完結したマンガの感想・レビュー16042件<<538539540541542>>幼女がかわいい王道ダークファンタジー魔女の怪画集 晴智ANAGUMAあらすじ説明しようとすると1話のネタバレになるから何も言えないんですけど、雑にまとめると不死の男と謎の力を持った幼女の絆の物語です。 これだけでイケる人には絶対外れがないのですぐにでも読んでほしい。 D.Gray-manやハガレンのDNAをしっかり受け継いだ正統派でありながら、主人公とヒロインの関係設計が秀逸で飽きないですね。ダークなファンタジーのジャンルのツボをバッチリ押さえてあります。 絵画だったり、文化保存組合(メセナ)が敵組織だったりと扱ってるモチーフも新鮮です。絵もめちゃめちゃ上手い。あれ?隙がないのでは? もっと話題になってほしい!可愛いぷくぷく天然かいらんばん 竜山さゆり大トロ小学生の時にちゃおで読んで、当たり前のように動物が喋っていたので衝撃を受けました。 ルドルフっていう犬がイケメンです。ずっとほのぼのしてるので安心して読めます(?)テロを生き延びたマンガ家が示す「描く」ことの意味わたしが「軽さ」を取り戻すまで “シャルリ・エブド”を生き残って 大西愛子 カトリーヌ・ムリスANAGUMAここ10年くらいのあいだに、自伝やエッセイぽいバンドデシネのスタイルが、フランス語圏を中心に広く市民権を得ています。 ヨーロッパのマンガといえばメビウスやエンキ・ビラルのような、ゴツめのSFのイメージがいまだ根強い気もしますが、もっと生活に身近なテーマで軽く読める作品が近年増えているんですね。 そのなかでもダントツに「重い」実話マンガが本作。 新聞社シャルリ・エブドで風刺マンガ家として仕事をしていたカトリーヌは、打ち合わせに遅刻したことで偶然ISのテロリストの襲撃から逃れ「生き延びる」ことに。 その日から彼女の苦しみが始まります。 昨日まで一緒に机を囲んでいた仲間のマンガ家たちがみな殺されてしまったというのに、これまで通り世の中を笑い飛ばす作品を描くという、それこそ冗談のような状況で仕事をしなければならないのです。 さらに当事者のカトリーヌの心は置き去りのままに、「JE SUIS CHARLIE(わたしはシャルリ)」の鬨の声が各国であがり、いち風刺新聞であったシャルリがテロとの戦いの急先鋒に祭り上げられ世界デビューする始末。(これも悪い冗談!) そしてカトリーヌは記憶を失ってしまいます。 シャルリ・エブドがなぜ差別行為とも取れるようなドギツイ風刺を行うのか、どんな存在なのか、なぜISがターゲットにしたのかなど日本ではなかなか想像しづらい部分がありますし、いい/悪い、被害者/加害者といった単純な構造で説明できる問題ではないと思います。 僕が心を打たれたのは、彼女が再びペンを取って本作に描いたのが、犠牲となった同僚のマンガ家たちが、生きて、誠実に表現をしていた姿だったことです。 シャルブやヴォランスキといったレジェンド作家たちが築き上げてきた、シャルリというマンガの牙城に自分も加わっていたという誇らしさが表明されているのです。 壮絶な境遇におかれた彼女にしか、この「描くこと」への誇りを「重さ」をもって、世の中に投げかけることは出来ないように思います。 手塚治虫先生は『マンガの描き方』のなかで差別を行うことの卑劣さと、創作することの尊さの両方を説いています。 カトリーヌはその混沌の渦中で命を拾い、創作の手綱と仲間を失いました。 彼女は今も立ち直れていないといいます。 それでも立ち上がるために「軽く」あろうと、描くことをやめず、「美なるもの」を求める彼女の精神は、この世界で間違いなく尊ばれるべきもののように思えるのです。リクエストをよろしく感想リクエストをよろしく 河内遙む波よ聞いてくれもいいけどこっちもいいじゃん!? なんかおもしろそうだったので1巻読んでみました。 結構ラジオ好きなのでこういう制作の裏側には興味あるのですが、ああいうラジオ収録ブースを前にした時の感動はわからないなぁ〜…と思います。 でもこの作品で主人公に感情移入してラジオブースの見開きページ見た時心踊りました。 楽しいんだろうなこの現場は! すごい昔に地元のラジオ曲に潜り込んだ時のことを一瞬思い出しました。 単純に喋りがうまい主人公がそのままパーソナリティになってもあんまし面白くない気するのですが、波よ聞いてくれも、リクエストをよろしくも、こういう意外な人物、しかしその辺にいそうな人物が喋りをやるってとこがいいですね。 ずっと喋る仕事、よくよく考えるとすごい仕事だなと思います。話題性にとんだ内容でないといけないし、考えてもいなかったような話題を振ってくるリスナーもいるだろうし。 色々想像膨らむ漫画かと思います! 東村アキコ先生の自伝マンガかくかくしかじか 東村アキコ猫あるく作者のめちゃくちゃな青春時代を包み隠さず描いているので、なかなか自分の黒歴史をここまで描ける人いないぞっ!と圧倒されました。そしてギャグも楽しいので、一気にラストまで読めます! 病気になった先生が言う「描け」は心にぶっ刺さりますし泣きますね。プリンセスに掲載されていたはず空飛べ! プッチ 完全版 おおひなたごうnyae純粋な少女漫画として読もうと思ったら、痛い目にあいます。 主人公プッチ以外にも濃いキャラクターたちがたくさん出てきます。 プッチのお母さん、うさぎなのにちょいエロに見えるのは私の目が腐っているから?美しいが故の不幸を描かせたら右に出る者はいない主に泣いてます 東村アキコnyaeこんな生きてるだけで人を不幸にし、そして自分も不幸になる人って泉さんしかいないでしょう。 度々出てくる変装(仮装?)が最高です。 泣いてばかりの泉さんだけど、キャラが強すぎる友達に支えられて、果たして幸せな未来は訪れるのか? 最終巻まで猛スピードで読みきれます! 本格特撮百合マンガ「ヒロかん」始動!ヒーローさんと元女幹部さん そめちめANAGUMA悪の組織を追われた元怪人女幹部が女ヒーロー(※顔がいい)に助けられてイッパツで恋に落ちる。 展開に無駄がなくていいですね。そういうのでいい。そういうので。 そしてスーツや怪人のデザインが超秀逸で、「わかってる」感が滲み出ている。 特に主人公の颯ちゃんが変身する「ラピッドラビット」がめちゃカッコイイんですけど わかりすぎているがゆえに某ライダーとモチーフがドカブリする始末。 (※因果関係はないらしいです。当たり前だ!!) 個人的には敵対していた者同士がタッグを組むことのアツさを使って もうちょいシリアス展開も見たい気がするんですが 今のゆるっとイチャラブコメディの雰囲気も絶対的に維持してほしい…。 なんて贅沢な悩みだ! そういうのが全部盛ってあるカツカレーみたいなマンガです!ごちそうさまでした!おかわり!!最高夫婦4コマここだけのふたり! 森下裕美nyae旦那さんのビジュアルの「どうしてこうなった」感はありますが 4コマ界のベストカップルといえばこの2人です。 この夫婦って元教師とその教え子なので、何を禁断の恋しちゃってんの、もう! という感じです。 全10巻、全く飽きずに読み終えられます。 相変わらずでホッとした東京タラレバ娘 リターンズ 東村アキコnyae正直、買って読むべきか悩んだけれど…タラレバ1巻を読んだ時に受けた雷に打たれたような衝撃をまだ忘れられなかったので読みました。相変わらずの三人がそこにいてよかったです。 元彼たちがみんな仲良くなっているのもお決まりっぽくていいと思います。 リターンズを読んで、やっと自分の中で完結してくれた、と感じました。 グロテスクだけどどこか芸術的マリアの棲む家 鮪オーケストラ ハセガワMnyaeこの作品の魅力は表紙の美少女マリアの、地獄のような心象風景の表現だと思います。ホラーはホラーでもジワる的なものとは違い、シンプルに怖い、そしてものすごく気持ち悪い。 このマリアと部屋の秘密は何なのか、というミステリーでもあるのかと思いきや、終わり方は思ったよりあっさりでした。 panpanya世界が現実を飲み込んでいくグヤバノ・ホリデー panpanyasogor25まずはじめに、panpanyaさんの作品を読んだことがないという方。この段落で一旦回れ右して、取り急ぎ今作ではなく、著者のページから過去作を手に取って見てください。個人的には「足摺り水族館」もしくは「蟹に誘われて」が入り口としては良いのでは無いかと思います。 panpanyaさんの作品は、一度見たら忘れられない圧倒的な書き込み量とその書き込みによって生み出される現実とも非現実とも付かない摩訶不思議な世界観が最大の魅力です。過去5冊の単行本ではその世界観を余すところなく展開していましたが、今作ではそこから1歩踏み出した感じがあります。 表題作「グヤバノ・ホリデー」は未知の果物"グヤバノ"との出会いから、それを追い求めてフィリピンまで赴き実食に至るまでのドキュメンタリー風の作品です。 この物語を読んだ時、非実在の存在を描きながら現実・非現実の境目が曖昧になるpanpanyaさんらしい作品なのかと思っていましたが、"グヤバノ"という単語を調べてみて、それが実在する果物と分かった瞬間、物語の見え方が大きく異なってきます。 この物語は、グヤバノを追い求めて海外まで行くという点を除けば、ほぼ全て現実に存在する物が描かれています。これまでのpanpanya作品では実在物と非実在物を織り交ぜて世界の境目が曖昧な作品を描いていましたが、今作では描かれているものは全て実在する、でも世界観は非現実的ないつものpanpanya世界。これは、panpanyaさんが自身の作家性をもって現実を飲み込もうとしている、私達はその過程に立ち会っている。そう思うのは考え過ぎでしょうか。いずれにせよ、panpanyaさんは過去作を含めて線で追っていくべき作家で、そして現在における到達点がこの「グヤバノ・ホリデー」ではないかと思います。ルポルタージュを通して描かれる様々な"愛"の物語ルポルタージュ‐追悼記事‐ 売野機子sogor25今作は元々、今はなき幻冬舎「コミックバーズ」で連載されており、そちらで打ち切りの憂き目に遭った後、現在の講談社「モーニング・ツー」に移籍して連載を再開したという少し特殊な経緯を持っています。幻冬舎版は「ルポルタージュ」というタイトルで全3巻、講談社は「ルポルタージュ‐追悼記事‐」というタイトルで現在も連載中で、物語自体は連続していますが、講談社版から読んでも問題ない作りにはなっています。 幻冬舎版から一貫しているのは、恋愛すること自体が時代遅れという価値観の世界とその中で発生したテロの被害者たちの人生を描くというテーマ。これらをルポルタージュ作成のための取材という形で炙り出し、恋愛はもちろん、家族愛や友愛など、広い意味での人の愛を描く物語になっています。 この一貫したテーマ自体が毎回読ませる内容で面白いのですが、幻冬舎版から読み続けていると、逆に幻冬舎から講談社に移籍して変わった部分も見えてきます。 まず1点、幻冬舎版は1話5~60ページ、講談社版は1話3~40ページで構成されており、その結果、幻冬舎版では1つ1つのエピソードが重厚に、講談社版は物語の展開がよりドラマチックに動くようになっているように感じます。その辺りの雰囲気の違いを読み比べてみても面白いかも知れません。 そしてもう1点。幻冬舎版は新聞記者の1人、絵野沢(幻冬舎版2巻の表紙の人物)の視点が中心となって展開していきます。非・恋愛系の両親を持ち、その価値観に多く触れてきた彼女の物語は、物語の設定に沿って"恋愛"というものにフォーカスして展開、彼女のモノローグもかなり私的に寄っている印象があります。 その物語が、打ち切りの影響もあるのか幻冬舎版で一旦の結末を見せ、その後の講談社版ではもう1人の新聞記者・青枝聖(同1巻表紙)と、その恋人・國村葉を中心として展開していきます。2人の物語は、世界観に反して"恋愛"をしているという観点から語られる部分もありますが、それにとどまらず、テロの被害者のエピソードも内包したもっと大きな愛の物語へと拡大しているように感じてなりません。言わば、幻冬舎版の3冊の物語を土台に、より包括的な、懐の深い物語になろうとしているのではないかと思うのです。 一度は打ち切られた作品ではありますが、皮肉にも次巻で「MAMA」の巻数に追いつき、作者最長の作品になりつつあります。それに適う作品であることは保証しますので、興味を持って頂けた方は、是非土台となる幻冬舎版「ルポルタージュ」から手に取ってみてください。 2巻まで読了 原作ファンなので読んだ裸者と裸者 孤児部隊の世界永久戦争 七竈アンノ 打海文三たか高校時代に原作を読んで超ハマった作品。 内戦が起き海外マフィアや移民が流入し、孤児・暴力・貧困が身近にある日本。 孤児ながらもキチンと住所と定職を持ち弟妹を養っている主人公が、突然拉致され少年兵としての人生を歩むというストーリー。 1巻だけ読んだけど、生い立ちなどのブ厚い背景設定をバッサリカットして、兵士としての戦闘に重きをおいた構成になっていた。 太くて力強い線が独特の雰囲気があって良かった。漫画の枠を超えて評価できる一冊生理ちゃん 小山健nyae映画化おめでとうございます! これを読めば生理のことがすべてわかるよ、という漫画ではないですが、 こんなに女性に寄り添った漫画をつくってくれたことに感謝しかないです。 実際にこの表紙の生理ちゃんが家に来たら嫌だし邪魔だけど、生理ってそういうものでした。 ノーベル賞差し上げます。離婚、拒食症の娘、ボケた母…だけどたかこの人生はこれから。たそがれたかこ 入江喜和nyae好きなもの、好きな人ができるといろんなことを頑張れる、という気持ちは理解できるけど、45歳の冴えないおばさんをここまで変えるほどのことって、ただ事ではない。 はたから見てるととにかくたかこの言動は痛々しいのだが、実際には誰もが一度は感じたことがある痛みばかりで、たかこの逆境に立ち向かう姿に「無理あるよー」と思いながらも目をそらすことなんてできない。 心を病んで拒食症になった娘に懸命に寄り添う姿も、若手のバンドのラジオを少女のようにときめいて聞いている姿も、どちらも一生懸命生きるたかこの姿だ。 入り込みすぎてなんかこっちまで足腰が痛くなりそうになる。笑 ほのぼの夫婦が食べる!東京実在の名店グルメ東京BONごはん~おウチで作る名店の味~ 入江喜和nyaeサブタイトルにおウチで作るとありますが、 どちらかというと紹介されているお店に実際に行ってみたい、と思わせる内容でした。実際に日本橋のだしのお店に行きました! クリエイターの夫と編集者の妻という組み合わせが萌えます。 入江先生はこういうキャッキャした女性を嫌味なく描けるのがすごいですね。満身創痍すぎるピュアラブストーリーフライングガール 笠辺哲nyae読めば誰でも、ピュアでまっすぐな(頭がおかしい、とも言えますが)キャラクターたちの虜になり、終わってくれるなと祈るほどになります。正直二巻で終わってしまったのが惜しすぎる。 主人公の山田が磯貝さん(表紙の女性)に恋をすることで、普通の人間であれば一発で命を落とすようなアクシデントに巻き込まれ、包帯まみれがデフォルトとなってしまうのですが、人間離れした純粋な心と鈍感さを持っている山田は、何があっても怒らない、逃げない、辞めない。磯貝さん大好き。狂ったように好き。 この本で描くのは磯貝さんと山田のラブストーリーだけではなく、 人間と山羊、生首とヤクザ、ヤクザと生き別れ森で一人生き抜いた息子との再会など、様々な垣根を超えて人間関係が交錯します。 個人的には、ヒロインの体臭が野生の熊と同じくらい臭いというのがツボでした。 試し読みをしてもらえばわかりますが、コマ割りとタッチが独特です。 時に、笑わせようとしているのか、真剣なのかどっち?と考えてしまいますが、何も考えずに読むのがいいです。 どのカテゴリーにも含まれない、読んだことのない漫画を読みたい!という人にオススメします。藤末さくら先生の新作オオカミの住処 藤末さくら名無し普通にリア充な主人公が、サイコパスな年下美少年のいとこに絡め取られていくサスペンス。この作品が普通の少女漫画で連載されていたなら、ヒーローの狂気に気づかないまま『同居した年下美少年に溺愛されて困ってます』的なラブコメになる気がする。 素晴らしい原作小説に、有能絵師。これは間違いない君は月夜に光り輝く マツセダイチ loundraw 佐野徹夜mampuku原作は昨今流行のサナトリウムライト文芸。邦画も最近そんなんばっかりらしいですが、無理もありません大抵面白くなるし。この作品は作家の実力は当然のこと、タイトルのセンスとデザインのセンスが抜きんでていたので売れたのも当然の結果でしょう。何を隠そう実際私、ジャケ買いして読んで泣きましたからね!w 厚めの文庫本をコミック上下巻にまとめるとなると若干駆け足気味にはなるかとは思いますが、コミカライズは以前マンバのクチコミで絶賛させていただいたあの「リゼロ」コミカライズ担当マツセダイチ先生が手掛けていますから、大船に乗った気持ちで下巻を待つことができそうです。上巻が出て今のところ、少なくとも絵に関しては文句のつけどころがないです。 https://manba.co.jp/topics/12985美味しい食べ物は、人を裏切らないあぐりとたね 五郎丸えみ名無し五郎丸えみ先生の新連載。人生設計に沿って仕事を頑張るアラサーヒロインが主人公のグルメ物。しかしのっけから不妊からの婚約破棄と非常に重い……。この先新たな出会いがあり、充実した人生を送るだろうことは分かっているものの、辛いものは辛い。家庭的な年下男子とルームシェア♪嫁にしたい男 田島みみ名無し田島みみ先生の新連載。 完璧そうに見えて、実はズボラで汚部屋に住んでいるヒロインが、家事の得意な後輩男子と同居する話。 設定はキャッチーで、キャラも愛嬌があってかわいらしい。 しかしこの手のネタは王道でどこか既視感がある。 ここからどうやって捻っていくかが楽しみ。 保育士×アイドルのハイテンションラブコメ!お迎え渋谷くん 単行本版 蜜野まこと名無し保育士として、周りの顔色を伺いながら頑張る主人公が、頑張りすぎて倒れてしまったとき、傍にいてくれたのがイケメンアイドルだった……。 というシンデレラストーリーの割りに、内容は地味というか堅実。 若い保育士さんが、仕事忙しすぎてアイドルの顔も知らないというあたりが泣ける。元お嬢様×元下僕の勘違いラブコメ落ちぶれ女王と下克上王子 川瀬あや名無し正義感が強く貧乏生活を続ける元お嬢様のヒロインと、気弱な下僕だったヒーローの勘違い系ラブコメ。 第一話はややテンプレ感があるものの、ポップで可愛らしいキャラのおかげで楽しめた。 それにしても、元お嬢様キャラがまったくお嬢様に見えないのは、もう少しなんとかした方がいいのでは。<<538539540541542>>
あらすじ説明しようとすると1話のネタバレになるから何も言えないんですけど、雑にまとめると不死の男と謎の力を持った幼女の絆の物語です。 これだけでイケる人には絶対外れがないのですぐにでも読んでほしい。 D.Gray-manやハガレンのDNAをしっかり受け継いだ正統派でありながら、主人公とヒロインの関係設計が秀逸で飽きないですね。ダークなファンタジーのジャンルのツボをバッチリ押さえてあります。 絵画だったり、文化保存組合(メセナ)が敵組織だったりと扱ってるモチーフも新鮮です。絵もめちゃめちゃ上手い。あれ?隙がないのでは? もっと話題になってほしい!