癒やしマンガの感想・レビュー737件<<2021222324>>クラムボンがかぷかぷ笑ってそうな世界観ハクメイとミコチ 樫木祐人野愛ファンタジックだけど体温や匂いのある作品。宮沢賢治や長野まゆみが好きなひとはこの漫画が好きだと思うし、この漫画が好きなひとは宮沢賢治や長野まゆみを読んでほしい。 幻想的だけど民話のような温度があるので、どこか知らない世界の話ではなく臨場感を持って物語に入り込める。 きっとどこの国のひとが読んでも、なんとなく懐かしい気持ちになれる気がする。 あとは食べ物がとても美味しそうなところも魅力的。 大きく切り分けられたブルーベリー食べたい…。人間のサイズをうらんでしまう…。 個人的な願望ですが、長野まゆみの『少年アリス』を樫木先生に漫画化していただきたい…。宮沢賢治だったら『シグナルとシグナレス』か『やまなし』をぜひ…。いくえみ猫(にゃんこ)は可愛いそろえてちょうだい? いくえみ綾名無しいくえみ猫(にゃんこ)達は可愛いにもほどがある。見ているだけで癒やされる話も多い。ただ老猫だから悲しい別れもあったりもする。でもそれも含めて、猫を飼うということなんだろうな。 ブンたんも可愛いけど、最新話のルルのエピソード好きだった。 実はこれがデビュー作新久千映のねこまみれ 新久千映starstarstarstarstarひさぴよ新久一家と飼い猫たちの日常を素朴に描いたエッセイ&4コマ漫画。 本のあとがきに書いてあり知りましたが、実質このネコまんががデビュー作なんですね。言われてみればワカコ酒とはどこかタッチが違うなあと思いました。(目の感じとか) はじめの4話はエッセイ風の漫画で、残りページは4コマという構成になってます。たまに斬新な角度のシーンが出てきたり、いきなり画面が狭くなったり、「おおっ!?」という場面があって、色々と試されてた時期なんだなぁという感じも味わい深いです。同時にネコへの愛も非常に感じました。 ちなみにスペシャルサンクスとして、『またタビ』の市川ヒロシ先生、『片桐くん家に猫がいる』の吉川景都先生からの寄稿ページも載っていますので猫マンガ好きは要チェックです。とってもハートフルな…やせっぽちとふとっちょ 加藤マユミPom とってもハートフルな物語でした。 舞台はイタリア。孤児のジュリアと、ダンとエリオパパ(ママは他界)の3人を軸に描かれているお話。+アレックス(犬) 美味しそうなご飯とジュリアの天然っぷりとダンのシャイなところと、エリオパパの無邪気さが、いい感じに話を盛り上げていて、とってもホッコリしました^ ^ 私はエリオパパとアレックスの脇役具合が好きだなぁ。 3巻は思春期編らしいので、待ち遠しい〜猫好きの人、必読!!骨董猫屋 鷹野久名無し猫好きの作者がこうだと良いなぁと思って描いている短編集。 骨董店にしゃべれる猫“ぼんてん”が居て、人間より色んな事ができ、何でも解決してくれる。 とっても、大人な猫。 でも、作品と作品の間にある『Short』では、ぼんてんがとっても無邪気な猫らしくて愛しくなる。 料理が心を癒やすかしましめし おかざき真里ナンシー食べるだけじゃなくて、丁寧に作ることって大事だなぁと普段から思っているので、共感しながら読みました。 再会した美大卒3人組。それぞれ苦悩がありながら、3人で集う食事で笑って泣いて癒やされて。大人が心を開けるところって必要ですよね。 おかざき真里さんの綺麗な絵でダメな大人を描くとすごくセクシーに見えて良いです(´・ω・`)可愛さとシュールさのバランスが絶妙織田シナモン信長 目黒川うな名無しいわゆる歴史上の人物の現代転生ものは数多くあれど、有名なあの人やこの人が可愛らしい犬に転生して、現世で犬生を謳歌しているという発想からくすっと笑えますし、だただ癒されます。 歴史上の出来事が小ネタで挟まれますが、死闘を繰り広げたかの武将達もあくまで昔の出来事として捉えているので平和そのもの。いい歳をしたおっさん目線で自分達をネタにした娯楽作品にツッコミを入れたり、かと思えば逆らえない犬の性分に振り回されもしたり、何もかもがほのぼのとしているので、歴史好きと小動物好きにはたまりません。美味しそうに食べてるだけなのに読み続けてしまうめしぬま。 あみだむくさいろく主人公のサラリーマン飯沼くん、あだ名が「めしぬま」。 冴えない感じのめしぬまにちょっと萌える要素として「美味そうに食う」というのを売りとした漫画。 気楽に読めてよい。妹かわいい。妹も大食漢で美味そうに食う(笑)軽快!SPY×FAMILY 遠藤達哉名無しリズムがよく、軽快に読み進められる。 評判がよいのも納得!強面なのに家事が完璧…極主夫道 おおのこうすけ野愛強面なのに家事が完璧でかわいい、ほのぼのしてるけどスピード感もあって面白い。 だけで終わらせてはいけない! 組を潰しまくった不死身のヤクザがカタギの女性と結ばれ主夫になることの困難を想像すると、果てしない愛の物語に思えてくる。 他の組の姐さんや舎弟たちもシャバの世界で懸命に生きているところを見ると、主人公・龍が起こしたであろう愛の革命が素晴らしいものであったことが想像できる。 なんて背景を思い描いてしまうのは『静かなるドン』を読んでいる影響です。ヤクザ撲滅を願う近藤静也にこの漫画を読ませてあげたい。いちばん強いのは愛の力だよ、あきらめないでね。森下suu先生がデザートに降臨!!ゆびさきと恋々 森下suumampuku聾唖のヒロインと、トリリンガルのヒーロー。お互いが全く知らなかった新しい世界が、二人の出会いによって開けます。恋の始まりとしてこれほど素敵なものはないと感じます。 唇がうまく読めなくて「ラオス」を「まおう」と勘違いしたり、もどかしさもありつつそれがいちいち可愛い。笑 女の子の可愛いの追求に妥協のない作者さんです。ヒーローの逸臣くんも、ぐいぐい来るけど少し前に流行った俺様系とはまた違った天然な魅力がありますね。猫の恩返し(働く大人の理想編)デキる猫は今日も憂鬱 山田ヒツジさいろく炊事含め家事全般もしてくれてモフモフでデカくて守備範囲も広くてなんにでも詳しくて…完璧超人のような家政婦猫の諭吉さん。 こんな同居人がいたらいいのにと全世界の猫好きさんが思ってるであろう一方的な理想をマンガにしてみた、といった感じのほのぼの4コマ。 黒猫は餡子猫といって幸運を運ぶ福猫、らしいですよ! ツナギ+イケメンはずるい自転車屋さんの高橋くん 松虫あられ名無し現実はもちろんのこと、フィクションの世界でも不良とかヤンキーには拒否反応が出てしまう自分ですが、高橋くんは……カッコいいですね、というかもう好きです あとやっぱりパン子ちゃんの周辺にいる男性たちのダメさがわかりやすく描かれてるので、高橋くんがよけいにヒーローに見える。 母親との問題とかまだまだ乗り越えるべき壁はあありそうだけど、高橋くんがそばにいれば大丈夫な気がしてくる。 地味に高橋くんの強めの訛り(名古屋かな?)がツボ。シンパパ同士でルームシェアパパと親父のウチご飯 豊田悠名無しきのう何食べた?の子持ちバージョンというのがわかりやすいかもだけど、主人公ふたりは全く恋愛関係ではないし今後もそういう展開はない。でも身長差いいですよね。 気づいたら11巻も出ていたよ…この漫画じみーに好きです。食べたときのリアクションが控えめな漫画が好きなんです。 あと好きなところは、髪を下ろした千石さんです。イケメンすぎる胃袋ガッツリ✕異世界とんでもスキルで異世界放浪メシ 赤岸K 江口連 雅さいろく発想は異世界転生系においても腕力は現代人でなにか1つだけ(または少数)突飛スキルがあるというシンプルなものなのだが、序盤からチートで最強モンスを従えるという1点が少し類を見ないかな? (と思ったけど転スラのスキル吸収に似たとこあるかも) 料理がメーンであること、フェンリルが可愛いこと、モブも見た目が丁寧でそれなりに魅力的であることなど、結構いい線なのではないかなと思う。 好みによるけど、あまり異世界転生系詳しくない自分でも読みやすくて好みでした。二人の絶妙な関係性が良い。組長娘と世話係 つきやPom このお話、個人的には、とても良かったです。 八重花の、ゆるく子供ながらの純粋でほっこり癒し系なところがお世話係になった霧島の心(これから過去が解き明かされていく模様。。)を晴らして行く感じ。 シリアスなシーンももちろんあるけれど、描写は硬くないので女性でも読みやすく、霧島と八重花に癒され、お互いを思いやる気持ちと信頼感が高まっていく様にグッとくる。ピュアすぎて愛が重い花野井くんと恋の病 森野萌むこれはベタ惚れされる彼女の気持ちを味わえる漫画なのではないでしょうか…! まず主人公がピュアでいい子なのでこんなにラブラブでもそんなイライラしません。 加えてこの花野井くんのヤンデレ紙一重な愛! ピュア…ピュアだけども愛重い! なかなかない少女漫画かと。尾かしらってそういうことか!尾かしら付き。 佐原ミズkarinマイノリティーに対する、学校や周囲の友達の反応は様々。それに対峙しながらも、育っていく2人のラブストーリー。 続きが気になります!「やまだ」を巡る、メシ漫画山田飯 伊藤静名無しタイトル通り「やまだ」と名のつくメシ屋を来店し、ご飯を食べる女の子の話。徐々に理由が見えてくるとこがいい。 こんなご飯漫画もあるんだなぁと舌を巻いた。女子高生×キャンプ だけじゃないゆるキャン△ あfろさいろく一気にメジャーに行き過ぎたか…思ったよりマンバで話題になっていないなと思ってしまった。 久しぶりに新刊を読んで、やっぱり好きだなーと。 なでしこのお姉ちゃん推しなのだけど同志はいないものかと。 ゆるキャン△のいいとこは実際にキャンプ行くときに役に立つ情報が割とマジであるところと、線が細くて和やかで穏やかな空気で日本という土地の真の価値を教えてくれる(キャンパー向けに)ところ。 あと原付とかチャリとかでソロキャンプするのも簡単に出来るよーに見えるのでトライしてみようという気持ちにさせてくれるところも素晴らしい。 実際時期さえ間違わなければ楽しい経験としてハマる人は多いだろうし、私も複数回行ったしキャンプ興味ない人にこそ読んでほしいなーSF(少し不思議)が好きな人に大きい犬 スケラッコ名無し全体的にテンションがちょうどいい。高くもなく、低くもなく。ハラハラドキドキは無いけどうきうきワクワクはある。ほんわか日常系というより、なごみ系SF。 なにより自分を夢中にさせたのは、最後に載ってる「小さい犬」のチワワのポロ。とにかく可愛い。ちょっと高橋留美子先生が描きそうな妖怪っぽさがあるんだけど、気の強いチワワってほんとこんな感じ。ヒロインの魅力がじわじわ伝わる!素敵な彼氏 河原和音karin主人公があまりにピュアでウブ。 最初はイラッとする感じかも⁇と思ったけれど、読み進めていくうちに、彼女の魅力にどんどん引き込まれていきました。 エピソードごとに、彼女が少しずつ成長していく過程も繊細に描かれているので、応援したくなります。恋愛の仕方なんて忘れちゃったよ!という人こそ、読んだらいい漫画だと思いました!少女漫画も画力の時代ですよまいりました、先輩 馬瀬あずさmampuku西野ナントカみたいな、あるいはHoneyW〇rksみたいな、J‐POPの歌詞をそのまんま漫画にしたようなラブコメという印象。とはいえこの作品を人気足らしめているのは作者の頭の回転の良さを感じさせるバランス感覚のよさとコミュニケーションの妙なのかなと思います。 もちろん先輩と主人公の可愛さと、ゆるくのんびりとした空気が一番の売りだと思われますし、卓越してると思います。少女漫画でもこれくらい絵が上手い方が、表情も動きも豊かでいろんなシチュエーションが映えますね。歳を重ねた大人の日常と恋。グランメゾンむらさきばし 南Q太Pom 一定の温度で話が進んでいく感じを受けた。低くも高くもならない、変に例えてみるならストーリーの速度、登場人物のテンションも36度の平熱。笑 青亀さんと美穂さんの恋も適度な距離感があって穏やかに進んでいくところがよかった。 むしろ、最後そうなったんだ!ってゆうくらい、私は美穂さんの気持ちが最後までわからなかった。<<2021222324>>
ファンタジックだけど体温や匂いのある作品。宮沢賢治や長野まゆみが好きなひとはこの漫画が好きだと思うし、この漫画が好きなひとは宮沢賢治や長野まゆみを読んでほしい。 幻想的だけど民話のような温度があるので、どこか知らない世界の話ではなく臨場感を持って物語に入り込める。 きっとどこの国のひとが読んでも、なんとなく懐かしい気持ちになれる気がする。 あとは食べ物がとても美味しそうなところも魅力的。 大きく切り分けられたブルーベリー食べたい…。人間のサイズをうらんでしまう…。 個人的な願望ですが、長野まゆみの『少年アリス』を樫木先生に漫画化していただきたい…。宮沢賢治だったら『シグナルとシグナレス』か『やまなし』をぜひ…。