あらすじ

江戸中期。徹底的な身分社会が敷かれた時代に、圧倒的な影響力を持つ一人の商人がいた。その男は、類い稀な知を有し、瞬く間に財を成し、自らに歯向かうものを、一人残らず、屍に変えていった。男の名は越後屋善兵衛。悪を喰らう、悪の化身。
お主もワルよのぉ 1巻

江戸中期。絶対身分差の時代に、圧倒的権勢を誇った一人の商人がいた。男の名は越後屋善兵衛――。その多大なる財力で大名にすら取り込んだ男。だがその正体は、武士をも飲み込む圧倒的な“ワル”。悪を越える悪・越後屋の飽くなき野望が燃え上がる。圧巻の成り上がり悪漢記、ここに開幕。

お主もワルよのぉ 2巻

江戸中期。厳然たる階級社会で一人の町人が武士の上に君臨していた。その理由は金。圧倒的財力は身分差を逆転させた。だがもう一つ、最大の理由があった。それは“ワル”――。その底無しの悪辣さが、男を更に成り上げる。男の名は越後屋善兵衛。悪漢の上をゆく、超・悪漢伝説。

お主もワルよのぉ 3巻

江戸中期。徹底的な身分社会が敷かれた時代に、圧倒的な影響力を持つ一人の商人がいた。その男は、類い稀な知を有し、瞬く間に財を成し、自らに歯向かうものを、一人残らず、屍に変えていった。男の名は越後屋善兵衛。悪を喰らう、悪の化身。

お主もワルよのぉ 4巻

江戸中期。身分による絶対的な社会制度が、構築される中、その枠をはるかに超えてしまった男がいた。その男の手にかかれば、大名たちは頭を垂れ、全ての商敵も潰してしまう…。男の名は、越後屋善兵衛。悪の道を突き進んだ男は、伝説となる――。復讐の成り上がり豪商記、ここに、閉幕。