あらすじ

愛機Z2ではなく最先端マシンR1を駆る善波七五十を追う、ひとりの“謎”の輪蛇。恋も何もかも手放してでも高速の彼方を求める男に、輪蛇の“掟”が突き刺さる!!
荒くれKNIGHT リメンバー・トゥモロー 1巻

輪蛇が輪蛇を襲う…。最強を誇った蛇たちが右手と左手に割れるという悪夢のごとき現実。いったい何が輪蛇に起きているというのか。そして輪蛇を混沌へと導く存在とは果たして…。「荒くれKNIGHT」メインストーリーの新章「荒くれKNIGHT リメンバー・トゥモロー」、その幕開けとなるファーストシリーズ“リメンバー・トゥモロー”ここに開幕。

荒くれKNIGHT リメンバー・トゥモロー 2巻

ふたつに割れる輪蛇…。三代目の「右手」と四代目の「左手」が未だに握手を拒むその時、覚醒した木下喜一が虎武羅を襲撃。その騒動は激怒する虎武羅リーダー・伊武と輪蛇三代目リーダー・善波七五十とのバトルにまで発展してしまう。路地裏が爆発寸前となる中、悩める「左手」の輪蛇四代目リーダー候補・春間勇樹はどのような答えを出すのか。

荒くれKNIGHT リメンバー・トゥモロー(3)

愛機Z2ではなく最先端マシンR1を駆る善波七五十を追う、ひとりの“謎”の輪蛇。恋も何もかも手放してでも高速の彼方を求める男に、輪蛇の“掟”が突き刺さる!!

荒くれKNIGHT リメンバー・トゥモロー(4)

亡霊・神楽が輪蛇の前に出現!さらに、大昔の”超人”が…!? ”墓場からの風”と共に、新シリーズの幕が開く!

荒くれKNIGHT リメンバー・トゥモロー(5)

元がらがら蛇四天王・美濃原が率いた「白組」は、すべてを真っ白に塗りつぶした新しい世界を求め脱皮を果たしていた…。手始めに虎武羅を襲撃した「新生・白組」は、過去の“蛇”の血を継いだ狡猾な戦術で輪蛇を追い詰める! 一方輪蛇は「潜る」ことなく牧や由利矢を中心に巧みに迎撃するが、想像を越えた事態に“真夜中の太陽”輪蛇リーダー善波七五十がシリーズ最凶の鬼神と化す!!

荒くれKNIGHT リメンバー・トゥモロー(6)

輪蛇の前身となるクソ溜めの群れ、元がらがら蛇の四天王・美濃原が率いた「白組」。のちに生まれた輪蛇を越えることを夢見た集団は、その願いが潰え美濃原から捨てられるも存続し続け、今回頭を変え醜悪な形「新生・白組」へと変貌し輪蛇越えを狙う! 目的は王者の証=歴代の輪蛇リーダーが持つリーダーズリング。虎武羅を襲撃し輪蛇へと狡猾に攻め入るが…!?

荒くれKNIGHT リメンバー・トゥモロー(7)

魂が降りてくる日本の夏…かつての猛者の命日に、ヤバイ奴らが輪蛇の棲みし湘南海岸へと集う。古のOBとはいえ気性の荒さを持つヤツらの一触即発を避けるべく、墓地を中心に路地裏を監視する輪蛇。今日一日が何事もなく過ぎることを願うが、そんな中、海岸線に謎めいた一人の男の姿が。それはまさに夏の幽霊の如く、闇を抱えゆっくりと、ひっそりと、だが確実に輪蛇へと接近する。しかも頭には見覚えのある鉄カブト…!?

荒くれKNIGHT リメンバー・トゥモロー 8巻

トーマやヤスヒコらが、さらにはヒデオや喜一までもが襲撃される事態。足音無く近づきゲリラ攻撃を仕掛ける謎の敵…その裏に存在する「鉄カブト」の男は、かつての仲間・小宮山なのか? 亡霊の如き男達が路地裏に降りてくる真夏の一日、三回の雨の後に微笑むのは果たして!? 5thシリーズ「ゴーストノート」後編を収録。「絆」とは、そんなに容易いものでは無い。

荒くれKNIGHT リメンバー・トゥモロー 9巻

前シリーズで「輪蛇」と対決した新鋭「蛇蟲」をトリガーに、滅んだはずの「夜行蟲」が目を覚ます。狙われる「蛇蟲」蟇莉、自らの生存を懸ける「元夜行蟲」黒川、そして宿敵の胎動に即反応する「輪蛇」…駆け引きの狭間でそれぞれの意地と美学と憎悪が交錯し、路地裏が殺気に包まれる! 6thシリーズ「デッドフラワー」前編を収録。枯れた花を手向けられるのは、誰だ。

荒くれKNIGHT リメンバー・トゥモロー 10巻

ルーキー「蛇蟲」を喰らい、次は裏切り者・黒川の討伐へと乗り出す復活の「夜行蟲」。自らの生き残りの為に古巣を潰そうとする「黒川軍」。そして忌まわしき「夜行蟲」を再び眠りにつかそうとリーダー善波七五十が陣頭指揮を執る「輪蛇」。歴戦の強者達が繰り広げる三つ巴の抗争の中、ひとり生き残った「蛇蟲」の蟇莉は妹との絆を胸に秘め、輪蛇へと接触する! 男達のプライドと決意がぶつかり合う激戦、勝利するのは果たして!?

荒くれKNIGHT リメンバー・トゥモロー

黒い残響完結編からの新たな完結編

荒くれKNIGHT リメンバー・トゥモロー 𠮷田聡
名無し

荒くれKNIGHTは一旦終了したのちに 脇役でありライバルチームであるCOBRAを 主人公にした「黒い残響完結編」が描かれた。 この「黒い・・」はスピンオフだが荒くれのメインストーリーの プロローグやエピローグを語っているような面もあり、 本編で脇役だったコブラ達にも厚みや深みをを与え、 結果、スピンオフ作品としても良かったし、 荒くれ本編のストーリーも丁度良く補完した感じもあった。 まさに黒い残響完結編は良い感じの完結編だったな、と 私的には思っていた。 そこにこの新章であり本編の続編の 「リメンバー・トゥモロー」だ。 いやいや黒い残響で綺麗に終わっといてくれよ、と 思わないでもなかったが、 黒い残響で深みをましたCOBRAや輪蛇のメンバーが 改めて登場してくる話となると興味を惹かれてしまう。 新たな新キャラというか闇に潜んでいたキャラ?も加わって 登場人物はかなりの数になっているし、 (まだ3巻までしかよんでいないので) まだ話が混とんとしていて先が読めない。 また、荒くれ本編は読んでいたけれど黒い残響は 読んでいない、という読者もいると思うのだが、 そういう人は、ちょっとわかりづらい話になっているとも思う。 敵か味方か敵の敵なのかもよくわからない相手との抗争が 徐々に表面化し激化していきつつある。 いまのところ、リメンバー編が終了した時に やはり残響編で終わっとけば良かったのに、と残念に思うか、 これがホントの完結編だったんだな、と唸ってしまうか、 それは判らない。 だが、もともと私は吉田先生が描く ロマンが絡んだ抗争やバイク乗りの哲学が漂う話が好き。 リメンバーでも吉田流は健在のようなので、 今後の展開を楽しみにしてしまっている(笑)。