来ないので明日なのか。同室の方がなくなると道連れのようになくなるのですね・・・ コロナでなかなか施設内の状況がわからないので、「なるほど!」と思うところもありました。 色々な気苦労があると思いますが、この本を読んでスタッフの皆さんには感謝です。 令嬢が病院で働くのはタブー?外科医エリーゼ mini KIDARIENT yuinstarstarstarstarstar_borderママ子転生の繰り返しで元居た世界の過去に戻るはあまり聞かない設定。 外科医となっているけど、〇ラック・ジャックみたいに細かいわけではないので内容的には読みやすい。 王族同士の争いに巻き込まれ、病院内では自信の持てる医療知識を今ある環境適応させて処置していく。 転生を繰りかえすごとに、主人公が成長していき周りの人々と心を通わせていく。 命を救おうと一生懸命な姿はだれの目にも輝いて見えたことでしょう。 お話がどう終わるのか楽しみです。最高クラスの面白さ!きりひと讃歌 手塚治虫starstarstarstarstar酒チャビン1970年〜1971年にかけて連載された手塚先生の青年向けマンガシリーズ。ハズレのないビッグコミック連載ものの1作品です。 なんか手塚先生というと、アトム、火の鳥、ブラックジャックときて、あとはジャングル大帝とかリボンの騎士とかアニメにもなった子供向け作品がドギツク有名なのですが、その偉業も功罪相半ばで、そのおかげでいまいち青年向けの傑作が意外と知られてないのは残念です。 本作は、面白さが凄すぎて、じゃあ読み終わった後に「どこが面白かった?」と聞かれても、なんとも答えにくいのですが、とにかくストーリーがあとひく面白さで、本当に時を忘れます。電車だったら乗り過ごし注意です。本当に没頭すること大うけあいです。 ある架空の奇病がテーマの医学ものではありますが、そんなことは全部すっ飛ばしてとにかく面白いです。 まず間違いなく手塚ベスト10には入ってくる超名作なので、是非読んでみてほしいです。<<12345>>
飄々と飴を咥えながら院内を闊歩する主人公。 院内警察なんているんですね…。 「患者さんは癌ですか…?」からの「もしかして癌手術を故意に遅らせました?」までのプロファイリングによる推察。 ん〜かっこいいな!? 病院内での患者側、医者側どちらもドラマがあり面白いです。