完結したマンガの感想・レビュー16061件<<432433434435436>>壮大な愛のドラマ砂の城 一条ゆかり名無しお嬢様のナタリーと、恋人フランシスの壮大な愛のドラマです。ナタリーは失った恋人の子どもを引き取り、フランシスと名付けて育てます。複雑な思いの中、フランシスと恋愛し、最後は満ち足りた幸せの愛の中に悲しすぎる別れがある、何度読んでも泣いてしまう物語です。メロドラマと言えますが、あり得ないからこそ、読んで浸れるおもしろさがあります。かなり思い入れのある作品ツルモク独身寮 窪之内英策名無しツルモク独身寮は、自分的にかなり思い入れのある作品です。なぜなら、自分と重なる部分が多数あるから。独身寮、あこがれの女性、厄介な先輩、イケメンの先輩、そして、距離恋愛をしている年下の彼女。くーっ、今思い返しても、なんだか切なくなってきます。実写してほしい社畜とギャルが入れ替わりまして 多喜れい名無し※ネタバレを含むクチコミです。環境問題への意識が突き抜けているケントの方舟 毛利甚八 魚戸おさむstarstarstarstarstarひさぴよオゾンホール問題やダイオキシン問題など、日本において環境問題への意識が最高潮に高まっていた90年代。その最中に連載されていたのがこの「ケントの方舟」です。 私の好きな「家栽の人」毛利甚八&魚戸おさむコンビなので、”良い漫画”として紹介をしたいのけど…いやいやこの漫画、なかなかの過激な思想を持つ漫画でした。 ゴリラの研究をしているサル学者・森野賢人が区議会議員選挙へ打って出て、型破りなやり方で環境保護政策を進めていくというのが基本ストーリーです。 森野の穏やかな表情とは裏腹に、突拍子もない構想を抱いている事が次第に判ってきます。 例えば、ゴリラのために東京都内に森を作り、森の壁で分断しようとする案。 さらにはゴリラと人間をかけあわせて森と人間の融合を図る案など、どう考えてもヤバい思想です。 環境問題に熱心な人ですら同意困難なレベル。 そういった考えを公に発信しているわけではないものの、ふとした時に本音が漏れ出てくるというか。もちろん漫画の中では肯定されています。 おそらく森野の中で優先順位は、自然>ゴリラ>人間なんです。 環境問題が加熱していた時代特有の狂気を感じました。 おもわず「マッド・エコロジスト」という言葉が頭に浮かんだので、ここに書き残しておくことにします。 悪い人が出てこない純粋な心が戻ってくる。アラサーだけど、初恋です。 310Pom ただ一言。読んでるこちらが照れ臭くなって、むず痒くなりました。 28歳優海と32歳叶多、お互い交際初めて同士の物語で、感覚としては大人の青春を楽しませてもらっている感じ。 よくあるライバルも悪者もいない、ただただ純粋に素直で幸せな恋愛ストーリー。 キュンキュンしたのとも違う、この読み終わった後のむず痒くなる感じなんだろうな。 アラサー初恋って、ある意味羨ましいような。 こうゆう恋愛に憧れた時期もあったなあと思い返しました。笑こんな高校生活憧れる!!天使なんかじゃない 矢沢あい名無し主人公の明るくておしゃれで人気者な翠ちゃんが大好きです。翠ちゃんの人柄がいいせいか、周りのお友達も個性的で素敵な人ばかりです。 また、新設の高校で生徒会として自分達で行事等を盛り上げていく様子がとても楽しそうです。恋も友情も学校生活も全て充実していて、こんな学生生活送りたかった!!と思う作品です。秘密の魅力秘密 -トップ・シークレット- 清水玲子ひみつ清水玲子先生の美麗な絵と緻密なストーリーがサスペンスをより密度の濃いものにさせている傑作です。公益のために個人のプライバシーはどこまでも暴かれていいものだろうかと考えさせられます。私たちが今を生きている現代社会に「第九」がなくてよかったと痛切に感じます。 甘酸っぱい気持ちになります星の瞳のシルエット 柊あおい名無し高校時代に部室で見つけたのがきっかけでこの漫画と出会いました。はじめは昔っぽい漫画だなと思って読み始めたのですが、あっという間に物語の虜に。 この本の見どころは、女の子3人の友情とそれにまつわる恋模様です。友情と恋に揺れ動く気持ちが純粋に表現されており、甘酸っぱい気持ちになります。登場人物たちの相手を真っ直ぐに想う恋心、でもそれ以上に大切にしたいと思う友情。もどかしいような切ないような気持ちになります。そしてそんな青春の中で皆が成長していくのです。成長することにより小さなピースが1つずつぴったりはまっていく、そんな物語です。 星の瞳のシルエットは今でも私の高校時代の思い出の1つです。イカ娘のふしぎな存在感侵略!イカ娘 安部真弘名無し男っぽい漫画ラインナップが多い少年チャンピオンの中で「イカ娘」はいい意味でゆるい感じでも存在感があった。同時に「みつどもえ」という強者もいたが、嗜好性は違っていたので上手く住み分けられたんだと思う。みつどもえと比べ、イカ娘には一切のパンチラがなく、エロをほとんど入れていなかったのも対称的であった。 その後のチャンピオンで、男らしさだけではない、ゆるい作品が増えていったのを見ていると、これら作品のヒットが転換期の一つになったのではないかと思う。以外な接点。モンキーサークル 志名坂高次 粂田晃宏名無し※ネタバレを含むクチコミです。 衝撃的だったラスト代紋<エンブレム>TAKE2 渡辺潤 木内一雅名無し出世とは無縁でいい年してチンピラのままの主人公阿久津丈二は、ある日組の鉄砲玉に指名され命を落としてしまう。気がつくと何故か過去にタイムスリップしているところから物語は始まる。要するにヤクザが人生をやり直してあれよあれよという間に出世していく物語です。単行本で62冊にも及ぶ長期連載でしたが、読者の予想をはるかに裏切るラストは衝撃的でした。テンポよく読めるだから私はメイクする シバタヒカリ 劇団雌猫名無しいままでメイクに関心のなかった腐女子の子がメイクに目覚めるというお話。マンガに出てくるおすすめコスメとか見ていると、自分が20代だった頃を思い出してなんだか懐かしく感じます。テーマのわりには意地悪な人とか出てこないので、嫌な気持ちにならずに読めました。あンた、背中が煤けてるぜ哭きの竜 能條純一さいろく麻雀を打つ人はきっと「哭きの竜」という名前ぐらいは聞いたことあるでしょう。 麻雀打ちにとって神のような無敵の麻雀打ちの代名詞のようなものです。 でも意外と読んだことある人は多くないのかも? 著者の能條純一先生は今現在は「昭和天皇物語」を描いておられますが、「月下の棋士」も超有名な作品です。絵柄や間の使い方が独特で、読者を魅了する作品を残しています。 本作の主人公は「哭きの竜」と呼ばれる雀ゴロ。 竜自身はめちゃくちゃ口数が少なく、たまに喋ったと思うとヤクザの親分達相手にも怯まずズバッとコケにしちゃうという恐れ知らずにも程がある性分。 ただ、ヤクザの親分になる器が私にはないのだと思うのですが、親分さん達には「神のヒキ」と言わんばかりの竜の持つ「強運」が魅力的に映るようで、テッペンを目指す親分がたは、こぞって竜の強運を欲しがります。 しかし彼らに対して竜は 「あンた、背中が煤けてるぜ」と言います。 背中が煤けてるってどういう意味?という議論が割とあったようなのだけど私の解釈だと「死相が出てる」ってことかと思ってます。 死相が出ている、今やろうとしてるソレはやめときなよ、と言ってあげているのではないかと。 事実、それを言われた人たちはその後大体死んじゃうんですよね。 死神ってわけじゃないんだけど。 触るもの皆傷つける的な、ギザギザハートの子守唄のような存在。 竜は最初こそヤクザの代打ちで稼いでいたものの、気づけば各方面の組長達からのラブコールで引っ張りだこ。 で、仕方ないからついてって麻雀打てというから打ってあげて、勝ったら相手が激おこで死ぬ。 そりゃー竜も嫌になりますわ。 「ふっ」って嘲笑に近い感じでよく笑うんですが、親分からすりゃ「いい度胸だ」と思われて逆に気に入られちゃうっていう悪循環。 竜本人は根無し草をヨシとしているとこもあるんですが、最初の"甲斐の正三"親分から充てがわれた女をしっかり家で待たせてたりと、人情っぽいものも無くはない。ミステリアスというと安っぽいですが、不思議な魅力の持ち主。 漫画としてはどうなのかというと、抽象的な表現が多く、ヤクザ屋さん達の意地や任侠の在り方がわからない私には少し難しかったですが、逆に麻雀を打つシーンはあるものの麻雀のルールを知らなくても全く問題ない感じです。 詰まるところ、竜を囲う周囲の成り上がりたいヤクザ達の物語、と言っても過言ではない。 というかほとんど甲斐組の話ですが、京都の大親分なんかですら竜に魅了されちゃってるわけで… 竜は「ファブル」の"山岡"のような恐怖を知らないタイプの男かもしれません。 読後感はとても良く、新装版では全5巻っぽいので(1冊380Pとかあるけど)一気に読むのには最適ではないかと思われます。 麻雀打ちなら嗜みとしてマスト、そうでない人でも話のネタにはもってこいの作品でしょう。 話は聞かせてもらった 人類は滅亡する!MMRマガジンミステリー調査班 石垣ゆうきシンリアルタイムで読んだことはなかったけれど、今でもネットで「な、なんだってー!?」という名フレーズが頻繁に使われているみんな大好き「MMRマガジンミステリー調査班」。 読み始めて2分でもう出るわ出るわの超展開の連続。 これには笑ってしまいながらも、テンションと勢いに引き込まれていきます。 作中に、実際に取材した人の写真を載せていたりもしていて、リアリティも演出。今読むにはフィクションとして笑って読めますが、当時の読者に「な、なんだってー!?本当にそうなのか!?」と思わせるには十分すぎるほどのパワーを持っている一作。寄生獣寄生獣 岩明均名無しミギーと共に、人間を襲う謎の寄生獣と戦う。 最初は気味が悪かったミギーが次第に好きになる。 ストーリー展開が面白くて読む手が止まらない。 静止しているかのような絵柄なのに、演出や心理描写に胸を打たれる。 他人を思いやることができる余裕のある生物、それが人間。素晴らしい! この作品はつまり、生命への賛歌だ。読むとIQが下がると言われている超名作新 男!日本海 玄太郎名無し読んでためになるマンガとためにならないマンガがあるとしたら間違いなく後者になる超名作「男!日本海」の新しい単行本がついに出ました。 この単行本が発売することは全く知らず何気なく新刊をチェックしてたらひときわ目立つ表紙で発見しました。 「令和」の時代にあえてこれを発売しようとすることを俺は断固支持をします。目次をみた感じだと今まで発売した全10巻以降の回を収録してあるようです。 そのためか全く説明がない状態でいつもの「男!日本海」のノリで話が進むため新規読者には理解できないと思いますが、1話を読めば全てが理解できるので問題はないです。「男!日本海」は単行本未収録回が多く全部単行本が出ていれば全30巻ぐらいにもなる長編になり、もしこれが3巻以降も発売されつ続け、20巻ほど発売した場合、昔の「男!日本海」と「新 男!日本海」で「男!日本海」の1992年から1998年までの連載時の内容を全て読むことができることになります。 これを「令和」の時代に読めることを奇跡と言わずしてなんというべきでしょうか?不寛容な社会と言われますがこのような内容のマンガを発売し続けることができる寛容な社会であって欲しいと願います。 自転車版釣りバカ!? 怖い上司と休日サイクリング!サイクリーマン 原田尚 原田尚たかモーニング2018年44号に掲載された読切版「サイクリーマン」が連載化! んも〜メチャクチャ面白い!! 読切より面白くなってる…!! かつて自転車選手を目指していた主人公の竹繁。倉庫から出してきた愛車で久々に走ったところ、自転車友達ができて「タケさん」「ケンさん」と呼び合う仲に。休み明け会社に行ってみると、新しくやってきた上司はなんとケンさんで…!? 出会いが完全に釣りバカでスタイルでワクワクしました! サイクリングのときは鼻水垂らしながら走り、会社のベンチではサラリーマンらしく頭を下げ合う。まさにタイトル通り「サイクリーマン」な物語。も〜今から続きが楽しみです…! https://comic-days.com/episode/10834108156670265085人のふり見てなんとやらすぐ泣く女に機関銃 和田依子野愛うわーこういう女いるよねー、善良そうな顔して人のこと見下していつまでもかわいいと思ってて… みたいな感じで自分の嫌な部分出ちゃいました。身につまされます。 ベタな読み方だけど、杏の嫌な部分って自分も持ってるんじゃないか? うまくいかないことを人のせいにしていないか? 周りの人たちの会話を「つまんね」とか思ってないか? まったくもって当てはまらない人なんてそうそういないのでは。 杏のことをひそひそ噂する同僚たちも、8年付き合った杏をあっさり振る彼氏も、みんなそれぞれに悪いやつ。でもみんな普通の人なんだよな…。 サスペンス的な展開になるのか…?と思わせつつ、最後はなんだかんだ救いがあってよかったです。 コミュニケーションって結局歩み寄りなんだよね。 8年付き合って同棲して振られたんだったらたぶん慰謝料とれる気がする。ドラマと原作の違いテセウスの船 東元俊也 東元俊哉chikaドラマにハマって漫画も拝読しました。 「毒」「呪われた運命」などの、心さん家族を取り巻く悲劇にかかわるメタファーが印象的で、ドラマでのエンタメ感とはまた違った文学的な印象を受けます。 それと、村の人達の北海道訛り「したっけ」「だべ」「しばれる」などの会話がドラマより味わい深く、平成元年という時代の空気をより感じました。 それぞれの登場人物の印象もドラマと漫画では大分違いますね。 もちろん、結末も違う(というか、こっちが真のエンディング)ので、ドラマにハマった方も見逃した方も必見です。 見た目は少女漫画だが中身はギャグ漫画山田太郎ものがたり 森永あい名無し表紙は少女漫画風ですがギャグ漫画です。とにかくギャグがおもしろくて恋愛パートがあってもギャグばかりが頭に残ります。 イケメンなのに貧乏、恋愛していても何かがおかしい。 綺麗な絵とのギャップがおもしろすぎて全巻一気読みしました。 とてもおすすめです。食事シーングラップラー刃牙 板垣恵介ナポバキの隠れた魅力は「食事シーン」にあり。 とりあえずみんな旨そうに食事します。 1巻の最初に刃牙が「おじや、梅干し、バナナ、炭酸抜きコーラ」を食べるシーンが出てきますが、もうそこから既に旨そうです。 特に肉食ってる時が一番うまそう。美しい風景釣りキチ三平 矢口高雄名無し釣りへの愛に溢れた名作。 この漫画を支えているものの一つが、美しい風景描写だと思います。 緻密で透明感があり、いかにも「漫画」なキャラとの対比が際立っています。 直接、原画を拝見したことがありますが、雑誌で見るよりも数段美しく、芸術的で惚れ惚れしました。 漫画家さんが背景を描くときのお手本として「釣りキチ三平」から学んでいると聞いたことがあります。そういう意味では、矢口高雄先生の絵はこの先も絶えず影響を与え続けて行くのだと思います。 ちなみに昭和の漫画事情と言いますか、タイトルのキチはキチ○○の意味として堂々と使われています。今だとアウトな表現なので、これだけで作品が誤解されたり敬遠されてしまうことがないよう願っています。 きみに出会えて良かった…!DRAGON QUEST―ダイの大冒険― 三条陸 稲田浩司 堀井雄二名無し当時の人気絶頂ゲーム、ドラゴンクエストの世界観を使って描かれた王道の冒険ファンタジーです。後半は特に名言ばかりで当時も感動しましたが、大人になってから最近読み返したらさらに泣いてしまいました。特に、サブ主人公であるポップに感情移入して読むのがおすすめです。ラストに向かうあたりで、ポップが「人はなぜ生きるのか、どうして死んでしまうのか」についてのセリフは必見です。ドラクエを知っている人も知らない人も、ぜひ読んでいただきたい一冊です。上質なサイコサスペンスわたし(仮) 奥津武名無しまだ始まったばかりの漫画ですが引き込まれました。まず絵が綺麗で見やすく変に萌え系の絵でもないので好みでした。サスペンス色強いんですが、時々ギャグかと思われるようなシーンもあるのでシリアスになりすぎないのも好き嫌いありますが、私は好きです。ストーリーも典型的なものとは一味違って面白いと思います。続きが気になる作品。<<432433434435436>>
お嬢様のナタリーと、恋人フランシスの壮大な愛のドラマです。ナタリーは失った恋人の子どもを引き取り、フランシスと名付けて育てます。複雑な思いの中、フランシスと恋愛し、最後は満ち足りた幸せの愛の中に悲しすぎる別れがある、何度読んでも泣いてしまう物語です。メロドラマと言えますが、あり得ないからこそ、読んで浸れるおもしろさがあります。