あらすじ愛した夫の葉一が亡くなって2度目のクリスマスを迎える奈々子。一人ぼっちのイブに耐えられない彼女は友人たちに声をかけるが、全員に断られてしまう。そんな時、ふと実家のことを思い出した菜々子は母に電話をかける。しかし、菜々子を連れての再婚だった母は、厳格な夫と血のつながらないエリート意識の高い息子達に囲まれ、今も自分の立場を守るのに精一杯だった…。連れ子であった菜々子も父と兄達には疎まれていたが、葉一の存在がそのつらさを埋めてくれていた。だが、そんな葉一の不在が、つらい過去を思い起こさせて…。