あらすじ

ブラック企業で社畜生活を送る真司郎の部屋に飛び込んできたのは月でリストラされた謎のウサギ・ふわみ!! 働かないと死ぬというふわみに押し切られ社畜が社畜を雇うことに…!! 押し売りブラック労働が吹き荒れる脱力コメディ第1巻!!
ウサギ目社畜科(1)

ブラック企業で社畜生活を送る真司郎の部屋に飛び込んできたのは月でリストラされた謎のウサギ・ふわみ!! 働かないと死ぬというふわみに押し切られ社畜が社畜を雇うことに…!! 押し売りブラック労働が吹き荒れる脱力コメディ第1巻!!

ウサギ目社畜科(2)

社畜な会社員・真司郎は、月でリストラされ働かねば死んでしまう謎のウサギ・ふわみを成り行きで雇うことに。同じくリストラされたもふこも加わった、社畜(ウサギ)の押し売りブラック労働に社畜(ヒト)が翻弄される脱力コメディ第2巻!!

ウサギ目社畜科(3)

日本で社畜として働く真司郎は、月で社畜として働いていたウサギ・ふわみ&もふこを何故か雇うことに! 「ろうどうのよろこび」を求める社畜(ウサギ)が、あらゆる場面で社畜(ヒト)にブラック労働を捧げる日常系社畜ライフコメディ!!

ウサギ目社畜科(4)

月から来た“働かないと死ぬ”社畜ウサギ・ふわみ&もふこ。雇い主となった社畜会社員・真司郎のため、2匹はその異常な労働意欲でありふれた日常を全てブラック労働に変えていく! やりがいを生きがいに突き進むポジティブ系社畜コメディ第4巻!!

ウサギ目社畜科(5)

月でリストラされたウサギ・ふわみ&もふこが地球の社畜会社員・真司郎に拾われてから月日は流れるも、2匹のブラック労働への飽くなき意欲は衰え知らず! そんな働きぶりがまさかの再評価を受ける!? 予測不能の展開で日常型ブラック社畜コメディここに完結!

ウサギ目社畜科

カワイイの向こう側に透けるブラックさとキモさ(いい意味)

ウサギ目社畜科 藤沢カミヤ
吉川きっちょむ(芸人)
吉川きっちょむ(芸人)

まず、めっちゃカワイイ。 それは何を置いても第一に来る。 月での異常な労働環境で働いてきたがリストラになり地球に来たふわみ。 この表紙のピンクの髪のうさみみのカワイイ生き物がふわみである。 部屋に転がり込んできて居候するという伝統的なドラえもんスタイルから始まるが、ブラックすぎる環境にいたせいか、不憫すぎるほどに従順で一生懸命で身も心も過剰に社畜だ。 なぜなら働かないと、溶ける。物理的に、身体が。 普通に不憫だとただかわいそうに・・となるが、ここまでくると超カワイイ。 不憫カワイイ。 社畜力53万と言われてもおかしくないくらいに価値観の違う社畜で完全に異文化交流だ。 世紀の発見である月の住人に部屋の掃除をさせご飯を作らせる。 しかも本人はそれを至上の喜びと捉え感謝している。 こんなの狂ってる! でもカワイイのだ。 だからオールオッケー。 社畜とは何か、その行き過ぎた行為の現代社会の闇の一端に触れたような触れてないような、そんな気になった。 もしかしたら働きすぎな現代人への警鐘をカワイさに包んで鳴らしてくれているのかもしれない。 個人的には、体の一部が大きくあるキモさとデフォルメされたへたったウサギっぽいところが好きです。