完結したマンガの感想・レビュー16088件<<250251252253254>>ありえないサラリーマン漫画やあ<YEAH!> 山田芳裕かしこ現代人なのに常軌を逸した武士道を貫ぬく加藤。初出勤日に1時間遅刻しても平気でいられる源。どんなジョークでも笑わない女・小鳩。この3人の変人が同じ福利厚生課で働いて、社食のAランチのセットをライスとパンどっちにするかで会議してる現実とかけ離れたサラリーマン漫画です。が、こういうリアリティの無さが逆に懐かしくて面白かったです。このわかったようなわかっていないような感覚J.boy 能條純一starstarstarstar_borderstar_borderマンガトリツカレ男たまたま見つけたので買った。確か月下の棋士が終わった後あたりにビッグコミックスピリッツで連載してたと思う。今読み返すと主人公のJ.boyの言動が初期の氷室将介っぽい あらすじはちょっと説明できる感じではないが、裏社会のボスがとある理由から自分のクローンを作ってビリヤードで対決をする。 わかったようなわかっていないような読後感のマンガはいつ読んでもいいもんだと思う。 自分でもあまりにひどいあらすじだと思うのでWikipediaではどう書かれているのかを気になってみたがここまで情報がないのは初めてみたかもしれん https://ja.wikipedia.org/wiki/J.boy 暗いのに前科者 香川まさひと 月島冬二めるろはすじゅにああえて人間のダークサイドをクローズアップする作品。 前科を持つ登場人物たちが、「負」の部分をさらけ出し、人間とは何なのかを読む者に問いかける。 そして、主人公の阿川佳代とともに、我々は悩むのである。 なので、基本スッキリしない。 1つのエピソードを読み終えても、必ずどこかに危うさが潜んでいる。 こう書くと、全然読みたいと思えないのに、なぜか読み進めてしまう。 不思議。 ドラマ&映画化されるけど、阿川佳代が有村架純だとかわいすぎるよねー みどり役の石橋静河はハマってる感あるけど。嫌いじゃないけど。粘菌人間ヒトモジ 間瀬元朗めるろはすじゅにあ人が粘菌化するという、かなりトリッキーなお話をリアルっぽく展開していく。 粘菌ccの人たちがちょいちょいヒトモジに逃げられてしまうのも、予定調和だと思えば楽しめる。ヒトモジは逃げてこその存在なのだ。 後半は結構壮大なストーリーになっていき、どう収拾するのか不安になった。 で、大きな話にした割りに、主人公のパーソナルな部分がクローズアップされ、話の構成のバランスがいびつになってしまった感は否めない。 話のアイデアは良かっただけに、もう少し構成が練られていれば、もっと面白くできたと思う。惜しい。 自分は大丈夫なんて思っちゃいけない人生が一度めちゃめちゃになったアルコール依存症OLの話 かどなしまる野愛恐ろしい。何が恐ろしいって、わからんでもないから恐ろしいんです。 お酒は好きだけど、仕事や用事の前に飲むことは絶対ないし、飲まないと不安で眠れないなんてこともないです。 でも気持ちはわからんでもないんですよね。 日々健康に過ごしている自分も、何かのきっかけでアルコール依存症になってしまうことはあるかもしれません。 作者のかどなしまるさんは、会社に行くのが嫌すぎて出勤前に飲酒したのをきっかけにアルコール依存が加速していきます。 双子の妹と同居することになり、寂しさが解消され改善されるかと思いましたが……お酒がきっかけで関係が拗れていきます。 自分自身と向き合って、いいところも悪いところも受け入れること。誰かに話を聞いてもらうこと。お酒以外の楽しみを見つけること。 改善方法は誰もが思いつくことだし、心身ともに健康であればそんなに難しいことではないと思います。 自己評価が下がりきっていて、不安で不安で仕方なくて、外に出るなんて持てない、そんなときに自分自身と向き合うなんて相当大変なはず。 お酒に逃げるのは簡単だけど、お酒から逃げるのは至難の技です。 自分はまだ大丈夫なんて絶対思っちゃいけないですね。 楽しいことと自分自身を見失わないように生きていたいものです。 キチガイエロゲの異名を取る『ぬきたし』ぬきたし-抜きゲーみたいな島に住んでるわたしはどうすりゃいいですか?- 単行本版 Qruppo まめおじたん名無し※ネタバレを含むクチコミです。ど天然図書館司書に癒やされる麦本三歩の好きなもの 須藤佑実 住野よるさいろく気づいたら前のクチコミ2件のタイトル足して割ったみたいなタイトルをつけてしまってたんですが、ほんとそうで。 癒やしがある。 住野よる原作ということで、日本の今の文芸!って感じもなんとなーくあって、バーズコミックっぽさというかコミカライズはここで良かったなぁと感じられる作品。 続きを待とうと思います。 妖怪ショートストーリーが始まった妖怪ギガ 佐藤さつき埔里サンデーで新連載の妖怪ショートストーリー。25pの中に3つ妖怪の話がある。長くても10pくらいで一つの話になるショートストーリー系。最近新連載多いけど、こういうのはなかった。 さくさく読めるし妖怪はちょっとキモくて可愛い。名作だ!!東京ラブストーリーAfter25years 柴門ふみstarstarstarstarstar干し芋東京ラブストーリーは、ドラマでずっと見ていた。 未だに、リカが「カンチ」と言っている声が聞こえてくる。 当時、何でもすぐにカンチに相談する関口にイライラし、カンチの煮え切らない態度に怒っていた。 私も、登場人物と一緒に年齢を重ね、現在の『東京ラブストーリーAfter25years』を読んで、やっぱり赤名リカはかっこいい魅力的な女性だなぁとしみじみ思った。 青春が一瞬にして蘇った。あまりにもしんどい普通の恋愛のお話初恋、ざらり ざくざくろ野愛LINEマンガの新着で見かけて、なんとなく読み始めた。 気がついたらざくざくろ先生のツイートを遡って夢中で全話読んでいた。 めちゃくちゃ面白い。でも、面白いと思ってしまうことに罪悪感を覚える。 主人公は軽度の知的障害を持つ有紗。 求められたら体を差し出してしまう、自分に自信が持てない女の子。 バイト先で出会った優しい先輩・岡村と恋に落ちるところから物語が展開していく。 一生懸命仕事を覚えて頑張ろうとするけれど上手くいかない。一般常識とか暗黙のルールが全く理解できない。 でも、迷惑をかけたり疎まれたりしていることは痛いほど理解している。 有紗の「普通になりたい」という叫びがあまりにも切実で、思わず目を背けたくなる。 優しくされたらすぐ好きになって、むき出しの自分を全部あずけるのも痛くてつらい。しんどい。 それでも有紗が可愛くて、目が離せなくなってしまう。どうか幸せになってと願うけれど、有紗にとっての幸せは何かわからない。 痛くてしんどくて読む前に戻りたいと思うくらいに面白い作品。 第一部完な終わり方が惜しい天久鷹央の推理カルテ 知念実希人 緒原博綺 いのうのいぢ いとうのいぢ名無し現役医師が原作者でありながら(幕間に書かれてるコラムも勉強になる)、ラノベ的な読みやすさを持った内科医療ミステリーの良作だと思います。ロリっぽい原作の挿絵より大人びた絵柄で作画が良かったので、漫画版でもっと先が読みたかったです。あとがきが無い理由は藤本タツキ短編集を読むとわかるルックバック 藤本タツキ名無し個人的な考えだけど、ジャンプ+で本作を読んだうえで単行本を買った人のうち、結構な割合は「作者のあとがき」を目当てに買ったのではないかと思っている。 理由はわざわざ書かなくてもなんとなく伝わる気がするが、「タツキ先生はどう思っていたんだろう」というのを知りたかったのは多分自分だけではないはず。 結論から言うとこの単行本にはあとがきは載っていなかった。 カバーの折返しに付いてくるコメントとかもなし。 なので、なんとなく「各々が感じたものを大事にしてください」みたいなことなのかなぁ…とちょっと煮え切らないながらもまぁ納得していた(そもそも作者が自分の作品にあとがきを載せる義務はない)。 …のだが、このあと刊行された『藤本タツキ短編集』の最終ページにはあとがきが載っている。それもなんと『ルックバック』についての話が。 引っ張っておいてなんだけど、何が書いてあるかはここでは書かない。作者のそのままのことばで読んでほしいし、そうすべき内容だと思うから。 でも『ルックバック』がタツキ先生にとってどういうものだったのかが真摯に書いてある…と自分は感じた。掴みどころがない普段のコメントとかツイートの印象もあって、殊更そう感じたのかもしれないけど。 内容にほんの少しだけ触れると、『ルックバック』の単行本にあとがきがなかったというか、載らなかった理由もきちんと書いてある。 自分はこの理由がすごく好きだった。 そんなわけで、まだ短編集を読んでない方はぜひ手に取ってみてほしい、という話を『ルックバック』のクチコミとして投稿した次第でした。手塚治虫版「白い巨塔」でありながら…きりひと讃歌 手塚治虫かしこ※ネタバレを含むクチコミです。 学校全体で異世界へ轟世剣ダイ・ソード 長谷川裕一名無し現在異世界ものが飽和状態の中でも斬新な出発点から始まります。それを破綻させずにキチンと完結させたのが素晴らしいです。 マップスの作者というだけあって、こちらもなかなかスケール感じさせる熱いドラマが展開され高い完成度を誇ります。マップスと並んでおすすめしたい作品です。「人型ロボット×人間」の男女バディSFクライムサスペンスユア・フォルマ 如月芳規 野崎つばた 菊石まれほ名無しバナー広告で釣られて1話読んだけどかなりよかった。ハードボイルドな近未来SFでLIMBO THE KINGとかAIの遺伝子とかPSYCHO-PASSとかそんな感じ。 単行本買って読みたい。 https://sample-books.kadokawa.co.jp/03/322106000455/?utm_source=gdn&utm_medium=banner&utm_content=yourforma_336_d03&utm_campaign=yourforma&gclid=EAIaIQobChMI442zgL6f9AIVGstMAh2iBQkVEAEYASAAEgLb8fD_BwE読んでよかった天国までひとっとび ゴトウユキコ名無し○○が死んだではじまる漫画本当嫌いで、人を殺せばお涙頂戴漫画で感動ものにできるのかと詰め寄りたくなるくらい過激派な自分です。 でもこの読み切りは好きでした! ゴトウユキコの爛れた男女関係も絵柄に合ってて好きだったのですがこんなに爽やかで気持ちのいい漫画も描かれるんですね。 気持ちがストレートに出てて読んでよかったという気になりました。 人が死んだ話ではなく、思いを伝えることができたor出来なかった、の純粋な恋愛話なのでこんなに読後感がいいのかもしれません。 やはり川崎三枝子は天才かもしれないおネエ系坊主 月影青炎VS詐欺師 川崎三枝子たかこれマジでメチャクチャ良かった。強烈な個性と絶妙なガバガバ感が最高!主人公・青炎が阿闍梨だというのがちゃんと伏線になってる展開好き。 流石は極悪美女軍団 卍を描いた人ですね…もうなにもかもファンキーすぎる。 なんといっても表紙が秀逸。これで読みたくならないわけないだろこんなん99円でキメれる麻薬みたいなマンガおネエ系坊主 月影青炎~華やかな終活~ 川崎三枝子名無し結構前に「おネエ系坊主 月影青炎VS詐欺師」を読んだのですがあの時の刺激が忘れられず別の話を購入(¥99円)。 https://manba.co.jp/boards/67294 全く期待を裏切らない面白さでした。 今回は青炎の滝行と女装があるのですが、とにかく最後のエキセントリックな見せ場が最高。 レディコミの皮を被った立派なギャグ漫画ですよマジ。 世のレディコミを購読されているご婦人方ってこんなクレイジーな漫画をこっそり楽しんでたんですね。世界は広い。幼馴染恋愛モノにハズレなし!ホンノウスイッチ KUJIRA名無し幼馴染がいきなり恋愛対象になる展開の漫画にハズレなしと思っています。 王道だけど逆に近すぎて新鮮な反応、気持ちに!? 少女漫画というよりは大人な関係性を描いてる感じがして良いねと思ったのですがどうでしょう! 幼馴染もの好きな方は一読あれ! 常識を吹っ飛ばす奇想天外ファンタジー学園コメディFOOLPROOF 久方標名無し初っ端から終わりまで、いわゆる世の中の常識と言われるものをとにかく無視してそのまま突き進むマンガ。何が起きても「こんなことありえない」と誰かがツッコむ訳でもない。破天荒なんだけど、内容はいたってピュアな感じです。正直おもしろいのかどうかはまだわからなかった…ゴミ清掃員から見た地域への視点が興味深いゴミ清掃員の日常【電子版限定特典ゴミ清掃員のつぶやき170P超収録】 マシンガンズ滝沢秀一 滝沢友紀マンガトリツカレ男発売当時気になっていましたが読む機会がなかったが今回読んだ。お笑い芸人のマシンガンズ滝沢が「ゴミ清掃員」を仕事としてやっていった時の出来事を奥様がマンガ化した作品で印象に残っているのは「ゴミ清掃員」から見た場合の地域の問題点やゴミの捨て方の人の生活の予想などが面白かった。朝出勤途中にゴミ清掃車を見かけるが車に乗らず走っている人が気になっていて何となく洋装していた通りの内容だったがこのマンガを読むことにより完全に解決した 23区で余すことなく銭湯巡り東京23区 女ひとり風呂 小沢カオルさいろく東京育ちの自分としては特に銭湯好きなわけじゃないけど馴染みや行ったことのある銭湯がいっぱいあるのを思い出しました。 そのうちの1件しか紹介はされていなかったけど、銭湯だけじゃなく周辺地区のレビューも兼ねているのがいいところ。 北区の銭湯では清野とおる先生が出てくるよ! そんなに怖くないカニバリズム漫画おタエさんは今日もたべたい 天山まやチャンピオンスキー魔法により、ヒトを食する怪物“ミミック”を宿された兄妹。主人公の兄は失踪した妹を探して暴走を止めようとするのだが…。ミミックである「おタエさん」と、宿主の主人公の関係性は寄生獣のような関係で、必死に人を襲うのを耐える主人公のキャラは終始良かった。だけど、おタエさんの見た目が可愛いモードと怖いモードとでブレが大きく、そこを上手く切り替えて読めなかったかな…。カニバリズムとはいうものの少年誌だから、そこまで過激な描写はなかったように思う。こっちの猫型ロボットも、いいな〜。ヤコとポコ 水沢悦子nyaeヤコとポコ、想像以上の癒やしマンガ。 1巻読んだ時点では世界観設定がよくわからないんですけど、たぶんかなり近未来っぽいです。アシスタントロボットと言えば、人間の暮らしをサポートしてくれる便利で万能な相棒ですが、この漫画のふたりの関係はそういうものとは少し違って、ちょっと不器用な漫画家のヤコと、ちょっとドジなロボットのポコの仲は良いんだけどベタベタしてない関係性がちょうどよい。表にはそんなに出さないけど、お互いのことを思いやってるのが伝わる的な。 てきとうモードに設定されたポコの、少し世話がかかるくらいが可愛いんですよね。 ひけらかさない優しさみたいなことでいうと「よつばと!」とか「ねこと私とドイッチュラント」(どっちも大好きなマンガなんですけど)と通じるものを感じました。<<250251252253254>>
現代人なのに常軌を逸した武士道を貫ぬく加藤。初出勤日に1時間遅刻しても平気でいられる源。どんなジョークでも笑わない女・小鳩。この3人の変人が同じ福利厚生課で働いて、社食のAランチのセットをライスとパンどっちにするかで会議してる現実とかけ離れたサラリーマン漫画です。が、こういうリアリティの無さが逆に懐かしくて面白かったです。