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女がらみの不純な動機で陸上をやめテニスを始めた延久は、挫折した天才少年・留宇衣とペアを組むことに。テニスは素人だが体力バカの延久と、ひよわな天才・留宇衣。対照的な少年たちの出会いが、その後の二人の運命を変えた！コミックス版から大幅に加筆・修正した完全版！
手さぐりながら実戦でメキメキ力をつける延久。そして、勝負への執着を取り戻した留宇衣は県大会へのぞむ…！コミックス版から大幅に加筆・修正した完全版！
(第3巻) 関東大会でそれぞれ何かをつかんだ延久と留宇衣。そしてインターハイへ出場した留宇衣だが、思わぬ苦戦が…!?コミックス版から大幅に加筆・修正した完全版！
(第4巻) 関東大会でそれぞれ何かをつかんだ延久と留宇衣。そしてインターハイへ出場した留宇衣だが、思わぬ苦戦が…!?コミックス版から大幅に加筆・修正した完全版！
待ちに待った新人戦。幕ノ鎌高は破竹の快進撃!! 目標にしていた幕張学館の中原・秋庭のペア解消にショックを受けた延久だったが、シングルス県大会では決勝へと進出。ついに留宇衣との対決の時を迎えようとしていた…！コミックス版から大幅に加筆・修正した完全版！
インターハイ予選、地区大会で勢いづいた幕ノ鎌高校は、県大会でも絶好調!! ダブルスの決勝に進出した延久と留宇衣は、1年ぶりに挑む幕張学館の中原・秋庭組との雪辱戦に燃える！ だが、思わぬ幕学ペアの不調に延久は…!?コミックス版から大幅に加筆・修正した完全版！
留宇衣の異父弟で世界屈指のジュニア選手ミレーユが来日。そして関東大会が開幕。ミレーユとの力の差を見て集中力を切らした留宇衣は思わね苦杯を…!? シングルス・ダブルス・団体戦と幕ノ鎌メンバーたちのそれぞれの戦いが始まった！コミックス版から大幅に加筆・修正した完全版！
ついにインターハイが開幕！快進撃を続ける幕ノ鎌は、初出場の団体戦で決勝に進出。関東大会では負けてしまった翔華学園との決勝戦、決着は部長・大河内のシングルスの勝敗に委ねられた…。一方、池田コーチの良からぬ噂が囁かれて…!?コミックス版から大幅に加筆・修正した完全版！
(第9巻) インターハイで見事団体戦に優勝した幕ノ鎌高校。続けて戦いはシングルスに突入する！最終トーナメントに残る、延久、駿、留宇衣たち。準々決勝で延久は堀川学園の強敵・高津平太と対戦するが、高津は腰の痛みを隠していた！コミックス版から大幅に加筆・修正した完全版！
(第10巻) インターハイで見事団体戦に優勝した幕ノ鎌高校。続けて戦いはシングルスに突入する！最終トーナメントに残る、延久、駿、留宇衣たち。準々決勝で延久は堀川学園の強敵・高津平太と対戦するが、高津は腰の痛みを隠していた！コミックス版から大幅に加筆・修正した完全版！
(第11巻) 一年生VS.レギュラーの試合が決定！ 一年マネの氷河は延久を徹底マークし、秘策を練るが…!? いっぽう最後のIH出場を目指す延久は、出場が決まったらひなこに告白しようと決意する☆ そのころプロポーズの返事を保留したままのひなこは、駿からデートに誘われて…!?コミックス版から大幅に加筆・修正した完全版！
(第12巻) 一年生VS.レギュラーの試合が決定！ 一年マネの氷河は延久を徹底マークし、秘策を練るが…!? いっぽう最後のIH出場を目指す延久は、出場が決まったらひなこに告白しようと決意する☆ そのころプロポーズの返事を保留したままのひなこは、駿からデートに誘われて…!?コミックス版から大幅に加筆・修正した完全版！
(第13巻) 未だ不調から抜け出せない留宇衣を案じた池田先生は、留宇衣の父親に会うことを決意する。池田先生を前に父は「留宇衣に欠けた部分」を語り始め…!?コミックス版から大幅に加筆・修正した完全版！
(第14巻) 未だ不調から抜け出せない留宇衣を案じた池田先生は、留宇衣の父親に会うことを決意する。池田先生を前に父は「留宇衣に欠けた部分」を語り始め…!?コミックス版から大幅に加筆・修正した完全版！
(第15巻) 最後のインターハイ。ついに始まった、シングルス戦準決勝。組み合わせは、延久VS.静、留宇衣VS.駿。決勝へと駒を進めるのは……!?コミックス版から大幅に加筆・修正した完全版！
(第16巻) 最後のインターハイ。ついに始まった、シングルス戦準決勝。組み合わせは、延久VS.静、留宇衣VS.駿。決勝へと駒を進めるのは……!?コミックス版から大幅に加筆・修正した完全版！
愛情を見失う者、支配しようとする者、失いたくなくて縋る者、恋と競技愛が混乱する者……。悩み足掻き、それでもテニスを「愛する」高校生達の、頂点を目指す三年間の物語。 ----- 常に世代のトップを争ってきた、滝田留宇衣と佐世古駿。精神面で佐世古駿に水をあけられ、ジュニア界から脱落した滝田留宇衣は、高校で出会った運動神経の鬼・伊出延久と共に、学生テニスの頂点を目指す。 物語は、この三人に、足の障害でテニスを断念した尚田ひなこを加えた四人が、様々に関わり、響き合う、切迫し熱気を帯びた四重奏の様相を呈する。 物語は、伊出延久の能天気さに覆われた、前向きコメディタッチで進行して行くが、話が進むにつれ四人は様々に、苦しみ崩れてゆく。 闘う動機を試合中に見失い、プロを目指したい気持ちが試合に反映されない滝田留宇衣。 しがらみから逃れる為に、自分のテニスにライバルの滝田と、好意を持つひなこのみを入れて孤立する佐世古駿。 プレイできない代償を、伊出と佐世古の両方を支えることに求め、自分の本心を見失う尚田ひなこ。 そして、常に明るい伊出延久も、テニスをする動機をひなこへの恋に置いてしまい、恋に躓くと立ち止まってしまう。 彼等が等しく見失うのは「テニスへの初期衝動」。この物語は、四人がそれぞれ苦しみながら、最終的に本当の愛と実力を手に入れる「歓喜の歌」なのである。 苦しみが深い分だけ、解放された時の晴れやかさと、きらめきに包まれた彼等の姿に、共に涙するほど心動かされる。 彼らの周りのチームメイト、指導者、ライバル達も、全員が苦しみを抱えており、その物語の解決を、ひとつひとつ丹念に描く。大小様々な物語にじっくり寄り添って、最後に皆で笑いたい、そんな作品だ。 ----- 加えて、作中で「車椅子テニス」をがっちりと取り上げて、困難の中でも、自分の心に真っ直ぐ向き合うことが描かれていて、心温まる。パラリンピック東京大会前に、『ブレードガール 片脚のランナー 』などと併せて読んでおきたい。