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2015年の大腸がん告知、抗がん剤治療を経て、人工肛門を造設した漫画家・内田春菊。前作「がんまんが」では人工肛門になるまでがセキララに描かれたが、その後も目まぐるしい日々は続いていた――!? 手術後の体や環境の変化と不安、日常における人工肛門の反応や装具の取り付け方、障害者申請や保険金のシステム、再びの抗がん剤治療などがん治療にまつわるアレコレが重なりつつも、生活を守るため相変わらずの仕事量&免許取得へ慌ただしい毎日。その一方で、子4人も不安を抱え、時には大ゲンカも…。この大腸がんで内田春菊は何が変わり、そして何が変わらなかったのか。病と家族と真正面に向き合った、闘病エッセイの新たなバイブルです。
春菊さんの大腸がんが発覚したきっかけが、糖質制限ダイエットをしたらみるみる痩せたけど便秘がひどくて、不安になって病院に行ったら見つかったということだったので、糖質制限すると便秘になりやすいって聞くし、そのまま思い込んでたら見逃す可能性もあっただろうから、本当に早目に病院に行かれて良かったなと思いました。前書きに「60%以上の人はがんになるし、その半分はとりあえず治る」とあったのがなんだか心強く感じました。2巻からは人工肛門(ストーマ)になってからの生活についてのお話ですが、器具の説明も分かりやすいので人工肛門ってなんだろう?って思ってる人にはオススメです。戸惑いつつも段々と自分の身体の変化を受け入れて、病気以前よりも前向きになられているのがすごいです。長期連載されてるエッセイ漫画「私たちは繁殖している」も大腸がんになったことに触れているのですが、手術当日は平日で子供達は学校だし、5時間もかかるから付き添いを付けず、一人で受けたら病院の人が驚いてた…というエピソードは春菊さんらしいなと思いました。