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中学2年生だった楳図かずおと京都在住の少女マンガ家・水谷武子との共作で、楳図にとってはデビュー作となる単行本。前半と後半を楳図が、中盤を水谷が描いている。楳図と水谷は、「改漫クラブ」というマンガサークルのメンバーで、楳図から共作を依頼したものである。原作はグリム童話の『ヘンゼルとグレーテル』だが、のちのホラーの巨匠・楳図を思い起こさせる翻案が随所に見られる。また、背景の細かな描写など、早熟な天才の並外れた画力には驚かされる。※電子書籍版に『「森の兄妹」「底のない町」読本』は収録されていません。