あらすじ

2ヶ月もの間、消息不明の春。もし会えたとしても拒絶されるのが怖くてなかなか行動できない雫だったが、不安な気持ちが募るあまり、一目だけでもいいから無事な姿が見たくて彼を探すことに。そんな雫の様子を遠くから見つめる男がいて…。一方、たった一人で事件の捜査を進める春のもとへ、ある人物から電話が。さらに、雫の会社にも雫宛ての電話がかかってくる。二本の電話をきっかけに、事態は大きく動き始めて――。
性感線 ベッドで友達は男になった 1巻

「服は男が脱がすものだ」ベッドに押し倒され、初めて見る友達の“男”の顔。ただの男と女になるセックスは息も出来ないほどに熱くて…。星野雫は中堅出版社の落ちこぼれ雑誌編集者。一方、高校の時からの友達で社会人になっても月イチでサシ飲みしている雨宮春は大手新聞社の有能な事件記者。13年前「おまえは大事な友達」と春に言われ、好きな気持ちをずっと封印してきた雫。でも30歳になり恋愛も仕事も上手くいかず焦る日々。そんな時、いつもクールでしっかりしている彼の様子が何故かおかしい。突然、熱っぽく彼に手を取られ…その瞬間、雫はもう『友達』ではいられなかった。一線を越えた時、この関係は崩れてしまうのか――?

性感線 ベッドで友達は男になった 2巻

春とはじめて抱き合った夜、雫は部下から頼まれていた仕事をすっぽかしてしまった。自分の行動に社会人失格だと落ち込む雫。だが鏡を覗き、首筋に赤く残ったキスマークを見つけると、身体が熱くなってしまう。しかしあの日、何も言わず部屋を飛び出してしまったため、なんて連絡しようかと悩み、さらに次第に自分の痴態が思い出されると不安が増していき…。そんな中、アキの店にやってきた雫は、思いがけず春が自分を抱いた理由を聞かされる。さらにアキから衝撃の告白が――…。

性感線 ベッドで友達は男になった 3巻

春からの連絡が途絶え自分のせいだと罪悪感に苦しむ雫は、アキに誘われ2人でバーへ。そこで突然「俺と付き合え」と告白される。驚き戸惑い逃げるように帰宅を急ごうとするが、追ってきたアキに――。一方、春は上司に反発し1人で事件を追うことに。中傷され、家族もバラバラになった10代のころの孤独を思い出す。しかし、高校で出会いそれからいつも一番近くにいた“唯一の友達”と会いたい衝動に駆られる春。事件を追って雫の会社のすぐ近くまで来るが、思いもよらない形で2人は再会してしまい――!?

性感線 ベッドで友達は男になった 4巻

ベッドの上で再び友達の境界線を超えてしまった雫と春。今までのように『友達』でいなくてはならない日常の中で春への想いが増していく雫は、自分がわからなくなっていく。会いたくてたまらないのに、「会えば抱くぞ、俺は」春からのあの言葉が胸の中で苦しくモヤモヤとしてしまい、嬉しいはずの誘いの連絡にも、どう返事をしていいか戸惑ってしまう。そんな雫宛に会社には無言電話が何度もかかってくるようになる。まさか…と思いつつも雫はアキに電話を――。一方、春には元妻・遥香が泣きながら電話をしてきて。

性感線 ベッドで友達は男になった 5巻

雫と春の前に突然現れた女性は、なんと春の元妻・遥香だった。春が雫と会う約束を守れなかったのは遥香と会っていたからだと知り、別れたはずの二人が今も繋がっていることにショックを受ける雫。一方で春は、雫という”女”の存在に傷ついたと涙を流す遥香を見て過去のトラウマが思い出されてしまい…。翌日、気持ちの整理がつかないままの雫に差出人不明の小包が届く。そしてその夜、雫の携帯に電話がかかってきて――。

性感線 ベッドで友達は男になった 6巻

雫がアキからの突然の電話を受けて向かった病院には、なぜか春の元妻である遥香の姿が。一緒にいる男性の正体はまさか――。混乱したままアキの病室に向かう雫だったが、そこで初めて明かされたアキと春の過去。さらに衝撃的な事実を聞かされ…。「おまえが一番守りたいのは、春を好きな自分の気持ちじゃねえのか」アキの言葉が胸に突き刺さり、春と向き合う覚悟を決める雫。そして、思い出のあの場所へ向かった――。

性感線 ベッドで友達は男になった 7巻

高校時代の思い出の場所から帰路につく雫と春。気まずい空気が流れ、明らかにおかしい春の態度に不安を覚える雫だったが、突然「もうおまえとは会わない」と衝撃的な言葉をつきつけられ…。一方的に終止符を打とうとする春に対し、どうしても受け入れられない雫は「会えば抱くって言ったよね」と――。ホテルの一室、いつも以上に激しい春の熱に快感を抑えられない雫。ずっとこの時間が続けばいいのに、終わりの時は近付いていて…。

性感線 ベッドで友達は男になった 8巻

2ヶ月もの間、消息不明の春。もし会えたとしても拒絶されるのが怖くてなかなか行動できない雫だったが、不安な気持ちが募るあまり、一目だけでもいいから無事な姿が見たくて彼を探すことに。そんな雫の様子を遠くから見つめる男がいて…。一方、たった一人で事件の捜査を進める春のもとへ、ある人物から電話が。さらに、雫の会社にも雫宛ての電話がかかってくる。二本の電話をきっかけに、事態は大きく動き始めて――。

性感線 ベッドで友達は男になった 9巻

昨夜救急車で運び込まれた急患が重篤だと聞いた入院中のアキは、なぜか嫌な胸騒ぎが収まらず、気になって様子を見に行くことに。自分の病室を抜け出してICUへ向かうと、そこには医者とモメている遥香の姿が。さらにアキは信じられない会話を聞いてしまい――。一方で雫は、なかなか出社してこないことを心配して家まで来てくれた熊田に助けられて病院へ。そして春が周囲との関係を断ち切った真意に気付くと、いてもたってもいられなくなり…。

性感線 ベッドで友達は男になった 10巻

春の意識が戻って以来、彼と同じ病院にいるアキから近況報告メールで様子を教えてもらいつつ、二人の回復を祈る日々を過ごす雫。一方で、話せるようになった春の病室には事件について容赦ない質問攻めをしてくる警察の姿が。さらに衝撃的な“嘘”から始まった春と遥香の結婚の真相が明らかになり…。そしてある日、病院に行こうとする雫にアキの携帯から突然メールではなく電話がかかってくる。その内容は思いもよらないもので――。

性感線 ベッドで友達は男になった 11巻

アキを失った悲しみを一緒に乗り越え、春との絆が強くなったと感じる雫。お葬式の後、必ず連絡すると約束してくれた彼の言葉を信じて待ち続けていたある日、雫の前に突然遥香が現れて!? 以前と少し雰囲気が変わった彼女に思いもよらない言葉を聞かされ…。そして、雫と春の想いは徐々にシンクロし始める――。13年間ずっと“友達”を貫いてきた二人を待ち受ける結末とは――純愛ラブストーリー、感動のクライマックス!!