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“大学近いから”…それだけの理由で後輩・柳のアパートを第二の家にしていた武井は、お礼代わりに遅刻魔の柳を叩き起こし、飯を食わせ、大学に送り出す役目を買って出ていた。友人たちは自分と柳の関係性を変だというし「柳がお前を好きすぎるんだよ」なんて言ってくる。確かに懐かれている自覚はあった。ただ、それに優越感を感じることなく、そんなもんかと流していた。しかし、武井の態度は柳の感情に変化を与えていて…。
大学に近いという理由で後輩・柳のアパートを第二の家にしていた武井は、お礼代わりに遅刻魔の柳を叩き起こし、飯を食わせ、大学に送り出す役目を買って出ていた。しかし、柳から自分に対する特別で性的な感情を打ち明けられてから、どうにもぎこちない。久しぶりに帰った実家のベッドはなんだか広くて、物足りない上に、あの日の柳の傷ついたような顔が頭から離れずにいた。
大学の後輩・柳の気持ちに応える気がないのなら距離を置けという友人からの苦言を受け止め、疎遠になっていた武井。しかし、柳からの久しぶりの誘いにまんまと乗ってしまい、二人で鍋を囲むことに…。自分なりに考え、柳と同じ気持ちに追いつく努力をすることにした武井は、改めて“恋人”について考え始める。キスはした、じゃあ、その次は…？ 想像もし得なかった未知の領域を前に、武井が出した結論とは。
大学の後輩・柳から告白をされるまでは想像もしていなかった「男同士のセックス」。柳と同じ気持ちに追いつく努力をすると決めた武井だが、ゲイビや雑誌ではよくわからないし尻込みをしてしまう。ただ、柳が自分以外に関心を持つとなんだかモヤモヤしてしまうし、一番じゃないと気が済まない。これってもしかして、お前とおんなじなのかな…？ 大学生同士のじれったいワンルームラブ、最終回！
