あらすじ『げんしけん』の木尾士目が描く工業高校×合唱の青春物語! 低い声がコンプレックスの藤吉晃は、入学した工業高校で合唱好きの同級生・木村仁と出会い、合唱同好会を発足する。秋の文化祭を経て、新たなメンバーを加えパワーアップした同好会だが、折原の住む施設でのクリスマスコンサートで、藤吉と木村の関係を大きく変える出来事が起こる! 工業高校の日常と、歌で人の心が繋がってゆく青春模様、万感の最終巻!
声変わり以降うまくしゃべれなくなってしまった、ぼっちな主人公。 人と会話しなくてすむ仕事に就きたいと、工業高校に入学するが、そこに運命の出会いが待っていた。 それは1人で『合唱部』を作るべく奮闘する、変わり者の同級生。 周囲の生徒から白い目で見られながらも、まったくブレることなく自分を貫きとおすその姿に、主人公は少しずつ心惹かれていく……。 という序盤はかなり王道で、合唱×工業高校というあたりが今までにない世界観で非常に面白い、のだが。 問題は、なぜ運命の相手が美少女ではなく『眼鏡男子』なのかという点である。 その答えは、作中にきっちり描かれている。 工業高校における圧倒的なリアル(女子率の低さ)が……。 とにかくこの作品には女子など不要。 ちゃらちゃら恋愛にかまけず、夢へと爆走するピュアな男子たちの青春物語を期待しつつ、主人公の成長を見守って生きたい。 ※もちろん大野さん的なキャラが登場してくれてもいいと思ry