あらすじ※本作は、「首斬り朝」(全12巻・スタジオ・シップ刊)を底本とした合冊版になります。上役に呼ばれ分厚い氷の塊を切るよう命じられた朝右衛門。「氷は斬るものにあらじ 砕き割るもの」と平然と刀の峰で厚氷を叩き割った朝右衛門に、上役は「その方にしか打てぬ厚氷のような首がある」と、とある死罪人の首打ちを依頼する。その死罪人とは、江戸市井で強大な権勢を誇る「葛西の肥汲み」の元締めの跡取り息子だった…。