あらすじ

義経の奇襲が光る一の谷の戦い! 頼朝からの密命と、義経の真っ直ぐな愛情の狭間で、静の心は揺らいでいた。一方義経は平家を追い詰める決戦<一の谷の戦い>に向かう。断崖絶壁を前に、義経は無謀とも思える策<鵯越>に挑む! そして、尊敬する兄を失ったチンギス・ハーンに、さらなる深い悲しみが襲いかかり――。<原作者:西川右近>日本舞踊の大流派西川流の三世家元。「名古屋をどり」の主催のほか、アメリカ公演、モナコ公演を成功させる。現在は家元を長男へ継承し、名取約5000人の「総師(そうし)」として日本舞踊の発展に携わる。
兄者 義経の血霊(1)

血縁が生むのは憎悪か、絆か。源義経とチンギス・ハーンの生涯から、他者との繋がりを問う! 物語の舞台は十二世紀。平家と源氏の争いが勢いを増す戦乱の世で、異母兄弟である頼朝と義経は運命的な対面を果たす。一方、モンゴルでは、兄を失った深い悲しみの中、偉大なるハーン(王)が誕生する。「血」に翻弄された英傑と、「縁」の力で帝国を成した英雄。対極をなす二人のヒーローの物語が、始まる!! <原作者:西川右近>日本舞踊の大流派西川流の三世家元。「名古屋をどり」の主催のほか、アメリカ公演、モナコ公演を成功させる。現在は家元を長男へ継承し、名取約5000人の「総師(そうし)」として日本舞踊の発展に携わる。

兄者 義経の血霊(2)

義経の奇襲が光る一の谷の戦い! 頼朝からの密命と、義経の真っ直ぐな愛情の狭間で、静の心は揺らいでいた。一方義経は平家を追い詰める決戦<一の谷の戦い>に向かう。断崖絶壁を前に、義経は無謀とも思える策<鵯越>に挑む! そして、尊敬する兄を失ったチンギス・ハーンに、さらなる深い悲しみが襲いかかり――。<原作者:西川右近>日本舞踊の大流派西川流の三世家元。「名古屋をどり」の主催のほか、アメリカ公演、モナコ公演を成功させる。現在は家元を長男へ継承し、名取約5000人の「総師(そうし)」として日本舞踊の発展に携わる。

兄者 義経の血霊(3)

憎しみの刃が、義経とチンギス・ハーンの命を狙う! 一ノ谷での活躍による任官や静の裏切りにより、頼朝の心は義経への妬みに燃えていた。そこへ飛び込んだ平氏集結の一報。兵力、地の利ともに源氏側が圧倒的不利とみられる状況のなか、義経が選んだ戦略とは!? 一方モンゴルでは、賢者・シャームが、チンギス・ハーンに一族にまつわる衝撃の事実を告げる。 <原作者:西川右近>日本舞踊の大流派西川流の三世家元。「名古屋をどり」の主催のほか、アメリカ公演、モナコ公演を成功させる。現在は家元を長男へ継承し、名取約5000人の「総師(そうし)」として日本舞踊の発展に携わる。

兄者 義経の血霊(4)

狂おしい悔恨を胸に、義経、最期の時―― 頼朝の策謀により追われる身となり、義経は待望の子を宿した静との別れを覚悟する。義経が静に託した、最後の願いとは――。そして時は過ぎ、5年後。モンゴルの属国ホラズムが反旗を翻したため、チンギス・ハーンは討伐へ向かう。しかしそこには、チンギス・ハーンの心に生涯刻まれることになる、悲痛な別れが待ち構えていた。 <原作者:西川右近>日本舞踊の大流派西川流の三世家元。「名古屋をどり」の主催のほか、アメリカ公演、モナコ公演を成功させる。現在は家元を長男へ継承し、名取約5000人の「総師(そうし)」として日本舞踊の発展に携わる。

兄者 義経の血霊(5)

『糸』が紡ぐ、波乱の出会い 激しい嵐に飲み込まれ、高麗・揚州に辿りついた静。この地で我が子を護りぬくことを決意し、18年の時が過ぎた――。健やかに育った娘・縁糸の将来を案じる静は、学問をおさめさせるため、高麗の都・開城へと縁糸を向かわせる。一方、チンギス・ハーンの息子・トウルイもまた、高麗での戦いの総大将に任命される。 <原作者:西川右近>日本舞踊の大流派西川流の三世家元。「名古屋をどり」の主催のほか、アメリカ公演、モナコ公演を成功させる。現在は家元を長男へ継承し、名取約5000人の「総師(そうし)」として日本舞踊の発展に携わる。

兄者 義経の血霊(6)

チンギス・ハーンと義経の運命がいま、交錯する!! ポルチのそばにいることを許され、徐々に交流を深めていく縁糸とトウルイ。ある日、ポルチに「アニジャ」の意味を尋ねられた縁糸は、思いがけず大粒の涙をこぼす――。同じ頃、娘の安否を確かめるべく開城に向かう静の目の前に、最愛の夫・義経とうりふたつの容姿を持つ男が現れる。その人物の正体とは!? <原作者:西川右近>日本舞踊の大流派西川流の三世家元。「名古屋をどり」の主催のほか、アメリカ公演、モナコ公演を成功させる。現在は家元を長男へ継承し、名取約5000人の「総師(そうし)」として日本舞踊の発展に携わる。

兄者 義経の血霊(7)

運命の決戦! 憎悪の鎖を断つ、奇跡の出会い―― 静やトウルイの死をきっかけに、縁糸は日本への強い憎しみに心を奪われていく。そんな母の憎悪におされ、息子フビライは日本と争うことの意義に悩みながらも出陣する。戦場となった海で大嵐に見舞われる中、フビライは思いがけずあるものを手にし――!? いくつもの出会いや心裂く別れ、戦いの果てに、縁糸が辿りついた想いとは…。 <原作者:西川右近>日本舞踊の大流派西川流の三世家元。「名古屋をどり」の主催のほか、アメリカ公演、モナコ公演を成功させる。現在は家元を長男へ継承し、名取約5000人の「総師(そうし)」として日本舞踊の発展に携わる。