完結したマンガの感想・レビュー16119件<<199200201202203>>意地で全巻読んだぞIMPACT 【合本版】 坂田信弘 竜崎遼児starstarstarstar_borderstar_borderマンガトリツカレ男合本版だと全17巻、単行本だと85巻を全部読んだぞ。 自他ともに認める坂田信弘ファンなのでいつかは読みたいを思いつつ機会がなかったが今回、Kindle Unlimitedにあったので全部読んだ。 8日間で読んだせいかすごい疲れた。マンガを読んでここまで疲れたのは久しぶりだ。2022年9月現在おそらく最長のゴルフマンガで「風の大地」より長い。 これでおそらく坂田信弘原作の漫画で単行本になっているのは読んだかも。 前情報としては名作や面白いなど話は聞いていたが読んだ結果色々な疑問が浮かぶことになった。 一番大きな点としては、本当に全部を読んで名作や面白いと言っているのかというところだ。 確かに単行本で言うと20巻ぐらいまでは面白いがそれ以降になると、対戦相手が変わるたびに同じような繰り返し、例えば「見盗り(みとり)」「古刀の写し」「刀鍛冶」「古武術」「斬り合い」「四股」「ファントムボール」「眼をつむってパターを打つ」「歩き方」「風の身体に対する影響」「刀鍛冶からゴルファーへの変化」などの話が続いたり、数巻一度全く同じような説明が出るのであれページ間違えたかなと思ったりもした。あとゴルファーにしかわからない煽り合い?このホールでドライバーを使うのはこっちに対する挑戦か?みたいな高度な話も多かった。 主人公の鳴海一丸は元刀鍛冶師でとあるきっかけでゴルフを始めるまではいいが、ゴルフに対して前向きではなくしょうがなくやってるみたいな言動がかなり続く。途中からゴルフに対して前向きにはなるがスコアなどよりも対戦相手の技をどう真似するの話が多く、それで無茶苦茶強くなるかと言うとそうでもなくメンタル面で失敗したりもする。「風の大地」の沖田より面倒くさそうな性格だった。 正直、いろいろなことに恵まれすぎている鳴海一丸より初期からのライバルキャラの石塚一平の方がよっぽど好感度は高かった。自分にあるものを冷静に分析して弱点の克服やどうやったら恵まれた奴らに勝てるかを考え続ける姿勢は良かった。たまに主人公を助けたり自分を助けてくれたキャディに礼を欠かさなかったりと地味だがいいエピソードも多い。 まあ色々書いたが、前提条件として俺が全くゴルフをやったことがないのでマンガの中のゴルフのテクニック的な面の面白さを理解できなかったり、ゴルフ知識が少ないので、マンガの中で使用される用語の理解度が低かったりという面はあると思うしゴルフ専門誌での連載だったので「風の大地」にくらべてエンターテイメント性は低いのかもしれないと色々考えるところはある。 もしIMPACTを面白いと言う人間に出会ったら間違いなく、「全部読んだ?」「どの試合が面白かった?」としつこく聞きまくると思うので俺にIMPACTの話はふらないでほしい 独特な磁場が、読後の満足感を引き寄せるマグネット島通信 伊藤正臣名無し南の島に移住してきた低迷気味な青年翻訳家。 爽やかさとほのぼの感の両方が漂う島の女子高生。 空から降ってきたらしい謎の金属片。 ちょっとSFが混じったメルヘンでドリーミイな物語が 始まるのかと思いきや、謎のカケラが色々なことを引き起し、 繋がり、広がって、やがて時空を超えた壮大な物語になっていく。 空から金属片が降ってくるという完全なSF設定でありながら、 SF設定を夢や愛や物語を成就させるためだけで使っていない。 小さな部品それぞれがちゃんと繋がることで 凄い働きをする機械が出来上がるように、 夢も希望も不満も事情も抱えたそれぞれの人たちの心が いくつも繋がって動いて大きなものになっていく。 その「ちゃんとした繋がり」にするためにSF設定が 使われてはいるが、決して安直に使われていない。 SFで繋げることで、湿っぽい繋がりにならずに済んでいるし、 パニック物な展開もありながら、最後までほのぼの感も崩れない。 夢物語と論理的物語をバランスよく組み合わせて 「マグネット島通信」という物語を構築するために SF要素が必然性を持って組み込まれている。 読後には滅多にないそして独特な満足感を味わいました。幕末一撃必殺隊のコミカライズいちげき 松本次郎 永井義男ナナシ永井義男の幕末一撃必殺隊のコミカライズだけど松本次郎のアレンジが効いていてちゃんと松本次郎作品になっている。 ストーリーは幕末に出現した御用盗と呼ばれる薩摩藩の武装集団を撃退すべく、金と地位を餌に集められた百姓たちが6日間の訓練だけで実践に放り込まれていく話。 百姓による武士集団というと新撰組が思いつくけど、新撰組の島田幸之助が早速登場している。 まだ1巻だが、理不尽すぎる元百姓たちへの同情や期待から作品的にもこれからが楽しみな作品。イケメンたちの頭脳心理バトルACMA:GAME 恵広史 メーブstarstarstarstarstarNano連載時マガジンで毎週楽しみながら読んでたけど、まあ~~~イケメンわっしょいですよ。 イケメンたちが頭脳と心理で戦う。嫌いなやつおる?? 絵綺麗だしバトルの内容も当時中学生の私でも理解できる簡単なもので誰でもとっつきやすい。 そしてキャラクターみんな魅力的。 悩ましいけど潜夜が一番好きかな…いや初くんとか伊達さんも捨てがたい…画が綺麗すぎて全ページ眩しい面白いマンガです。 清清しいほどのぶん投げぶりAUTOMATON 倉薗紀彦名無し読後の放心状態は他の方も一度体験して欲しいです「ミッドナイトブルー」感想ミッドナイトブルー 須藤佑実ニーナ恋愛要素を含んだ短編集。全身で目一杯恋してます!というよりは、胸の内でそっと燻っている想いを静かなトーンで語っている感じだ。少し切なく時にほろ苦い…派手さはないが良き一冊だった。まんまと茨城行きたくなる茨城ごじゃっぺカルテット 豚もう野愛魅力度ランキング下位常連でヤンキーが多め。 茨城に来たからには赤髪&眉毛全剃りくらいしないと転校生はナメられる!? そんなことないです。茨城はいいとこです。行ったことないけど。 東京から茨城にやってきた転校生ノブエと地元民のカホちゃん、ミノリン、スズが郷土研究部の活動でいろんなところにお出かけするお話。 ゆるくてかわいくて平和で楽しいです。まんまと茨城に行きたくなりました。 でっかい大仏と恐竜と滝見たい。わんわんランド行きたい。しょぼろ納豆食べたい。 こういう漫画、全都道府県でやるべき。でも根底に郷土愛があるから面白いんだろうな。 原稿終わって運動不足だから筑波山登る豚もう先生好き。 ゲスさが最高のガールズトーク漫画!ラブラブエイリアン 岡村星リョーコ放送禁止用語とか気にせずガンガン使ったガールズトークが最高ですw この女子会に参加したいwいい漫画に出会えたな〜 #1巻応援 #推しを3行で推す彼女たちの式典 原夏見nyae・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ タイトルの通り。いいマンガに出会えてよかったな〜という気持ち ・特に好きなところは? 悪くもないけど、特段仲が良かったわけでもない高校3年間を経て、たいして会うわけでもなく、ひとりの結婚式をきっかけに再集結した元バスケ部の5人。当時、それぞれがどういう思いでお互いのことを考え部活生活を送っていたかが徐々に見えてくるストーリーの進め方が素晴らしい。さくらのターンが特によかった。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 表紙買いして正解でした!全1巻の作品として完璧だと思います。歩行者専用道路標識(夏子と三郎)部活動 西田理英サミアドCOMICポラリスで「殿と犬」連載中の西田理英さんの初期作品です。コミックブレイドの「いきなり誌面に載ったり載らなかったりする不愉快な漫画」でしたが連載になり単行本も発売されました。 数年後には続編の「新部活動」がWEB連載され、そちらも単行本1冊が出ています。 個性的な3人の部員が議論したり侵入者を撃退したりサンタのコスプレ戦隊で爆煙したりデパートに動物王国を築いたり光り輝くラストミステリーを拝んだり部室で結界を発動したりする部活です。楽しそうですね。 ツッコミ顧問の南部先生の口座残高が心配です。可哀想ですね。 幻の部活動…いやいや何でもありませんよ。 好きな漫画なのでもっと読みたかったですが、いつ終わっても違和感が全く無い作風なので打ち切り感は薄いです。 とぼけたギャグが大好きです。 画像は目撃したツチノコの情報共有です。 「蝶のみちゆき」「ニュクスの角灯」につづく長崎三部作の最終節 #1巻応援扇島歳時記 高浜寛starstarstarstarstarかしこ高浜寛先生は長崎を舞台にこれまで二つの作品を描かれてきました。手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞された『ニュクスの角灯』は有名かと思いますが、一作目は長崎・丸山遊郭の遊女である「几帳」が主人公の『蝶のみちゆき』です。今作の『扇島歳時記』はこれら長崎三部作の最終節になります。時系列で言うと『蝶のみちゆき』『扇島歳時記』『ニュクスの角灯』になりますが、読む順番はあまり気にしなくてもよいと思います。むしろ未来から過去にさかのぼって読んでいくのもありかもしれません。『扇島歳時記』で主役になるのが全作品に共通して登場する「たまを」で、遊郭で生まれ育った彼女が大人になるまでの物語なのですが、他の二部作をすでに読んでいて先の展開を知っているからこそ、どう繋がっていくのか楽しみです。個人的には『蝶のみちゆき』が大好きなので「几帳」が登場してくれたら、もう他に何も言うことはないくらい嬉しいのですが。「冥婚の契」感想冥婚の契 詩原ヒロニーナ実在する風習を題材にしたホラー。閉鎖的な田舎が舞台というだけあって、纏わりついてくる不穏な気配に身の毛がよだつ。楽しい学園暮らしがっこうぐらし! 海法紀光(ニトロプラス) 千葉サドルstarstarstarstarstarNano可愛らしいタイトルに可愛らしい絵柄、可愛らしい制服に身を包む可愛い女の子たちのマンガですね。 アニメから入った民だけどあれももう7年位前なのかぁ…一話の衝撃はまだ覚えてます。 まだ見たことなくて気になってる人はぜひ何も情報を仕入れずに触れてほしい作品ですね。 それにしても最近涼しくて過ごしやすい。窓からの風が気持ちいいですね。 「月曜日の友達」感想月曜日の友達 阿部共実ニーナ出会えて良かったと思える、宝物にしたい一冊。瑞々しくて脆くて力強くて眩しい思春期の心情を、丁寧かつ大胆な表現で描いている。物語の後半に気づいたら号泣していたのだが、なんで泣いたのか未だによくわからない…きっと何かが心に沁みたのでしょう(笑)Dr.STONEの感想 #推しを3行で推すDr.STONE Boichi 稲垣理一郎starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男※ネタバレを含むクチコミです。なつかしの文具に悶絶しちゃう文野さんの文具な日常 榎本あかまる野愛文具大好きOLの文野さんが仕事の合間になつかしの文具で遊びまくるお話。 「はい」「いいえ」「何か?」の3語しか発さないクールさなのに、子どものように文具で遊ぶ文野さんがかわいいです。 老若男女問わず誰もがなつかしさに悶絶すると思います。 食べものの形のちっちゃい消しゴム、変形しまくる多機能ふでばこ、クレヨンに折り紙に油ねんどなどなど。 友達と交換したり、授業中に遊んで没収されてる子がいたり、古の記憶が蘇ります。 ルーズリーフのお手紙を苺とかハートに折るやつあったなあ…もう折り方忘れたなあ…。 仕事中に遊ぶな!と怒る立場の上司たちも、なつかし文具に心奪われちゃうのわかる。なつかしいもんね。 最強ジャンプって感じの経済×バスケ漫画インペリアルバスケット 水溜祐介名無し絵がすごい可愛いらしくていいなぁと思ったけど、内容の方もだいぶ子供っぽくて肩透かしくらった。最強ジャンプなら違和感ないけどこれでグラジャンむちゃはちょっと・・・という感想。ドラフトキングの特別読切のあとに読んだからなおさら思った。 江戸時代かよみたいな山奥の茶屋を助けてたり、天才経済学者のくせに1話で使ってる知識全部心理学だし、そもそも「経済学者」って「スポーツ選手」ばりにざっくりした肩書だしツッコミどころしかなくて別の意味では超面白い。 「ぼくの考えた超かっこいい経済学者(※ふわっとしたイメージ)」みたいな」・・・本当に良くも悪くも子供っぽい。 マジで絵柄は悪くないのになんでおっさん向け雑誌でおっさん好みのテーマの漫画描いてるんだろう?ジャンププラスでファンタジー冒険モノとか描けばいいのに。なんだこの漫画は…!腹腹先生 高口楊名無し最近少年漫画なのに「展開」優先でなく「キャラクター」優先の漫画が増えて嬉しいです。 何この漫画面白い!! 地味な先生なのに妹の為なら命をかけられる度胸、ヤクザなのにその先生に出し抜かれて従い始めるヤクザ! なんか全てが面白い、ドキドキする。 絵がかっこいい。 漫画好きに即勧めます。強く逞しく前を向いて生きる母と娘たち。アリスとアマリリス 小沢真理Pom 一気読みしました。 旦那さんが理由も言わず借金残して急に家から出てくって、本当に辛いし、意味分からなし怒り爆発だと思う。 アリスのお母さんはシングルマザーになり、前を向いて進んでいくのだけど、波乱の道。 身を隠しながらだし。。 子供がいるから強くならざるを得ないのか。旦那酷い、などモヤモヤしつつ読み進めてたらあっという間に終わってました。 アリスにとっては、放っておけないただひとりの父親で。。言葉にならない気持ちにもなりました。 アリスも強く逞しく、お母さんと二人で生きていく姿、胸に刺さり考えさせられました。 死に彩られたファウストⅧ世オリジン #完結応援SHAMAN KING FAUST8 永遠のエリザ 武井宏之 田中文 虎走かける名無しシャーマンキング本編で衝撃の対戦(まん太の開き!)を繰り広げたのちにまさかの主人公チーム加入を果たしたことから読者の覚えもいいだろうファウストⅧ世。彼の戦闘スタイルの特徴は死者の生前の姿をそのまま再現したオーバーソウル「愛しのエリザ」にあります。本作『永遠のエリザ』はその原典となっている妻エリザとの出会いと別れを丹念に描いたスピンオフです。 「持霊」という設定で死者の霊と深くコミュニケーションを行えるシャーマンたちのなかで、死者の姿を実体化しているにも関わらず皮肉にもファウストは死後のエリザと心を通わせることができずにいました。ある意味で、「死による離別」を作中で最も深く描写されているのが彼かもしれません。 生と死の境界を狂気と執念で乗り越えようとしたファウストの誕生の物語、ぜひ味わってほしいです。上京したてのカップルの日常は驚きと楽しさに満ちている #1巻応援東京ふたり暮らし 井上まちsogor25この作品は、徳島から東京に一緒に引っ越してきた、ユウとサチというカップルの上京生活を描く作品です。 ずっと徳島で暮らしていた2人は初めての東京に戸惑いも見せるのですが、その戸惑いすらも面白がりながら、少しずつ東京での生活に馴染んでいきます。 基本的には仲良しだけど考え方はちょっと違うところも見える、でもそれも全部ひっくるめて楽しんでいる、そんな2人の日常はとにかく心地良くて、この2人の生活をずっと眺めていたくなる、そんな作品です! 1巻まで読了「先生のやさしい殺し方」感想先生のやさしい殺し方 反転邪郎 反転シャロウニーナ個人的な趣味で読み続けている作品。「殺る」か「殺られる」か…といいつつ、実はイチャイチャしてる漫画が大好物なので(笑)。 「春と盆暗」感想春と盆暗 熊倉献ニーナちょっと変わった恋愛もの短編集。一話目読んですぐ「あ、コレかなり好きだわ」ってなった!登場するヒロインたちは独特な感性の持ち主なのだが、読んでるコチラまで何だか心を刺激されて楽しかった!人の想像力はもっと自由でいいんだ!って背中を優しく押してくれてる気がした。孤独の岩屋を抜け出して熱帯魚は雪に焦がれる 萩埜まこと野愛父と離れ、東京から愛媛に引っ越してきた転校生の小夏。 美人で成績優秀、完璧すぎて近付きづらいと周囲から思われている小雪。 それぞれの孤独を抱えた2人が寄り添い合い、心を通わせていくお話。 寒いほど独りぼっちだった2人が、水族館部でふたりぼっちになる。 お互いの存在が支えになって世界が広がっていくけれど、わたしだけのあなたでなくなってしまうのが寂しい。 傍にいてほしい、寂しい、一緒にいてほしい。 そんな気持ちに気づくまでに、ちゃんと伝えられるまでに、たっぷり時間をかけてしまう不器用な2人が愛おしい。 そんな物語じゃないと井伏鱒二は言うかもしれないけれど、孤独の岩屋を抜け出しても山椒魚と蛙は寄り添い続けられるんだと伝えたい。 光の中で笑い合う2人の姿に涙が止まらなかった。心が洗われる作品。<<199200201202203>>
合本版だと全17巻、単行本だと85巻を全部読んだぞ。 自他ともに認める坂田信弘ファンなのでいつかは読みたいを思いつつ機会がなかったが今回、Kindle Unlimitedにあったので全部読んだ。 8日間で読んだせいかすごい疲れた。マンガを読んでここまで疲れたのは久しぶりだ。2022年9月現在おそらく最長のゴルフマンガで「風の大地」より長い。 これでおそらく坂田信弘原作の漫画で単行本になっているのは読んだかも。 前情報としては名作や面白いなど話は聞いていたが読んだ結果色々な疑問が浮かぶことになった。 一番大きな点としては、本当に全部を読んで名作や面白いと言っているのかというところだ。 確かに単行本で言うと20巻ぐらいまでは面白いがそれ以降になると、対戦相手が変わるたびに同じような繰り返し、例えば「見盗り(みとり)」「古刀の写し」「刀鍛冶」「古武術」「斬り合い」「四股」「ファントムボール」「眼をつむってパターを打つ」「歩き方」「風の身体に対する影響」「刀鍛冶からゴルファーへの変化」などの話が続いたり、数巻一度全く同じような説明が出るのであれページ間違えたかなと思ったりもした。あとゴルファーにしかわからない煽り合い?このホールでドライバーを使うのはこっちに対する挑戦か?みたいな高度な話も多かった。 主人公の鳴海一丸は元刀鍛冶師でとあるきっかけでゴルフを始めるまではいいが、ゴルフに対して前向きではなくしょうがなくやってるみたいな言動がかなり続く。途中からゴルフに対して前向きにはなるがスコアなどよりも対戦相手の技をどう真似するの話が多く、それで無茶苦茶強くなるかと言うとそうでもなくメンタル面で失敗したりもする。「風の大地」の沖田より面倒くさそうな性格だった。 正直、いろいろなことに恵まれすぎている鳴海一丸より初期からのライバルキャラの石塚一平の方がよっぽど好感度は高かった。自分にあるものを冷静に分析して弱点の克服やどうやったら恵まれた奴らに勝てるかを考え続ける姿勢は良かった。たまに主人公を助けたり自分を助けてくれたキャディに礼を欠かさなかったりと地味だがいいエピソードも多い。 まあ色々書いたが、前提条件として俺が全くゴルフをやったことがないのでマンガの中のゴルフのテクニック的な面の面白さを理解できなかったり、ゴルフ知識が少ないので、マンガの中で使用される用語の理解度が低かったりという面はあると思うしゴルフ専門誌での連載だったので「風の大地」にくらべてエンターテイメント性は低いのかもしれないと色々考えるところはある。 もしIMPACTを面白いと言う人間に出会ったら間違いなく、「全部読んだ?」「どの試合が面白かった?」としつこく聞きまくると思うので俺にIMPACTの話はふらないでほしい