あらすじほんの少し夢を見せてくれたり、日常を取り戻せたり。出逢いと別れに寄り添ってくれたりもする。それは、カフェ。15編の至福の物語。どんな時でもそっと背中を押してくれる珠玉のショートストーリー。これにて完結。「桜の頃」「未来で逢いましょう」「雨の降る部屋」「アウェイからの帰還」「ないもの探し」「休みたい!」「アディショナル・タイム」「夏祭り」「マイ・スイート・ホーム」「長い遠足」「ミクス・ベンダーの旅」「新・マンガ同好会」「ミルクレープ・アンサンブル」「真昼の夢」「にわか茶番」
コーヒータイムはドラマになりますね。このタイトルと絵柄だとオシャレ漫画かな?と思いがちですが、様々な年齢のキャラクターが持つ悩みは生々しくて人間らしい重さがあります。そこにコーヒーが登場することで場が和んでホッとするんですよね。オムニバスなので毎回シュチュエーションも登場人物も違うんだけど、何度か出てくるキャラクターもいて関係が進んだりして楽しいです。異性だけど気のおけない友人である堀と佐藤がお互いを意識していく過程とか面白かった。恋愛の話もそれ以外も、どこか小説っぽいユーモアがあるので色んな人にオススメ出来るなと思います。電車でこの作品の広告を見かけたのが懐かしい。