舞台は、ダニーが勤める刑務所。そこに、ある日ひとりの男が現れる。「あんたは、空虚な目をしているな。これは、天啓だと思って聞くんだ。俺がなぜ満たされたか。それは…――“神父様”に出会ったからだ。」と。
神父の誘いに乗ることにしたダニーは、自分以外の“天使”候補を探し始める。そこで出会ったのは怪しげな双子の家具屋。彼らの店の家具は“身近だが、家具の素材であってはいけないもの”で作られていて…。
神父グレイのもとに集うダニー、キャシー、シン。地下ビルの計画を進める彼らのもとに「アイボールキラー」と名付けられた連続殺人鬼が現れたニュースが舞い込んできて――。
遂に地下ビルが完成し、それぞれのフロアを与えられた「天使」たち。そして遂にザックと接触するも、「天使」たちとは敵対して――。
遂に地下ビルが完成し、それぞれのフロアを与えられた「天使」たち。そこに訪れたのはグレイの過去を知る老女、そして彼女の「悪魔」で――。
グレイの地下ビルにザックも合流し、遂にすべての階に「天使」が配置される。しかしザックは他の「天使」へも牙を剥いて…!? 『殺戮の天使』前日譚、待望の第6巻!
そして、「物語」が始まる――。地下ビルにダニーが引き入れた少女、レイチェル。彼女の登場で、ビルの計画は予想だにしない方向へ向かってゆく。「始まり」に至る『殺戮の天使』前日譚、最終巻!