あらすじラインヴァン王国西部の辺境の街マヌーリン――。カスール家の次女パシフィカは自らが〈聖グレンデルの託宣〉で「世界を滅ぼす猛毒」と断じられ、抹殺されたはずの姫君〈廃棄王女〉であると知ってしまう。一方、兄のシャノンと姉のラクウェルは領主・フランキ伯から父の死が他殺であったと知らされる。教会学校から早退したパシフィカに父を手に掛けた暗殺者たちが迫る!