あらすじ※本作は、「首斬り朝」(全12巻・スタジオ・シップ刊)を底本とした合冊版になります。妖しげな祈祷や悪霊落しで、幾人もの犠牲者を生んできた老巫女・もん。死刑執行の前日にも脱走騒ぎを起こすなど、死罪となっても、狂人のような振舞いで牢役人達を手こずらせていた。正気を失い罪の意識がない者の首は打てない、打たれるものが心身を喪失しているか否かを確かめずにはいられないと、朝右衛門は「もん」の入っている牢に同衾するが…。