「天然」って言われがちな女子高生・有紗は、豊崎先生に片想いをしている。こっそり想ってるだけで幸せだったのに‥‥。なんにもできない女子高生の冒険が冬の北海道で始まります。寒いけど、こころはあたたかな物語の舞台は北海道の北見市。北見在住・作家の田川とまた氏が、北見の景色を描き出します。
恋も家族も友情も“天然”すぎてダメにした。冬の北海道で家出して凍えそうな有紗を助けてくれたのは、見ず知らずのお姉さん・千晶さんでした。ダメダメの「私」から、今度は誰かを助ける「私」になるために。北の国のすみっこで家出少女は奮闘中です。
恋する家出少女が、大好きな人の生まれ故郷「帯広」で出会ったのは、小さな野望を胸に秘めた青年ダンサー。なんにも持たない「私」だけど、誰かの夢を応援することならきっとできる! 北海道を旅する家出少女の、ちっぽけな再生の物語。
約3週間の家出を終えて、有紗は故郷の北見に帰ってきました。叶わない恋と、ひとり不細工に悶える自分に決着をつけるため、ぽんこつJKの最後の戦いが始まるのです。
切なさと寒さで胸がギュッとなる。気づくと眉間にシワが寄っていた。油断すると涙が出ちゃいそうだったから。 消極的な意味ではなく、言葉を伝えたい意図と間違えて伝えてしまう意味でコミュニケーションが苦手な主人公の女の子、を描く会話がとても上手なので作者さんはコミュニケーションが上手な方なのかもしれない。 いらぬ気の遣い方や会話のずれ方、人の話を聞く時は肩に力が入ってしまうのがすごくよく分かる。 天然でドジな本人こそが一番ちゃんとしたいと思っている。 理解してもらえないとき、すごく孤独を感じる。 孤独を感じたときはすごく寒い。 冬の北海道で、誰にも理解されず、ひとりぼっちで過ごすのはどれだけ堪えるんだろう。 淡々と進むようで、背景までしっかり描かれているので映画やドキュメンタリーのような密着感があってグッと来る。 ドキュメンタリーの撮り方には二種類あるとどこかで聞いたことがあって、結論を持った上でそれに沿って撮っていくやり方、なんか分からないけど面白そうだからとりあえずカメラを向けてみるやり方。 この漫画は後者のように感じる。 予測のできない彼女の行く末を、たとえ悲しいことになったとしても見守っていたくなる。 きっとドジばっかしてしまう彼女も人一倍考えてはいる。 だが、母子家庭だったこともあって誰にも、特に母に迷惑をかけないように小さく生きていたことで疑問を持っても外に出せずやがて疑うことをしなくなっていったんじゃないかと思った。 僕は帰国子女なんだけど、日本に帰ってきてからは常識が違って分からない事だらけで、疑問しか出てこないから途中から疑問を持つのをやめた結果、驚きや感動が減ってしまった経験がある。 何が起きても、へー、そういうもんなんだ、と。 疑問を放棄すると理解から遠ざかっていく。 疑問を持つって本当に大事なことで、人類の進化は全てがそこに詰まっているんじゃないかと思ってる。 もし女子高生の彼女もどこかで疑問を持つことをやめてしまったんだとしたら、それは思考を放棄したり、成長を止めてしまうことに繋がりかねない。 他人に気を遣いすぎて、疑問を持っても解消できなくて、一生懸命やっても上手くいかない。 これは分かりやすい大きな不幸ではないが、これだけが全てである人からすれば、どうしたらいいか分からなくて辛いに違いない。 好きになった相手にもうまく気持ちを伝えられない。素直になれない。うまく言葉が出ない。不器用だから天然だから出た言葉も伝えたい意味と違うように伝わってしまう。自己肯定感が低いから自分を低く見積もる。 どうせ自分なんかが・・。と。 恩恵を受けても感謝より先に申し訳ない気持ちになってしまうのだ。 解決法はきっと見返りを必要としない大きな愛に包まれることだ。 彼女はまだ若い。どんどん変われる。 どうか、救われてほしい。 2巻で、自分自身の天然さドジさ馬鹿さに呆れて付き合っていく覚悟していて最高でした。 どうしようもできない部分も含めて自分なんだ。 覚悟して人生を踏みしめていくんだ。 鼻がツンとする。 頑張って生きるんだ。
北海道で、高校生で、先生に恋してて… この時点ですごく純朴そうな女の子を想像するけどまさにそんな感じ!タイトル通りひとりぼっちでブツブツ言ってるんだけれどその様が可愛い! この主人公キャラクターがいい 岩井俊二の映画の世界っぽくて雰囲気も好きです勝手に期待大!
恋に出会いに盛り沢山です、、 主人公このろまなところに共感します。
切なさと寒さで胸がギュッとなる。気づくと眉間にシワが寄っていた。油断すると涙が出ちゃいそうだったから。 消極的な意味ではなく、言葉を伝えたい意図と間違えて伝えてしまう意味でコミュニケーションが苦手な主人公の女の子、を描く会話がとても上手なので作者さんはコミュニケーションが上手な方なのかもしれない。 いらぬ気の遣い方や会話のずれ方、人の話を聞く時は肩に力が入ってしまうのがすごくよく分かる。 天然でドジな本人こそが一番ちゃんとしたいと思っている。 理解してもらえないとき、すごく孤独を感じる。 孤独を感じたときはすごく寒い。 冬の北海道で、誰にも理解されず、ひとりぼっちで過ごすのはどれだけ堪えるんだろう。 淡々と進むようで、背景までしっかり描かれているので映画やドキュメンタリーのような密着感があってグッと来る。 ドキュメンタリーの撮り方には二種類あるとどこかで聞いたことがあって、結論を持った上でそれに沿って撮っていくやり方、なんか分からないけど面白そうだからとりあえずカメラを向けてみるやり方。 この漫画は後者のように感じる。 予測のできない彼女の行く末を、たとえ悲しいことになったとしても見守っていたくなる。 きっとドジばっかしてしまう彼女も人一倍考えてはいる。 だが、母子家庭だったこともあって誰にも、特に母に迷惑をかけないように小さく生きていたことで疑問を持っても外に出せずやがて疑うことをしなくなっていったんじゃないかと思った。 僕は帰国子女なんだけど、日本に帰ってきてからは常識が違って分からない事だらけで、疑問しか出てこないから途中から疑問を持つのをやめた結果、驚きや感動が減ってしまった経験がある。 何が起きても、へー、そういうもんなんだ、と。 疑問を放棄すると理解から遠ざかっていく。 疑問を持つって本当に大事なことで、人類の進化は全てがそこに詰まっているんじゃないかと思ってる。 もし女子高生の彼女もどこかで疑問を持つことをやめてしまったんだとしたら、それは思考を放棄したり、成長を止めてしまうことに繋がりかねない。 他人に気を遣いすぎて、疑問を持っても解消できなくて、一生懸命やっても上手くいかない。 これは分かりやすい大きな不幸ではないが、これだけが全てである人からすれば、どうしたらいいか分からなくて辛いに違いない。 好きになった相手にもうまく気持ちを伝えられない。素直になれない。うまく言葉が出ない。不器用だから天然だから出た言葉も伝えたい意味と違うように伝わってしまう。自己肯定感が低いから自分を低く見積もる。 どうせ自分なんかが・・。と。 恩恵を受けても感謝より先に申し訳ない気持ちになってしまうのだ。 解決法はきっと見返りを必要としない大きな愛に包まれることだ。 彼女はまだ若い。どんどん変われる。 どうか、救われてほしい。 2巻で、自分自身の天然さドジさ馬鹿さに呆れて付き合っていく覚悟していて最高でした。 どうしようもできない部分も含めて自分なんだ。 覚悟して人生を踏みしめていくんだ。 鼻がツンとする。 頑張って生きるんだ。