女がらみの不純な動機で陸上をやめテニスを始めた延久は、挫折した天才少年・留宇衣とペアを組むことに。テニスは素人だが体力バカの延久と、ひよわな天才・留宇衣。対照的な少年たちの出会いが、その後の二人の運命を変えた!コミックス版から大幅に加筆・修正した完全版!
女がらみの不純な動機で陸上をやめテニスを始めた延久は、挫折した天才少年・留宇衣とペアを組むことに。テニスは素人だが体力バカの延久と、ひよわな天才・留宇衣。対照的な少年たちの出会いが、その後の二人の運命を変えた!コミックス版から大幅に加筆・修正した完全版!
ナオミはスペース・テニスプレーヤーとして、家族と一緒に宇宙を旅する少女。「風の女王」サラに憧れ、彼女を目標にしている。優勝すれば、そのサラと対戦できるアストロ・オープンに参加することに。しかし、そんな彼女の前に「闇」の力に操られた選手たちが立ちはだかって……!? 宇宙一のスペース・テニスプレーヤーになるため、今、ナオミの闘いが始まる!! 世界の大坂なおみがMANGAのキャラクターになって登場! 世界のメディアも大注目の話題作!
東京から富士山の見えるとある町に引っ越してきたナナちゃん。くるくる縦ロールのポニーテールがトレードマークの元気な小学三年生。「テニス部の王子様」と称される先輩・近藤明にテニスの才能を見出されたナナちゃんは、明に恋心抱いた事も手伝って、ママにナイショでテニス部に入部を決意する。だけど校長の孫娘で生意気盛りの沢村みすずは、何故かナナちゃんを毛嫌いし、テニスをした事がないナナちゃん相手に試合をするだなんて言い出して…?
【未久(みく)から翔(しょう)へ、届け恋のウイニングボール!】竹原翔はテニスの高校選手権でラインズマンのインチキにより優勝を逃した。彼に片思い中の浅倉未久は心配で、彼の義妹のひろみに様子を聞くが、「あんなやつ、兄とは認めない!」と怒りをぶつけてくるのだ! テニスが結ぶハイティーン・ラブ、第1巻。
紫苑学園の槇さおりは、天才テニスプレーヤー東城博之の娘で、中学生にして、テニス界の期待の星。彼女には、幼少の頃に生き別れたひとつ違いの妹・真琴がいた。父・東城の死によって数年ぶりに対面することになった姉妹だが、皮肉にも、真琴は試合の対戦相手としてコートに現れたのだ!真琴の目は、姉に対する憎しみに燃えていた。
夢はプロのテニスプレーヤー。だって彼と約束したから──! 幼い頃、同じテニススクールに通っていた男の子・要と“次はウィンブルドンで逢おう”と約束をした心侑。練習に励むものの道は遠く険しい…。だけど心侑の才能と根性がついに発揮される時が──!?
愛情を見失う者、支配しようとする者、失いたくなくて縋る者、恋と競技愛が混乱する者……。悩み足掻き、それでもテニスを「愛する」高校生達の、頂点を目指す三年間の物語。 ----- 常に世代のトップを争ってきた、滝田留宇衣と佐世古駿。精神面で佐世古駿に水をあけられ、ジュニア界から脱落した滝田留宇衣は、高校で出会った運動神経の鬼・伊出延久と共に、学生テニスの頂点を目指す。 物語は、この三人に、足の障害でテニスを断念した尚田ひなこを加えた四人が、様々に関わり、響き合う、切迫し熱気を帯びた四重奏の様相を呈する。 物語は、伊出延久の能天気さに覆われた、前向きコメディタッチで進行して行くが、話が進むにつれ四人は様々に、苦しみ崩れてゆく。 闘う動機を試合中に見失い、プロを目指したい気持ちが試合に反映されない滝田留宇衣。 しがらみから逃れる為に、自分のテニスにライバルの滝田と、好意を持つひなこのみを入れて孤立する佐世古駿。 プレイできない代償を、伊出と佐世古の両方を支えることに求め、自分の本心を見失う尚田ひなこ。 そして、常に明るい伊出延久も、テニスをする動機をひなこへの恋に置いてしまい、恋に躓くと立ち止まってしまう。 彼等が等しく見失うのは「テニスへの初期衝動」。この物語は、四人がそれぞれ苦しみながら、最終的に本当の愛と実力を手に入れる「歓喜の歌」なのである。 苦しみが深い分だけ、解放された時の晴れやかさと、きらめきに包まれた彼等の姿に、共に涙するほど心動かされる。 彼らの周りのチームメイト、指導者、ライバル達も、全員が苦しみを抱えており、その物語の解決を、ひとつひとつ丹念に描く。大小様々な物語にじっくり寄り添って、最後に皆で笑いたい、そんな作品だ。 ----- 加えて、作中で「車椅子テニス」をがっちりと取り上げて、困難の中でも、自分の心に真っ直ぐ向き合うことが描かれていて、心温まる。パラリンピック東京大会前に、『ブレードガール 片脚のランナー 』などと併せて読んでおきたい。