あらすじ

拝火教の大聖人、カッサパ仙人の帰依を得て、一千人の一大教団にふくれあがったブッダの信徒たち!修行の場所を求めてマガダ国王のもとへと向かったブッダは、宮殿での意外な事件にまきこまれる……。好評の第11巻!
ブッダ(1)

いまから三千五百年ほども昔、インダス川のほとりにアリアン人と呼ばれる種族が、遠く北方の地から移り住み、しだいにその版図を広げていった……。壮大なテーマに挑戦して、巨匠が描く釈尊の生涯!!ブッダ第1巻!

ブッダ(2)

奴隷の出自を隠して権力の座にはいあがったチャプラだったが、みずから選んだ力の論理が、彼の人生を微妙に狂わせていく。一方、カピラバストウの国では、待望の王子が誕生して……。巨匠が描く釈尊の生涯、第2巻!

ブッダ(3)

小国カピラバストウの王子として成長せたシッダルタは、しだいにその非凡な才能を明らかにしていく。ある日、ひそかに王宮をぬけだした彼は、はじめて見る外の世界で民衆の苦しい生活のありさまを知るのだった……。

ブッダ(4)

王族の娘ヤショダラ姫を妃に迎えた後も、シッダルタの胸には愛しいミゲーラへの想いが消えない……。王宮での虚飾の生活に疲れたシッダルタは、ついに出家の道を歩むことを決意するのだが……。大河ドラマ第4弾!

ブッダ(5)

ロンボツリ川のほとりで捕えられた狼少年。人間の言葉を知らず、けもののようにふるまうその少年こそ、あのバンダカの遺児、ダイバダッタの成長した姿だった!!初めて暮らす人間の社会で、少年が見たものは……!?

ブッダ(6)

突然、予知の能力を発揮しはじめたアッサジ。つむじ風の到来や疫病を予言したばかりでなく、あろうことかマガダ国の国王、ビンビサーラの死期までもいいあててしまった……。巨匠が描く釈尊の生涯、第6巻堂々刊行!

ブッダ(7)

大国、コーサラ国の王を父とし、奴隷の娘を母として生まれたビドーダバ王子。成長して少年となった彼は、ある日学友から自分の出生の秘密を知らされるのだが……。いよいよ佳境を迎える大河ロマンシリーズ、第7巻!

ブッダ(8)

腕自慢の剣士たちで賑わうマガダ国の都。その中に一人、ひときわ目だつりりしい青年の姿があった。まずしい身なりの中にも、どこか気品をたたえたその青年こそ、あのダイバダッタの成長した姿だった!!好評の第8巻!

ブッダ(9)

悟達の境地へと進んだブッダの前に、先輩バラモンたちの無理解の壁は厚い……。異端の徒、背教者の烙印を押されたブッダのとるべき道は!?はてしなき仏道を求めて歩む釈尊の姿。仏教の黎明期を伝える感動の第9巻!

ブッダ(10)

悪魔の化身たるヘビの精霊は、青年アナンダを操ってブッダの命をねらいはじめた……。拝火教の聖人、カッサパ仙人も加わって、物語はいっそう緊迫への傾斜を増していく!!壮大なテーマに挑戦して巨匠が描く釈尊の生涯!

ブッダ(11)

拝火教の大聖人、カッサパ仙人の帰依を得て、一千人の一大教団にふくれあがったブッダの信徒たち!修行の場所を求めてマガダ国王のもとへと向かったブッダは、宮殿での意外な事件にまきこまれる……。好評の第11巻!

ブッダ(12)

修行の地、竹林精舎の森を離れて、コーサラ国への長い巡礼の旅に出たブッダとアナンダ。苦難の旅の果てにたどりついたコーサラ国の都で、ブッダたちを待っていたものは……!?好評の大河ドラマシリーズ、堂々第12弾!

ブッダ(13)

祖国、カピラバストウの地に立ち寄ったブッダたち一行は、強国コーサラの支配にあえぐシャカ族の人々から、撫安の説法を請われる。これを機会に弾圧を強めようとするコーサラ軍と、ブッダのあいだに一触即発の危機が!?

ブッダ(14)

「我、今より涅槃にはいる――。」大勢の人々の心に多くの希望を与えて、ブッダはその偉大な生涯を終えた。十二年の長きにわたってかきつづられた感動の大河ドラマが、ここに大団円を迎える!!ブッダ全14巻、堂々完結。