完結したマンガの感想・レビュー16065件<<398399400401402>>空気はゆるーく、でもゴルフはマジメに #1巻応援おひさまバーディー 由伊大輔sogor25ゴルフ歴3年、今日も1人で練習に励む高校1年制の月影篝(カガリ)。彼女がゴルフ場で出会ったのは、島から引っ越して来たばかりでゴルフ場に迷い込んだ野生児系女子の日向廻(まわり)。カガリとの出会いにより少しずつゴルフの楽しさを知っていくまわり、そして徐々に集まっていく仲間たち、そんな彼女たちのほのぼのゴルフマンガ。 ほのぼのと言ってもゴルフには真面目に取り組んでいて、特にまわりは初めての経験に対する好奇心が旺盛で全てのイベントに対して新鮮なりアクションを見せる。吊り橋効果じゃないけど、まわりの興味津々にゴルフに取り組む楽しそうな様子が、そのままゴルフの魅力のように感じられる。ゆるーく読めるけどゴルフの楽しさもまっすぐに伝わってくる作品。 1巻まで読了すべての命に祈りを捧げたいかしこくて勇気ある子ども 山本美希野愛産まれてくるすべての命が幸せであってほしいと思う。産まれてから死ぬまで、ずっとずっと幸せであってほしい。 子どもを授かるということは良いこと、幸せなことだとされているけれども、どうなんでしょう。 命がけで産んだ子どもが、幸せな人生を歩むとは限らない。愛情や教育や環境やたくさんのもので満たしても、どう生きるかはわからない。 思い通りになる訳はないし、それどころか避けられない不幸に見舞われることだってある。 大切なものであればあるだけ、失うのは恐ろしい。 産めよ増やせよが生物学上正しいのだとすれば、人間って厄介な生きものだなあなんて思います。 ラストシーン。夫婦が見たものは幻想だったんでしょうか。 わたしには、救いというよりも願いのようなものに見えました。 かしこくなくても、勇気がなくても、すべての産まれてくる命が幸せでありますように。愛人希望私はSに逆らえない 響あい名無し父親の借金返済のために娘が愛人に志願するという、笑うに笑えない内容なのですが、イケメン執事の愛人かつゴージャスな環境なので羨ましいかぎり。ベッドシーンはけっこう過激でした。一度こういう思いをしてしまったら普通の恋愛ってできないかも。謎仕立て痛快風味ラーメンばりごく麺 能條純一名無しコミックスの表紙の題名と絵を見たときはテッキリ、 「全開ばりばり喧嘩上等極道シェフ・ラーメン漫画」 かと思ったが、全然違った。 主人公は初登場から食い逃げをするので、 全然とまで違ってはいなかったかもしれないが(笑) 多分、題名は博多とんこつラーメン店などでいう バリカタ麺(超堅め麺)を基に作った言葉なのだろう。 しかしそもそも、あの表紙の絵では 私みたいにバリバリ上等とか極道とかを想像するのも当然。 誤解をさせた能條先生が悪い(笑)。 しかし「ばりごく麺」の面白さも、 この能條先生の独特の画風ならばこそだった。 主人公・麺太の正体やラーメンの味や調理法など 様々な謎が提示され、適宜解明される形で話は進む。 クールで謎めいた表情や佇まいを感じさせるシーンだったり、 邪気のない痛快な行動や笑顔を見せるシーンだったり。 それらを交互に見せながら。 それらでラーメン・グルメを上手く描いているというか、 ラーメンで謎と痛快を上手く描いている。 例えば第二巻に登場する勝負相手は 広東料理の名人で今は亡き祖父と、 心で会話したり姿を思い浮かべたりするが、 「お前は料理人じゃないだろ呪術師だろ?」 とでも言いたくなるような不気味なシーンを見せる。 一方で麺太は青空高く無邪気に野球ボールを投げ上げ、 俺の秘技は天より高い、と明るいが意味不明なことを語る。 その対比というか振幅と組み合わせが絶妙。 勝負の決着も独特で爽快というか痛快。 呪術師と無邪気の対決という、下手をしたら味が バラバラに散らかってしまいそうな組み合わせすら 能條先生の画力と話の進め方で、うまく仕上がっている。 謎を散りばめられながら、痛快な味が口に残る、 「超極上麺」というべき漫画。 寄生生物パニックものオキテネムル 連打一人名無し寄生生物が登場するところから物語が始まります。序盤の雰囲気は寄生獣に近い印象を受けました。 作者の画力が高く「いわゆる気持ち悪いキャラ」(キリン男や蛇女等)が多く登場するのですが「気持ち悪いキャラを凄く気持ち悪い」と感じさせてくれます。 ストーリーは序盤から面白く、どんどん次が気になる展開で、画、話ともにレベルが高く、パニックものが好きな人におすすめ出来る作品だと思います。リアクション表現の追求焼きたて!!ジャぱん 橋口たかし名無し料理系漫画であるが、1番の大きな魅力は食べたものに対するリアクション表現がこの作品の評価すべきところである。ある1話ではパンを食べてそのパンの感想を述べるだけで丸々1話使う時もあるんです。そして主人公「東一馬」の作るぱんの発想やデザインは面白くもあり、学ぶことも多い。ギャグ要素はもちろんあるがこの作品は日本人による日本人のためのパン「ジャパン」というブレない企画のお陰で、読者に安定感のあるギャグ料理漫画を提供してくれました。親と子が離れた世界隔離都市 綺咲 柚子月秋Pom 母親と喧嘩して、お互い”いらない”と言った瞬間に子供は子供だけの世界へ現実世界から消える。 子供達がたどり着いた所はセパレートワールド=子供達だけの世界。 中々、興味深い話でした。セパレートワールドでは、現実に帰りたい派と永住派に別れ、戦いが始まってしまって、、セパレートワールドを作った人達がいそうなので真の目的が何なのか気になりますね。 子供の世界と、子供が居なくなった後の親の世界と描かれてるし、セパレートワールドのルールも難しくなく、何があったのか等も捉えやすく、話も分かりやすいので読みやすかったです。 中学生のストーリーな…グッドモーニング・コール 高須賀由枝aico中学生のストーリーなのに大人になって読んでもおもそろい。それぞれのキャラが素敵だからかなぁ。世代関係なくおもしろ少女漫画描く人ってほんとすごいなって作者尊敬。地味に面白い食の軍師 久住昌之 泉昌之 和泉晴紀xiaome謎のテンションの高さがじわじわくる。ただ一人で騒ぎながら食うだけの漫画だけど面白いんだよなあ。オタ語が半分くらいわ…ヲタクに恋は難しい ふじたaicoオタ語が半分くらいわからなくて逆に勉強になる笑 飾らないキャラが好感度大。オタクに詳しかったらきっともっと面白く読めるはず。 「更生」した渋い奴らの魅力たっぷりBADON オノ・ナツメstarstarstarstarstarさいろくヤッカラ、バードンという地名はもうACCAでおなじみ。 今回はヤッカラから出てバードンで心機一転を目指す4人の渋い男たちの物語。ACCAとは地名以外は関係ないのかな?と思うぐらい現代臭さがある。 (ACCAは若干SFっぽさがある気がする) あ、でも「デカい人の地区」もあるので地名だけではないのかも。 ハート、ラズ、リコ、エルモ+リリーの5名の暮らしが始まった。楽しみで仕方ない。 今回はACCAより更に好みなテイストなので長期連載になってくれるといいなぁ… エルモとハートは2巻まででいいとこがあったので、次はリコかな。 ラズの話が先に来てくれたらなんとなく長続きする気がするんだけどなぁ 2022/1/26 追記:5巻発売!ということで4巻の感想。胸がいっぱい、本当に良い。もっとオノ・ナツメ作品を知らしめたい・・・ ついでに画像添付。ラズの話が5巻で来てくれた、理想通りの展開。そして5巻、涙が出る。ハートもラズもたまらない。可愛らしいヒーローものかと思いきやグレイプニル 武田すんさいろくかなりエグい。 といってもグロいだけのマンガでは全然なくてストーリーがしっかり編まれていて話も面白い。 ここでクチコミを書くときによく2巻まで読めば…と書くのだけど、やっぱりこれも2巻まで読むと止まらないと思う。 エロい絵なのにエロくない女子の裸多めだけどそんなことより戦闘シーン、そして考察が捗る。このあとの展開がしっかり気になる巻末を毎度迎えていて、高い構成力を感じる作品。読んで損はない!テンポよく進むJK2人のショートコメディ好奇心は女子高生を殺す 高橋聖一さいろく非常にテンポがよくてどことなく黒田硫黄っぽさと石黒正数っぽさにCOMIC CUEのSFっぽさを(硫黄先生はCUEに載ってたけど)足して4で割った感じの作品。 完成度もそこそこだけどアングラな感じもあって未完成なところも愛嬌と思える。1巻読むだけでも最初の1~2話から大きく成長しているのがわかるのでそこもまたニヤニヤポイントかもしれない。 全2巻で終わるのは残念だけど絵もうまくなってってたしこれからに期待したい。 お笑いで天下取りを目指す(人を怒らせる)天才格闘家バカビリーバー 市川マサ名無しアンチだってファンだ。 ブーイングだって声援だ。 戦え。巨大な悪を討て、ニンジャスレイヤーニンジャスレイヤー 田畑由秋 わらいなく 余湖裕輝 ブラッドレー・ボンド+フィリップ・N・モーゼズ ブラッドレー・ボンド フィリップ・N・モーゼズ 本兌有 杉ライカ 本兌有+杉ライカstarstarstarstarstar_borderさいろくドーモ!レビューです。 主人公ニンジャスレイヤーの仇であるラオモト・カンほど悪に徹しているやつもなかなかいない。 そのキャラクター設定は勿論、ネオサイバーニンジャパンクとでも言うのか、この世界設定こそがニンジャスレイヤーの大きな魅力の一つである。 戦う前にはニンジャなのに必ずアイサツする(アイサツしないのは本当に汚い、汚い)みたいな細かいルールを覚えるだけでも深くハマることが出来る。 1巻の初っ端から抜群の画力と怒涛の展開、そして個性豊かで魅力たっぷりなモブ達にも拍手を贈りたい。 ニンジャとそのジツはスゴイ(語彙力の崩壊)ので読んだほうがいい。オノ・ナツメの思いが詰まってそうな短編集Danza[ダンツァ] オノ・ナツメさいろく長靴:息子と父親 湖の記憶:息子と父親と[ネタバレ] 箱庭:義父と婿 ジェラテリーアとカラビニエーリ:大先輩と後輩 煙:弟と兄 パートナー:新人とベテラン どれも素晴らしい短編でため息が出る。 どれも温かい話でホッとする。 よく考えるとオノ・ナツメで温かくならない話は記憶にないな・・・さらい屋五葉にちょっとあったかもしれない。 博多の姉妹博多姉妹 長谷川法世名無し「博多っ子純情」など、博多を舞台にした作品を描かれてきた長谷川法世氏。 この物語では、真面目で控えめな姉、自由奔放な妹、正反対な姉妹を描いています。正反対な2人ですが、どちらも魅力的に描かれており、いつもお互いを心配していることがわかります。私も2人姉妹なので、共感できる場面がたくさんありました。舞台である博多の風景や、登場人物達が話す博多弁にはとても味があり、ストーリー全体の雰囲気を作り出しています。歌舞伎に魅入られた若者たちの数奇な運命花の家 高見まこ名無し結婚式で起こったある事件をきっかけに、若者たちが歌舞伎の世界に足を踏み入れていく物語です。主人公の藤田日和と仲井貴一郎が前向きで情熱的なので、この2人には幸せになってほしいと思い入れてしまいます。さまざまな困難を2人で乗り超えようと努力する姿が素敵です。日和と貴一郎が入っていく歌舞伎の世界も面白いです。役者が裏でしている苦労とか、しきたりについても知ることができます。舞台に上がった役者の姿もとても美しいです。表情や衣装の描写がとてもきれいでした。ただの異世界ハーレム物じゃない結婚指輪物語 めいびい名無し最初はタイトルからロード・オブ・ザ・リングかな?と期待していなかったのですが、いい意味で予想を裏切ってくれました。 異世界ラブコメものですが、ストーリーが面白くてどんどん次が気になっていきます。深淵王との戦いの行方も気になる良質なファンタジーだと思います。 あと、作者めいびいさんの描くヒロインはやはり上手い&可愛い。 たくましく育てぼくんちはBar 千葉きよかず名無し1970年代、アメリカ軍基地がある田舎のバーの話。マー坊はそのバーでホステスや米兵さんたちに囲まれ暮らしてくる。教育的観点からすると好ましい環境と言えないかもしれない。だが、子どもってのはどんな場所に居ても、誰かしら愛してくれる人さえいればすくすくたくましく育つのかもしれない。そんな風に思わせてくれる作品だ。米兵さんやホステスの姉さま方の人情に溢れる話もほろりと泣ける。SNSの怖さを感じる…みんな知ってる【フルカラー】 くるみ亮aicoSNSの怖さを感じる漫画。特に中高生とかSNSマナーやリスクみたいなの学ぶ機会って必要どなって思う。「真空飛び膝蹴り」が懐かしいキックの鬼 梶原一騎 中城けんたろう名無しあの圧倒的な強さを誇った、キックボクシング創成期の立役者「キックの鬼」こと沢村忠を主人公にした梶原一騎原作の漫画です。漫画の中で沢村が放つ「真空飛び膝蹴り」を見たくて、TVのキックボクシング中継に毎週チャンネルを合わせたのですが、滞空時間が長いその必殺技を見る事なくブームが去ってしまったのが残念な思い出でとなりました。しかし、沢村のキックに対する情熱がヒシヒシと伝わってくる作品でした。実力を伴ったスーパーヒーロー沢村忠が躍動するこの作品が大好きです。 光速ビッチと校則イケメン眼鏡友達として大好き ゆうち巳くみstarstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)なんだかすごいもの見た新しい感覚のラブコメ友情譚! 他人の彼氏でも息をするように恋をしてすぐ学校のトイレでしちゃうようなギャルが、女子に追われて逃げた先で出会ったのは校則を本気で守るイケメンメガネ。 秒で惚れて、不純異性交友はダメだけど友達ならいいよねと言いながら貞操観念の境界をさらっと越えてこようとするこのギャルの凄さが光ってる。 これはただ単純にビッチだからすごいって話じゃない。 このキャラにそれをよしとしてしまうパワーがあるのがすごい。 最初の1~3ページ目で水道から水を飲んでるのか思わせといて実はトイレでの事後で口をすすいでたってのがすごい。そう、しゃぶったからだ。 男子生徒からしたら「マジかよ!いいの!?すげー!」ってなるだろうけど、ごく一般的な(こういう言い方あまり好きじゃないけど)女子生徒からしたら悪夢でしかない。 下手するとギャルとは会話になってないんだけど、このついていけない論理にどうにかしてついていきたいと思わせられてしまう。 そしてこの強引さこそが校則やルールにガチガチに縛られて友達がいないイケメンメガネを救う可能性もある。 いや、ユルすぎと堅すぎで互いに救い合う関係になるのかも。 今後どうなっていくのか期待しかしてない! 楽しみだ・・! DAYS NEOに載ってる読切が両方とも素晴らしい。 内容によって絵柄を変えているし、それぞれユーモアと得体の知れない恐怖と救いがある。 https://daysneo.com/author/tototo/これは可愛い!!くーねるまるた 高尾じんぐむ異文化ご飯漫画いいですね! マルタさんが可愛くて作る料理も全然知らないものばかり。 でも日本にある安価な食材で作れるという! 癒され&料理の知識が増え、充足感得られる一冊!<<398399400401402>>
ゴルフ歴3年、今日も1人で練習に励む高校1年制の月影篝(カガリ)。彼女がゴルフ場で出会ったのは、島から引っ越して来たばかりでゴルフ場に迷い込んだ野生児系女子の日向廻(まわり)。カガリとの出会いにより少しずつゴルフの楽しさを知っていくまわり、そして徐々に集まっていく仲間たち、そんな彼女たちのほのぼのゴルフマンガ。 ほのぼのと言ってもゴルフには真面目に取り組んでいて、特にまわりは初めての経験に対する好奇心が旺盛で全てのイベントに対して新鮮なりアクションを見せる。吊り橋効果じゃないけど、まわりの興味津々にゴルフに取り組む楽しそうな様子が、そのままゴルフの魅力のように感じられる。ゆるーく読めるけどゴルフの楽しさもまっすぐに伝わってくる作品。 1巻まで読了