完結したマンガの感想・レビュー16278件<<137138139140141>>ヒーローめしで強く生きようヒーローめし 石田敦子starstarstarstarstar_border野愛食事は心にとっても体にとっても大切なもの。大好きな人とご飯を食べると幸せな気持ちになりますし、憧れのヒーローと同じ食事をしたら強くなれる気がします。 男手ひとつで育ててくれたアニメ監督の父を亡くした涼太と誠也。 ショックで引きこもる弟の誠也を元気づけるため、兄の涼太がアニメに登場するご飯「ヒーローめし」を作るお話。 登場するヒーローめしはキレンジャーのカレー、ルパンのミートボールパスタ、ラピュタパンなど誰もが知っている作品ばかり。 アニメの話、父親の話、日常の話…料理を作りご飯を食べながら様々なことに気づき、成長していく兄弟の姿に心あたたまります。 可愛らしくてポップだけど家族のあたたかさに感動させられる作品です。コントラスト巧みに紡がれるそれぞれの想い #1巻応援東くんの恋猫 菅原亮きん兎来栄寿『猫で人魚を釣る話』の菅原亮きんさんによる新作です。今回も「猫」がタイトルに含まれており、内容ともども猫愛を感じます。 菅原亮きんさんの作品は、『猫で人魚を釣る話』からそうでしたが菅原亮きんさんだけにしか描けない世界が醸し出す雰囲気を持っているのがまず魅力です。 それを生じさせている要因のひとつが、独特の画面作り。純粋に絵柄による部分もありますが、1話の扉絵のような明暗の描き方であったり、輪郭を描かない絵本のような樹木や植え込みであったり、モノローグの並べ方であったり、ハイライトの描き方であったり、構図であったり……諸々ありますが、特に特徴的なのはオノマトペです。 「ガー」や「ポーン」の「ー」がベクトルを感じさせる矢印になっていたり、「キーンコーンカーンコーン」の「ン」の上の部分がベルになっていたり、『猫で人魚を釣る話』1話冒頭の雪が降るシーンの「しんしん」は猫のしっぽのように柔らかそうな質感であったりします。2話の見開きで猫が撫でられるシーンは5種類の感触に併せて5種類のオノマトペがそれぞれ特徴的に描かれている顕著なシーンです。「サラサラ」は薄く、「つるつる」はつややかで、「ゴツゴツ」はいかにも太く硬く、「ピリピリ」は刺々しく、「ベタベタ」は気色悪げに。オノマトペに「(笑)」や「(集)」などの感情や様態の情報が付加されていたり、読者から見ると鏡写しでキャラクターから見たときに正位置になるように描かれているものも。最初は無意識に読んでいることが多いと思いますが、再読するときにでもオノマトペに注目しながら読んでみると色々な遊び心や工夫が見られて面白いです。表紙や各話の題字も、それに倣ってか空間に溶け込んでいるのも良いです。ちなみに私が好きなのは、猫がご飯を食べるときの「ガシャガシャ グァつぐァつ」です。 そして、そんなオノマトペによって普段は全体的に賑やかな雰囲気を纏っているだけに、静かに感情を強く表出させるシーンがより抑揚を持って響いてきます。 本作は、主人公の16歳の少年・東大和(あずまやまと)の担任・椎名先生への初恋と、そんな大和のことを大好きな猫の來瞳(くるめ)が中心となって繰り広げられる群像劇。大和も椎名先生もそれぞれ過去に生じた出来事により抱えている想いがあり、その描写と共にそれぞれの想いも深掘られていきます。そこに、猫である來瞳の視点から見た世界と強い感情も上乗せされることで、より立体的な関係性が浮かび上がってきます。しっかりと「人間」が描かれているのが良いですし、また猫に限らず人間以外の家族がいる・いた人には強く響きそうなエピソードもあります。 菅原亮きんさんの作品は派手な解りやすいエンターテインメント作品ではないですが、じんわりじんわりと沁みてきて気付いたときに涙が零れているような良さがあります。1巻の後、雑誌連載分は更に見逃せない展開になってきており、静かにゆっくりと味わって行きたい作品です。ただの恋愛話ではなくてもっと大きな「愛」を描いた作品ハチミツとクローバー 羽海野チカユーカリ人生の分岐点に立ったとき自分には何ができるかなぁ。恋に悩み、将来に悩む姿に寄り添いながら読むことができて、荒んだ大人の心を再生させてくれる物語。 読むたびに、周りの人達を大切にする事や、物事の良い面を見ようとする事を改めて心掛けたいなぁと思える。 きっと誰にでも捨てられない恋があって、何者にもなれないことに悩んだ時期があるはず。逆に、才能があるからこそ誰にもわかってもらえない孤独や、普通だからこその苦しみや嫉妬…。 絵は優しいけど、深い苦しみやどん底をしっかり描いていて「ちゃんと落ち込める」作品だと思った。 また時々読み返したいな。作者はやっぱり頭が良いLIAR GAME 甲斐谷忍名無し読んでいるとハラハラします。 ドキドキします。 自分よりも圧倒的に頭が良いのだなと感心してしまう作品です。 「あーなるほど!!」「お前が!!??」声を出したくなってしまいます。 トリックを丁寧に種明かししてくれるので、高卒の僕にはありがたいです。 新鮮な野球漫画高校球児 ザワさん 三島衛里子名無し野球漫画なので読みました。 僕は単純なドカベンや巨人の星のような漫画が好きなのですが、この漫画はとても新鮮でした。 野球漫画なんだけど、試合に勝ってとかホームラン打ってとかではなく日常を描く感じが恐らく作者は元野球部のマネージャーだったのでは?と思ってしまいます。 野球部焼けとかね。 恐らくドカベンでは一度も描かれなかった部分です。素敵な失恋失恋ショコラティエ 水城せとなユーカリよくできた話だなーって思うけど、決して現実的ではないということ。でもそれがいい。失恋したヤケでパリの名店に飛び込んで、いきなり修業させてもらえて、しかもそこの御曹司を連れて帰国するなんてもうマンガすぎ。 世の中、こんなに賢くて自分と向き合える人ばかりじゃないよなぁ。たとえばサエコさん。あれが無自覚でずるい女の人だったらそこら中にいそうだけど、自分のことを理解したうえであれだけの努力をしてるんだったらかっこいいし、むしろ尊敬する。そこに気づいて彼女から学び成長した薫子さんも、なかなか真似できない。嫉妬から離れて冷静になるのは案外難しいよね。 そういう人たちを間近にリアルに感じられて、感情移入できちゃうのがうまいところなんだろうなぁと思う。 たくさん学ばせてもらった物語。私も言葉を尽くして人と関わっていきたいし、何より自分とちゃんと向き合っていきたいと思った。なーーーーい!!BLACK CAT 矢吹健太朗名無し矢吹先生ってお色気漫画の専門家の人かと思って、楽しみに読んだんだけど、ない!ない!なーーーーい!! お色気ムフフなシーンが全くなーーーーい! キャラはイケメン、美人しか出てこないんだけどムフフなシーンがなーーーーい。 生きるために仕方なく暗殺者になったりと真面目な内容にがっかりです。 物語は普通に面白いですよ。 過去と現在と未来と砂時計 芦原妃名子ユーカリ昔読んでいて、懐かしくなって読み返し。 当時中学生だったかな?そんな私には大吾や杏の真っ直ぐな純愛にキュンとしたり憧れたりしてたなぁ。 絵のタッチも凄く丁寧で好きだったことを思い出した。 大人になってから読み返してみると、子供の時とはまた違う目線で読むことができておもしろい。自分自身もそれなりに色々な経験をして乗り越えてきたから色々思うことも感じることも違うのは当然かしら。 みんなそれぞれに強く見えても弱い部分も必ずあるし、自分自身のことなんて自分以外の人になんてわからないし、相手のことなんてわかってるつもりでも実際にはこれっぽっちもわかってないかもしれない。 それぞれにそれぞれの考えがあって、辛いことも楽しいこともひっくるめて今の自分なんだなぁと。 私も前を向かなきゃって思わせてくれる大好きな漫画です。芸人の努力や苦労べしゃり暮らし 森田まさのり名無し芸人って、ノリと勢いだけで、運の良い人が飯を食えると思っていたけどそうではないですね。 苦労に苦労を重ねて、努力に努力を重ねて自分を磨き上げて一発勝負の舞台に上がる。 勝負師ですね。 テレビで見ている芸人を、より尊敬する様になりました。 グロいブラッドハーレーの馬車 沙村広明名無しウシジマ君と同じで、救いようのない物語です。 そしてとてもグロいです。 残酷で救いのない話の連続なので、読む側の心のコンディションが良くないと闇落ちしてしまいそうです。 僕は、コロナ自粛期間中に読む事になり、感染の恐怖と外に出れず気分が落ちていた状態で読んだので、大きなダメージを受けました。 大人になってから読むとりぼんでやる話なのか?ってなるママレード・ボーイ 吉住渉ユーカリもうだいぶ前ですが小学生の頃りぼんで読んでいました。なつかしくて30年弱ぶりに読み返し。なんとなくの記憶はありその記憶をたどりながら読みました。 これ、りぼんでやっていい話なの?っていうのが大人になった私の感想(笑)。思ったより時間を掛けて両想いになっていた事にビックリ。しっかり最終巻では泣かされました。こんなに苦しい話だったっけ?2人が可哀想で切なくて…。これは小学生の時には思わなかったなぁ。 大人になってから改めて読んで正よかったです。 今見てもかわいい絵、ファッションもすてき。ちょこちょこ出てくるもの(公衆電話とか)は90年代の漫画なんだけど令和の時代でも全く古くない。 3歳娘がもうちょっと大きくなったら読ませてあげたい作品です。ラーメン屋のバイブルラーメン発見伝 久部緑郎 河合単名無しラーメン屋を始める人のバイブルみたいですね。 新しいラーメン作りという観点とラーメン屋の経営という二つの視点を持って描かれていて、この漫画を読んでからラーメン屋に行くと、お店の見方が変わります。 ラーメンを食ってるんじゃない、情報を食ってるんだは名言中の名言。 今度友達に使ってみよう 山ガール!?山なめんな岳 石塚真一名無し山は怖い。 この漫画を読んで1番感じた事です。 高尾山とか富士山とか山ガールとかアウトドアファッションが流行り、登山が市民権を得てしまったので、なめている奴がいるのであれば、この漫画を一度読んでほしい。 そして、山をなめずに登山を楽しんでほしい。 グロいので要注意ドロヘドロ 林田球名無しグロいシーンが苦手な人は要注意です。 流血、生首、内臓、脳・・・・ 僕はムリでした。。。 グロいシーンをできるだけ飛ばして読んだ結果、内容を理解する事ができませんでした。 ギャグはシュールで面白かったと思います。誰が読んでもキュンキュンするはずアオハライド 咲坂伊緒ユーカリ両思いの2人なのに誤解やすれ違いまくり、さらにはライバル登場、もつれてこじれてなかなか最後の一歩が進めない王道ラブストーリー。 主人公ばかりでなく、その周りのキャラにもそれぞれ事情があって、それぞれの恋愛模様も描かれているので、読む人によって好きな推しカップルも分かれそう。 ちなみにタイトルのアオハライドは造語だそうで。 作者曰く「一生に一度の青春に乗れ!」がテーマで、青春=アオハルに乗る=RIDEを組み合わせてアオハルライド…だと語呂が悪いのでアオハライドになったそう。とにかくキュンキュンしたいときにおすすめです。万人受けする漫画BLEACH モノクロ版 久保帯人名無し「斬魄刀」「鬼道」みんな真似したよな。 王道のバトル漫画。 ジャンプコミックスの得意分野です。 とにかくみんな、必殺技を隠したがります。 カッコ良い必殺技だらけなので、子供は好きそうですよね。 キャラクターも個性的だし、カッコ良いキャラが多い。 万人受けする漫画です。 緊張と緩和SKET DANCE 篠原健太名無し個人的に、銀魂が非常に好きなので元アシスタントの方という事で楽しく読めました。 銀魂同様にギャグとシリアルの使い分けが上手です。 松本人志曰くの「緊張と緩和」というやつですね。 バトル漫画だらけのジャンプコミックスでは珍しい日常を描いた作品なので、新鮮でした。独特な世界観をぜひイムリ 三宅乱丈名無し地球ではない、どこかの世界のファンタジー。 「カーマ」「イコル「」イムリ」等の作品独自の言葉がたくさん出てくるので、言葉も覚えておかないと物語を理解する事が難しい。 最初は我慢が必要だけど、読むと止まらない作品です。 努力、友情、恋愛、成長、友達とかのジャンプコミックスに吐き気がする人はぜひ!!花より男子ってよく考えたらすごいタイトル花より男子 神尾葉子ユーカリ※ネタバレを含むクチコミです。 競艇はスポーツですモンキーターン 河合克敏名無し初めて競艇に行った時にモンキーターンを読んだ経験と知識で、大きく勝負に出て生活費が無くなったのは良い思い出です。 競艇をギャンブルではなく、スポーツとして描いている面白い漫画です。 それにしても、あの時の1ヶ月はきつかったな。。。 実は名作ですやったろうじゃん!! 原秀則名無し弱小高校が、どんどん強くなっていく定番スポ根野球漫画。 特殊能力や必殺技もなく、普通の高校生と監督の話なのでリアリティがあって良かったです。 この漫画が、監督と選手が歩み寄りながら強くなっていくという、現代野球漫画のきっかけになっていると思う。 やはり生まれ変わったら甲子園を目指さないとな。心の余裕、余白って大事だな。春風ふるさと観光協会 佐倉イサミstarstarstarstarstar_borderPom すごく心温まりました。ほっこり〜 しかし終盤は、古河くんがメインになっていたような。。 そんな中でも花村町の、のどかな雰囲気も絵越しに伝わるし、優しい人達に思わず目尻が下がってしまう。 春太は東京から花村町の観光協会に転職。 てんやわんやしながらも環境協会の人とも町の人とも心通わせていって、古河くんとは良きバディになってました。 私は、古河くんがワンちゃんに見せる優しい笑顔がいつもツンツンしている彼の本当の人柄を唯一表していた様で好きなシーンでした。 麻婆豆腐が印象的中華一番! 小川悦司名無し一度食べた事のある食材なら思い出す事の出来る才能を持つ主人公マオの事を羨ましいと思っていましたが、僕みたいに、何も覚えていない方が、何を食べても常に新鮮だから良いなと思えるようになりました。 コミックスの序盤の麻婆豆腐の話が思い出深いです。 あーお腹減った。消防士はみんな大吾のはずめ組の大吾 曽田正人名無し消防士は、みんな大吾であってほしい。 子供の頃に火事になって、消防士に助けられてた大吾くんは、一生懸命勉強して消防士になります。 もちろん消防士漫画なので、よく火事がおきますね。 (コナンで人が殺されまくるのと一緒ですね。) 救助した人からの感謝の言葉が報酬なんですね。 良い話です。<<137138139140141>>
食事は心にとっても体にとっても大切なもの。大好きな人とご飯を食べると幸せな気持ちになりますし、憧れのヒーローと同じ食事をしたら強くなれる気がします。 男手ひとつで育ててくれたアニメ監督の父を亡くした涼太と誠也。 ショックで引きこもる弟の誠也を元気づけるため、兄の涼太がアニメに登場するご飯「ヒーローめし」を作るお話。 登場するヒーローめしはキレンジャーのカレー、ルパンのミートボールパスタ、ラピュタパンなど誰もが知っている作品ばかり。 アニメの話、父親の話、日常の話…料理を作りご飯を食べながら様々なことに気づき、成長していく兄弟の姿に心あたたまります。 可愛らしくてポップだけど家族のあたたかさに感動させられる作品です。