あらすじ

鬼山元大尉の元へ、ニューギニヤのカイルリ島から、使いが来た。40年前の戦争の慰霊碑を建てたいということで、現地へ向かった彼に思いもよらぬ運命が待ち受けていた…「ろくろ首」。平凡なサラリーマンだった山田。喫茶店で幸福を売る男に出会う。彼の幸福は「結婚」と言われたが、相手の女性は夢の中にいると言う…「寝肥り」。水木博士が解き明かす幸福と妖怪の正体!!
妖怪博士の朝食 1巻

人間は生まれた時から「電車」に乗っている。「死」とは、「無」ではなく、本当は「下車」なのだ。すなわちただ一時電車を降りるだけなのだ…「不思議電車」。「幸福博士」山田先生のところへ、昔の同級生の幸福状況について、相談が舞い込む。座敷牢の中に閉じ込められ、仕事をし続ける彼を解放するには…!?「天使病」。妖怪博士・水木しげるの幸福をテーマにした傑作シリーズ!!

妖怪博士の朝食 2巻

水木センセイがトンガ旅行で買って帰ってきた魂の入った像「タベルちゃん」。それを持って帰ったらますます食欲が出て、しまいには太っている人を見ると食べたくなる程の食欲…!「タベルちゃん」。五十を過ぎて職を失った山田。残された人生をアクセク働くのはゴメンだ、山の中に住み働かずして食う事を実践するが…!?「我が方丈記」他、水木センセイが幸福を追求した短編集!!

妖怪博士の朝食 3巻

鬼山元大尉の元へ、ニューギニヤのカイルリ島から、使いが来た。40年前の戦争の慰霊碑を建てたいということで、現地へ向かった彼に思いもよらぬ運命が待ち受けていた…「ろくろ首」。平凡なサラリーマンだった山田。喫茶店で幸福を売る男に出会う。彼の幸福は「結婚」と言われたが、相手の女性は夢の中にいると言う…「寝肥り」。水木博士が解き明かす幸福と妖怪の正体!!

妖怪博士の朝食 4巻

金貸しの横井屋は、もうかって仕方がない。横井屋助兵衛は、黄金の日々というか、願いはすべて叶う、過剰幸福といったところ。ところが、新しい使用人の蛇助が来ると…「ぬらりひょん」。あそこから血を吸うスケベな妖怪に、美人が次々に狙われた。近頃町を騒がしている妖怪を召し捕った者に賞金が一千両出ると聞いて…「ぬけ首入道」。水木センセイの幸福研究はまだまだ続く!!