あらすじ

時は大正。読書が好きな引っ込み思案の女の子・小町ユキは憧れの女流作家・東紅子と出会い、生まれて初めての恋を知る。真っ直ぐに紅子と向き合おうとするユキだったが、過去の傷を抱えたままの紅子はその眩しさに怯え、ユキを拒絶してしまう。そんな中ユキに見合いの話が持ち上がり…。時代に引き裂かれながらも狂おしく惹かれ合う「お姉さん×少女」大正百合ロマンス、完結。
女流作家とユキ 1

カフェーで働く恥ずかしがり屋の少女、ユキ。何の変哲もない毎日を過ごしていたユキだったが、その日常はたった一人の女性が店の扉を開けた瞬間に崩れ去る。お客の正体はユキが憧れる女流作家の東紅子(あずまべにこ)。ユキを見た彼女はユキを恋愛小説のモデルにしたいと言いはじめ、見つめ合った二人の時は止まり、そして恐ろしいスピードでユキを飲み込んで動き出した。恋なんてしたことない。だけど、あの人が他の人と話すだけでどうしようもなく胸が苦しい――。憧れの人に翻弄され、恋に落ちていく少女の物語。

女流作家とユキ 2

時は大正。読書が好きな引っ込み思案の女の子・小町ユキは憧れの女流作家・東紅子と出会い、生まれて初めての恋を知る。真っ直ぐに紅子と向き合おうとするユキだったが、過去の傷を抱えたままの紅子はその眩しさに怯え、ユキを拒絶してしまう。そんな中ユキに見合いの話が持ち上がり…。時代に引き裂かれながらも狂おしく惹かれ合う「お姉さん×少女」大正百合ロマンス、完結。