完結したマンガの感想・レビュー16206件<<420421422423424>>あなたの恐怖は何ですか恐怖クラブ 曽祢まさこ名無し耐えがたい恐怖を経験した者だけ入れる場所。恐怖クラブ。あなたが抱える心の闇はどんなものか。 人は生きていれば良い行いも悪い行いもする。それが強烈であれば死して尚、魂は彷徨い続けるかもしれない。 そんなつもりじゃなかった、あの一言がこんな結果になるなんて思わなかった。普段何気なくしている事が想像もできない未来につながっているかもしれない。そんな恐怖とやり切れなさを感じさせてくれる作品。思春期の危うい心情がよく描かれている。探そうぜ!石油王#1巻応援このなかに石油王がいます 竹葉久美子六文銭原油価格が下落している昨今(2020年4月時点) それとは全く関係ないが、石油王のマンガが探していたら出会った本作。 しかも、石油王から言い寄られるとか、愛した彼が実は石油王だったとか、某ハーレクイン的展開とは違って、会社の中にいる石油王を【探す】という話。 あ、自分から行っちゃうんだという、この新鮮さ。 しかも、主人公は重度の2.5次元オタクで借金100万円ほどこさえているという、なんともリアリティ溢れた切羽詰まった感じもあって、 なんといいますか、恋愛系では女性は追われる立場が多いなかで、この焦って捕獲しようとする肉食具合が見てて心地よいのです。 もはや、 探さない、待つの(ブルゾンちえみ) じゃないのだ。 会社の中にいる候補として、チャラそうな営業のイケメン、仕事に厳しい直属の上司、推しのアイドルに似ているイケメンなどがおり、いったい誰が石油王なのか仕事をしつつ探っていくラブコメ展開。 推しに似てるイケメンが石油王じゃなかったことに安心するシーンがあり、オタクにありがちな複雑な信仰心が描かれていて、この点も味わい深い。 (ただ、これも決定的な証拠があるわけではなく、ミスリードかもしれないので、依然として誰が石油王かわからない感じ。) 石油王を探すだけでなく、漫然とやりすごしていた仕事にも、趣味の知識を生かしてやりがいを感じ初め周囲にも認められて…と面白くなってきたところで1巻終了。 うーん、今後どう展開するんだろ。 仕事で順風満帆になって、石油王なんて必要なくなるENDかな?特徴100億の男 国友やすゆき名無しキーパーソンの、続けて東洋の奇跡と謳われた久我山沙貴と楊美娟(ヤンメイチュワン)はライバル。とにかく泣けますくじらの親子 くりた陸名無し母親を事故で亡くし、主人公と小さい妹とお父さんの3人で暮らしているお話なんですが、とにかく泣けます。お父さんが仕事の間は、杏が母親代わりになり桃の世話をします。まだ遊びたい盛りの歳なのに、妹の世話があるから遊びにも行けない、家事もやらなきゃいけない。失敗をやらかしたりで妹に対して気持ちが爆発することも。けど妹が可愛いくて、結局許してしまう杏にすごく感情移入してしまう。登場人物がみんな良い人でほっこりします。誰が読んでも楽しめる漫画だと思います。 このカップル最高ですね俺物語!! アルコ 河原和音名無し少女漫画の主人公が男でしかもカッコイイとは言えないので面白半分で読んでみたら、すっかり剛田猛男にハマってしまいました。ヒロインの大和凛子ちゃん可愛すぎですし、性格も優しくて大好きです。すごく切なくなったり感動したりさせてくれます。このカップル最高ですね。一に練習、二に練習、とにかく頑張るイレブン 七三太朗 高橋広名無しちばてつや氏やちばあきお氏のご兄弟である七三太郎氏原作のサッカー漫画ですが、内容は、あの「キャプテン」のサッカー版と考えて貰って差し支えないです。 キャプテンで主人公は、よその学校でも球拾いではあるが野球部だったと言う実績がありますが、こちらのイレブンでは、父親の育成方針で中学までは陸上部に在籍していたため、本当にゼロからのスタートとなります。 主人公の青葉茂はルールも知らず、ボールの蹴り方もきちんと知りませんし、ドリブルもこなれていません。 それを練習に次ぐ練習で克服していき、弱小だった高校サッカー部を成長させ、世界から侮られていたジュニアユースでブラジルの度肝を抜き、五輪の選抜ではセリエAからの引き抜きを受け、Jリーグでは怪我を克服してチームに勢いを持たせる。 最後には父親の夢だった五輪の日本代表にまで上り詰める。 素人がそんな所まで行けるものかと思うかもしれませんが、コミックス全43巻の内容は全て主人公の練習と試合中の試行錯誤なので、ステップアップしていくのに不自然さを感じません。 この漫画のラストシーンの、名も知れぬサッカー部員のセリフがこの作品の事を端的に表現しています。 「俺も青葉茂みたいになれっかな」 「頑張ればきっとな!」未知のウイルスと人類との戦いエマージング 電子版 外薗昌也名無し現在新型コロナウイルスが流行していますが、この漫画も感染症を題材とした漫画となっています。どういった経路で感染が進み、医療従事者はどう対応しているのか、また、国家の遅い対応などが本当ありうるかのように描かれいています。 未知のウイルスと人類との戦いを描いたこの作品はまさに今現代で起きている状況に近く、とてもリアリティを感じています。 感染症の恐怖をすごくリアルに表現されており、かなりホラーな内容ですが、もはやフィクションが現実の世界に追いついてしまった。 日本は一体どうなってしまうのか… 漫画も楽しめましたが、現代の教科書としてめちゃくちゃ勉強になりました。 いつだって本気。勝負師・魚紳、復活。バーサス魚紳さん! 矢口高雄 立沢克美名無し※ネタバレを含むクチコミです。映画と見比べて再認識した漫画「マエストロ」の凄さマエストロ さそうあきら名無し交響楽団が舞台の漫画「マエストロ」を読み終えた後に すでに映画化されていると知り、 映画も観てみようと思った。 「マエストロ」という凄い漫画を、 どんな風に映画化したのかという興味が沸いて。 漫画は視覚で静止画を見ることで楽しむもの。 映画は視覚にも聴覚にも、静止画でも動画でも訴えるもの。 「マエストロ」は音楽を漫画で表現した素晴らしい作品だが、 音楽そのものを扱える映画ならば、もっと素晴らしい作品に なっているのではないか? 音楽を無音でしか表現出来ない漫画と、 動きや音で表現できる映画とでは、 どういう違いが出てくるのか? その辺を見てみたいなと思いながら映画をDVDで鑑賞した。 映画も素晴らしかったが、あらためて漫画「マエストロ」が 素晴らしいものだと再認識した。 音楽そのものを音で表現出来ないことがハンデになっていない。 むしろ、そこから生み出しているものが多い。 映画は音楽を流す。 効果音的な瞬間的な「音」ならともかく、 「曲」を流すのであれば、 簡単に音を切り崩してつぎはぎしたり改変できない。 曲が壊れてしまうし、演奏家の動きとズレも生じる。 いまは映像や音楽の編集技術も高度になっているだろうから、 実際には切り張り的な編集はしているのだろうし、 それで観客には違和感を感じさせないレベルには 仕上がっているのだろう。 恐らく、プロの音楽家がみてもわからないくらいに。 だが脚色的な演出は控えざるをえない。 リアルを追求しているのに、虚飾を交えることになる。 例えば単純に、スローモーションやストップモーション、 早送りなどの動画編集的な手法は多様できないだろう。 やれば非現実感が生じてしまう。違和感を感じてしまう。 漫画は自由自在だ。 大きなコマで大迫力の絵を見せようが、 細かいコマで矢継ぎ早にシーンを変えようが、 静止画のような絵であろうが、 スローモーション的だったり倍速的な動きを表現していようが、 キャラのセリフやモノローグがかぶさろうが、 読者の頭の中に流れる音楽は破綻しない。 途切れない。自由闊達に流れ続ける。 それは実際に音が聞こえないからこそ味わえる音楽だ。 映画と比較してみて、そのことを改めて感じた。 また、映画のクライマックスの演奏シーンでも 一箇所だけスローモーションになるシーンがあって、 それは良いシーンに感じた。 漫画も映画もどちらも色々と面白いです。 すべての熱を100mに捧げる男たちひゃくえむ。 魚豊starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)熱と才能と凡才、執着を描くのがめちゃくちゃ上手い。 ページをどんどんめくらされていく感覚になる。 生まれつき足が速いトガシ、100mで1位になる、それだけで他は何も要らない、全てがひっくり返るからだ。彼には才能があった。 そんなとき目の前に現れたのは一切の才能を感じさせないコミヤだったが…。 そんな二人の話。 才能に安堵し、才能に苦しみ、才能に囚われ、いつしか才能を失い、最後は胸の奥の奥、熱い気持ちだけが身体を支え、背中を押し、足を前に出させるのだ。 少年期から始まり大人に至るまでのすべてを100m陸上に捧げた男たちを描くこの話には痺れた。 全体を通して対比を描くのがとても上手い。 希望と絶望。 才能と凡才。 自分に対してついてしまう嘘と否応なくつきつけられる真実。 諦念と覚醒。 実際のスポーツの理論は分からないが、とにかく気持ちの側面を強く描いた漫画なので万人の心が揺れるはず。 4巻についていた過去の読切も面白かった。 主人公になるべくしてなった男とそうじゃないモブキャラ。 それでもモブキャラは諦めない、自分と積み重ねてきたものだけは自分を裏切りたくないからだ。 周囲の評価とか目線なんて関係ない、自分がどうしたいかだ。 テニスの漫画、素晴らしかった。 そしてもう一本の読切「執刀」もコメディとして抜群だった。 テニスの方でも感じた漫画の素晴らしいテンポ感がギャグでも生きていた。 いまから次回作が楽しみだ。 ヒーローお悩み相談課、担当は姉妹百合!γ―ガンマ― 荻野純あうしぃ@カワイイマンガ宇宙人の侵略をきっかけに、怪人や怪獣の脅威に次々と晒される近未来の地球。しかし地球人の中からは、それに対抗するヒーローも生まれ続けていた。 あちこちで繰り広げられる様々なヒーロー達の闘い。しかし、ヒーロー達にもそれぞれ悩みがあった……そんな彼らの相談に乗るのは、防衛軍相談課の北鹿姉妹。妹は、かつて最強ヒーローだった……。 ★★★★★ 特撮フィクションのお約束を打ち壊すように、怪獣も怪人もあちこちで同時に出現するし、それに対抗するヒーローも盛り沢山。ライダー系、ウルトラ系、戦隊系、マーベル系、魔法少女系……アベンジャーズもビックリの多彩さだ。燃える! 宿敵を倒して力を失ったヒーローは闘えないことに悩み、特殊能力を得たばかりの人間は力の振るい方に悩み、強力なヒーローも時に心折れ闘えなくなり……様々な事情を抱えた超人達は、相談課の世話になる。 それに対応する北鹿姉妹の妹は、無類のヒーローオタク。そして、かつて最強のヒーローとして活躍し、今は力を殆ど失っている存在。そんな彼女はヒーローの本心を突き、的確なアドバイスをするが、実は少しだけ残った力のせいで自分の呪縛を解けずにいる。そしてそんな妹を、姉は心配し、何が何でも守ると誓う。 妹の為にあろうとする姉と、苦しみ故に甘えずにはいられない妹の過剰に想い合う心は、甘いトキメキに近い感情を感じさせる。 暗躍する勢力に削られ続けるヒーロー達。その残酷さとグロテスクさ、黒幕の壮大な世界変革のストーリーは、現人類の終末を悲愴に演出する。 コメディもありながら、かなり暗く生々しい物語に引きずり込まれる。平和の無い世界で寄り添う姉妹の行く末と、希望の光として闘うヒーロー達の超パワーが炸裂するド派手なバトルを、手に汗握りながら見つめたい。 全てのヒーロー・特撮・魔法少女好きの心に、熱く・甘く・不穏に響く作品! (勿論百合好きにもね!)「奇妙な味」の果実ラタキアの魔女 笠辺哲短編集 笠辺哲(とりあえず)名無し笠辺哲をなんと評価すれば良いだろう。 なに気にキャリアのある人で、もう期待の俊才などと言うのも失礼だろう。 「ゼロ年代コミティア系の良心」? いや、別にコミティアに「悪心」が他にあるとも思っていないのだが。 SF的なテイストだと宮崎夏次系のほうがハードコアだが、笠辺哲には独自のつかみどころのない気持ちよさがあって、とにかくいつ読んでも絶妙に「宙ぶらりん」な読後感を味わわせてくれる。 絵柄も話も、少しユルいヌケたところがあって、それなのに描いている世界はちゃんと棘があり、読み重りがする。 かつての小説界であれば、「奇妙な味」というのが相応しいような、貴重な才能だ。 それはともかく。 なんでこの人は、このペンネームなんだろう。 どう考えても映画監督・俳優のジョン・カサヴェテスから取って付けていると思うのだが、その作品に、カサヴェテスっぽさは特にない。 この作品集が刊行された時のインタビューがネットで見つかったが、そこでは、自分から「(アイデアの)ベースになりやすいのが映画」と話題を振って、好きなのはタランティーノ『パルプ・フィクション』、黒澤作品、デビッド・リーン作品、キューブリック作品、『天井桟敷の人々』とズラズラ列挙するのに、カサヴェテスのことはまったく触れていない。 音の響きが面白いから借りた…くらいのことなのだろうか? 不思議。 (もちろんそれで全然構わないのだが。自分のように、カサヴェテスの名前に惹かれてコミックス買っちゃったヤツもいて、その辺もまたつかみどころがない感じがして、なかなか良いと思います)船宿のはなし船宿 大漁丸【合冊版】 ありま猛名無し父と息子で営んでいる船宿「大漁丸」での、ほのぼのとした日々が描かれている作品。宿を訪れる釣り客たち、そこで生まれる人間模様など細かく描かれており、釣りなど興味がなくても楽しめる内容でした。疲れた日にリラックスして読むのがいいです。おすすめです。 16世紀ルネサンスラファエロ―その愛 里中満智子名無し当時の時代背景や実在するラファエロを始めとした画家たちの存在、美しい描写など読めば読むほど引き込まれ、最後にはすっかり作品の虜になってしまいました。教科書でしか知らなかった歴史の中にはこんな物語があったんだと感動し、もっと早くこの作品に出会いたかったと感じています。ナースの成長日誌天使になりたい ひなのナース日誌 愛本みずほ名無し2002年に「看護婦」という名称が正式に「看護師」となる少し前の時代になるナース物語。ナースを目指して頑張るひなの姿が、とても一生懸命なものに感じられました。ハードな実習や難しい試験など、一人前になるまでの苦労を明るいタッチで描いています。ちょっとドジなとこはありますが、患者に寄り添い、向き合ってくれるひなのような看護婦は、まさに天使に見える瞬間がありました。振り返ってみると羊の木 いがらしみきお 山上たつひこstarstarstarstarstar_borderさいろくやっぱ町おこしには無理があるって。一回なんかあっただけで悪い話題で持ち切りになるというのに、ヤバい受刑者を迎え入れる街が上手くいく気がしないもん。。。 起きるハプニング(受刑者の住民たちのトラブルという名のサガのようなもの)はゾッとするし、怖い。恐ろしい。 世の中本当にいろんな人間がいると思うけど、他人っていうのは軽く想像を飛び越えてくる。そんな中でもとびきりイカれたやつらを更生させようというのは、やっぱり、ねえ? と、思ったけど最後まで手を止めるところがない。山上たつひこも凄いんだと思うが、なんだかんだやっぱりいがらしみきおは凄い。 すぐ気絶する漫画たおれて尊し! 尾玉なみえnyae打ち切りだったのかどうかは知らないけれど、凄いヤケクソな終わり方をしてるので、そこがこの漫画の最大の魅力です。 小山鋭角というキャラがいて、小山ゆうのおれは直角が元ネタかなと思ってますが、真偽は不明です。 それにしても尾玉なみえ先生は今何をしていらっしゃるのか…新作はもう読めないんだろうか。なにか情報持ってる方がいたら教えてください。色気のある相撲漫画どす恋ジゴロ 平松伸二名無しこの作者の作品が好きです。切れ長でハンサムな主人公の作品が多いですが、中でも群を抜いて色気のあるのが「どす恋ジゴロ」です。相撲漫画にも関わらず大人の女性との絡みもあってとてもセクシー。取り組みの場面も迫力があります。色気たっぷりの相撲が楽しめる漫画だと思います。知っておくべき「歯科医療」の世界!デンタルクエスト 箸井地図 セキアトム名無し歯の治療から目をそらしがちな人に読んでほしい、デンタルお仕事漫画! 目をそらしがちな人=自分なんですが…まさしく第1話に出てくる1人目の患者さんが自分と重なりすぎてて身につまされる。 というのも以前、歯茎の腫れの治療をした際に、食いしばりによる歯の摩耗を指摘されて驚いたことがあったのですが、それをきっかけに自分が常日頃からいかに歯を食いしばっているかに気づいたんです…!! その時に初めて「定期検診したほうが良いな」と思いました。 …にも関わらずあれから全く行ってない愚か者!!!このマンガを読んで内心焦りまくり笑 皮膚や骨と違って治癒力によって再生されない「歯」のこと、そして「歯科医療」のことを面白く学べる漫画だと思います。 女帝花舞の感想女帝花舞 倉科遼 和気一作名無し前作が面白く一気に読んでしまったので、今回も期待して読みました。前作は母彩香の話でしたが、今回はその娘の話です。まだ1巻ですが、母同様に様々な逆境に立たせながらも、トップを目指して頑張って欲しいと思います。同じ女性としてなかなか、踏み出せない生き方ですがそこに魅力を感じます。のしあがっていくところが快感女帝 倉科遼 和気一作名無し最初は地味だった女性が、ホステストして成功していく一代記を描いた作品ですが、その過程に爽快感があって大好きです。水商売の世界なので、女性同士の足の引っ張り合いや、裏社会との駆け引きも多いのでハラハラするところが多く飽きることがありません。しかもただてっぺんを目指すのではなく、その過程で裏方の男性との恋に迷うなど、主人公が女性としての幸せを得てほしいと願ってしまうくらいキャラクターが魅力的です。クライマー列伝岳人列伝 村上もとか名無しドラマ「JIN-仁-」の作者、村上もとか氏の作品だったので、興味があり読んでみました。 作者はプロの登山経験者なのでは?と思えるほど、リアルな雰囲気です。 山で人が死ぬところなど怖いけど、どんどん引き込まれて、気が付けば全部読んでいました。 全2巻で読みやすいのでオススメです。 ギャグ度高めの三角関係百合当て馬カノジョ【電子特別版】 鈴菌カリオnyaeあこがれの七海先輩に告白したところ、まさかのOKをもらえたと思いきや、先輩の元カノ・怜へ見せつけるために当て馬として彼女にしてもらった主人公のしおりん。 怜は七海としおりんを見て嫉妬と絶望、これ以上ないNTR感を味わうが、これぞ自分が求めていた究極の愛だと気づき、二人にはカップルのままでいて欲しいと告げる。 そこから、何をしてでも怜に振り向いて欲しい七海、当て馬として七海に無償の愛をぶつけるしおりん、いきなり「おっぱいバトル」という破廉恥な大会を開催する怜との、登場人物全員おかしい前代未聞の三角関係が勃発したのであった。 久しぶりに鈴菌カリオ氏の新作を読めるだけで喜びだが、ハイテンションながら少女たちそれぞれの恋模様をしっかり描いている。百合とか関係なく、普通に笑えるマンガを探している人にもオススメ。 キャッキャウフフ的な百合とは少し(だいぶ?)違うけれど、ヒットして欲しい。久しぶりに読んだけど藤野美奈子のギャグ漫画は好きだな持病のシャタク 藤野美奈子starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男20年くらい前に読んで好きだったギャグ漫画のネタが今読んでも好きってのはなかなか少ない気がするがこれは今でも面白い 表題の持病のシャタクは社宅に住んでいる各家庭を4コマギャグで書いたものので特に好きなのは「横井さん」と「松田さん」と「有田さん」 色々面白い短編が入っているが、イエダニが主人公の「ダニーとニーダ」が特に良い。 この作者の藤野美奈子は映画にもなった「友子の場合」の方が有名だと思うが個人的にはこっちの方が好きかな確かこの人相原賞の受賞もしてたな。 <<420421422423424>>
耐えがたい恐怖を経験した者だけ入れる場所。恐怖クラブ。あなたが抱える心の闇はどんなものか。 人は生きていれば良い行いも悪い行いもする。それが強烈であれば死して尚、魂は彷徨い続けるかもしれない。 そんなつもりじゃなかった、あの一言がこんな結果になるなんて思わなかった。普段何気なくしている事が想像もできない未来につながっているかもしれない。そんな恐怖とやり切れなさを感じさせてくれる作品。思春期の危うい心情がよく描かれている。