完結したマンガの感想・レビュー16032件<<3839404142>>「寺島町奇譚」面白かった!!寺島町奇譚 滝田ゆうstarstarstarstarstarかしこ村岡栄一の「去年の雪」に滝田ゆうが登場していましたが、名前は知っているけれど読んだことがなかったので、これを機に初めて読んでみました。 読み始めは西岸良平やつげ義春みたいな漫画なのかな〜と思っていたのですが、だんだんと「ここって色街なんだ」「家族で飲み屋を営業していてカウンターに立ってるのはお姉ちゃんなんだ」「えっ戦時中なの?!」という事が分かっていくにつれて見る目が変わっていきました。 自分も主人公のキヨシみたいにぼんやりとした子供だったので感情移入して読んでいたのに、ラストで急に疎開に行くことが決まり、かと思いきや空襲で街も店も全部焼けてしまうという展開にただただ驚きました。しかも読後にこれが半自伝的作品であることを知ったので更に衝撃です。でも戦時中なのに全然ギスギスしてる描写がないしオチも明るいから、何度でも読み返したくなるなと思いました。 西岸良平やつげ義春との違いはなんだ?と聞かれたらまだはっきりと答えられないけど、何作か読み込んで考えてみたいと思いました。個人的読書録BEASTARS 板垣巴留starstarstarstarstarmampuku■6巻まで読了 肉食獣たちの反社組織「シシ組」が、「ライオン組」でも「獅子組」でもなくなぜカタカナだったのかが伏線回収される。「ししおどし」の「しし」ってことね。 社会派だったり哲学的だったりする部分がフォーカスされやすいけど、結構しっかり少年漫画してるところも好き。 思春期の時分に読んでいたらがっつり性癖歪められていたかもしれない。1章から終わりまでの落差が...名前のない怪物 蜘蛛と少女と猟奇殺人 万丈梓 黒木京也 子月コウstarstarstarstar_borderstar_border宮っしぃ1章の時点ではかなり続きも気になるグロありサスペンスって感じでした 猟奇殺人と謎の生物とのサスペンスあり、グロあり、伏線要素あり、と面白いと思ったんですけど... 4巻から2章が始まり、突然の作画変更 もちろん1章の可愛らしさの中にもグロさと迫力があり、良い感じで狂気も感じるイラストからの変更ですから 物語も途中からはSF要素強めのストーリー展開になっていき、個人的にはこの時点でいまいちのめり込めなくなってしまいました つまらないわけではないですが、もう少し物足りないなぁという感想ですどうにか生き延びてほしい #1巻応援すべては子どものためだと思ってた しろやぎ秋吾starstarstarstarstar_border野愛どんなホラーよりミステリーより恐ろしかった。 ちょっと心配性で責任感の強いお母さんと、体が弱くて優しい息子。それだけならよくある家庭なのに、心配が愛情がどんどんエスカレートしていく。 いつから愛情でなくなったのか、暴力に攻撃に支配になってしまったのか判断がつかない。明らかに狂ったポイントはあるけれど、その前からずっとずっとおかしい。 どこかで救いがあるのかと思ったけれど、エンターテイメントとして創作された作品ではないだろうしまあこうなるか…と。親がおかしくなってしまったら、子どもは逃げるしかない。そうするしかない。 いつか大人になれば…なんて無責任なことは言いたくないけれど、こんな家庭で抑圧されている子どもがいるならばどうか逃げ場を見つけてほしい。正しい大人を頼ってほしい。どうにか生き延びてほしい。 現代のリアルなお坊さん事情も分かるお慕い申し上げます 朔ユキ蔵かしこ主人公が性欲に溺れるお坊さんという強烈なフックから始まりますが、最後まで読むと印象が変わる漫画です。特にラスト1Pにこの山場を持ってくるか〜!!と興奮しました。 現代のリアルなお坊さん事情も知ることが出来て勉強になりますね。檀家さんとの付き合いはお坊さん側から見ても大変なんだなぁ…。今まで自分も「お経を上げてもらうだけなのにお布施って高いよな〜」と思ってたんですけど、お布施の本当の意味を知ることで気持ちが変わりました。 蘇民祭が中止になるニュースで住職が「お祭りの時だけではなく日々の生活で手を合わせることを心に留めて欲しい」とおっしゃってたのを思い出しました。もはやアートセキセイインコ 和久井健名無し東京リベンジャーズ読んでこれ読むと「こっちが先なの?!」ってなります 月のスタンドみたいなやつが出てくるんですがもはやアート。 かっこよすぎる。なんとも不気味な恐怖感フォビア ゴトウユキコ 原克玄starstarstarstarstar_borderキャロ様々なフォビア(恐怖症)を取り扱った短編オムニバス 派手にビックリさせるわけではなく、不気味に心を抉ってくる感じの後味の悪さがたまらない まめで四角でやわらかでまめで四角でやわらかで ウルバノヴィチ香苗starstarstarstarstar寸々日本から失われてしまった"四季"だ…… 江戸時代の考証がしっかりしてるのはそうなのだけど、その風俗豆知識みたいなのを決して押し付けがましくせずお話に上手く取り入れているのがプロい。食べ物が全部美味しそう! 線の省略とかは高野文子っぽくも思えた。子どものためって何だろう。考えさせられた。すべては子どものためだと思ってた しろやぎ秋吾starstarstarstar_borderstar_borderPom 数日間は何とも言えない感情が残る作品でした。 今でも、ふとした時に思い出す。 タイトル通り、すべては子どものためだったけど子供は全く幸せではなかった。 母・くるみも、こうた君もお互いにすごく苦しそうになっていったのが個人的にはとても印象に残っています。 親になって母親が子供を心配する気持ちも分かるし、子供としての気持ちも分かるしで、読んでてしんどいなと感じたのが正直な気持ちで、旦那さんが殆ど関わっていなさそうで悲しくもあり、感情移入しすぎてしまったせいか1巻完結なのに読み終わりはどっと疲れてしまった作品でした。。 #1巻応援まさかのマージナル・クライシス 丙きょう子名無し※ネタバレを含むクチコミです。 地域密着型らーめん漫画湘南らーめんガール 森永まさとstarstarstarstarstarキャロ湘南エリア限定の美味しいラーメン屋教えてくれる漫画 個人的にはめちゃくちゃ面白かったし、もっと続いて欲しかった 本当に美味い店多い、再現度高い、ローカル/スパロボなど小ネタ楽しい 湘南とらーめんに思い出のある人にはオススメ スルメ漫画これは良いローカル漫画湘南らーめんガール 森永まさとたかマンバでクチコミを見て面白そう!と思い1巻無料なので読んでみました。 私自身、大学で出来た仲の良い友人が茅ヶ崎出身なのでものすごく楽しく読めましたし、江ノ島行くのに江ノ電使わないとこで笑いました。主人公(長野出身)が「湘南って都会なんだろうな〜!」と期待していたところ好きです😂 私も進学で地方から出てきたので「神奈川は東京と同じくらい都会だろ!」と雑に認識しており、田園都市線の窓からデカめの畑が見えて「横浜に畑ってあるんだ!??」と衝撃を受けたことを覚えています。わかる。 湘南にこんなにたくさんラーメンの名店があるとは知らなかったので今度友達と行ってみようと思います!歌劇学校に通う少女たちの青春群像劇淡島百景 志村貴子リョーコ淡島歌劇学校合宿所、通称寄宿舎で生活する少女たち+αの青春群像劇 メインは少女たちなんだけど、歌劇学校で今は教鞭をとっている先生の若い頃の話とか、昔やめてしまった人の話とかもある。 レッスンの話そんなにない。どちらかというと熾烈なトップ争いのある歌劇学校で屈折してしまった姿とかそれでも真っ直ぐ生きようとしている生き様的なところがメイン。これからはレッスンの話も増えるかもしれないけど。 今のところ1巻が出ていて、この夏に2巻がでる予定らしい 試し読みは1話だけできる模様! http://webcomic.ohtabooks.com/awazima/ 考える侍の感想 #推しを3行で推す考える侍 山田芳裕starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 何がすごい面白いかというのは説明がむずいが、タイトル通りの「考える侍」であった。俺の好きな最初の一話と最終話がちょっと繋がってるタイプのもいい ・特に好きなところは? 豆乳の壺のおちた二匹のネズミが一匹は溺死し一匹は生き残ったという雑談の回 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 寝る前に読む山田芳裕をマンガ何がいいと聞かれたら「考える侍」を勧めるね 世界でただひとり空を飛べない少女の物語 #1巻応援片翼のドロップス sorastarstarstarstarstar_border兎来栄寿『墜落JKと廃人教師』のsoraさんが、並行して短期連載していた作品です。 舞台は西暦3015年。温暖化と海面上昇により海が地球の90%を占めるようになったころ、人類は建物をどんどん高層化しながら自然と空を飛べるように進化したという世界。そんな世の中で唯一空を飛べない人間、「旧世代(ドロップ)」として差別を受けながら生きるのが本作の主人公・深海ツバサです。 「飛べない人間って人間なの?」 とまで言われてしまう世界。階段が設けられている学校すら希少で、移動のために常にマイハシゴを持ち歩いているヒロイン。まず、この設定が独特で面白いです。独自の理がある世界で必死に生きるツバサは白泉社の良きSF感を覚えさせてくれます。 そんな彼女が出会うのは、何やら謎めいた事情を抱えているイケメン・鷹月レン。彼との関係性も見所です。 ファンタジックな設定ですが、ツバサの抱える疎外感や無力感は現実の私たちと地続きであり共感できるものです。そんな中でも、ツバサだから見ることのできる世界の美しさ・素晴らしさもある。設定を上手く利用しながら実に良いシーンを描いているところもあって、好きです。 soraさんの画力がそれらをより引き立てているのもありますし、1話と最終話の対比構造も綺麗で素敵な物語です。 巻末には短編の「アブダクション」も収録。命の危機にあるときのツッコミたくなるところへのツッコミが好きです。陽キャ王子の溺愛おやすみ、またね。ましろくん。【電子限定漫画付き】 カトウロカstarstarstarstarstarるる最高に可愛かった!満足😍 陽キャ王子でクラスの人気者が陰キャ(と本人は思っている)の真白くんにひたすら一途に溺愛。 不眠症の真白くんはなぜか理人くんとならちゃんと眠れる。(白川くんで検証済みw) イラストも可愛くて大好きな作品。 2巻既読。 連載スタート! もー真白くんがひたすら可愛いんですが!!! 新キャラも登場、モブ的キャラにも名前が付いた。 真白くんの隣人の転校生は弟の神経逆撫でして何がしたいんだ? 理人くんの溺愛も変わらず最高🥰 筋肉一辺倒と思ってはいけない魔法少女プリティ☆ベル KAKERUstarstarstarstarstar_borderゆゆゆボディービルダーが魔法少女に!という出落ちネタでは終わらず、天使とか悪魔とか海魔族とか、その他いろいろ出てきた。 そして、魔法少女になるからには、ものすごく強いボディービルダー魔法少女という設定かと思いきや、もっと強い敵も用意されていた。 パワーのインフレがえげつない。 ちなみにボディービルダーのあつしさん、ものすごく落ち着いているけど、まだ三十代。想像より若かった。 いろんなパロディネタが入っていたり、このイケメンその役割かと思ったり、やたらみんなで風呂に入ったり。ほのぼの。 でも世界は不穏。 不吉な気配を出しつつも、忘れていまいかと、筋肉が大量にでてくる。 まだ途中までしか読めていないけど、最終巻の表紙を見て笑ってしまった。 それまでの巻の表紙も、最終巻の表紙も、みんなこの作品を表しているんだろう。あの笑顔はこわい。「イトミミズ」感想イトミミズ ふじもとこっちニーナ閉塞感が半端ない。ページを捲っても捲っても逃れられない絶望に、読んでるコチラまで息が苦しくなった。心から信じられる人が誰もいない状況で、果たして佐竹は無事に此処から逃げ切ることが出来るのだろうか。…それにしても、この村の住人は皆どこか狂っている。いや、どこかどころじゃないか(笑) 狭いコミュニティの中に長年属していると、人はいつしか己が毒されている事にも気づけなくなってしまうものなのか…。 タイトル「イトミミズ」は、狭く暗い闇の中でもがく人々の姿を例えているのかな?と感じた。かまってちゃんは もうかまいません婚約破棄を持ちかけられて十数年、そこまで言うなら破棄しましょう! まろ 由村starstarstarstarstar_borderママ子※ネタバレを含むクチコミです。 カッコいい女性代表紅霞後宮物語~小玉伝~ 栗美あい 雪村花菜starstarstarstarstar_borderママ子小玉は元将軍で度量も胸もでかい! この時代としてはかなり偏った価値観の持ち主ではあるけど悩み傷つきながら文林を支える姿がまっすぐでいて健気です 文林は小玉の部下であったが、後続に血が流れており戦乱後皇帝に。 ちょっと歪んだ性格だけどイケメンだから許す(笑)だけど、言葉が足りな過ぎて優しさがかえって傷つけてしまうことも・・・ この二人の関係は一般的な夫婦の幸せの形とは似ても似つかないだろうけど、男女の愛を越えた人生の戦友としての強い絆が最後まで続いてほしいな。 やられた方は忘れられない。ハズカシメ 元橋隆司 サカワキヒロ太starstarstarstar_borderstar_borderママ子傷害事件のようないじめを受け、先生や学校も助けてくれない。挙句の果てに母親が校門の前で事故にあい他界してしまう。 やっと対人も少しだいじょうぶになってバーで働いていたら、いじめをしてきていた奴が客として店に入ってきて、体がこわばってしまってグラス倒して・・・ そりゃ恐怖、憎悪の対象がそこにいて以前と変わらない態度で目の前にいたらそうなってしまうと思う。 頭真っ白になって復讐だけ考えてさまよい始めてしまったけど、止めてもらってよかった。 もっとダメージがあるように社会的に抹殺できる方法で復讐してほしい。お互いの利益のため共同戦線!結婚独身貴族 村田モト 朝比奈夕菜starstarstarstarstar_borderママ子主人公は結婚や恋愛をせずともオタクな生活で人生満喫している。 リアルはオタク活動に理解のある職場と大学のイケメン同級生と飲んだりしてこちらも環境的には申し分ない。 しかし30近くなってくると、どこからともなく出てくるのが「結婚」の話。 面倒なことを回避するべく、イケメン同級生と結婚戦線を張ることに。 最終的にはくっつくんだろうなと思いつつ、読んでます。 ABURAの感想 #推しを3行で推すABURA 貘九三口造 NUMBER8starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ さいとうたかを賞を受賞したということでマンガワンで無料だから読んでみた。中身を全く知らない状態でかつタイトルもなんだろう思いながら読んだが俺の好きな新撰組の油小路事件がネタだった ・特に好きなところは? 伊東甲子太郎を暗殺した後、油小路に伊東の遺骸を置いて引き取りに来た時に御陵衛士をまとめて殺してしまおうとする新撰組だな。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 今ならマンガワンで無料で全3巻なので帰りの電車などで読むのはいいのではないでしょうか 処女厨が3桁童帝厨に人生メチャクチャにされる話返せよ!!オレの童貞を! 西沢5ミリstarstarstarstarstar天沢聖司※ネタバレを含むクチコミです。<<3839404142>>
村岡栄一の「去年の雪」に滝田ゆうが登場していましたが、名前は知っているけれど読んだことがなかったので、これを機に初めて読んでみました。 読み始めは西岸良平やつげ義春みたいな漫画なのかな〜と思っていたのですが、だんだんと「ここって色街なんだ」「家族で飲み屋を営業していてカウンターに立ってるのはお姉ちゃんなんだ」「えっ戦時中なの?!」という事が分かっていくにつれて見る目が変わっていきました。 自分も主人公のキヨシみたいにぼんやりとした子供だったので感情移入して読んでいたのに、ラストで急に疎開に行くことが決まり、かと思いきや空襲で街も店も全部焼けてしまうという展開にただただ驚きました。しかも読後にこれが半自伝的作品であることを知ったので更に衝撃です。でも戦時中なのに全然ギスギスしてる描写がないしオチも明るいから、何度でも読み返したくなるなと思いました。 西岸良平やつげ義春との違いはなんだ?と聞かれたらまだはっきりと答えられないけど、何作か読み込んで考えてみたいと思いました。