あらすじ動乱の幕末。徳川十三代将軍・家定の御台所となった篤姫だが、婚姻後まもなく最愛の夫・家定は病死。代わって十四代将軍となったのは、わずか十三歳の徳川家茂だった。篤姫は義理の母として家茂を支え、徳川宗家を守ろうとするが、世の中は討幕の気運が高まるばかり。家茂は宮家の皇女和宮を娶るが、討幕派の動きは激化して止まず、家茂は病弱の身を押して出陣中に亡くなってしまう。やがて十五代将軍による大政奉還を迎え…。薩摩の才女・篤姫、その波乱に満ちた生涯完結編。