カイが白牛人(ブラガンド)族の王を倒す約半年前――黒豹(クルガ)族の少女・クオーレは、人族の襲撃によってすべてを失った。孤独となった彼女は、「商品」として人族の村を流転する日々を送る。絶望の淵に沈むクオーレだったが、偶然にも人族の手を逃れ、白鼬(ブラニー)族の村へと辿り着く。そこは、根源に近い生命体「悪しきもの」を狩る神狼(デウ・ロー)族の住処でもあった。神狼族の頂点に立つ古神(こしん)の威容に、心を奪われるクオーレ。古神のようになりたい――そんな古神への憧憬は、やがて彼女を禁忌へと誘う。世界の深淵が垣間見える第13巻!