あらすじ

脳の中にいる“亡霊”よ、おまえは誰だ!? 強盗に頭を撃たれた成瀬純一は、脳移植手術により奇跡の生還を果たす。だが彼の頭の中には、もう1人の自分が…!! 東野圭吾原作による脳移植ミステリー。関谷時雄に関する真実を知った純一は、さらに自分に移植された脳の隠された事実を追いはじめた。堂本、若生、自分を撃った犯人・京極瞬介の双子の妹である亮子らを訪ね歩いた純一は、さらなる驚愕の真実にいきあたる。絶望的な気分の中で、純一はいろいろと力になってくれた直子と恋に落ちるが…。自分の性格が、ドナーである関谷時雄のものに近づいていくことに恐怖を感じる純一。恵を愛する気持ちさえ失いはじめた彼は、時雄の父・明夫にもう一度会って、時雄のことをもっと詳しく教えてもらおうとする。明夫が経営する喫茶店「赤煉瓦」に出向いた純一は、そこで明夫と店員の男性と会った。そこで彼らは純一に衝撃的な事実を告げる(第21話)。
HEADS(ヘッズ) 1巻

脳の中にいる“亡霊”よ、おまえは誰だ!? 強盗に頭を撃たれた成瀬純一は、脳移植手術により奇跡の生還を果たす。だが彼の頭の中には、もう1人の自分が…!! 東野圭吾原作による脳移植ミステリー。純一は事件のショックで記憶を失っていたが、徐々に回復していく。ある日、彼は病院でガラスケースに収められた「ホストJN」「ドナーNo.2」と書かれた二つの脳を見つけた。それは拳銃で撃たれた時に破壊された純一の脳片と、それを補うために提供されたドナーの残りの脳片だった。純一は、一億分の一の成功率とされる脳の移植手術を受け、奇跡的に成功していたのである。恵との幸せな日々も取り戻し、純一の生活は事件前と変わらぬものとなった。だが彼の中には小さな変化が起きていた。そしてその違和感は、徐々に大きくなっていく…。作家・東野圭吾の小説「変身」を劇画化したミステリーコミックの第1集。成瀬純一は、22歳の平凡なエンジニア。彼は恋人・恵と一緒に住む部屋を探すため、不動産屋に来ていた。だがこのとき偶然、店に強盗が現れた! そして強盗は、外に逃げようとした子供に拳銃を向ける。純一は子供を救おうとして、自分が代わりに頭を撃たれてしまう。1か月後、純一は病院のベッドの上で意識を取り戻した。最新の医療技術により、純一は一命を取り留めたのだが…(第1話)。

HEADS(ヘッズ)(2)

脳の中にいる“亡霊”よ、おまえは誰だ!? 強盗に頭を撃たれた成瀬純一は、脳移植手術により奇跡の生還を果たす。だが彼の頭の中には、もう1人の自分が…!! 東野圭吾原作による脳移植ミステリー。職場に復帰した純一は、同僚が驚くほど以前より積極的に仕事をこなすようになっていた。だが同時に彼は、職場の環境や、同僚の仕事に対する姿勢に物足りなさを感じるようになっていく。そして遂には、仕事に関する言い争いの末、無意識のうちに先輩の酒井を半殺しの目に合わせてしまった。純一に脳を提供した関谷時雄の父・明夫によれば、時雄はひどく凶暴な性格だったという。その時雄の性格が、純一の脳の中で目覚めてしまったのだろうか…? 今まで気にならなかった隣の部屋の物音が妙に癇(かん)にさわり、純一は壁に向かってグラスを投げつけてしまった。ずっと気弱でおとなしい性格だった自分が取った思いがけない行動。自分で自分をコントロールできないことに恐怖を感じた純一は、翌日病院へ行き堂本を訪ねる。堂本は一過性の現象に過ぎず、心配することはないと言うのだが…(第10話)。

HEADS(ヘッズ)(3)

脳の中にいる“亡霊”よ、おまえは誰だ!? 強盗に頭を撃たれた成瀬純一は、脳移植手術により奇跡の生還を果たす。だが彼の頭の中には、もう1人の自分が…!! 東野圭吾原作による脳移植ミステリー。関谷時雄に関する真実を知った純一は、さらに自分に移植された脳の隠された事実を追いはじめた。堂本、若生、自分を撃った犯人・京極瞬介の双子の妹である亮子らを訪ね歩いた純一は、さらなる驚愕の真実にいきあたる。絶望的な気分の中で、純一はいろいろと力になってくれた直子と恋に落ちるが…。自分の性格が、ドナーである関谷時雄のものに近づいていくことに恐怖を感じる純一。恵を愛する気持ちさえ失いはじめた彼は、時雄の父・明夫にもう一度会って、時雄のことをもっと詳しく教えてもらおうとする。明夫が経営する喫茶店「赤煉瓦」に出向いた純一は、そこで明夫と店員の男性と会った。そこで彼らは純一に衝撃的な事実を告げる(第21話)。

HEADS(ヘッズ)(4)

脳の中にいる“亡霊”よ、おまえは誰だ!? 強盗に頭を撃たれた成瀬純一は、脳移植手術により奇跡の生還を果たす。だが彼の頭の中には、もう1人の自分が…!! 東野圭吾原作による脳移植ミステリー。純一は拉致監禁されたビルで若生らに焼き殺されそうになったが、なんとかその場を脱出。すべてに絶望した純一は自殺を試みるが、意識の下の京極に引き止められる。そして京極の意思に従い、そもそもの発端となる事件が起きた不動産店へ。そこで迎える衝撃のクライマックスは…? 橘直子の死体が発見され、警察は姿を消した純一の周辺の捜査を開始。その頃、純一は恵が借りたウィークリーマンションに身を潜めていた。京極の脳に支配され、どんどん薄れていく自分をなんとか取り戻そうと、必死で絵に取り組んでいたのだ。だがなかなか上手く描けないことにイラだった純一は、恵にさえ殺意を抱いてしまう。一方この事件を闇に葬りたい東和大学付属病院側は、事件の偽装工作を画策。“プロ”を使って純一を拉致する(第32話)。